「住友不動産って実際どうなの?」
家づくりを検討中なら、誰もが抱く疑問ですよね。
高級感あふれるイメージの住友不動産ですが、坪単価は? 評判は? どんな家に強いの?
この記事では、一級建築士の視点から住友不動産の住宅を徹底分析。
- 気になる坪単価をわかりやすく解説
- メリット・デメリットを包み隠さず紹介
- 実例を交えながら、住友不動産で建てるべき家を解説
「住友不動産の家って高そう…」と感じている方も、 「地震に強い家ってホント?」と疑問に思っている方も、
この記事を読めば、住友不動産のすべてがわかります。
理想のマイホーム実現に役立つ情報が満載です。ぜひ最後までご覧ください!
\家づくりで後悔しないための最初のステップ/
また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。
1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。
誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。
しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。
住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。
「とりあえず行ってみよう!」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。
しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか?
もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。
焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。
マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。
「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。
しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。
数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。
①SUUMO 不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。 ②HOME4U家づくりのとびら NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。 ③LIFULL HOME’S 東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。 |
これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。
3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、
- 工務店を中心に探したい方は…SUUMO
- ハウスメーカーにこだわりたい方は…家づくりのとびら
- ローコスト住宅をメインで考えている方は…LIFULL HOME’S
がおすすめです。
さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。
「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。
多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。
後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。
- SUUMO…工務店のカタログ中心
- 家づくりのとびら…ハウスメーカーのカタログ中心
- LIFULL HOME’S…ローコスト住宅のカタログ中心
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それでは解説をしていきます。
住友不動産の評価はSSランク!現役建築士が評価
項目 | 詳細 |
総合評価 | SSランク
|
耐震性 | |
断熱性・気密性 | |
間取りの自由度 | |
コストパフォーマンス | |
アフターサービス | |
会社の信頼度 | |
坪単価 | 70~105万円程度 |
現役一級建築士の住友不動産の評価とアドバイス
住友不動産は、都市型住宅を得意とし、デザイン性と機能性を高次元で両立させた住宅を提供しているハウスメーカーです。
最大の特徴は、ツーバイフォー工法を採用した堅固な構造体にあり、耐震性・耐火性に優れていることです。この工法は、壁・床・天井を6面体構造で強固に結合するため、地震時の変形を最小限に抑え、耐震等級3相当の基準を満たす構造を実現しています。
また、住友不動産の住宅はZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)仕様を標準とし、優れた断熱性と省エネ性能を兼ね備えています。これにより、冬でも快適な室内環境を提供するとともに、光熱費を大幅に削減できます。
都市部の狭小地や変形地においても柔軟な設計対応力を持ち、土地の形状や条件に制約のある施主にも最適なプランを提案。さらに、内装ではセラミックカウンターキッチンなどの高級感あふれる設備を採用し、デザインと実用性を両立させた空間づくりを行っています。
これらの点から、住友不動産は、デザインにこだわりたい施主や都市型住宅を求める方にとって理想的なハウスメーカーと言えます。
一級建築士の住友不動産の評価
- 【耐震性】:住友不動産は、ツーバイフォー工法を採用し、地震時に建物の揺れを均等に分散させる強固な6面体構造を実現しています。耐震等級3相当の基準を満たしており、地震が多い地域でも安心して暮らせる住宅性能を持っています。
- 【断熱性・気密性】:同社はZEH仕様を標準化しており、優れた断熱材と高性能サッシを使用することで、断熱性と気密性を強化しています。
また、UA値を基準に高い省エネ性能を持ち、長期的な光熱費削減を実現しています。 - 【間取りの自由度】:住友不動産の間取りの自由度は、各シリーズごとに異なる設計対応が可能です。
「J・アーバン」や「J・レジデンス」は狭小地や変形地にも柔軟に対応し、都市型住宅に特化しています。
一方、「フォルム」シリーズは完全自由設計を採用し、施主の要望に応じた間取り変更が可能です。また、「エコ・ライフ」シリーズでは、ZEH仕様を前提に断熱性能と省エネを重視した設計が特徴です。 - 【コストパフォーマンス】:住友不動産は標準仕様で多くの高品質な設備を備えており、長期的に見てもコストパフォーマンスに優れています。ZEH仕様の住宅は、初期投資こそやや高めですが、長期的な光熱費の削減効果を考慮すると非常に経済的です。
- 【アフターサービス】:住友不動産のアフターサービスは、最大60年の長期保証システムを提供しており、定期点検と有料メンテナンス工事の実施によって、保証期間を延長することができます。引き渡し後の定期点検は、3ヵ月、1年、2年、10年後に実施され、その後は10年ごとの点検を行います。保証延長の条件として、10年ごとに住友不動産が必要と認めた有料のメンテナンス工事を実施することが求められます。
- 【会社の信頼度】:住友不動産は、耐震性・断熱性・デザイン性の全てにおいて高いレベルを維持しており、特に都市型住宅に強みを持っています。特殊な土地条件や、デザインにこだわる施主に適したフレキシブルな設計対応力が他社にはない優位点です。
また、ZEH仕様を標準化することで、省エネ性能を高め、環境に配慮しながらも快適な住環境を提供できる点も大きな強みです。
住友不動産で家づくりする方へ-一級建築士からアドバイス
住友不動産での家づくりを成功させるために、さらに踏み込んだ具体的なアドバイスをさせていただきます。
【1】都市型住宅での土地活用術
住友不動産は、都市型住宅に特化しており、狭小地や変形地に対応する設計力が強みです。
①高さを活かしたスキップフロアの導入
狭小地では、縦の空間を活用することで、床面積を超えた広がりを感じることができます。スキップフロアを採用することで、居住スペースを階層ごとに分け、視覚的な広がりを演出することが可能です。また、階層ごとに異なる用途を設定し、居住性を高める工夫も取り入れると効果的です。
②地下空間やロフトの活用
地下やロフトを収納スペースや趣味の部屋として利用することで、限られた面積を有効に活用できます。住友不動産の設計力を活かし、用途に応じた自由設計を取り入れることで、空間に新たな価値を生み出しましょう。
③採光と通風の工夫
都市部の住宅は、隣接する建物により採光や通風が制約される場合が多いです。そのため、住友不動産は、中庭や吹き抜け、ハイサイドライトなどを用いて、自然光と風を効果的に取り入れるプランを提案しています。これにより、狭い敷地でも開放感のある住まいを実現します。
【2】断熱性を高めた省エネ住宅設計
住友不動産の住宅は、断熱性能を重視し、省エネ効果の高い設計が特徴です。
①高性能断熱材の採用
断熱材には、通常のグラスウールに比べて断熱性の高い「ウレタンフォーム」や「セルロースファイバー」を用いることで、壁面や屋根からの熱損失を抑えます。特に寒冷地では、室内の温度を一定に保つために断熱材の厚さを増やすことも有効です。
②高断熱窓と樹脂サッシの使用
窓には、断熱性の高い複層ガラスと樹脂製のサッシを採用することで、冷暖房効率を高めることができます。これにより、外気の影響を抑え、年間の光熱費を削減する効果が期待できます。
③外部からの冷気や熱の遮断
屋根や床下、基礎部分の断熱強化も重要です。特に、住宅の基礎部分からの熱損失を防ぐことで、床の冷えを抑え、快適な住環境を提供します。
【3】住まいの資産価値を維持するメンテナンス
定期的なメンテナンスを行うことで、住宅の価値を長期にわたり維持できます。
①定期点検の徹底
住友不動産の長期60年保証システムでは、3ヵ月、1年、2年、10年の定期点検が無料で行われ、10年ごとに保証の延長が可能です。定期点検をしっかりと受けることで、早期に劣化を発見し、適切な補修を行うことが可能です。
②有料メンテナンス工事の実施
10年ごとの保証延長には、住友不動産が認めた有料メンテナンス工事が必要です。この工事を怠ると保証が無効になるため、必ず定期的なメンテナンスを行い、記録を残しましょう。
③防蟻処理の徹底
シロアリ被害は住宅の劣化を早める原因となります。特に木造住宅では、5年ごとに防蟻処理を行い、保証延長を維持することが重要です。
【4】住友不動産の代表的な商品シリーズの特徴と強み
住友不動産は、多様なライフスタイルや顧客ニーズに応じた複数の住宅シリーズを展開しています。それぞれのシリーズは、都市型住宅から自然志向の住宅、そして高級住宅まで幅広い選択肢を提供しており、特徴的な設計手法や優れた性能を備えています。
①J・アーバンシリーズ
都市型住宅に特化した「J・アーバン」シリーズは、狭小地や変形地にも対応する柔軟な設計を特徴とし、スタイリッシュな外観デザインと高い耐震性能を兼ね備えています。立体的な空間を活用した設計と、都市の景観に溶け込むモダンなデザインが魅力です。
②グランドヒルズシリーズ
「グランドヒルズ」シリーズは、プレミアムな素材やデザインを取り入れた最高級の住宅シリーズで、豪華な内装と広々とした空間を提供しています。特に、眺望やプライバシーを重視した設計により、贅沢で快適な住環境を実現しています。
③フォレストガーデンシリーズ
自然と共に暮らすことをテーマとした「フォレストガーデン」シリーズは、庭と一体化した設計が特徴です。四季折々の風景を楽しめる広々とした庭や、エコ設計を取り入れた省エネ住宅を提供し、環境に配慮したライフスタイルを提案します。
④ビッグフレーム構法(BF)シリーズ
「ビッグフレーム構法」シリーズは、強度の高い構造材を用いることで、柱や壁の位置を自由に設計でき、大空間を実現します。耐震性能が高く、ライフステージに合わせた間取り変更も可能な点が大きな特徴です。
⑤スマートモダンシリーズ
「スマートモダン」シリーズは、最新のスマート技術を標準採用し、快適な生活をサポートします。スマートホームシステムや最新のセキュリティ機器を搭載し、安全性と利便性を両立させた次世代の住まいを提供しています。
【5】住友不動産独自のオリジナル設備を活用
住友不動産では、独自開発の設備やインテリアを使用して、住まいに一体感と高級感を演出しています。
①オリジナルキッチンの選択
住友不動産のオリジナルキッチンは、デザイン性と機能性を両立しており、使いやすさを追求しています。特に、セラミックカウンターなど高耐久な素材を用いることで、長く使えるキッチンを実現しています。
②オリジナルバスルームの導入
バスルームでは、掃除のしやすさや湿気対策を考慮した設計が特徴です。オリジナルのバスタブや防カビ加工された壁材を使用することで、日々のメンテナンスも簡単に行えます。
③トータルコーディネートの実施
内装は、キッチン、バスルーム、リビング、寝室などの各空間を統一感のあるデザインでまとめることが可能です。これにより、住まい全体が調和した美しい空間に仕上がります。
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やばい?住友不動産312人の口コミ・評判を徹底調査
この章で住友不動産の実際の評判を紹介します。
ネット上で見受けられる「住友不動産 やばい」という評判は真実なのでしょうか。
家を建てる完全ガイドでは今回312人の評判を徹底的に調査してみました。

地震が多い日本なので、耐震性能は妥協したくなかったんです。住友不動産の家は地震に強い構造だと聞いて安心しました。実際に住んでみて、その安心感はさらに強くなりました。子どもたちも安心して暮らせる家です。


木の温もりを感じられる住友不動産の家は、家族みんなのお気に入りです。広いリビングは、自然と家族が集まる場所になりました。休日は、子どもたちとリビングで遊んだり、夫婦でゆったりと過ごしたり、充実した時間を過ごしています。


住友不動産のデザイン性の高さは、周りの人からも好評です。都会的な外観は、街の景観にも自然と馴染んでいます。
参考:Google マップ
住友不動産の坪単価は約70万~105万円
住友不動産で家を建てる際、気になるのはやはり坪単価ですよね。
住友不動産の坪単価は、選択する商品やオプションによって変動しますが、概ね70万円~105万円とされています。
以下に、具体的な商品名と坪単価の目安、そして坪単価に影響を与える要素をまとめます。
商品別の坪単価目安
- J・URBAN(ジェイ・アーバン):75万円~
- PREMIUM.J:70万円~80万円
- J・レジデンス:約70万円
- J・アーバン コート:約60万円~70万円
- +STORY:価格重視の方に最適
住友不動産が提供する規格型住宅です。自由設計よりも価格を抑えたい場合に適しています。平屋プラン、小屋裏2Fプラン、総2Fプランなど、様々なスタイルから選択可能です。
住友不動産の坪単価が高めな理由とは
住友不動産の坪単価が高い理由は、以下の要素が考えられます。
1. 高品質な建材・設備
- 強度が高い集成材、断熱性・気密性に優れた窓など、高品質な建材を標準仕様としています。
- キッチンや浴室などの設備も、高級マンションに採用されるようなグレードの高いものを標準仕様としています。
2. 耐震性に優れた構造
- 独自の耐震構造「ビッグフレーム構法」を採用し、地震に強い家づくりをしています。
3. 充実したアフターサービス
- 最長60年の長期保証システム、定期的な点検・メンテナンスサービスを提供しています。
4. その他の要因
- 人件費や広告費などの諸経費も坪単価に影響を与えていると考えられます。
これらの要素が総合的に作用し、住友不動産の坪単価は高めになっていると言えるでしょう。
住友不動産と有名ハウスメーカー坪単価比較表
それでは、住友不動産は他のハウスメーカーと比較した時どの辺りに位置するのでしょうか?目安を表にまとめてみましたので、参考にしてみてください。
ハウスメーカー | 構造 | 坪単価(万円) |
---|---|---|
住友不動産 | 木造 | 70~105 |
積水ハウス | 鉄骨・木造 | 100~130 |
パナソニックホームズ | 鉄骨 | 90~120 |
ヘーベルハウス | 鉄骨 | 90~120 |
大和ハウス | 鉄骨・木造 | 90~120 |
セキスイハイム | 鉄骨・木造 | 80~120 |
住友林業 | 木造 | 70~100 |
トヨタホーム | 鉄骨 | 70~110 |
三井ホーム | 木造 | 70~120 |
一条工務店 | 木造 | 60~90 |
タマホーム | 木造 | 40~70 |
レオハウス | 木造 | 45~75 |
アイダ設計 | 木造 | 35~60 |
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住友不動産で家を建てるメリット・デメリット
住友不動産は、高級マンションのような洗練されたデザインと高品質な設備が魅力のハウスメーカーです。しかし、メリットだけでなくデメリットも存在します。家づくりを成功させるためには、両方を理解した上で判断することが重要です。
メリット
- 高品質な設備を標準仕様で採用
住友不動産は、分譲マンション事業で業界トップクラスの実績を誇ります。そのため、高品質な設備を大量に仕入れることでコストを抑え、標準仕様として提供しています。例えば、高級マンションに採用されるようなセラミックカウンターのキッチンや洗面化粧台なども、標準仕様で選ぶことができます。これは、他のハウスメーカーではオプション扱いとなることが多い設備であり、大きなメリットと言えるでしょう。
- デザイン性の高さ
グッドデザイン賞を21年連続受賞していることからもわかるように、住友不動産はデザイン性に優れた住宅を提供しています。都会的でスタイリッシュな「J・アーバン」、木の温もりを感じさせる「J・レジデンス」、伝統的なデザインを取り入れた「邸宅住宅型シリーズ」など、様々なニーズに対応できる商品ラインナップも魅力です。
- 耐震性・耐久性の高さ
独自の耐震技術「SPW構法(スーパーパワーウォール構法)」を採用し、耐震等級3などの最高ランクを取得しています。「長期優良住宅」にも標準対応しており、地震や災害に強く、長く安心して暮らせる家づくりが可能です。
- 総合的なサポート体制
土地探しから設計、施工、アフターサービスまで、住まいに関するあらゆる相談にワンストップで対応しています。365日24時間対応のお客様センターも完備しており、万が一の場合でも迅速なサポートを受けることができます。
デメリット
- オプション費用が高額になる可能性
標準仕様のグレードが高い分、オプションを追加すると費用が膨らみやすい傾向があります。例えば、人気の「ウッドタイル」や「エコカラット」などの内装材はオプション扱いとなり、追加費用が発生します。予算内で収めるためには、オプションの選択は慎重に行う必要があります。
- 対応エリアが限定的
大手ハウスメーカーでありながら、対応エリアが都市部を中心に限定されています。例えば、東北地方では宮城県のみ、北陸地方では新潟県のみなど、対応エリア外に住んでいる場合は利用できません。
- 施工は下請け会社に委託
住友不動産は施工を下請けの工務店に委託しています。下請け会社の技術力によって品質に差が生じる可能性があり、担当者とのコミュニケーションや確認を密にすることが重要となります。
- 保証期間が短い
無料保証期間は10年と、他の大手ハウスメーカーと比較すると短いと言えます。積水ハウスやヘーベルハウスでは、構造躯体と雨水の侵入に対する初期保証が30年、シロアリ被害が10年となっているのに対し、住友不動産は10年で全ての保証が切れてしまいます。
ただし、10年ごとに有償のメンテナンス工事を行うことで、最大60年まで保証を延長することができます。
住友不動産の商品
住友不動産は、多様なニーズに対応する幅広い住宅商品を展開しています。ここでは、住友不動産の商品について詳しく解説します。
住友不動産の住宅商品は、大きく分けて「都市型住宅」「邸宅住宅型」「規格住宅」の3つのカテゴリーに分類されます。
1. 都市型住宅
都市部における限られた敷地でも快適な暮らしを実現できるよう、デザイン性と機能性を両立させた住宅を提供しています。
-
J・アーバン: グッドデザイン賞を受賞している人気シリーズ。スタイリッシュな外観と、採光・通風を考慮した設計が特徴です。
- 空間を有効活用する設計力: 都市型の狭小地でも、空間を最大限に活用できるよう、スキップフロアやロフトなどの設計を取り入れています。
- プライバシーへの配慮: 周囲の視線を遮りながら、採光と通風を確保できるよう、窓の位置や大きさ、外構計画に工夫を凝らしています。
- セキュリティ対策: 防犯カメラやセンサーライトなど、セキュリティ対策も充実しており、都市部での安心・安全な暮らしを実現します。
-
J・レジデンス: 天然木を贅沢に使用し、木の温もりを感じられる空間を創出。天井高2.7メートル、ハイサッシなど開放感も魅力です。
- 上質な素材と高いデザイン性: 内外装に天然木をふんだんに使用し、高級感と温かみのある住まいを実現しています。
- 開放的な空間: 高い天井と大きな窓により、明るく開放的なリビング・ダイニングを実現。
- 全館空調システム: 快適な室内環境を保つ、全館空調システムを標準装備しています。
-
J・アーバン コート: J・アーバンシリーズの中でも比較的リーズナブルな価格帯で、全館空調を標準仕様にすることも可能です。
- コストパフォーマンス: J・アーバンのデザイン性と機能性を継承しつつ、価格を抑えたシリーズです。
- 快適な住環境: 全館空調システムを標準装備し、一年を通して快適な室内環境を実現しています。
- 多彩なプラン: 家族構成やライフスタイルに合わせて、様々なプランから選ぶことができます。
2. 邸宅住宅型
海外の建築様式を取り入れた個性的なデザインが特徴です。
- 邸宅住宅型シリーズ: “Foreign スタイル” と “Japanese スタイル” の2つのテーマがあり、顧客の好みに合わせた多彩なデザインを提供しています。
-
Foreignスタイル: スパニッシュ、プロヴァンス、アメリカンなど、海外の建築様式を取り入れた個性的なデザインが特徴です。
- スパニッシュ: 白い壁とオレンジ色の瓦屋根が特徴的な、明るく開放的なスタイル。中庭やパティオを設けることで、リゾートのような雰囲気を楽しむことができます。
- プロヴァンス: 南フランスの田園風景を思わせる、素朴で温かみのあるスタイル。パステルカラーの外壁や、アンティーク調の家具が特徴です。
- アメリカン: 広々としたリビングや、機能的なキッチンが特徴的な、開放感あふれるスタイル。
-
Japaneseスタイル: 日本の伝統的な建築様式を取り入れた、風格のあるデザインが特徴です。
- 数寄屋造り: 自然と調和した、簡素で美しいデザイン。庭園との一体感を重視した、落ち着いた空間が特徴です。
- 和風モダン: 伝統的な和の要素と、現代的なデザインを融合させたスタイル。格子や障子など、和の素材をモダンにアレンジしています。
-
3. 規格住宅
間取りや仕様をある程度決めることで、コストを抑えた家づくりができる商品です。
- +STORY: 平屋、小屋裏2階建て、総2階建てなど、様々なプランから選択可能。Panasonic製の設備やインテリアを採用し、自分らしい住まいを実現できます。
- 豊富なプラン: ライフスタイルに合わせて、平屋、2階建て、小屋裏収納付きなど、様々なプランから選ぶことができます。
- 高品質な設備: Panasonic製のキッチン、バスルーム、トイレなど、高品質な設備を標準採用しています。
- 自由度の高いインテリア: 壁紙や床材など、豊富なバリエーションの中から、好みのインテリアを選ぶことができます。
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まとめ
今回は一級建築士の立場から住友不動産の評価を行いました。
住友不動産は、高い耐震性や自由度の高い設計、充実したアフターサービスなど、多くの魅力を持つハウスメーカーです。しかし、坪単価が高めである点や、標準仕様以外の選択肢が少ない点など、注意すべき点もあります。
家づくりは一生に一度の大きな買い物です。住宅展示場や完成見学会に足を運び、間取りや設備、建材などを実際に見て、住友不動産の家づくりを体感してみてください。そして、営業担当者とじっくり話し合い、疑問や不安を解消することが大切です。
今回の記事が、住友不動産で家を建てるかどうかの判断材料になれば幸いです。理想の住まいを実現するために、しっかりと情報収集を行い、後悔のない家づくりを進めていきましょう。
住友不動産のQ&A
ここからは住友不動産に関するQ&Aを紹介していきます。
Q1. 住友不動産はどんな会社ですか?
A: 住友不動産は、日本の大手不動産会社で、主にマンション・オフィスビルの開発、販売、賃貸、リフォームなどを手がけています。また、ホテル事業や住宅関連事業など、多角的に事業を展開しています。
Q2. 住友不動産の評判はどうですか?
A: 住友不動産の評判は、マンションや注文住宅、リフォームなど、それぞれのサービスによって異なります。新築マンションや「新築そっくりさん」と呼ばれるリフォームサービスは好評ですが、価格やアフターサービスについての評価は意見が分かれています。
Q3. 住友不動産の注文住宅の評判はどうですか?
A. 住友不動産の注文住宅は、高品質でデザイン性が高いと評判です。ただし、価格が高いという意見も見られます。店舗や担当者によっても口コミは様々ですので、自分の足で直接店舗に行き確かめることが大切です。
Q4. 住友不動産の注文住宅の標準仕様はどうなっていますか?
A: 住友不動産の注文住宅は、デザインの自由度が高く、標準仕様も充実しています。キッチンやバスルームなどの設備に関する詳細は、モデルハウスやショールームで確認することが可能です。
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