【 A+ランク】シンケンスタイルで家を建てる!FP兼宅建士の評価と185人の評判・坪単価

住宅メーカー

九州で家づくりをお考えの方にとって、地域に根ざした住宅会社選びは重要な決断です。

シンケンスタイルという名前を聞いたことがあるという方も多いかもしれません。

九州で「心地よさ」を追求した家づくりを続けるシンケンスタイル。シンケンスタイルの住まいは、無垢材や自然素材を活かした美しいデザインだけでなく、住む人の暮らし方そのものに寄り添う設計思想が特徴です。

一方で

  • 「坪単価は適正なのか」
  • 「デザイン性や性能は期待に応えられるのか」
  • 「アフターサービスは充実しているのか」

家は一生に一度の大きな買い物だからこそ、慎重に選びたいものです。この記事ではFP兼宅建士の視点から、シンケンスタイルの特徴や強み、そして注意すべきポイントまでを徹底的に分析します。

実際の坪単価やメリット・デメリットを包み隠さず解説しますので、あなたの家づくりの判断材料としてお役立てください。

\家づくりで後悔しないための最初のステップ/

また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。

1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。

誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。

しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。

住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。

「とりあえず行ってみよう!」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。

しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか?

もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。

焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。

マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。

「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。

しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。

数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。

①SUUMO

不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。

②HOME4U家づくりのとびら

NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。

③LIFULL HOME’S

東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。

これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。

3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、

がおすすめです。

さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。

「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。

多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。

後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。

  • SUUMO…工務店のカタログ中心
  • 家づくりのとびら…ハウスメーカーのカタログ中心
  • LIFULL HOME’S…ローコスト住宅のカタログ中心


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それでは解説をしていきます。

  1. 後悔する?苦情が多い?シンケンスタイルの口コミ・評判を徹底調査
  2. FP兼宅建士が教える失敗しない!シンケンスタイルで家を建てる方法
    1. 空気集熱ソーラー「そよ風」で、冬の体感まで設計に組み込む
    2. 無垢材・漆喰・モイスで、経年美と空気感を“価値”にする
    3. 庭・外構まで含めた「家と景色の一体設計」が前提
    4. 自社大工集団「WITs」による、隠さない構造と丁寧な納まり
    5. 規格住宅「スタディハウス」で“入り口”を用意しつつ、造り込みで差が出る価格体系
  3. シンケンスタイルの坪単価は約70万~80万円!
    1. シンケンスタイルの基本坪単価
    2. 実際の建築費用はさらに高額になるケースも
    3. 坪単価に含まれる独自の価値
    4. 近年の取り組み「スタディハウス」
    5. 価格が高い理由
    6. シンケンスタイルと有名ハウスメーカー坪単価比較表
  4. シンケンスタイルのメリット・デメリット
    1. メリット
      1. 1.自然エネルギーを活用した高い居住性と省エネ性能
      2. 2.厳選された自然素材による経年美と健康への配慮
      3. 3.充実したアフターサポートと耐久性
    2. デメリット
      1. 1.初期費用(坪単価)が比較的高額
      2. 2.メンテナンスの手間と管理負担
      3. 3.間仕切りの少ない設計による音漏れやプライバシー
      4. 4.独自の設計哲学による制約
  5. シンケンスタイルの商品ラインナップ
    1. 完全自由設計という考え方
    2. 暮らしを支える独自のシステムと素材
    3. 自社大工集団「WITs(ウィッツ)」による施工
    4. 体感型モデルハウス「STUDY HOUSE」
    5. 充実したアフターサポート体制
  6. シンケンスタイルのQ&A
    1. Q. 施工エリアはどこまでですか?
    2. Q. 見学会やモデルハウスはありますか?
    3. Q. シンケンスタイルの家は寒いですか?
    4. Q. 外壁の劣化が気になりますが、大丈夫ですか?
    5. Q. 24時間サポート体制はありますか?
  7. まとめ

後悔する?苦情が多い?シンケンスタイルの口コミ・評判を徹底調査

ネット上で見受けられる「シンケンスタイル 後悔」や「シンケンスタイル 苦情」という評判は真実なのでしょうか。

家を建てる完全ガイドでは今回185人の評判を徹底的に調査してみました。

鹿児島の底冷えする冬が苦手でしたが、この家に越してから一変しました。空気集熱ソーラーのおかげで、真冬でも床がほんのり温かく、朝起きて一歩踏み出した時の幸福感は格別です。エアコンをほとんど使わずに済むので空気も乾燥せず、夫婦共々喉の調子が良くなりました。

庭とリビングが地続きになった開放的な設計に一目惚れしました。週末は大きな窓を全開にして、ウッドデッキでバーベキューを楽しむのが我が家の定番です。キッチンに立っていても外で遊ぶ子供たちの気配が常に感じられるつながる空間のおかげで、家族の会話が自然と増えました。土間収納を広くしたことでキャンプ道具の出し入れもスムーズになり、まさに自然と調和した暮らしを地で行く毎日を楽しんでいます。

住宅密集地での建築に不安がありましたが、提案された2階リビングに驚き、感動しました。周囲の視線を気にせず大きな窓を開け放てるので、街中とは思えないほど光と風が通り抜けます。壁を最小限にした設計は、どこにいてもパートナーの存在を感じられる安心感があります。造り付けの家具も家の雰囲気にぴったりで、無駄のない美しい空間になりました。妥協せずにシンケンスタイルを選んで、本当に良かったです。

マンションから両親との同居を機に建て替えましたが、遊びに来る孫たちがこの家がいいと大喜びするのが何より嬉しいです。無垢の木や漆喰の柔らかな質感が、世代を超えて心地よさを与えてくれるようです。梅雨時でも調湿素材モイスのおかげで空気が澄んでおり、高齢の両親も呼吸がしやすいと喜んでいます。職人さんの丁寧な仕事が光る隠さない構造には、家族全員が深い信頼と愛着を感じています。

木をふんだんに使った家なので手入れが心配でしたが、実際は家族で家を慈しむ楽しい時間になっています。先日、玄関ドアを息子と一緒に塗装したのですが、少しのムラもまた我が家味として誇らしいです。24時間体制のサポートも心強く、台風の後にすぐ状況確認の連絡をいただいた時は、その誠実さに感動しました。

参考:Googleマップ

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FP兼宅建士が教える失敗しない!シンケンスタイルで家を建てる方法

シンケンスタイルで家づくりを検討している方へ、FP宅建士の視点から“失敗しない進め方”を解説します。

シンケンスタイルは九州を中心に、無垢材や自然素材の設えと「心地よさ」を軸に、庭まで含めた暮らし提案型の自由設計住宅を手がける住宅会社です。

そのため「自然素材×暮らしに寄り添う設計思想」「そよ風など独自要素を含む快適性」に強みがある一方、(坪単価の上振れ・メンテナンスの考え方・設計哲学との相性)を見極めるのがコツ。まずは全体像と評価を押さえましょう。

FP宅建士の筆者によるシンケンスタイルの全体評価はこちら!

項目 詳細
総合評価 A+ランク
4.6
耐震性 4.2
断熱性・気密性 4.4
間取りの自由度 4.5
コストパフォーマンス 4.0
アフターサービス 4.4
会社の信頼度 4.5

自然素材の美しさだけでなく、庭・外構まで含めて「ふだんの心地よさ」を設計でつくり込む思想が魅力です。

そのため満足度は高まりやすい一方で、こだわりの深さで費用が伸びやすいこと、手入れを“負担”ではなく“楽しみ”として受け止められるかが重要になります。

そこで、シンケンスタイルでの家づくりを成功させるために、押さえておきたい特徴を5つに整理しました。

空気集熱ソーラー「そよ風」で、冬の体感まで設計に組み込む

屋根で温めた空気を活かす発想で、真冬の床の冷たさや朝の不快感を減らす方向に寄せたつくりが特徴です。エアコン依存を下げ、乾燥感が出にくい暮らし方を目指しやすいのが強みになります。

向いている人:冬の底冷えが苦手で、体感の快適さを優先したい人。機械設備に頼り切らない暮らしが好きな人。

注意点+契約前の確認:設置条件(屋根形状・方位・メンテ)と、住み方で差が出るポイント(換気・温度ムラ)を仕様書で確認。

無垢材・漆喰・モイスで、経年美と空気感を“価値”にする

素材の質感と時間の変化を前提に、触れたときのやさしさや、湿度が高い季節の空気感まで含めて整える考え方です。木や壁が「きれいに古びる」方向で、住まいへの愛着が積み上がりやすい設計になります。

向いている人:新築のツヤを守るより、時間とともに味が出る家が好きな人。室内の空気感や素材の手触りを重視する人。

注意点+契約前の確認:手入れの頻度と方法(床のオイル、塗装の考え方)を入居後の運用として書面で確認。

庭・外構まで含めた「家と景色の一体設計」が前提

建物単体ではなく、窓から見える景色や、リビングと庭が地続きに感じられる動線までを含めて完成形にします。バーベキューや外遊び、土間収納の使い方など、暮らしの行動がそのまま間取りに反映されやすいのが魅力です。

向いている人:庭時間を日常に取り込みたい人。子どもの外遊びや趣味道具の出し入れを“生活の中心”に置きたい人。

注意点+契約前の確認:外構・植栽が見積にどこまで含まれるか、将来の手入れコストと管理範囲を明細で確認。

自社大工集団「WITs」による、隠さない構造と丁寧な納まり

職人の仕事が見える設計と相性が良く、住まいの骨格そのものに安心感と美しさを持たせる方向性です。見えない部分も含めて“つくりの筋”を感じやすく、長く住むほど信頼が積み上がるタイプの家づくりです。

向いている人:仕上げの見た目だけでなく、構造や納まりの丁寧さに価値を置く人。長く住み継ぐ前提で考える人。

注意点+契約前の確認:現場の標準管理(検査のタイミング、是正の流れ)と、完成後に見えなくなる部分の記録提出の有無を確認。

規格住宅「スタディハウス」で“入り口”を用意しつつ、造り込みで差が出る価格体系

設計思想や基本要素を保ちながら、住まいを育てる余白を残した考え方があり、検討の入口を作りやすいのが特徴です。一方で、造り込み量や敷地条件によって総額が大きく動くため、最初の資金整理が成果を左右します。

向いている人:まず思想と暮らし方を体感し、段階的に自分たちの“ちょうどよさ”を見つけたい人。予算と優先順位を言語化できる人。

注意点+契約前の確認:本体・外構・設計・付帯工事・諸費用の区分を整理し、坪単価の目安ではなく「総額の上限」を資金計画書で固定。

シンケンスタイルの坪単価は約70万~80万円!

シンケンスタイルで家づくりを検討されている方にとって、最初に気になるのが「実際にいくらかかるのか」という点でしょう。福岡や鹿児島を拠点とするシンケンスタイルは、一般的なハウスメーカーとは異なる独自の価格体系と家づくりの哲学を持っています。

ここでは、FP兼宅建士の視点から具体的な数字や事例を交えて、シンケンスタイルの坪単価について詳しく解説していきます。

シンケンスタイルの基本坪単価

シンケンスタイルの公式サイトには坪単価の明記はありませんが、実際の施工事例や口コミ情報を総合すると、坪単価は一般的に70万円から80万円程度が目安となっているようです。ただし、これはあくまで本体価格をベースにした指標であり、実際の建築費用はお客様のこだわりや敷地条件によって大きく変動します。

例えば、30坪の住宅を建てる場合、建築費用は約2,100万円から2,400万円が目安となります。40坪であれば約2,800万円から3,200万円、50坪であれば約3,500万円から4,000万円程度が想定されます。この価格帯は、住宅業界全体で見ると「ハイグレード住宅」の部類に属すると言えるでしょう。

実際の建築費用はさらに高額になるケースも

実際の施工事例を見ると、坪単価がさらに高くなるケースも少なくありません。ある40代男性の施主の方は、延床面積29坪で建築費用総額が3,000万円弱、坪単価にして約103万円となりました。別の40代男性の施主の方は、延床面積28坪で建物価格3,300万円、坪単価にして約118万円という事例もあります。

このように、こだわりの強さや敷地条件、建築時期によっては坪単価100万円を超えることも珍しくありません。口コミの中には「25坪で4,000万円という見積もりだった」という声もあり、坪単価に換算すると約160万円という高額なケースも存在します。

坪単価に含まれる独自の価値

シンケンスタイルの価格を語る上で重要なのは、他社では別途費用になりがちな庭や植栽などの外構費用が当初から含まれている点です。建物だけでなく、家の中から見える景色や街並みとの調和を考えた庭づくりまでを一貫して行うため、トータルでの提案となっています。

また、シンケンスタイルには決まった商品ラインナップがありません。住む方のライフスタイルや土地の個性を読み解き、一棟ごとにゼロから設計する完全自由設計が基本です。この自由度の高さと、庭まで含めたトータルデザインが、坪単価に反映されていると言えるでしょう。

近年の取り組み「スタディハウス」

価格高騰の影響を受け、最近では「シンケンの家は高い」と検討前に諦めてしまう方が増えていたことを受けて、シンケンスタイルでは新たな取り組みを始めています。2023年から展開している規格住宅「スタディハウス」は、本体販売価格を税込み2,000万円に抑えた提案住宅です。

鹿児島県産スギの集成材や空気集熱式ソーラーシステム「そよ風」、木製サッシといったシンケンスタイルの基本仕様はそのままに、間取りのコンパクト化や部材の規格化、施工の合理化によってコストダウンを実現しています。施主が住まいを育て、楽しむ余白を残した自由になる家として注目を集めています。

価格が高い理由

シンケンスタイルの坪単価が高めに設定されている背景には、自然の力を活用する独自のシステムや高品質な自然素材の採用があります。空気集熱ソーラーシステム「そよ風」による冬場の暖房、調湿・消臭機能を持つ内装材「モイス」の使用、自社の熟練大工集団「WITs(ウィッツ)」による丁寧な施工など、品質へのこだわりが価格に反映されているのです。

シンケンスタイルでの家づくりは、単に箱を買うのではなく、将来にわたる心地よい時間と環境を先行投資で手に入れるという考え方が適しています。初期費用は決して安くありませんが、長期的な視点で見れば、その価値は十分に理解できるものと言えるでしょう。

シンケンスタイルと有名ハウスメーカー坪単価比較表

それでは、シンケンスタイルの価格帯は他のハウスメーカーと比較するとどの辺りに位置するのでしょうか。表にまとめましたので、参考にしてください。

会社名 坪単価目安 特徴・備考
シンケンスタイル 70万〜80万円 自然素材、パッシブデザイン。庭・外構費用を含む提案が特徴
積水ハウス 90万〜114万円 大手ハウスメーカー。高品質な住宅性能と信頼性
三井ホーム 90万〜116万円 デザイン性と耐震性に優れた高級住宅
住友林業 90万〜110万円 木造住宅に強み。自由設計と木の質感が魅力
ヘーベルハウス 95万〜120万円 重量鉄骨造。耐火性・耐震性に優れる
大和ハウス 80万〜110万円 大手。幅広い商品ラインナップを展開
トヨタホーム 85万〜105万円 工場生産による品質管理。鉄骨造に強み
一条工務店 65万〜85万円 高気密・高断熱。コストパフォーマンスに優れる
アキュラホーム 65万〜85万円 完全自由設計。適正価格と高品質の両立
アイ工務店 60万〜80万円 適質価格がコンセプト。長期優良住宅対応
タマホーム 50万〜70万円 ローコスト住宅の代表格。国産木材を使用

※坪単価は、選択するプラン、仕様、延床面積、時期などにより大きく変動するため、上記はあくまで目安です。

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シンケンスタイルのメリット・デメリット

シンケンスタイルで家づくりを検討する際には、その独自の家づくり哲学がもたらすメリットと、注意すべきデメリットの両面を理解しておくことが重要です。鹿児島や福岡を拠点に「ふだんを、いちばんの幸福にする」というコンセプトを掲げるシンケンスタイルには、他のハウスメーカーにはない特徴があります。

ここでは、FP兼宅建士の視点から、具体的な数字や商品名を交えながら、そのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

メリット

シンケンスタイルには、自然と共生する暮らしを実現するための様々な工夫が施されています。長期的な視点で見たときに、初期費用以上の価値を感じられるポイントが数多く存在します。

1.自然エネルギーを活用した高い居住性と省エネ性能

シンケンスタイルの最大の特徴は、太陽熱を利用する空気集熱ソーラーシステム「そよ風」を採用している点です。このシステムは、冬場の冷え込みを和らげ、暖房器具に頼りすぎない暮らしを目指すための仕組みです。入居者からは、暖房器具の使用を抑えられたという声も見られます。

実際の入居者の事例では、電気代が夏場(7月から9月)で約12,000円、その他の月は約5,000円程度に抑えられており、高いコストパフォーマンスを実現しています。一般的な住宅の電気代と比較すると、年間で数万円から十万円以上の節約につながるケースも少なくありません。パッシブデザインによる自然の力を活用することで、快適性と経済性を両立させているのです。

2.厳選された自然素材による経年美と健康への配慮

調湿・消臭機能に優れた建材「モイス(MOISS)」を壁の一部に使用しており、結露防止や有害物質の吸着、防火性能にも貢献しています。モイスは天然素材由来の建材で、室内の湿度を適切に保ちながら、シックハウス症候群の原因となる化学物質を吸着する機能を持っています。

また、無垢材をふんだんに使った内装は、年月とともに松の床が飴色に変わるなど、劣化ではなく味として楽しめる経年美が魅力です。新築時の美しさを維持するために頻繁にリフォームする必要がなく、むしろ時間が経つほどに風合いが増していく点は、長く住み続けたいと考える方にとって大きなメリットとなります。外断熱材には「ネオマフォーム」を採用し、家全体を包み込むことで高い断熱性を確保しています。

3.充実したアフターサポートと耐久性

外壁に耐久性の高いガルバリウムを採用することで、長期的にメンテナンス費用を抑える工夫がなされています。一般的なサイディング外壁では10年から15年ごとに塗装が必要になりますが、ガルバリウムは耐久性が高く、メンテナンスサイクルを長く取ることができます。

また、24時間体制のカスタマーサポート部門があり、台風通過後の状況確認連絡やトラブル時の迅速な駆けつけなど、手厚いフォローが評価されています。さらに、薬剤をまかない独自のシロアリ防除システムなど、健康と環境に配慮した長期的な住まいの守り方も特徴です。入居後も安心して暮らせる体制が整っている点は、家づくりにおいて非常に重要な要素と言えるでしょう。

デメリット

一方で、シンケンスタイルの家づくりには注意しておくべき点もいくつか存在します。メリットと合わせて理解することで、より納得のいく家づくりの判断ができるでしょう。

1.初期費用(坪単価)が比較的高額

公式サイトに明記はありませんが、一般的な坪単価目安は70万円から80万円台とされています。しかし、庭や植栽を含むトータル提案が基本となるため、実際の施工例では坪単価約103万円(建築総額約3,000万円弱)や、坪単価約118万円(建物価格3,300万円)に達するケースもあり、ハイグレード住宅の価格帯といえます。

ローコスト住宅メーカーの坪単価が30万円から40万円台であることを考えると、およそ2倍から3倍近い価格設定となります。予算に限りがある方や、建物本体だけをできるだけ安く建てたいという方にとっては、選択肢から外れてしまう可能性があります。ただし、この価格には外構費用や庭づくりが含まれている点は考慮する必要があります。

2.メンテナンスの手間と管理負担

自然素材の風合いを保つためには、入居者自身によるDIYメンテナンス(木の塗装やオイル仕上げなど)が推奨されており、これを楽しみと思えない場合は負担に感じることがあります。無垢材の床は定期的にオイルを塗る必要があり、これを怠ると乾燥によるひび割れなどが生じる可能性があります。

また、庭との一体感を重視した設計ゆえに、年間10万円から20万円程度のメンテナンス費用がかかる場合や、落葉樹の掃除、雑草対策などの庭管理に手間がかかるという声も存在します。庭を楽しみたい方にとっては魅力的ですが、忙しくて庭の手入れに時間を割けない方や、メンテナンスフリーを求める方には不向きかもしれません。

3.間仕切りの少ない設計による音漏れやプライバシー

つながる空間を重視するため壁を最小限にした開放的な間取りが多く、家族間での音が筒抜けになるという指摘が一部であります。リビングと個室の間に仕切りが少ないため、テレビの音や話し声が家全体に響きやすい傾向にあります。

子供の成長や介護などのライフステージの変化によっては、個室の確保や防音面で工夫が必要になる可能性があります。特に思春期の子供がいる家庭や、在宅ワークで静かな環境が必要な方にとっては、後から間仕切りを増やすなどの対応が必要になるケースもあるでしょう。

4.独自の設計哲学による制約

社長を中心とした独自の設計思想が強く、一般的な注文住宅のような自由設計を期待すると、自分の希望が必ずしも通らない(要望が通りにくい、または制約がある)と感じる場合があるようです。シンケンスタイルには明確な家づくりの哲学があり、それに沿わない要望については、設計側から代替案を提示されたり、説得されたりすることがあります。

完全に自分の思い通りの家を建てたいという方よりも、シンケンスタイルの考え方に共感し、プロの提案を信頼して任せられる方に向いていると言えます。この点は、ハウスメーカー選びの際に自分の価値観と照らし合わせて考える必要があるでしょう。

シンケンスタイルの家は、手入れを楽しみながら、自然と共に丁寧に時を重ねたいと願う方にとって、初期費用の高さを補って余りある一生モノの価値を提供してくれる住まいといえるでしょう。

シンケンスタイルの商品ラインナップ

シンケンスタイルは鹿児島、福岡、熊本を拠点とし、「ふだんを、いちばんの幸福にする」という独自の哲学を掲げて家づくりを行っています。一般的なハウスメーカーのような商品ラインナップという概念はなく、一棟一棟が完全自由設計となっている点が大きな特徴です。

ここでは、シンケンスタイルが提供する住まいの仕組みや特徴について、具体的な数字や商品名を交えながら詳しく解説していきます。

完全自由設計という考え方

シンケンスタイルには決まった商品名という概念がありません。土地の個性や家族構成、ライフスタイルに合わせて一棟ごとにゼロから設計する完全自由設計が基本となっています。これは、単なる既製品の住宅ではなく、自然と調和した心地よい場所としての住まいを提案したいという考えに基づいています。

部屋を壁で細かく仕切らず、家族の気配を感じられる開放的な間取りを重視する「つながる空間」という設計思想が特徴です。また、建物だけでなく庭や植栽も同時に計画し、室内と屋外をシームレスにつなぐ設計が行われます。このように、住む方の個性と土地の特性を最大限に活かした家づくりが、シンケンスタイルの基本スタイルとなっています。

暮らしを支える独自のシステムと素材

シンケンスタイルの住まいにおける最大の特徴の一つが、太陽熱を利用した空気集熱ソーラーシステム「そよ風」です。屋根で温めた空気を床下に送り込み、家全体の温熱環境を整える仕組みです。自然エネルギーを活かし、冬の底冷えを抑えやすい考え方として採用されています。これにより、鹿児島などの冬場でも暖房器具に頼りすぎない暮らしが可能になります。

実際の入居者の実例では、冷暖房を多用する夏場(7月から9月)の電気代が約12,000円、それ以外の月は約5,000円程度に抑えられており、省エネ効果の高さが証明されています。このパッシブデザインによる自然エネルギーの活用が、快適性と経済性を両立させています。

内装材の一部には、自然素材の鉱物を主成分とした「モイス(MOISS)」を採用しています。モイスには消臭、調湿、有害物質の吸着、結露防止などの機能があり、健康的な室内環境をサポートします。また、断熱材には「ネオマフォーム」を用いた外断熱仕様を採用し、外壁には耐久性の高いガルバリウムを使用することが一般的です。

自社大工集団「WITs(ウィッツ)」による施工

シンケンスタイルの施工を担うのは、自社の大工集団「WITs(ウィッツ)」です。「志事を愉しむ」といった姿勢を掲げ、構造材や仕口などの見えない部分まで丁寧な職人技で仕上げることにこだわっています。

柱や梁をあえて隠さない「隠さない家」を実現しており、木の美しさをそのまま楽しめる空間づくりを行っています。この熟練の職人たちによる丁寧な施工が、住宅の耐久性や満足度に直結しているのです。

体感型モデルハウス「STUDY HOUSE」

シンケンスタイルでは、住まいの価値と価格を研究・分析・吟味・考察する場として、体感型モデルハウス「STUDY HOUSE(スタディハウス)」を展開しています。鹿児島市宮之浦町には隣り合う2棟のスタディハウスが公開されており、土・日・水は予約不要で見学できます(その他の日程は予約制)。

2棟は同じプラン・同じ性能で建てられており、本体価格2,300万円(税込)の住まいを見比べられるように工夫された体感型モデルハウスです。

1棟目は「すっぴんの家」と呼ばれ、シンケンスタイルの大切な要素を集めてシンプルに造った住まいです。自然を取り込む大きな木の窓、家族の気配をいつも感じられる空間、空気集熱式ソーラーシステム「そよ風」の心地よさを感じられます。

2棟目は「造り込んだ家」で、すっぴんの家をベースにシンケンならではの工夫を凝らした住まいです。家族それぞれの居場所をつくる空間や収納づくりの工夫、暮らしに喜びをもたらす庭と家のいい関係など、これまでの家づくりで培った知恵と技術が詰まっています。

充実したアフターサポート体制

引き渡し後も24時間体制でメンテナンスや保険対応を行う専用のユーザーズサポート部門があり、台風後の状況確認など迅速な対応体制を整えています。また、シンケングループとして、薬をまかないシロアリ防除システムを提供するハウスケアや、オリジナル家具の制作、マンションリノベーション、土地探しなど、住まいに関する総合的なサポートを行っています。

シンケンスタイルの家は、単に高い性能を追求するだけでなく、年月を経て床の松が飴色に変わるような経年美を楽しみながら、長く住み継ぐことを目的とした住まいと言えるでしょう。

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シンケンスタイルのQ&A

ここからはシンケンスタイルに関するQ&Aを紹介していきます。

Q. 施工エリアはどこまでですか?

シンケンスタイルの施工対応エリアは、鹿児島県、福岡県、熊本県が中心です。それ以外のエリアについては、一度相談してみる価値があるでしょう。エリア外であっても、近郊の場合は対応してもらえる可能性があります。

Q. 見学会やモデルハウスはありますか?

鹿児島、福岡、熊本で定期的に完成見学会が開催されています。また、以下のモデルハウスが常設されており、見学が可能です。

STUDY HOUSE:鹿児島市宮之浦町(予約不要:水・土・日/それ以外は予約制)
与次郎ヶ浜モデルハウス:鹿児島市与次郎(予約なし見学可/定休日:火・水)
博多の森モデルルーム:福岡県糟屋郡志免町(予約制/定休日あり)
マンションリノベ・モデルルーム:鹿児島市下荒田(予約制)

Q. シンケンスタイルの家は寒いですか?

空気集熱ソーラーシステム「そよ風」を採用しており、冬の底冷えを和らげやすい仕組みです。実際の入居者の口コミでも、暖房器具をほとんど使わずに過ごせたという声が見られます。ただし、一部の口コミでは「廊下やトイレ、洗面所が寒い」という意見もあり、開放的な間取りゆえに場所によって温度差を感じることがあるようです。

断熱材には「ネオマフォーム」を用いた外断熱仕様を採用しており、基本的な断熱性能は確保されていますが、完全な高気密・高断熱住宅を求める方は、事前に性能値(UA値やC値)を確認することをおすすめします。

Q. 外壁の劣化が気になりますが、大丈夫ですか?

シンケンスタイルでは耐久性の高いガルバリウムを外壁に採用することが一般的です。経年変化により色合いが変わっていきますが、これを「劣化」ではなく「味わい(経年美)」として楽しむという考え方が基本にあります。

実際の入居者の中には「8年経っても外壁工事は一度もしていない」「木々が成長して家と馴染んできた」という声がある一方で、「そろそろ塗装の時期」と感じている方もいます。メンテナンスフリーを求める方には不向きかもしれませんが、定期的な手入れを楽しみながら家を育てたい方には適しているでしょう。

Q. 24時間サポート体制はありますか?

引き渡し後も24時間体制でメンテナンスや保険対応を行う専用のユーザーズサポート部門があります。台風通過後の状況確認連絡やトラブル時の迅速な駆けつけなど、手厚いフォローが評価されています。年中無休で対応しているため、夜中など日時に関係なく相談することができます。

まとめ

今回はFP兼宅建士の立場からシンケンスタイルの評価を行いました。

坪単価は70万円から80万円台と決して安くはありませんが、庭や外構を含むトータル提案、空気集熱ソーラーシステム「そよ風」による省エネ性能、自社大工集団「WITs」による丁寧な施工など、価格に見合った価値が提供されています。自然素材を活かした経年美を楽しみながら、長く住み継ぐことを前提とした家づくりは、メンテナンスを楽しめる方にとって理想的な選択肢となるでしょう。一方で、初期費用の高さやメンテナンスの手間、独自の設計哲学による制約など、注意すべき点もあります。

鹿児島、福岡、熊本で家づくりを検討されている方は、ぜひ一度見学会に足を運び、実際の空間を体感してみてください。

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