【Aランク】タカスギで家を建てる!FP兼宅建士の評価と142人の評判・坪単価

住宅メーカー

家づくりで「価格」と「性能」のバランスに悩んでいる方にとって、熊本・福岡エリアで実績を重ねてきたタカスギは気になる存在ではないでしょうか?

「坪単価は抑えたい、でも耐震性や断熱性、住み心地には妥協したくない」――そんな本音を抱える方は少なくありません。

熊本・福岡エリアで家づくりを検討されている方にとって、タカスギは選択肢の一つとして気になる存在かもしれません。しかし、

「実際の坪単価はどれくらいなのか」

「本当に満足できる家が建つのか」

など不安も多いことでしょう。そこで本記事では、FP兼宅建士の視点から、タカスギの家づくりの特徴や坪単価、メリット・デメリットを客観的に分析します。これから注文住宅を建てる方が、後悔のない選択をするための判断材料としてぜひお役立てください。

\家づくりで後悔しないための最初のステップ/

また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。

1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。

誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。

しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。

住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。

「とりあえず行ってみよう!」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。

しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか?

もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。

焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。

マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。

「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。

しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。

数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。

①SUUMO

不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。

②HOME4U家づくりのとびら

NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。

③LIFULL HOME’S

東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。

これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。

3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、

がおすすめです。

さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。

「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。

多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。

後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。

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それでは解説をしていきます。

  1. しつこい?後悔?タカスギの口コミ・評判を徹底調査
  2. FP兼宅建士が教える失敗しない!タカスギで家を建てる方法
    1. スーパージオ工法の「地盤・液状化・揺れ」まで視野に入れた標準化
    2. パワーボード採用で「外壁メンテ周期」を長期目線で組み立てやすい
    3. 緑の柱の防腐防蟻保証で「シロアリ・腐朽リスク」を仕様で抑える
    4. FFC免疫加工で「室内空気の体感」を重視した標準仕様
    5. T-BOX/T-ROOF/居彩/Livieなど「商品思想の違い」で価格と暮らし方を選べる
  3. タカスギの坪単価は約70万~90万円!
    1. 建物タイプ別の坪単価目安
    2. 高性能技術が標準仕様という強み
    3. 商品ラインナップ別の価格帯
      1. T-BOX(低価格帯ブランド)
      2. T-ROOF(中価格帯ブランド)
      3. 居彩(中~高価格帯ブランド)
      4. リビエ(スタンダードブランド)
    4. 価格帯選びのポイント
    5. タカスギと有名ハウスメーカー坪単価比較表
  4. タカスギのメリット・デメリット
    1. メリット
      1. 1.地震・地盤対策を標準仕様に寄せた家づくり
      2. 2.長期メンテナンスフリーを実現する高耐久素材
      3. 3.健康と快適性を追求した標準仕様
      4. 4.価格以上の優れたコストパフォーマンス
      5. 5.充実した長期保証とワンストップサポート
    2. デメリット
      1. 1.コストがやや高めであり予算超過リスクがある
      2. 2.工期が長期化する傾向がある
      3. 3.人的サービスやアフター対応にばらつきが見られる
      4. 4.営業手法と社風に関する懸念
  5. タカスギの商品ラインナップ
    1. 全商品に共通する高性能な標準仕様
      1. スーパージオ工法
      2. パワーボード
      3. FFC免疫加工
    2. T-BOX(ティーボックス)
    3. T-ROOF(ティールーフ)
    4. isai(居彩/いさい)
    5. Livie(リビエ)
    6. 平屋+α(ひらや プラス アルファ)
  6. タカスギのQ&A
    1. Q. タカスギの展示場はどこにありますか?
    2. Q. タカスギの建売住宅はどうですか?
    3. Q. タカスギの分譲地はどこにありますか?
  7. まとめ

しつこい?後悔?タカスギの口コミ・評判を徹底調査

ネット上で見受けられる「タカスギ しつこい」や「タカスギ 後悔」という評判は真実なのでしょうか。

家を建てる完全ガイドでは今回142人の評判を徹底的に調査してみました。

子供がアトピー体質で、新築の建材から出る化学物質が心配でした。タカスギさんのFFC免疫加工(免疫住宅)を採用したことで、家の中の空気が格段に変わったように感じます。以前は常に空気が重たい感じがしていましたが、今は家に帰ると「森の中にいるような心地よさ」があり、深呼吸したくなります。おかげで、以前よりも子供の肌の調子が安定し、私たち親も安心して暮らせるようになりました。健康面への配慮が標準仕様なのは本当にありがたいです。

パワーボードの断熱性と遮音性の高さは聞いていましたが、実際に住んでみてその快適さに感動しています。阿蘇に近い地域で冬の寒さが厳しいのですが、家の中はシャツ一枚で過ごせるくらい暖かいです。また、遮音性も素晴らしく、近所の町内放送がほとんど聞こえないほどの静けさで、夜もぐっすり眠れます。

いくつかのメーカーを検討しましたが、タカスギさんは高品質なのに手の届く価格で驚きました。初期投資は普通かなという感じですが、長期的に見れば圧倒的なコストパフォーマンスかと思います。良い買い物をしたと夫婦で喜んでいます。

設計の際、キッチンを中心に回遊できる動線やランドリールームの配置を提案してもらい、毎日の洗濯や料理が劇的にスムーズになりました。特に、動線上に設けた大容量の収納スペースが秀逸で、家全体がいつもすっきりしています。機能的でストレスフリーな生活と、スタイリッシュな外観デザインが両立できたことにほっとしています。

熊本地震を経験したので、スーパージオ工法が全棟標準だと聞き、ほぼ迷わずお願いしました。震度7を経験した地域でも損傷事例が少なかったという実績は、何よりも心強い保証だと感じました。実際に住んでからも、いつ大きな揺れが来ても「この家なら大丈夫」と思える安心感が日常の暮らしを支えてくれています。

参考:Googleマップ

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FP兼宅建士が教える失敗しない!タカスギで家を建てる方法

タカスギで家づくりを検討している方へ、FP宅建士の視点から“失敗しない進め方”を解説します。

タカスギは、熊本・福岡エリアで、地盤・地震対策や高耐久外壁などを標準化しつつ、価格と性能のバランスを狙える注文住宅を展開しています。

そのため「スーパージオ工法の地盤・地震対策」「パワーボード等の高耐久標準仕様」に強みがある一方、(本体以外の付帯工事・諸費用の出方、商品ラインごとの仕様差、担当者や営業スタイルの差)を見極めるのがコツ。まずは全体像と評価を押さえましょう。

FP宅建士の筆者によるタカスギの全体評価はこちら!

項目 詳細
総合評価 Aランク
4.3
耐震性 4.8
断熱性・気密性 4.3
間取りの自由度 4.2
コストパフォーマンス 4.3
アフターサービス 4.0
会社の信頼度 4.1

地盤・地震対策のスーパージオ工法や、パワーボード・緑の柱・FFC免疫加工など“長く安心して暮らすための標準仕様”が魅力です。

そのため初期価格だけでなく、将来のメンテや住み心地まで含めた総合力を狙える一方で、本体以外の費用が別枠になりやすい点や、商品ライン・担当者によって提案の色が変わる点は注意が必要です。

そこで、タカスギでの家づくりを成功させるために、押さえておきたい特徴を5つに整理しました。

スーパージオ工法の「地盤・液状化・揺れ」まで視野に入れた標準化

タカスギは、地震だけでなく地盤リスクにも踏み込みやすい仕組みを標準側に寄せているのが大きな特徴です。熊本地震を経験したエリアでの家づくりとして、暮らしの安心を“構造+地盤”で組み立てたい人に向きます。

向いている人:地震が怖い地域で、建物だけでなく地盤対策まで一体で考えたい人/将来の不安を「仕様」で減らしたい人。

注意点+契約前の確認:地盤保証の条件(対象外事項・保証期間・免責)と、敷地条件で追加費用が出るケースを見積内訳で書面確認しましょう。

パワーボード採用で「外壁メンテ周期」を長期目線で組み立てやすい

タカスギは、外壁にパワーボードを採用することで、断熱・遮音の体感と同時に“将来の張り替えや大規模修繕の不安”を小さくしやすい設計です。毎月の光熱費だけでなく、10〜20年先の支出まで見通して家計設計したい家庭に相性が良いです。

向いている人:外壁の塗り替えや足場代など、将来コストをできるだけ抑えたい人/静かな室内環境を重視する人。

注意点+契約前の確認:外壁の保証範囲(ひび割れ・防水・シーリング)と、メンテ計画(点検時期・推奨工事)を契約前に書面で揃えておきましょう。

緑の柱の防腐防蟻保証で「シロアリ・腐朽リスク」を仕様で抑える

タカスギは、緑の柱(加圧注入処理材)を使うことで、木造で気になるシロアリや腐朽への備えを“標準の材料選定”で厚くしやすいのが特徴です。維持管理の手間を減らしつつ、長く住む前提で家の寿命を伸ばしたい人に向きます。

向いている人:薬剤処理や定期メンテの不安を小さくしたい人/長期で住み継ぐ前提の人。

注意点+契約前の確認:防腐防蟻保証の条件(点検義務・対象部位・保証が切れる要件)を必ず書面で確認してください。

FFC免疫加工で「室内空気の体感」を重視した標準仕様

タカスギは、FFC免疫加工を取り入れ、健康配慮や室内空気の快適性を標準側で狙える点が特徴です。アレルギーや体質面の不安がある家庭では、設備のグレードよりも先に“空気の質”を軸に意思決定しやすくなります。

向いている人:子どもの体質や空気環境が気になる人/新築特有のにおい・空気感をできるだけ抑えたい人。

注意点+契約前の確認:処理対象(どの部材まで適用されるか)と、同等仕様の範囲(標準・オプションの境界)を仕様書で明確にしておきましょう。

T-BOX/T-ROOF/居彩/Livieなど「商品思想の違い」で価格と暮らし方を選べる

タカスギは、シンプルな箱型のT-BOX、太陽光を前提にしたT-ROOF、和モダンの居彩、標準の要素をまとめたLivieなど、暮らしの方向性から逆算して選びやすいラインナップが特徴です。見た目や間取りだけでなく、光熱費の考え方や設備の優先順位を整理すると、予算のブレを抑えやすくなります。

向いている人:好みのデザインや暮らし方が比較的はっきりしている人/商品ごとの特徴を理解して合理的に選びたい人。

注意点+契約前の確認:本体価格に含まれない費用(外構・地盤・登記・諸費用など)と、オプション追加で総額が跳ねるポイントを見積明細で書面固定しましょう。

タカスギの坪単価は約70万~90万円!

タカスギの注文住宅の坪単価は、建物のタイプやプランによって異なりますが、おおむね70万円~90万円程度が目安となっています。実際の建築事例を見ると、SUUMOの情報では平均本体価格が約2,504万円、平均坪単価が約70.1万円という実績があり、これは熊本・福岡エリアにおける適正な価格帯といえるでしょう。

ただし、この坪単価には外構工事や地盤改良工事などの別途工事費、登記費用などの諸費用は含まれていない点に注意が必要です。総費用を把握するためには、建物本体価格以外に200万円~400万円程度の付帯工事費を見込んでおく必要があります。

建物タイプ別の坪単価目安

タカスギでは、建物のタイプによって坪単価の目安が若干異なります。一般的に平屋住宅は二階建てと比べて基礎や屋根の面積が広くなるため、坪単価が高めに設定されています。

二階建て住宅の場合、坪単価は約75万円が目安とされています。一方、平屋住宅では約80万円程度が標準的な水準です。30坪程度の住宅であれば、建物本体価格は2,250万円~2,400万円程度となる計算になります。

熊本県内の注文住宅市場全体では、坪単価70万円~100万円が相場とされているため、タカスギの価格設定は地域相場の中でも標準的な範囲に収まっていることが分かります。

高性能技術が標準仕様という強み

タカスギの坪単価が適正と評価される理由は、通常は高額なオプションとなる高性能技術が標準仕様として組み込まれている点にあります。これにより、長期的なメンテナンスコストを大幅に削減できるという大きなメリットがあります。

まず注目すべきは、スーパージオ工法です。これは地震や液状化対策に優れた免震技術で、公式サイトでは、スーパージオ工法を「全棟標準」として案内しています。地盤保証は最長30年、最大3億円まで付帯しており、通常は別途100万円以上かかることもある地盤対策が標準装備されているのは大きなコストメリットといえるでしょう。

次に、外壁材として採用されているパワーボードも特筆すべき仕様です。厚さ37mmの軽量気泡コンクリート製で、同社の説明では、パワーボードは「60年以上、張り替え不要」と紹介されています。優れた断熱性・遮音性も備えており、長期的な外壁メンテナンス費用を大幅に抑えることができます。

また、緑の柱と呼ばれる加圧注入処理を施した木材を使用しており、シロアリや腐れに非常に強いという特性があります。最長20年の防腐防蟻保証が付帯しており、構造体の長寿命化に貢献しています。

さらに、FFC免疫加工という健康配慮技術も標準装備されています。木材や内装材にFFC処理を施すことで、カビやダニの発生を抑制し、室内空気質を改善する効果があります。

これらの高付加価値技術が標準装備されることで、坪単価70万円~90万円という初期投資は、長期的に見て住宅コストを抑制する賢明な選択といえるでしょう。

商品ラインナップ別の価格帯

タカスギは、お客様のニーズやデザインへのこだわりに応じて多様な商品ラインナップを展開しており、これが価格帯の幅を生み出す要因となっています。

T-BOX(低価格帯ブランド)

年間50棟以上売れている人気商品のT-BOXは、タカスギの商品ラインナップの中でも比較的リーズナブルな価格帯に設定されています。キューブ型の外観と高気密・高断熱性能を両立させた、無駄を省いたスタイリッシュなデザインが特徴です。

T-BOXの価格は以下の通りです:

  • 3.5×3.5サイズ(23.79坪):980万円~(税抜・本体価格のみ)
  • 4×4サイズ(31.05坪):1,235万円~(税抜・本体価格のみ)
  • 4.5×4.5サイズ(39.57坪):1,465万円~(税抜・本体価格のみ)

これを坪単価に換算すると、約40万円前後となり、タカスギの他ブランドと比較して手の届きやすい価格設定となっています。ただし、この価格は基本仕様のものであり、オプションを追加すると当然価格は上昇します。実際の建築事例では31.05坪で本体価格のみのケースが多く、総額では付帯工事費や諸費用を含めて1,600万円~2,000万円程度になると考えられます。

T-ROOF(中価格帯ブランド)

太陽光発電パネル8.16kw/hを標準搭載した平屋風二階建てのT-ROOFは、実質光熱費ゼロを目指せる省エネ住宅として注目を集めています。1階に主寝室を配置することで平屋のような暮らしができる設計が特徴です。

T-ROOFの具体的な価格は公表されていませんが、太陽光発電システムの標準搭載や平屋風の設計であることを考慮すると、坪単価は65万円~80万円程度と推測されます。30坪程度の住宅であれば、建物本体価格は1,950万円~2,400万円程度が目安となるでしょう。

居彩(中~高価格帯ブランド)

和モダン住宅の代表格である居彩(いさい)は、タカスギの主力ブランドの一つです。「心地良い家は理由がある」をコンセプトに、和風でありながら新しいデザインを追求しています。

居彩の具体的な価格は公表されていませんが、デザイン性の高さと充実した仕様を考慮すると、坪単価は70万円~85万円程度と推測されます。30坪程度の住宅であれば、建物本体価格は2,100万円~2,550万円程度が目安となるでしょう。

リビエ(スタンダードブランド)

タカスギの「こだわりの仕様」が全て詰まったリビエは、創業以来多くのお客様から支持されている信頼のブランドです。

リビエの具体的な価格も公表されていませんが、スタンダードブランドとしての位置づけから、坪単価は75万円前後と推測されます。30坪程度の住宅であれば、建物本体価格は2,250万円程度が目安となるでしょう。

価格帯選びのポイント

タカスギの商品ラインナップは、ローコストに近いT-BOXから中~高価格帯の居彩まで幅広く展開されています。予算に応じて選択できる点が大きな魅力ですが、どのブランドを選んでも、スーパージオ工法やパワーボードなどの基本的な高性能技術は標準装備されています。

ただし、標準仕様のレベルは高いものの、個別のこだわりを追求してオプションを追加していくと、最終的な建築費用は予算を大幅に超える可能性があります。そのため、事前に優先順位を明確にし、厳格な予算管理を行うことが重要です。

タカスギの坪単価は、標準仕様の充実度を考慮すれば、コストパフォーマンスに優れた適正な水準といえるでしょう。ただし、総費用を把握するためには、付帯工事費や諸費用も含めた資金計画をしっかりと立てることをおすすめします。具体的な見積もりについては、タカスギの各事業所に直接問い合わせることで、より正確な金額を確認できます。

タカスギと有名ハウスメーカー坪単価比較表

それでは、タカスギの価格帯は他のハウスメーカーと比較するとどの辺りに位置するのでしょうか。表にまとめましたので、参考にしてください。

ハウスメーカー名 建物タイプ 坪単価目安(建物本体価格) 標準仕様/主な特徴
TAKASUGI 二階建て住宅 約75万円/坪 スーパージオ工法(免震・液状化対策)、パワーボード(60年張り替え不要外壁)、緑の柱(20年防腐防蟻保証)を標準搭載
TAKASUGI 平屋住宅 約80万円/坪 高耐久・健康配慮技術(FFC免疫加工など)を標準装備
アーデルハウス(熊本) 注文住宅 70万円前後/坪 外断熱・二重通気工法(ソーラーサーキット)を標準採用し、高気密・高断熱に特化
エーエス・ライジング(熊本) 注文住宅 90万円台/坪(一部事例) 耐震等級3、ZEH基準の高気密・高断熱設計を全棟標準
シアーズホーム(熊本・福岡) 注文住宅 60万円~80万円/坪 パワープロテクト工法(外断熱・遮熱)、Z空調、耐震等級3相当、最長30年保証
悠悠ホーム(福岡・熊本・佐賀) 注文住宅 70万円~90万円/坪 外断熱工法、ウェルネスぷらす(空気・湿度・水環境を整える独自技術)、完全自由設計
松栄住宅(熊本) 注文住宅 50万円~80万円/坪 テクノストラクチャー工法(パナソニック開発の耐震住宅工法)、自由設計・建売住宅も対応

※坪単価は、選択するプラン、仕様、延床面積、時期などにより大きく変動するため、上記はあくまで目安です。

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タカスギのメリット・デメリット

注文住宅を建てる際には、ハウスメーカーの強みと弱みの両方を理解しておくことが重要です。タカスギは熊本・福岡エリアで地域密着型の家づくりを展開しており、特に熊本地震の経験を活かした高性能な技術が特徴です。

ここでは、FP兼宅建士の視点から、タカスギの注文住宅における具体的なメリットとデメリットを解説します。

メリット

タカスギの家づくりは、「高品質なのに手の届く価格」というコストパフォーマンスと、長期的な安心感を提供する技術に強みがあります。特に地震対策や長期メンテナンスコストの削減に力を入れている点が大きな魅力といえるでしょう。

1.地震・地盤対策を標準仕様に寄せた家づくり

熊本で熊本地震を経験した地域密着企業として、タカスギは地震・地盤対策に極めて力を入れています。最大の特徴は、スーパージオ工法熊本県内で唯一全棟標準搭載している点です。この工法は免震技術を組み込んでおり、地震の揺れや液状化対策にも効果を発揮します。実際に、平成28年の熊本地震においても損傷事例が少なかったという実績があります。

地盤保証は最長30年、最大3億円という手厚い内容が付帯しており、通常は地盤改良に別途かかる高額な費用(100万円以上)が標準仕様に含まれている点は大きなメリットです。構造面でも、国の定める最高等級である耐震等級3を標準仕様としており、地震に強い家づくりを徹底しています。

2.長期メンテナンスフリーを実現する高耐久素材

タカスギは初期費用だけでなく、建てた後の維持管理コスト削減に貢献する高耐久素材を標準採用しています。外壁材には旭化成のパワーボード(厚さ37mmの軽量気泡コンクリート製)を標準採用しており、60年以上張り替え不要とされる圧倒的な耐久性を持つため、将来的な外壁メンテナンス費用を大幅に削減できます。

構造体の主要部分には、加圧注入処理を施した緑の柱を使用しています。これにより、シロアリや腐朽に対する高い耐性を持ち、最長20年の防腐防蟻保証が付帯されます。一般的な住宅では10年~15年ごとに大規模なメンテナンスが必要になることを考えると、これらの高耐久素材は長期的なコストメリットが非常に大きいといえます。

3.健康と快適性を追求した標準仕様

タカスギは居住者の健康に配慮し、快適性を高める技術を標準仕様として組み込んでいます。FFC免疫加工(免疫住宅)を採用することで、木材や内装材に含まれる結合水に水溶性の鉄とミネラルを含浸させ、カビやダニの発生を抑制し、室内空気質を改善する効果が期待されています。

パワーボードの優れた断熱性・遮音性により、阿蘇のような寒冷地でも家の中がシャツ一枚で過ごせるくらい暖かいという実感が得られており、騒音も大幅に軽減されます。特に小さなお子様やアレルギー体質の方がいる家庭にとって、室内空気質の向上は大きなメリットとなるでしょう。

4.価格以上の優れたコストパフォーマンス

タカスギの坪単価は二階建てで約75万円/坪、平屋で約80万円/坪が目安ですが、スーパージオ工法やパワーボードなど、通常他社では高額なオプションとなる技術が標準装備されているため、長期的なコストメリットを含めると価格競争力が高くなります。

平均的な30坪の住宅で平均請負工事価格2,300万円という具体的な事例が公表されており、この価格でこれだけの高性能技術が含まれていることを考えると、非常にコストパフォーマンスに優れているといえます。初期費用だけでなく、ランニングコストや将来のメンテナンス費用まで含めたトータルコストで判断すると、タカスギの価値はさらに高まります。

5.充実した長期保証とワンストップサポート

タカスギは家づくり初心者でも安心できる一貫体制と長期保証を整えています。土地探しから資金計画、設計、施工、リフォームまでを自社で一貫して行うワンストップサービスを提供しており、複数の業者とやり取りする手間や手続きの煩雑さを軽減できます。

引き渡し後のアフターサポートは、専門部署であるカスタマーサポート課が担当し、20年間で合計8回の定期点検を実施します。設備機器の10年保証も用意されており、入居後の生活の安心感につながります。住宅は建てた後の方が長く付き合うものですから、このような長期的なサポート体制は大きなメリットといえるでしょう。

デメリット

高性能な住宅を提供する一方で、タカスギにも注意すべき点がいくつか存在します。これらのデメリットを事前に理解しておくことで、後悔のない家づくりが可能になります。

1.コストがやや高めであり予算超過リスクがある

タカスギの標準仕様のレベルが高い分、価格帯はミドル~ハイグレードに位置します。坪単価は50万円台~90万円台の幅があり、二階建てで約75万円/坪という価格帯は、ローコスト住宅(例:1500万円未満)を希望する方にとっては予算的な負担が大きく感じられる可能性があります。

標準仕様は充実していますが、個別のこだわりを追求してオプションを追加していくと、最終的な建築費用が予算を大幅に超えるリスクがあります。特に設備のグレードアップや間取りの変更、外構工事などでオプション費用が積み重なることが多いため、事前に優先順位を明確にし、厳格な予算管理を行うことが重要です。

2.工期が長期化する傾向がある

タカスギは自由設計に対応し、職人の手作業や綿密な施工が行われるため、工期は比較的長くなる傾向があります。最短でも5~6ヶ月かかるケースがあり、急ぎの入居を希望する方にとってはデメリットとなる可能性があります。

特に年度末など繁忙期には工期がさらに延びることもあるため、入居時期に希望がある場合は、早めに計画を立て、スケジュールに余裕を持たせることをおすすめします。子どもの入学や転勤などで入居時期が決まっている場合は、契約前に工期をしっかり確認しておく必要があります。

3.人的サービスやアフター対応にばらつきが見られる

タカスギは充実したサポート体制を謳っていますが、現場レベルでの対応品質に課題が指摘されています。社員の口コミサイトでは、一部の社員の対応や組織体制についてネガティブな意見も見られます。

お客様の口コミでも、担当者との相性や対応スピードにばらつきがあるという指摘がありました。例えば、要望がうまく伝わらない、返事が遅い、といった声、特にアフターサービスにおいて、担当者の変更が多く引き継ぎがうまくいかない事例が報告されており、長期的なサポート品質に不安を感じる施主の方もいらっしゃるようです。

これらの問題を避けるためには、契約前に担当者とのコミュニケーションをしっかり取り、相性を確認することが大切です。

4.営業手法と社風に関する懸念

営業職に関する口コミには厳しい内容も一部で見られました。営業スタイルについては、連絡頻度やアプローチ方法が合わないと感じたという声が一部で見られることもあります。

お客様側からも、電話連絡不要と伝えたにもかかわらず営業の電話があった、といった営業アプローチに関する不満が一部で報告されています。これらの営業手法に不快感を覚える方もいるため、最初の接点で営業スタイルが自分に合うかどうかを見極めることが重要です。もし営業手法に違和感を感じた場合は、遠慮なく意思表示することをおすすめします。

タカスギの注文住宅は、スーパージオ工法やパワーボードといった具体的な高性能技術が標準装備されており、特に地震や長期的なメンテナンスコストを重視する方には非常に魅力的な選択肢です。しかし、建築費用が予算を超過しないよう、初期段階でオプションや仕様を厳格に管理することと、担当者やアフターサポートの対応について慎重に見極めることが、満足度の高い家づくりを実現するための重要なポイントとなります。

タカスギの商品ラインナップ

タカスギは、デザイン性と機能性を両立させるために、多彩な住宅ブランドを展開しています。全ての商品に共通しているのは、スーパージオ工法やパワーボード、緑の柱、FFC免疫加工といった高性能な標準仕様です。

ここでは、タカスギが提供する各ブランドの特徴をご紹介します。

全商品に共通する高性能な標準仕様

タカスギの住宅の坪単価は二階建てで約75万円/坪、平屋で約80万円/坪が目安とされていますが、この価格帯で他社ではオプションとなりがちな高性能技術が標準搭載されています。

スーパージオ工法

同社は、免震・液状化対策も含めたスーパージオ工法を「全棟標準」として案内しています。地盤沈下や傾斜のリスクを低減し、地盤保証は最長30年、最大3億円まで付帯します。

パワーボード

外壁材には旭化成のパワーボード(厚さ37mmの軽量気泡コンクリート製)を標準採用しており、60年以上張り替え不要とされる圧倒的な耐久性を持ちます。構造体の主要部分には、加圧注入処理を施した緑の柱を使用し、最長20年の防腐防蟻保証を実現しています。

FFC免疫加工

さらに、FFC免疫加工を施すことで、カビやダニの発生を抑制し、室内空気質を改善します。全ての住宅で、国の定める最高等級である耐震等級3を標準仕様としています。

T-BOX(ティーボックス)

T-BOXは、無駄を省いたスタイリッシュなキューブ型住宅として、年間50棟以上の販売実績を誇る人気ブランドです。コンセプトは「しあわせハコこから、」。建築家が考えた無駄のないスタイリッシュなフォルムが特徴で、計算された窓数と外壁により高気密・高断熱を実現しています。

ラインナップは平屋から2階建て5LDKまで充実しており、具体的には平屋プラン(24.04坪)、31.05坪の2階建て(3LDK~4LDK)、39.32坪の2階建て(4LDK~5LDK)を提供しています。現場吹付型の断熱材を使用しているため気密性が高く、夏は涼しく冬は暖かい住環境を実現します。最新の住宅設備で家事が楽しく・ラクになり、佐藤実氏監修の構造計算による強い家づくりを行っています。20代からでも無理なく持てる高コストパフォーマンスも魅力の一つです。

T-ROOF(ティールーフ)

T-ROOFは「災害に強い家」をコンセプトとした平屋風2階建てのブランドです。最大の特徴は、太陽光パネル8.16kWを標準搭載し、光熱費負担の軽減を狙った住まいとして紹介されている点です。電気代高騰で注目されているエコ住宅であり、月々の支払いは5万円台からという価格の優しさも実現しています。

平屋を建てる時のような広い土地は必要なく、もちろん平屋のような暮らしやすさはそのまま提供します。1階に主寝室を配置することで平屋みたいな生活ができ、お子様がいる家庭でも安心の3部屋を確保しています。収納もたっぷり確保し、各部屋の収納以外にも家族で使用できるファミリークローク付きプランも用意されています。

isai(居彩/いさい)

isaiは「追求したのは”居心地”」をコンセプトとした和モダン住宅です。環境と人に優しい素材を使用し、建築家が考えた重厚感のある外観を持つデザイン住宅の代表格として位置づけられています。

緑の柱やパワーボードなどの高品質な仕様が標準装備されており、心地良い家には理由があるというコンセプトのもと、居心地の良さは家の良さ、彩は人生の醍醐味という考え方を体現しています。和風だけど新しいデザインを好む方には特におすすめのブランドです。

Livie(リビエ)

Livieは「家族が笑顔で暮らせる家」をコンセプトとした、タカスギのこだわりの仕様が全て詰まった信頼のロングセラーブランドです。創業以来、多くのお客様から支持されており、大切な家族のために、みんなが喜ぶ住まいを創りたいという想いが込められています。

外観デザインは全方位に柔軟に対応し、スタイリッシュ(シンプルさの中に重厚感漂う)、プロヴァンス(甘すぎないオトナ女子に贈る家)、屋上庭園(人生にプラスワンの贅沢を)の3つのプランを展開しています。基本プランは3LDK、26.04坪の2階建てで、シンプルから女性らしい可愛いデザインまで対応可能です。安全性・経済性・意匠性・そして暮らしやすさを徹底的に追求した住まいとなっています。

平屋+α(ひらや プラス アルファ)

平屋+αは「家族の繋がりが暮らしやすさ」をコンセプトとした平屋風2階建てのブランドです。平屋の快適さに加え、ロフトや2階を有効活用するプランが特徴です。

北欧や現代の和風スタイルを取り入れたデザインも提供され、庭とつながる設計や太陽光パネル標準搭載のモデルもあります。平屋ならではの生活動線の良さと、2階建てならではの空間活用を両立させた、まさに「+α」の価値を提供する住まいです。

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タカスギのQ&A

ここからはタカスギに関するQ&Aを紹介していきます。

Q. タカスギの展示場はどこにありますか?

タカスギは熊本県内に複数の住宅展示場を展開しています。RKK合志住宅展示場をはじめ、各エリアにモデルハウスがあります。展示場では実際の住宅を体感でき、スーパージオ工法やパワーボードなどの標準仕様を詳しく説明してもらえます。見学予約は公式サイトから可能で、事前予約することでスムーズな案内が受けられます。

Q. タカスギの建売住宅はどうですか?

タカスギは熊本・福岡エリアで多数の建売住宅を販売しており、注文住宅と同様に高性能な標準仕様(スーパージオ工法、パワーボード等)が搭載されています。建売住宅は注文住宅よりも短期間で入居でき、価格も明確なため、予算管理がしやすいというメリットがあります。熊本市内、合志市、菊陽町、益城町、宇土市など広範囲で展開しており、公式サイトから最新の物件情報を確認できます。

Q. タカスギの分譲地はどこにありますか?

タカスギは熊本県全域、福岡県南部、佐賀県で分譲地を展開しています。主な分譲地は熊本市(北区、東区、南区、西区)、合志市、菊陽町、益城町、御船町、宇土市などです。仲介手数料不要の自社物件が多く、土地価格は立地によって約900万円~1,800万円程度です。各分譲地には小学校・中学校の校区情報も掲載されており、子育て世帯にも選びやすくなっています。

まとめ

今回はFP兼宅建士の立場からタカスギの評価を行いました。

タカスギは、スーパージオ工法やパワーボードといった高性能技術を標準装備し、特に地震対策と長期メンテナンスコスト削減に優れた住宅メーカーです。坪単価70万~90万円という価格帯で、他社ではオプション扱いとなる仕様が標準搭載されている点は高く評価できます。一方で、予算管理の徹底や担当者との相性確認が重要です

。家づくりは人生で最も大きな買い物の一つですから、メリット・デメリットを十分に理解した上で、複数のハウスメーカーを比較検討することをおすすめします。タカスギが提供する技術力と価値を正しく見極め、あなたの理想の住まいづくりにお役立ていただければ幸いです。

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