【A+ランク】ステーツで家を建てる！F P兼宅建士の評価と176人の評判・坪単価

注文住宅を建てるなら、誰もが「自分らしい理想の家」を実現したいと願うものです。

しかし、数多くのハウスメーカーの中から本当に信頼できる一社を選ぶのは簡単ではありません。

ステーツの注文住宅は、比較的手の届きやすい坪単価でありながら、耐震性や断熱性など住宅性能にも配慮した家づくりを行っている点が特徴です。建築家との家づくりを身近にする独自のスタイルで注目を集めていますが、実際の坪単価や品質はどうなのでしょうか？

この記事では、FP兼宅建士の視点から、ステーツの特徴や強み、気をつけるべきポイントまで詳しく解説します。あなたの家づくりを成功に導くために、専門家ならではの客観的な評価をお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。

＼家づくりで後悔しないための最初のステップ／

また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。

1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。

誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。

しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。

住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。

「とりあえず行ってみよう！」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。

しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか？

もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。

焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。

マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。

「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。

しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。

数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。

①SUUMO 不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。 ②HOME4U家づくりのとびら NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。 ③LIFULL HOME’S 東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。

これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。

3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、

• 工務店を中心に探したい方は…SUUMO
• ハウスメーカーにこだわりたい方は…家づくりのとびら
• ローコスト住宅をメインで考えている方は…LIFULL HOME’S

がおすすめです。

さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。

「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。

多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。

後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。

• SUUMO…工務店のカタログ中心
• 家づくりのとびら…ハウスメーカーのカタログ中心
• LIFULL HOME’S…ローコスト住宅のカタログ中心

【工務店中心】SUUMOの無料カタログはこちら⇒


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それでは解説をしていきます。

後悔？欠陥住宅？ステーツの口コミ・評判を徹底調査

ネット上で見受けられる「ステーツ　後悔」や「ステーツ　欠陥住宅」という評判は真実なのでしょうか。

家を建てる完全ガイドでは今回176人の評判を徹底的に調査してみました。

参考：Googleマップ 

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FP兼宅建士が教える失敗しない！ステーツで家を建てる方法

ステーツで家づくりを検討している方へ、FP宅建士の視点から“失敗しない進め方”を解説します。

ステーツは、「コミコミ価格」で総額をつかみやすくしつつ、耐震等級3や高断熱仕様まで選べる商品体系で“ちょうどいい価格”を狙いやすい住宅会社です。

そのため「コミコミ価格の分かりやすさ」「性能グレード（DT style/DT7等）の選択肢」に強みがある一方、（担当者・アフター対応のばらつき、標準デザインの好み、特殊仕様の対応範囲）を見極めるのがコツ。まずは全体像と評価を押さえましょう。

FP宅建士の筆者によるステーツの全体評価はこちら！

項目	詳細
総合評価	A+ランク 4.6
耐震性	4.6
断熱性・気密性	4.6
間取りの自由度	4.4
コストパフォーマンス	4.7
アフターサービス	4.2
会社の信頼度	4.3

付帯工事や諸経費まで含めた「コミコミ価格」で資金計画を立てやすく、BEINGやBE SMARTなどで“価格とこだわり”の落とし所を作りやすいのが魅力です。

そのため予算オーバーの不安を抑えやすい一方で、担当者やアフター対応の体感差、標準仕様のデザインが合うか、上位仕様（DT style/DT7等）での追加差額の出方は注意が必要です。

そこで、ステーツでの家づくりを成功させるために、押さえておきたい特徴を5つに整理しました。

「コミコミ価格」で本体＋付帯＋諸経費を最初に見える化

見積の段階で、建物本体だけでなく付帯工事費や仮設工事費、諸経費まで含めて総額提示しやすいのが大きな特徴です。住宅ローン審査や自己資金計画、外構・家具家電まで含めた“家計の全体設計”を早い段階で固めやすくなります。

向いている人：貯金や月々返済に不安があり、最初から総額を確定させて進めたい人／相見積もりで条件を揃えて比較したい人。

注意点＋契約前の確認：コミコミに含まれない項目（外構の範囲、地盤改良、カーテン・照明の扱い等）が残っていないか、見積明細で書面確認しましょう。

BEING（CP/HS/DT style/DT7）で性能と価格を“段階選択”できる

自由設計のBEINGは、手の届きやすさ重視のCP styleから、性能とコストのバランスを狙うHS style、ダブル断熱＋トリプルサッシのDT style、耐震・断熱ともに最高等級を狙うDT7まで、同じ枠組みでグレードを選べるのが強みです。こだわりを入れる場所を“性能側に寄せるか、デザイン側に寄せるか”を整理しやすくなります。

向いている人：自由設計で間取りを作り込みたいが、性能も妥協したくない人／上位仕様にする理由を数字や体感で納得して決めたい人。

注意点＋契約前の確認：DT style/DT7にした場合の標準範囲（サッシ、断熱構成、設備）と、同等性能を保ったままの変更可否を仕様書で固定してください。

耐震等級3＋金物工法を標準軸に“地震保険・資産性”まで視野に入れやすい

耐震等級3を標準側に置きやすく、金物工法で構造の強さを担保する考え方が特徴です。地震への安心だけでなく、長く住む前提での資産性や保険設計の検討にもつなげやすくなります。

向いている人：地震への不安が強く、構造の説明を根拠付きで聞きたい人／長期で住み続ける前提で安全側に寄せたい人。

注意点＋契約前の確認：耐震等級3の取得方法（評価書の有無、設計上の条件）と、プラン変更時に等級が維持されるかを契約図書で確認しましょう。

BE SMARTの規格住宅で「打ち合わせ短縮」とコミコミ範囲の広さを取りにいく

規格住宅のBE SMARTは、プランや仕様が整理されていて打ち合わせがスムーズに進みやすく、工期も読みやすい設計です。設備や照明、カーテンまで暮らしに必要なものをまとめて計画しやすく、“決める疲れ”を減らしつつコストも抑えたい層に刺さります。

向いている人：忙しくて打ち合わせ時間を最小化したい人／間取りの大枠はプロ提案で良く、コスパ重視で進めたい人。

注意点＋契約前の確認：変更できる範囲（窓位置、収納量、設備グレード等）と、変更時の追加費用ルールを事前に書面で押さえてください。

HIRA-YA・vivaceで平屋/二世帯を“商品として最適化”しやすい

平屋専用のHIRA-YAは、ワンフロア動線や勾配天井など“平屋の満足度が上がるポイント”を設計に織り込みやすく、二世帯のvivaceは完全分離・部分共有など暮らし方の違いを商品として整理しやすいのが特徴です。将来の介護・同居・子育てまで含めた住まい方を、早い段階で具体化しやすくなります。

向いている人：老後まで見据えて階段のない暮らしを優先したい人／親世帯・子世帯の距離感を設計で解決したい人。

注意点＋契約前の確認：平屋は屋根面積や外周が増えやすく、同じ延床でもコストが動きやすいので、総額と坪単価だけでなく仕様差の内訳を見積書で確認しましょう。

ステーツの注文住宅の坪単価は約52万～63万円！

ステーツの注文住宅の坪単価は、一般的に約52万円～63万円程度が相場となっています。相場感と比べて、手の届きやすい価格帯から検討しやすい住宅会社といえるでしょう。

実際の建築実績を見ると、本体価格1,500万円から1,999万円の範囲で家を建てる方が多く、手の届きやすい価格設定が特徴です。

商品ラインナップ別の坪単価と特徴

ステーツでは、お客様の予算や重視するポイントに合わせて、複数の商品プランを展開しています。それぞれの商品の特徴と価格帯を詳しく見ていきましょう。

自由設計住宅「BEING」シリーズ

BEINGシリーズは、ステーツの主力商品として人気を集めています。自由設計でありながらコストパフォーマンスに優れており、30坪1,980万円（税込）から建てられるプランです。この価格には、付帯工事費や仮設工事費、諸経費などの追加費用もすべて含まれた「コミコミ価格」となっているため、予算オーバーの心配が少ないのが魅力です。

BEINGシリーズの中でも、性能や仕様によって複数のスタイルが用意されています。最もハイスペックな「DT7」は、耐震・断熱ともに最高等級を実現した商品で、30坪2,618万円（税込）からとなっています。防災拠点レベルの耐震性能と、夏は涼しく冬は暖かい高断熱性能を備えた住まいです。

また、「CP style」はジブンらしく楽しく自由に暮らせる自由設計の住まいで、必要十分な設備と性能を備えながら、最も手の届きやすい価格設定となっています。

さらに「DT style」は高断熱を重視した住まいをコンセプトとし、ダブル断熱とトリプルサッシを組み合わせた仕様として紹介されています。「HS style」は性能とコストのベストバランスを追求したミドルグレードの商品です。

平屋住宅「HIRA-YA」

平屋住宅に特化した商品として、30坪2,244万円（税込）から建てられる「HIRA-YA」も展開されています。将来を見据えた平屋の暮らしを実現できる人気のプランです。

二世帯住宅「vivace」

多世代で暮らす家族のための二世帯住宅専用プラン「vivace」は、50坪3,003万円（税込）から建築可能です。親世帯と子世帯それぞれの想いを叶えながら、安心して暮らせる住まいを提供しています。

規格住宅「BE SMART」

時間もコストも削減できる規格住宅として、「BE SMART」シリーズも用意されています。高性能でコンパクトな「小さくても幸福度の高い家」をコンセプトに、25坪1,800万円（税込）から建てることができます。間取りや仕様があらかじめ決まっているため、打ち合わせがスムーズに進み、約6ヶ月での完成も可能です。建物本体はもちろん、設備や照明、カーテンまで暮らしに必要なものが全て含まれた「コミコミ価格」が基本となっています。

実際の建築事例から見る坪単価

SUUMOなどの施工実例を見ると、間取りやこだわりによって坪単価は異なりますが、以下のような実績があります。

35坪の4LDKで本体価格1,876万円の場合、坪単価は約53.6万円となっています。開放的な吹き抜けリビングで薪ストーブの暖かさを味わえる住まいです。32坪程度の住宅で本体価格1,800万円台、37坪程度で1,967万円という事例もあり、いずれも坪単価50万円台で建てることができています。

ステーツが低価格を実現できる理由

ステーツがこのような手の届きやすい価格を実現できている背景には、独自の経営戦略があります。

まず、見積もり時に建物本体価格だけでなく、通常は別途費用になりやすい付帯工事費や諸経費などを含めた総額を提示する「コミコミ価格」を採用しています。これにより、後から追加費用がかかる心配がなく、安心して家づくりを進めることができます。

また、作業工程の最適化やマニュアルの活用により、職人の作業効率を向上させることで、住宅価格の大幅なコストダウンを実現しています。さらに、1992年の設立以来、累計5,000棟以上の注文住宅を手掛けてきた実績により、スケールメリットを最大限に活かした資材調達が可能となっているのです。

ステーツの家づくりは、派手な広告や過剰なブランド料を削ぎ落とし、その分を住宅の基本性能やデザインに還元することで、「ちょうどいい価格」と「ちょっといいこだわり」を両立させています。多くの方にとって、背伸びしすぎない理想の暮らしを実現できるハウスメーカーといえるでしょう。

ステーツと有名ハウスメーカー坪単価比較表

それでは、ステーツの価格帯は他のハウスメーカーと比較するとどの辺りに位置するのでしょうか。表にまとめましたので、参考にしてください。

ハウスメーカー名	坪単価相場（目安）
ステーツ	約52万円～63万円
タマホーム	約30万円～80万円
アイフルホーム	約25万円～70万円
アイダ設計	約40万円～65万円
一条工務店	約50万円～90万円
積水ハウス	約59万円～130万円
パナソニックホームズ	約85万円～95万円
住友林業	約85万円～100万円
ヘーベルハウス	約90万円～110万円
三井ホーム	約100万円～130万円

※坪単価は、選択するプラン、仕様、延床面積、時期などにより大きく変動するため、上記はあくまで目安です。

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ステーツのメリット・デメリット

ステーツの注文住宅は「ちょうどいい価格」と「ちょっといいこだわり」をコンセプトに、北陸・甲信越を中心に全国各地で展開されています。

家づくりを検討する際には、メリットだけでなくデメリットも含めて総合的に判断することが重要です。

メリット

ステーツの注文住宅には、多くの施主から高く評価されている強みがあります。ここでは主なメリットを詳しく見ていきましょう。

1．圧倒的なコストパフォーマンスと明瞭な価格提示

ステーツの最大の強みは、自由設計でありながら坪単価が約52万円～63万円程度と、日本の新築住宅の平均坪単価である約64万円よりも手の届きやすい価格帯で家を建てられる点です。この価格には、建物本体価格だけでなく、付帯工事費や仮設工事費、諸経費などを含めた「コミコミ価格」として提示されるため、総額を把握しやすい点が特徴です。

主力商品の「BEING」シリーズは、30坪1,980万円（税込）から建てられ、コスト重視の「CP style」から高断熱仕様の「DT style」まで、予算と性能のバランスに応じて選べる仕組みになっています。

2．多彩な商品ラインナップで幅広いニーズに対応

ステーツでは、ライフスタイルや家族構成に合わせた豊富な商品プランを用意しています。二世帯住宅専用の「vivace」は50坪3,003万円（税込）から、平屋住宅の「HIRA-YA」は30坪2,244万円（税込）から建築可能です。

規格住宅の「BE SMART」は、25坪1,800万円（税込）からと非常にリーズナブルで、間取りや仕様があらかじめ決まっているため、打ち合わせがスムーズに進み、約6ヶ月での完成も可能です。さらに、最上位モデルの「DT7」は、耐震・断熱ともに最高等級を実現した商品で、30坪2,618万円（税込）から提供されており、性能にこだわりたい方にも対応しています。

3．雪国で培われた高い基本性能

北陸地方での実績を活かし、標準仕様で高い性能を確保している点もステーツの大きな魅力です。耐震性については、耐震等級3を軸にした設計や金物工法の採用など、構造面の安心に配慮した家づくりが紹介されています。

断熱性能も高く、壁にはウレタン吹付断熱、窓にはアルミ樹脂複合サッシとLOW-E複層ガラスを採用し、寒冷地でも快適に暮らせる高断熱・高気密住宅を実現しています。最上位の「DT7」は断熱等級7を掲げる仕様として紹介されており、冷暖房効率を重視したい方にとって検討しやすいグレードです

4．充実したアフターサポート体制

ステーツでは、完成後の定期点検について案内があり、一定のメンテナンスを行うことで構造保証を最長60年まで延長できる制度として紹介されています。また、竣工図面や仕様書の永久保存、増改築や暮らしのサポートまで幅広く対応しており、建てた後も施主に寄り添った姿勢が評価されています。

デメリット

一方で、ステーツの注文住宅にはいくつか注意すべき点もあります。家づくりを検討する際には、これらのデメリットも理解しておく必要があります。

1．アフターサービス対応のばらつき

口コミでは評価する声が多かったですが、中には不満も含まれています。その中で最も多く指摘されているのが、引き渡し後のフォロー体制に関する課題です。

定期点検後のやり取りについて、修繕の段取りや連絡のタイミングに不満を感じたという声が一部で見られました。「1ヶ月後の見回りが来なかった」「建てて終わりという感じがした」といった口コミもあり、アフターサービスの質が担当者や支店によって異なる可能性があります。契約前に、どこまで対応可能なのか、どのくらいの時間がかかるのかを明確にしておくことが重要です。

2．担当者の対応や知識にばらつきがある

「コーディネーターの勉強不足を感じた」「営業担当が慣れていないのか分からないことが多かった」といった口コミも一部で見られました。

家づくりは人と人との関わりが非常に重要であり、担当者との相性や知識レベルによって満足度が大きく変わることがあります。もし担当者との相性が合わないと感じた場合は、できるだけ早い段階で担当変更を申し出ることも検討すべきでしょう。一方で、「親身になって対応してくれた」「デメリットも細かく教えてくれた」という良い評価も多いため、担当者によって対応に差があることを理解しておく必要があります。これは、どのハウスメーカーでも生じるリスクですので、注意したいポイントです。

3．デザインや表現力の限界

「ちょうどいい」を追求している反面、標準仕様では「建売住宅のような一般的な間取り」と感じる施主もいるようです。

デザインや質感の受け止め方には差があり、内装や外観に強いこだわりを反映させたい場合は、オプション追加で総額が動くこともあります。規格住宅の場合は特に、間取りや設備、デザインに関する変更の融通が利かないため、強いこだわりを反映させたい方には不向きかもしれません。グレードを上げて建てるなら、他のハウスメーカーとの比較検討も必要でしょう。

4．特殊な建築への非対応

コストパフォーマンスを重視したミドルクラスの住宅が中心であるため、高級住宅や輸入住宅のような独創性の高いデザイン、特殊な工法には対応していません。また、素材や工法の選択肢には一定の範囲があるため、こだわりの工法や仕様がある場合は、対応可否を早めに確認しておくと判断しやすくなります。

ステーツは、コスト・性能・デザインのバランスが取れた「身の丈に合った理想の家」を求める方に向いていますが、手厚いアフターケアや高度な芸術性、特殊な仕様を求める場合は、他社との慎重な比較検討が必要です。

ステーツの商品ラインナップ

ステーツは「ちょうどいい価格」と「ちょっといいこだわり」をコンセプトに、自由設計から規格住宅まで幅広い商品を展開しています。建物本体価格に付帯工事費や諸経費を含めた「コミコミ価格」で提示される明朗会計が大きな特徴です。

自由設計住宅「BEING」シリーズ

ステーツの主力商品である「BEING」は、ライフスタイルや予算に合わせて複数のスタイルから選択できる自由設計住宅です。家族構成や理想の暮らし方に合わせて、間取りをミリ単位で設計できるため、毎日の「暮らしやすい」を実現できます。

CP style（コストパフォーマンス重視）

ジブンらしく楽しく自由に暮らせる、コストパフォーマンスに優れたプランです。快適な暮らしに必要な設備を備えつつコストを抑えており、必要十分な性能を確保しています。30坪から建築可能で、自由設計でありながら手の届きやすい価格設定となっています。

HS style（性能とコストのベストバランス）

ワンランク上の快適仕様を備えたミドルグレードの商品です。断熱性能と構造強度をさらに高めており、樹脂複合ペアガラスサッシや発泡ウレタン断熱を採用しています。設備の選択肢も増えるため、住まいの理想形に近づけることができます。

DT style（至高の高断熱ハウス）

ダブル断熱とトリプルサッシを組み合わせた、北陸の厳しい寒さに学んだ超高断熱仕様が特徴です。内断熱のウレタン吹き付けと外断熱を組み合わせ、樹脂トリプルガラスサッシを標準装備しています。一年中快適な室温を保ち、光熱費の削減にもつながります。

最高等級の性能を誇る「DT7」

DT7は、耐震・断熱ともに最高等級を実現した最上位モデルです。30坪2,618万円（税込）から提供されており、断熱等級7、耐震等級3という国内最高レベルの性能を標準仕様としています。

ダブル断熱の採用により、省エネ性（冷暖房効率）を重視した仕様として紹介されています。効率よくエアコンが効くため無駄な電力使用がなくなり、ランニングコストを大幅に抑えることが可能です。吹き抜けのある大空間やオープンな間取りでも、高い断熱性で熱が逃げにくいため、快適な暮らしを実現できます。

多様な暮らしに応える専用商品

vivace（ビバーチェ）

二世帯住宅専用の自由設計プランです。親世帯と子世帯がそれぞれ快適に暮らせるよう、完全に生活を分ける「完全分離タイプ」や一部を共有する「部分共有タイプ」から選択できます。50坪3,003万円（税込）から建築可能で、それぞれの世帯の悩みを解決しながら、多世代が近くで暮らすメリットを引き出す設計が可能です。

HIRA-YA（ヒラヤ）

将来を見据えた平屋住宅専用プランです。ワンフロアで生活が完結するため、家族のぬくもりを近くで感じられ、バリアフリーにも対応しやすい設計となっています。30坪2,244万円（税込）から建築可能で、勾配天井による開放的な空間設計が特徴です。地震に強く、メンテナンスコストも抑えられるため、長く安心して暮らせます。

タイムパフォーマンスを重視した規格住宅「BE SMART」

プロが考え抜いた高性能なプランを、手の届く価格で提供する規格住宅シリーズです。間取りや仕様がある程度決まっているため、打ち合わせがスムーズに進み、悩む時間を減らせます。工期も短く、約6ヶ月での完成が可能です。

25坪1,800万円（税込）から建築可能で、建物本体はもちろん、設備や照明、カーテンまで暮らしに必要なものが全て含まれた「コミコミ価格」が基本です。坪数ごとに価格が設定されているため、資金計画が立てやすくなっています。

防災拠点レベルの「耐震等級3」、火災保険料も割引になる「省令準耐火構造」、トップクラスの断熱性など、価格以上の安心性能が全て標準仕様です。小さくても幸福度の高い家をコンセプトに、狭さを快適さに変える工夫が施されており、シンプルでありながらも豊かに住まうことができる間取りが揃っています。

建売住宅「BE FIND」

オンリーワンのデザインと完成された暮らしを兼ね備えた建売住宅です。住宅のプロが敷地の形状や特徴を最大限に活かして建てるデザイン住宅で、完成済みの場合は実際の建物を見学しながらサイズ感を確認でき、未完成物件の場合は建築中の様子をチェックできる安心感があります。

お部屋の雰囲気に合わせた家具、照明、カーテンなどはインテリアコーディネーターが厳選しており、生活動線・収納スペース・住宅設備・コンセントの位置や数など、居心地の良い空間がトータルでコーディネートされています。

ステーツの商品ラインナップは、これらの具体的な価格が示す通り、高品質な住宅を平均的な坪単価よりも低く抑えた「手の届く価格」で提供することに特化しています。自由設計から規格住宅、建売住宅まで、お客様のニーズに合わせた選択肢が用意されており、予算や性能、デザインのバランスを考えながら最適なプランを選ぶことができます。

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ステーツのQ&A

ここからはステーツに関するQ&Aを紹介していきます。

Q. ステーツとはどんな住宅会社ですか？

ステーツは新潟県を本社に、富山・福井・長野・山梨・石川など北陸・甲信越エリアを中心に展開する住宅会社です。注文住宅だけでなく、建売住宅や分譲住宅も多く手掛けており、コストパフォーマンスを重視した家づくりが特徴です。

Q. ステーツの展示場やモデルハウスはどこにありますか？

新潟・富山・福井・長野・山梨など各エリアに展示場やモデルハウスがあります。実際の仕様や空間を確認できるため、検討中の方は見学会への参加がおすすめです。

Q. ステーツの家は寒いですか？

ステーツの家が寒いという心配は基本的に不要です。北陸地方での実績を活かし、標準仕様で高い断熱性能を確保しています。壁にはウレタン吹付断熱、窓にはアルミ樹脂複合サッシとLOW-E複層ガラスを採用しており、寒冷地でも快適に暮らせる高断熱・高気密住宅を実現しています。特に上位グレードの「DT style」や「DT7」では、ダブル断熱とトリプルサッシを組み合わせた超高断熱仕様となっており、年間の冷暖房費を大幅に削減できます。実際の口コミでも「寒地仕様で寒さに無縁の冬を過ごせた」という声が多く見られます。

Q. ステーツの値引きは可能ですか？

ステーツでは「コミコミ価格」の明朗会計を掲げており、基本的に大幅な値引きは期待しにくい価格設定となっています。ただし、期間限定のキャンペーンを実施していることがあり、例えば「小屋裏収納の無料プレゼント」や「サッシのグレードアップ」などの特典が提供される場合があります。値引き交渉よりも、キャンペーン時期を狙ったり、標準仕様でどこまで希望を実現できるかを検討したりする方が効果的です。また、複数のハウスメーカーから相見積もりを取ることで、より有利な条件を引き出せる可能性もあります。

Q. ステーツの建売住宅の評判はどうですか？

ステーツの建売住宅「BE FIND」は、住宅のプロが敷地の形状や特徴を最大限に活かして建てるデザイン住宅として評価されています。インテリアコーディネーターが家具、照明、カーテンまで厳選しており、トータルでコーディネートされた居心地の良い空間が特徴です。完成済みの場合は実際の建物を見学できるため、サイズ感を確認しながら購入を検討できる安心感があります。ただし、建売住宅は自由設計ほどのカスタマイズはできないため、間取りや設備が自分のライフスタイルに合うかをしっかり確認することが重要です。

まとめ

今回はFP兼宅建士の立場からステーツの評価を行いました。

ステーツは、坪単価約52万円～63万円という手の届きやすい価格帯で、耐震等級3や高断熱性能を標準装備した住宅を提供している優れたハウスメーカーです。北陸地方で培われた確かな技術力と「コミコミ価格」の明朗会計により、予算オーバーの心配なく理想の家づくりを実現できます。特に、コストパフォーマンスと住宅性能のバランスを重視する方にとって、ステーツは非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。一部でアフターサービスへの指摘もありますが、契約前にしっかり確認することで不安は解消できます。

「ちょうどいい価格」で「ちょっといいこだわり」を実現したい方は、ぜひステーツの展示場を訪れて、実際の住まいの質の高さを体感してみてください。きっとあなたの理想の家づくりのパートナーとなってくれるはずです。