【A+ランク】山根木材で家を建てる!FP兼宅建士の評価と198人の評判・坪単価

住宅メーカー

広島で110年以上の歴史を持つ山根木材は、木材メーカーとしての強みを活かした注文住宅づくりで注目を集めています。自社で木材を仕入れ、乾燥・加工まで一貫して行うことで実現する高品質な住まいは、多くの方から支持されています。

しかし、

  • 「実際の坪単価はどのくらいなのか」
  • 「本当に満足できる家づくりができるのか」
  • 「住み心地はどうなのか」

など、気になる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、FP兼宅建士の視点から、山根木材の注文住宅の特徴や価格帯、メリット・デメリットを徹底的に分析します。これから家づくりを検討される方にとって、後悔しない選択をするための参考になれば幸いです。

\家づくりで後悔しないための最初のステップ/

また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。

1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。

誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。

しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。

住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。

「とりあえず行ってみよう!」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。

しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか?

もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。

焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。

マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。

「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。

しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。

数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。

①SUUMO

不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。

②HOME4U家づくりのとびら

NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。

③LIFULL HOME’S

東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。

これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。

3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、

がおすすめです。

さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。

「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。

多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。

後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。

  • SUUMO…工務店のカタログ中心
  • 家づくりのとびら…ハウスメーカーのカタログ中心
  • LIFULL HOME’S…ローコスト住宅のカタログ中心


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それでは解説をしていきます。

  1. 評判悪い?やばい?山根木材の口コミ・評判を徹底調査
  2. FP兼宅建士が教える失敗しない!山根木材で家を建てる方法
    1. 広島県産ヒノキ・スギを自社で乾燥加工する「木材メーカー起点の家づくり」
    2. 耐震等級3+許容応力度計算を軸に、見えない安心を固める
    3. 断熱等級5・UA値0.5目安+長期優良住宅標準で「資産性」を作りやすい
    4. MasterPieceの完全自由設計と「一級建築士ヒアリング」で提案の深さを出せる
    5. MYCRAFTのWEBプランニングと「Su・Ko・to」「ちいさな家」で選び方を整理しやすい
  3. 山根木材の坪単価は約55万~85万円!
    1. 商品ラインナップ別の坪単価
    2. 実際の建築費用の目安
    3. 標準仕様の充実度
    4. 山根木材と有名ハウスメーカー坪単価比較表
  4. 山根木材のメリット・デメリット
    1. メリット
      1. 1.標準仕様での高い基本性能
      2. 2.広島の風土に合った「広島県産材」へのこだわり
      3. 3.多彩な商品ラインナップと柔軟な提案
      4. 4.トータルコーディネートの充実
    2. デメリット
      1. 1.初期投資(価格帯)の高さ
      2. 2.プランによる性能の差異
      3. 3.自然素材(無垢材)のメンテナンス
      4. 4.対応・提案力のばらつき
      5. 5.施工エリアの限定
  5. 山根木材の商品ラインナップ
    1. MasterPiece(マスターピース)
    2. MYCRAFT(マイクラフト)
    3. 山根木材の平屋
    4. 山根木材のちいさな家
    5. 共通の特徴
  6. 山根木材のQ&A
    1. Q. 展示場やモデルハウスはどこにありますか?
    2. Q. 値引きは可能ですか?
    3. Q. 建売や分譲住宅も扱っていますか?
    4. Q. リフォームも依頼できますか?
  7. まとめ

評判悪い?やばい?山根木材の口コミ・評判を徹底調査

ネット上で見受けられる「山根木材 評判悪い」や「山根木材 やばい」という評判は真実なのでしょうか。

家を建てる完全ガイドでは今回198人の評判を徹底的に調査してみました。

玄関を開けた瞬間に広がる天然木の香りに、仕事帰りの疲れが毎日リセットされています。広島県産のヒノキを贅沢に使った無垢の床は、素足で歩くと驚くほど心地よく、自然の温もりを肌で感じられます遊びに来た友人も「木の香りが違う!」と驚いてくれるほどで、この家を建てて本当に良かったと感謝しています。

以前住んでいた賃貸住宅とは比べものにならないほど、冬の家の中が温かいことに驚いています。ZEH基準を超える高い断熱性能のおかげで、暖房をほとんど使わなくても家中が一定の温度に保たれています。床が冷たくないので、冬でも子供が裸足で寝転がって遊んでいて性能の重要性を実感しました

全棟で緻密な構造計算が行われていると聞き、見えない部分の品質の高さに信頼を置いています。実際に住んでみて、台風や強い揺れを感じた際も建物がどっしりと構えている安心感があり、精神的なゆとりが生まれました

12坪というコンパクトな広さながら天井が高く開放感があり、上質な自然素材に包まれる毎日は格別です。住宅ローンの負担を抑えた分、趣味の旅行や庭づくりに資金を充てられるようになって毎日を楽しめているのは嬉しい点です。小さくても本物の木の温もりと性能の高さは健在です。

私の実家も山根木材で建てており、その住み心地の良さと長年のアフターケアを間近で見てきたため、迷わずお願いしました。担当者の方々が非常にアットホームで、何でも気軽に相談できる雰囲気だったことも家づくりが楽しく進んだ理由です。長期優良住宅が標準仕様なので、将来子供たちにこの家を引き継ぐときも自信を持って手渡せると思っています。

参考:Googleマップ

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FP兼宅建士が教える失敗しない!山根木材で家を建てる方法

山根木材で家づくりを検討している方へ、FP宅建士の視点から“失敗しない進め方”を解説します。

山根木材は、広島で長年の実績を持ち、自社で木材の仕入れから乾燥・加工まで一貫して行うことで、天然木の質感と住宅性能を両立した住まいを提案する住宅会社です。

そのため「広島県産材を活かした素材品質」「耐震等級3+構造計算など標準性能の高さ」に強みがある一方、(商品ごとの価格帯差・自然素材のメンテ・付帯工事費の出方)を見極めるのがコツ。まずは全体像と評価を押さえましょう。

FP宅建士の筆者による山根木材の全体評価はこちら!

項目 詳細
総合評価 A+ランク
4.6
耐震性 4.7
断熱性・気密性 4.4
間取りの自由度 4.4
コストパフォーマンス 4.2
アフターサービス 4.3
会社の信頼度 4.6

広島県産材の香りと温もりを活かしつつ、耐震等級3や断熱等級5など“標準で安心を積み上げる”住まいが魅力です。

そのため素材と性能の満足度が高い一方で、商品(自由設計/規格/小さな家)による予算差、無垢材の傷や経年変化、付帯工事・外構で総額が動く点は事前に整理が必要です。

そこで、山根木材での家づくりを成功させるために、押さえておきたい特徴を5つに整理しました。

広島県産ヒノキ・スギを自社で乾燥加工する「木材メーカー起点の家づくり」

仕入れた木材を乾燥・加工まで一貫して管理し、床や空間に入った瞬間の木の香りや肌触りまで含めて“素材の品質”を出しやすいのが強みです。地元材を活かすことで、広島の気候風土に合わせた木の選定・扱いがしやすく、自然素材の満足度を上げやすい設計思想です。

向いている人:木の香りや無垢の床の心地よさを暮らしの中心に置きたい人/素材の由来や品質管理まで納得して選びたい人。

注意点+契約前の確認:無垢材の傷・反り・色味変化は起こり得るため、補修やメンテの考え方と保証範囲を書面で確認しましょう。

耐震等級3+許容応力度計算を軸に、見えない安心を固める

最高等級の耐震等級3を前提に、許容応力度計算で構造を詰める考え方が特徴です。台風や揺れのときに“どっしり感”を感じやすいのは、設計段階での検証を重ねているからこそで、住んでからの精神的な安心に直結しやすくなります。

向いている人:耐震を体感やイメージではなく、根拠で確かめたい人/家族の安心を最優先にしつつ木の家に住みたい人。

注意点+契約前の確認:耐震等級3の証明方法(評価書の有無、計算書の提示範囲)と、間取り変更時の等級維持を契約図書で確認してください。

断熱等級5・UA値0.5目安+長期優良住宅標準で「資産性」を作りやすい

断熱等級5とUA値0.5目安でZEH基準を見据えた温熱性能を標準側に置き、さらに長期優良住宅仕様を基本としているのが特徴です。冬の床の冷たさを抑え、暖房依存を減らしやすいだけでなく、将来の住み継ぎやすさ・評価のされやすさにもつながります。

向いている人:冬の快適性と光熱費のバランスを重視する人/将来子どもに引き継ぐことまで考えて“長く価値が残る家”にしたい人。

注意点+契約前の確認:窓仕様や換気計画で体感が変わるため、標準の断熱・サッシ仕様がプランで変わらないかを仕様書で固定しましょう。

MasterPieceの完全自由設計と「一級建築士ヒアリング」で提案の深さを出せる

フルオーダーでゼロから組み立てる住まいは、動線・採光・素材の見せ方まで、暮らしの癖に合わせた最適化がしやすいのが特徴です。意匠だけでなく、構造や断熱の設計も同時に詰めやすいので、デザインと性能を両立したい場合に強みが出ます。

向いている人:間取りや素材の見せ方にこだわりがあり、提案で上手にまとめてほしい人/土地条件が難しく、設計力で解決したい人。

注意点+契約前の確認:要望を入れるほど総額が動くため、優先順位(性能・素材・設備・外構)を決め、見積の増額ルールを明確にしておきましょう。

MYCRAFTのWEBプランニングと「Su・Ko・to」「ちいさな家」で選び方を整理しやすい

最新のセミオーダーで、間取りをベースにWEB上でプランニングしやすく、着工までの時間短縮とコスト調整を両立しやすいのが特徴です。さらに、シンプル規格の「Su・Ko・to」や、12坪平屋中心の「ちいさな家」など、暮らし方と予算に合わせて“器のサイズ”を選びやすいラインナップになっています。

向いている人:打ち合わせ時間を抑えつつ、品質は妥協したくない人/コンパクトでも上質な木の暮らしを実現したい人。

注意点+契約前の確認:規格・セミオーダーは変更できる範囲が鍵になるため、変更可否と追加費用(窓・収納・設備・外観)を契約前に書面で確認しましょう。

山根木材の坪単価は約55万~85万円!

山根木材は広島県を中心に110年以上の歴史を持つ老舗の住宅会社です。地域の木材を活かした高品質な家づくりで知られており、坪単価は商品ラインナップによって幅がありますが、おおよそ55万円から85万円が目安となります。

実際の建築実例から算出すると、坪単価の平均は約67万円程度で、広島の木造住宅市場においてはミドルコスト帯に位置する価格帯です。ローコスト住宅と比べると高めに感じられるかもしれませんが、標準仕様での性能の高さを考慮すれば、コストパフォーマンスに優れた価格設定といえるでしょう。

商品ラインナップ別の坪単価

山根木材では、完全自由設計からコストを抑えた規格住宅まで、幅広い商品を展開しています。それぞれの坪単価と特徴を見ていきましょう。

MasterPiece(マスターピース):坪単価64万円~85万円

完全自由設計のフルオーダー住宅です。一級建築士が直接ヒアリングを行い、間取りやデザインを一から作り上げていきます。参考本体価格は35坪想定で2,240万円からとなっており、こだわりの内装材や設備仕様を選択することで上位価格帯になります。意匠性と機能性の両立を追求でき、構造計算から断熱設計まで個別に対応してもらえる点が特徴です。

MYCRAFT(マイクラフト):坪単価60万円~75万円

2024年11月に誕生した最新のセミオーダー型規格住宅ブランドです。建物価格は1,980万円からと手頃な設定で、一級建築士が監修した間取りをベースにWEB上でプランニングできるシステムを採用しています。プラン作成から着工までの期間を約2ヶ月短縮することで、工期短縮とコスト抑制を両立させています。全棟長期優良住宅仕様を標準としており、性能面でも妥協はありません。

規格住宅「Su」「Ko」「to」:坪単価55万円~60万円

シンプルさを追求した規格住宅シリーズです。本体価格の目安は1,650万円から1,760万円程度で、よりコストを抑えて山根木材の品質を手に入れたい方に適しています。3つのスタイルから選べるセミオーダータイプで、長期優良住宅に標準対応しています。

山根木材のちいさな家:建物価格800万円~

単身・二人世帯向けの12坪平屋建てを中心としたコンパクト住宅です。2017年度グッドデザイン賞を受賞しており、自然素材を活かした「ちいさくて美しい暮らし」を提案しています。

実際の建築費用の目安

坪単価だけでは実際にかかる費用の全体像が見えにくいため、35坪程度の住宅を建てる場合の総額目安も確認しておきましょう。

MYCRAFTの場合、建物本体価格が2,100万円から2,600万円程度、これに付帯工事費や諸費用が500万円から700万円程度かかるため、総額では2,600万円から3,300万円程度が目安となります。

MasterPieceの場合は、建物本体価格が2,240万円から2,900万円程度、付帯工事費や諸費用が600万円から800万円程度かかるため、総額では2,840万円から3,700万円程度となります。

付帯工事には外構工事、地盤改良、水道・ガスの引き込み工事などが含まれ、土地の条件によって大きく変動することに注意が必要です。

標準仕様の充実度

山根木材の価格を評価する際に重要なのが、標準仕様の充実度です。商品ラインナップごとに仕様の考え方が整理されており、耐震・断熱・長期優良住宅などを軸にした住まいづくりが紹介されています。

耐震性能については、耐震等級3(最高等級)を全棟で実現しており、さらに許容応力度計算による構造計算も実施しています。断熱性能は断熱等級5をクリアし、UA値0.5を標準としており、ZEH基準を満たす高い性能を確保しています。また、全棟で長期優良住宅仕様に適合しているため、資産価値の維持にもつながります。

構造材には広島県産のヒノキやスギを使用しており、地域の風土に適した耐久性を確保している点も特徴です。自社にプレカット工場を持つことで、部材の精度管理まで徹底しています。

このように、山根木材の注文住宅は本体価格2,000万円から2,500万円前後(坪単価60万円から75万円程度)で検討を始めるのが現実的といえます。大手ハウスメーカーほどの高額ではありませんが、地元の木材と高い住宅性能を兼ね備えた「安心への投資」として評価されている会社です。

山根木材と有名ハウスメーカー坪単価比較表

それでは、山根木材の価格帯は他のハウスメーカーと比較するとどの辺りに位置するのでしょうか。表にまとめましたので、参考にしてください。

ハウスメーカー名 坪単価(万円) 特徴
山根木材 55~85 広島県産材・無垢材へのこだわり、一級建築士による直接ヒアリング
アイデザインホーム 60~75 断熱等級6、全棟気密測定が標準仕様
マエダハウジング 50~85 リフォーム主軸、四層断熱などが充実
タマホーム 71~ 大手の安心感、長期優良住宅・断熱等級5が標準
クレバリーホーム 70~90 外壁総タイルが標準、耐久性とメンテナンス性が高い
一条工務店 75~100 断熱性能トップクラス、全館床暖房などが人気
ウィザースホーム 90~ 外壁タイルが標準装備のセミオーダー・規格住宅

※坪単価は、選択するプラン、仕様、延床面積、時期などにより大きく変動するため、上記はあくまで目安です。

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山根木材のメリット・デメリット

山根木材で注文住宅を建てる際には、多くの魅力的なメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。ここでは、実際の商品名や数値を交えながら、FP兼宅建士の視点から客観的に評価していきます。

家づくりを成功させるためには、メリットとデメリットの両面を理解した上で判断することが重要です。

メリット

山根木材の最大の強みは、地域に根ざした素材へのこだわりと、標準仕様での高い住宅性能にあります。広島で110年以上の歴史を持ち、累計1万棟を超える建築実績に裏打ちされた品質は、多くの施主から高い評価を得ています。

1.標準仕様での高い基本性能

山根木材は、耐震等級3や断熱等性能等級5(ZEH基準)などを重視した住まいづくりを掲げています。具体的には、断熱性能を示すUA値が0.5(広島のZEH基準0.6を上回る)を実現しており、長期優良住宅にも標準で適合しています。また、制震ダンパー「MIRAIE(ミライエ)」についても、揺れの低減を狙った仕様として紹介されています。追加費用をかけずに高性能な住宅が手に入る点は、大きなメリットといえるでしょう。

2.広島の風土に合った「広島県産材」へのこだわり

土台にはシロアリや湿気に強い広島県産のヒノキを、構造材には広島県産のスギなどを使用しています。地元の気候で育った木材は、建築後の狂いが生じにくいという利点があります。自社にプレカット工場を持つことで、木材の乾燥から加工まで一貫して品質管理を行っている点も安心材料です。

3.多彩な商品ラインナップと柔軟な提案

完全自由設計のフラッグシップモデル「MasterPiece(マスターピース)」に加え、WEB上でプランニングし建物価格1,980万円(坪単価約60万円)から実現可能なセミオーダー住宅「MYCRAFT(マイクラフト)」、さらに12坪のコンパクトな「ちいさな家(建物価格800万円から)」など、予算や規模に応じた選択肢が豊富です。ライフスタイルに合わせて最適なプランを選べる点は、幅広い層にとって魅力的でしょう。

4.トータルコーディネートの充実

グループの家具専門店「DEJIMASTOCK(デジマストック)」と連携し、インテリアコーディネーターが家具や照明まで含めた住空間全体を提案できる体制が整っています。家づくりと同時に家具選びも進められるため、入居後の生活をイメージしやすく、統一感のある空間を実現できます。

デメリット

一方で、コスト面や仕様の選定において注意が必要な点も指摘されています。家づくりで後悔しないためには、これらのデメリットも事前にしっかりと把握しておくことが大切です。

1.初期投資(価格帯)の高さ

坪単価の目安は60万円から85万円であり、ミドルコストからハイグレードの部類に属します。これはタマホームなどのローコスト系メーカーと比較すると、建物本体価格だけで300万円から500万円程度の差が生じる場合があり、価格重視の方にはデメリットとなります。標準仕様が充実している分、初期投資が高くなる点は理解しておく必要があります。

2.プランによる性能の差異

商品ごとに耐震等級の考え方や仕様の組み方が異なるため、検討しているプランの等級(評価書の有無や計算書の扱い)を整理して把握しておくことが重要です。耐震等級2でも建築基準法の1.25倍の耐震力があり一定の安全性は確保されていますが、最高等級を求める場合は、オプション対応の確認が必要になります。

3.自然素材(無垢材)のメンテナンス

山根木材が推奨する無垢の床材は、風合いが良い一方で「想像以上に傷つきやすく、手入れが大変」という口コミもあります。木材の伸縮や傷を「味」として捉えられない方には不向きな側面があります。定期的なメンテナンスが必要になることを前提に、自然素材を選ぶかどうか検討しましょう。

4.対応・提案力のばらつき

一部の口コミでは、スケジュール共有の分かりやすさや提案の進め方について、物足りなさを感じたという声が見られることもあります。大手ハウスメーカーと比較すると、洋風デザインの提案力が低いと感じる施主もいるようです。担当者との相性や経験値は、満足度に大きく影響するため、初回の打ち合わせでしっかりと見極めることが重要です。

5.施工エリアの限定

主に広島県内(一部山口県、岡山県、福岡県)に限定されており、全国規模のサポート体制を求める方には向きません。転勤の可能性がある方や、将来的に他県への移住を考えている方は、この点を考慮する必要があります。

山根木材は、建物価格2,000万円から3,000万円前後の予算で、広島の木を使った高性能な家を建てたい方には非常にコストパフォーマンスの高い選択肢となります。しかし、極端な低コストを求める場合や、無垢材の経年変化を避けたい場合には、他社との慎重な比較検討が求められます。

山根木材の商品ラインナップ

山根木材は、お客様の予算やライフスタイルに合わせて選べる多彩な商品ラインナップを展開しています。完全自由設計のフルオーダー住宅から、手頃な価格で建てられる規格住宅まで、幅広い選択肢が用意されています。

MasterPiece(マスターピース)

山根木材のフラッグシップモデルとなる完全自由設計の注文住宅です。ライフスタイルや予算、土地に合わせて完全オーダーメイドが可能で、意匠的なデザインから断熱性能や耐震構造まで、見えない部分にも徹底的にこだわることができます。

建築士をはじめ様々な専門家が理想の住まいづくりをサポートし、間取り・デザイン・性能など、トータルで世界に一つだけの住まいを提案します。全棟長期優良住宅仕様を標準とし、減税や補助金などの経済的メリットも充実している最上位グレードです。

MasterPieceには、4つのライフスタイル提案が用意されています。「うたげ」「こかげ」「つきよ」「ちはや」それぞれを象徴する家族をイメージしたモデルプランから、お客様に寄り添いながら理想とされる暮らし・住まいをカタチにしていきます。これまで紡いできた物語も、これから思い描く物語も、ご家族ごとに異なるため、モデルプランを参考にしながら、ご家族だけの物語を作り上げることができます。

MYCRAFT(マイクラフト)

2024年11月に誕生した、「”暮らし”と”好き”でマイホームづくり」をコンセプトとした新しい規格型の注文住宅ブランドです。一級建築士監修の間取りをベースに、お客様自身がWEB上でプランニングできるセミオーダー住宅となっています。

建物価格は1,980万円(坪60万円)からと手頃な設定で、お客様主導のプラン作成により、着工まで約2ヶ月の短縮を実現しています。プラン確定後は経験豊富なスタッフがサポートし、理想の住まいをカタチにします。全棟長期優良住宅仕様で、コスト・時間ともにパフォーマンスに優れている点が特徴です。

2025年6月には、プランが大幅に拡充されました。当社の建築事例より優良なプランや、最近人気の「ヌック」を設けたプランなどを厳選し、MYCRAFTの新プランとして提供開始しています。今後も継続的にプランを拡充していく計画で、お客様からのご要望が多い平屋のプランや、広い建物面積のプランなど、さらに多くのバリエーションの中からご検討いただけるよう準備が進められています。

山根木材の平屋

近年人気が再燃している平屋住宅は、2012年と比べ、着工棟数がほぼ倍増しています。山根木材でも着工した住宅の3割が平屋となっており、平屋住宅市場への積極的な取り組みが見られます。

山根木材の平屋は、自社のプレカット工場を活用し、自由な間取りやこだわりの造作家具を実現しています。また、設計から仕入れ、加工、施工まで一貫して行うことで、品質にこだわりつつ、コストパフォーマンスに優れた平屋住宅を提供しています。

公式サイトでは、「山根木材で建てた平屋を間取りつきでご紹介」として、平屋専門のカタログを用意しています。平屋を検討している方向けに、具体的な間取り提案と建築事例を豊富に提供しており、建てたい平屋がわかるカタログとなっています。注文住宅のMasterPieceやMYCRAFTでも平屋プランの対応が可能です。

山根木材のちいさな家

2017年度グッドデザイン賞を受賞した規格住宅で、単身・二人世帯向けに提案する12坪平屋建ての住宅です。「それは、ちいさくて美しい暮らし」をコンセプトに、日々の生活を楽しみながら、ゆっくりと創造的に暮らすことを提案しています。

広島の木材を使ったこの家は、ちいさな森のようにやさしく穏やかに佇み、自然素材の経年美は、深い愛着と時の移ろいを感じさせてくれます。キッチンやバス・トイレなどの生活に必要な設備を備え、構造には山根木材の特徴である広島県産材を使用しています。

2025年5月に価格が決定しており、詳細は公式サイトよりお問い合わせで確認できます。小さいながらも魅力のつまった、新しいライフスタイルを創る可能性を秘めた住宅として高く評価されています。

共通の特徴

すべての商品ラインナップに共通するのは、長期優良住宅、耐震等級3、ZEH基準以上の断熱性能が標準仕様となっていることです。特に断熱性能については断熱等級6の体感ができる宿泊体験モデルハウスを用意するなど、最新の省エネ基準への対応も積極的に行っています。

山根木材は2023年度にZEH住宅90%を達成し、ZEH基準により消費エネルギーを減らし、太陽光発電でエネルギーを創出するエネルギー収支ゼロの暮らしに取り組んでいます。

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山根木材のQ&A

ここからは山根木材に関するQ&Aを紹介していきます。

Q. 展示場やモデルハウスはどこにありますか?

A. 山根木材は、広島県内に複数の展示場・モデルハウスを展開しています。主な拠点は、つむぎ(住宅宣言吉島)、春日野高断熱・宿泊体感モデル「こかげ plus G2」、山吹(東広島ハウジングフェア)、福山支社、納得すまいる館(南区出島本社)などがあります。宿泊体感ができるモデルハウスもあり、1泊2日で断熱等級6の快適性と住み心地をリアルに確認できます。

Q. 値引きは可能ですか?

A. 一般的に注文住宅を建てる場合、3%から8%程度であれば値引き交渉に応じてくれるハウスメーカーや工務店が多いとされています。山根木材の価格帯はミドルコスト帯に位置するため、購入タイミングや商品プランによっては値引きの余地がある可能性があります。契約前に、積極的に相談してみることをおすすめします。

Q. 建売や分譲住宅も扱っていますか?

A. はい、山根木材では注文住宅だけでなく、建売・分譲住宅も展開しています。広島県内(広島市、東広島市、福山市、廿日市市など)と福岡県内で複数の分譲地を販売しており、「グランアーバンシリーズ」や「ウッディタウンシリーズ」などのブランドで展開しています。長期優良住宅やZEH仕様を標準としており、すぐに新生活を始められる点が魅力です。

Q. リフォームも依頼できますか?

A. はい、山根木材グループでは、リフォーム事業も展開しています。山根木材リモデリングとして、住宅診断やリフォーム施工を行っており、ショールームも完備しています。新築からリフォーム、メンテナンスまでグループ一丸となってサポートする体制が整っているため、長く安心して住み続けることができます。

まとめ

今回はFP兼宅建士の立場から山根木材の評価を行いました。

広島で110年以上の歴史を持つ山根木材は、地域の木材を活かした家づくりと高い住宅性能を両立させている点が大きな魅力です。坪単価60万円から85万円というミドルコスト帯でありながら、耐震等級3、断熱等級5、長期優良住宅適合が標準仕様となっており、コストパフォーマンスに優れています。完全自由設計のMasterPieceから手頃なMYCRAFTまで、幅広い商品ラインナップも評価できます。ただし、自然素材のメンテナンスや担当者による対応のばらつきなど、事前に確認すべき点もあります。

家づくりは人生の大きな決断です。本記事の情報を参考に、複数社を比較検討し、ご自身とご家族にとって最適な住まいを見つけてください。

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