【A+ランク】レスコハウスで家を建てる!FP兼宅建士の評価と134人の評判・坪単価

住宅メーカー

レスコハウスの注文住宅をご検討中の方は、コンクリート住宅という選択肢に魅力を感じながらも、実際の住み心地や価格面で不安を抱えているのではないでしょうか?

レスコハウスはRC造(鉄筋コンクリート)を専門に手掛けるハウスメーカーとして、高い耐震性・耐久性を強みとする住宅メーカーです。

しかし、一般的な木造住宅とは大きく異なる構造だからこそ、

  • 「本当に快適に暮らせるのか」
  • 「メンテナンスは大丈夫なのか」
  • 「坪単価は高い?」

など、気になる点は尽きないのではないでしょうか。

そこで今回は、FP兼宅建士の視点から、レスコハウスの技術力や設計の特徴、実際の坪単価まで詳しく解説していきます。コンクリート住宅ならではのメリットとデメリットを正直にお伝えしますので、家づくりの判断材料としてぜひお役立てください。

\家づくりで後悔しないための最初のステップ/

また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。

1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。

誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。

しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。

住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。

「とりあえず行ってみよう!」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。

しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか?

もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。

焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。

マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。

「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。

しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。

数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。

①SUUMO

不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。

②HOME4U家づくりのとびら

NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。

③LIFULL HOME’S

東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。

これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。

3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、

がおすすめです。

さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。

「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。

多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。

後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。

  • SUUMO…工務店のカタログ中心
  • 家づくりのとびら…ハウスメーカーのカタログ中心
  • LIFULL HOME’S…ローコスト住宅のカタログ中心


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それでは解説をしていきます。

  1. 後悔?高い?レスコハウスの口コミ・評判を徹底調査
  2. FP兼宅建士が教える失敗しない!レスコハウスで家を建てる方法
    1. WPC工法のRC造で「揺れにくさ」とシェルター性を狙える
    2. 全館空調「Z空調」で玄関から温度差の少ない暮らしを作りやすい
    3. 「青空リビング」屋上活用で、狭小地でも“外の楽しみ”を上に逃がせる
    4. CUBE FIT/CUBE SELECTで「自由設計」と「プラン選択」のバランスを取りやすい
    5. 推定耐用年数183年と「心配レス60年保証」で長期の資産性を狙う発想
  3. レスコハウスの注文住宅の坪単価は約68万~95万円!
    1. 商品ラインナップ別の坪単価
    2. 延床面積ごとの建物価格の目安
    3. 価格に影響を与える要素
    4. レスコハウスと有名ハウスメーカー坪単価比較表
  4. レスコハウスのメリット・デメリット
    1. メリット
      1. 1.圧倒的な災害耐性と安全性能
      2. 2.優れた遮音性と屋上活用
      3. 3.高い耐久性と資産価値
      4. 4.快適な住環境と商品展開
    2. デメリット
      1. 1.リフォームや間取り変更の難しさ
      2. 2.地盤改良工事の高額化
      3. 3.通信環境と乾燥の問題
      4. 4.価格とデザインの制約
      5. 5.塩害への懸念
  5. レスコハウスの商品ラインナップ
    1. 自由設計注文住宅「CUBE FIT(キューブフィット)」
    2. 企画住宅「CUBE SELECT(キューブセレクト)」
    3. 平屋住宅「CUBE ONE(キューブワン)」
    4. 防災特化住宅「Shelter Package(シェルターパッケージ)」
    5. 商品共通の魅力的なオプションと性能
  6. レスコハウスのQ&A
    1. Q. 値引きは可能ですか?
    2. Q. メンテナンス費用はどのくらいかかりますか?
    3. Q. 展示場はどこにありますか?
    4. Q. レスコハウスと百年住宅の違いは何ですか?
    5. Q. 雨漏りしやすいという噂は本当ですか?
  7. まとめ

後悔?高い?レスコハウスの口コミ・評判を徹底調査

ネット上で見受けられる「レスコハウス 後悔」や「レスコハウス 高い」という評判は真実なのでしょうか。

家を建てる完全ガイドでは今回134人の評判を徹底的に調査してみました。

以前の住まいでは小さな揺れでも不安でしたが、レスコハウスに変えてからは震度4程度ではほとんど揺れを感じず、家族で顔を見合わせるほどです。東日本大震災などの教訓から、家族を守るシェルターを求めていた私たちにとってこの強固なコンクリート構造は何物にも代えがたいお守りです。

導入して本当に良かったのが全館空調のZ空調です。以前は冬の脱衣所やトイレが凍えるほど寒くつらかったのですが、今は玄関を開けた瞬間から家中が一定の温かさに包まれています。夏もムシムシした不快感がなく、帰宅した子供たちも「涼しい!」と言っています。

右も左も分からない私たちに、営業担当の方が本当に親身になって寄り添ってくれたのが大きかったです。迷った時にはいつも的確な提案をしてくださり、予算についても誠実に向き合ってくれたおかげで、100パーセント納得のいくマイホームを建てることができました。信頼できる方に出会えたことが、私たちの家づくり最大の成功の鍵だったと感じています。

狭小地で庭を諦めていましたが、屋上の青空リビングが夢を叶えてくれました。週末に家族でバーベキューをしたり、夏には子供たちがプールで遊んだりと、最高の思い出が増え続けています。コンクリート構造で重量に強いため、本格的なガーデニングを楽しめるのも魅力です。

コンクリートの質感を活かした無駄のないモダンなデザインは、友人からも「美術館みたいでおしゃれ!」と大好評です。内装も自分たちの好きな家具が映える洗練された空間になり、帰宅するたびに心が満たされます。ただ頑丈なだけでなく、自分たちの感性を大切にした美しい家に住める喜びを実感しています。

参考:Googleマップ

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FP兼宅建士が教える失敗しない!レスコハウスで家を建てる方法

レスコハウスで家づくりを検討している方へ、FP宅建士の視点から“失敗しない進め方”を解説します。

レスコハウスは、RC造(鉄筋コンクリート)専門の強みを活かし、高い耐震性・耐久性を軸に、全館空調や屋上活用まで含めた住まい提案ができる住宅メーカーです。

そのため「災害に強いシェルター性」「遮音性と屋上の活用力」に強みがある一方、(地盤改良などの付帯費用・将来の間取り変更のしにくさ・通信環境や乾燥対策)を見極めるのがコツ。まずは全体像と評価を押さえましょう。

FP宅建士の筆者によるレスコハウスの全体評価はこちら!

項目 詳細
総合評価 A+ランク
4.6
耐震性 4.9
断熱性・気密性 4.2
間取りの自由度 4.1
コストパフォーマンス 4.0
アフターサービス 4.4
会社の信頼度 4.5

RC造の頑丈さをベースに、揺れにくさ・耐久性・遮音性といった「構造の強み」を暮らしの安心に直結させやすいのが魅力です。

そのため初期費用は木造より高めになりやすく、地盤改良や屋上防水、全館空調の運用まで含めた“総額と維持管理”を先に整理する必要があります。

そこで、レスコハウスでの家づくりを成功させるために、押さえておきたい特徴を5つに整理しました。

WPC工法のRC造で「揺れにくさ」とシェルター性を狙える

工場製作のコンクリートパネルを組み立てる構造は、地震時の安心感を最優先したい層に刺さりやすい設計思想です。小さな揺れでも不安になりやすい方ほど、「家そのものが守りになる」体感に価値が出やすくなります。

向いている人:地震・火災など災害リスクを最優先にし、家族を守る“強い箱”を求める人。

注意点+契約前の確認:構造の説明資料(壁式の考え方、開口やプランの制約)と、将来の変更が難しい範囲を図面ベースで書面確認。

全館空調「Z空調」で玄関から温度差の少ない暮らしを作りやすい

脱衣所やトイレの寒さ・暑さを減らし、家中を一定の温度帯に寄せる方向性が取りやすいのが特徴です。体感の快適性が上がる一方で、空調は“設備を回し続ける前提”で計画を組むほど満足度が安定します。

向いている人:ヒートショック対策や温度ムラのストレスを減らし、帰宅時から快適な家にしたい人。

注意点+契約前の確認:乾燥対策(加湿の考え方)とフィルター清掃など日常メンテ、停電・故障時の代替運用を書面で確認。

「青空リビング」屋上活用で、狭小地でも“外の楽しみ”を上に逃がせる

庭を取りにくい敷地でも、屋上を第二のリビングとして活かしやすいのが大きな魅力です。バーベキューやプール遊び、ガーデニングなど、住まいの楽しみ方を立体的に増やせます。

向いている人:敷地が限られる中でも外時間を楽しみたい人。人目を避けて家族のプライベート外空間が欲しい人。

注意点+契約前の確認:屋上の防水仕様・更新時期の目安・点検体制、手すり高さや動線計画を契約前に書面で確認。

CUBE FIT/CUBE SELECTで「自由設計」と「プラン選択」のバランスを取りやすい

こだわりを形にする自由設計と、効率よく進めやすい企画プランの選択肢があり、進め方と予算の落としどころを作りやすいのが特徴です。コンクリートの質感を活かしたモダンデザインとも相性が良く、家具が映える空間に寄せやすくなります。

向いている人:デザインは妥協したくないが、予算と打ち合わせ負荷も現実的にまとめたい人。

注意点+契約前の確認:プラン選択型で「変えられる範囲」と「固定範囲」を区分し、追加費用が出る条件を見積明細で書面確認。

推定耐用年数183年と「心配レス60年保証」で長期の資産性を狙う発想

初期費用が高めでも、長く住み継ぐ前提で価値を作りやすいのがRC造の強みです。メンテナンス頻度を抑えやすい期待がある一方で、保証を活かすには“点検と更新のルール”を先に理解しておくのが鍵になります。

向いている人:建て替え前提ではなく、長期保有で住まいの資産性を重視したい人。将来の修繕計画まで見通したい人。

注意点+契約前の確認:保証延長の条件(点検・有償メンテの有無、費用、実施時期)と、防水など更新が必要な部位の計画を保証書類で確認。

レスコハウスの注文住宅の坪単価は約68万~95万円!

レスコハウスの注文住宅における坪単価は、一般的に約68万円から95万円程度となっています。平均的な坪単価は約83.3万円とされており、大手ハウスメーカーと同程度の水準です。

鉄筋コンクリート造という特殊な構造のため、一般的な木造住宅と比較すると価格は高めに感じられるかもしれません。実際、鉄筋コンクリート造の戸建て住宅は、木造住宅と比べて建物価格が1.5倍から2倍程度になるのが一般的です。しかし、鉄筋コンクリート造の住宅としては妥当な価格帯、場合によっては割安な水準といえるでしょう。

商品ラインナップ別の坪単価

レスコハウスでは、ライフスタイルや予算に合わせて選べる複数の商品ラインナップを展開しており、それぞれ目安となる坪単価が設定されています。

CUBE FIT(キューブフィット)
家族のこだわりを形にする完全自由設計の注文住宅です。コンクリートの質感を活かしたスタイリッシュなデザインと、柔軟な設計力が特徴で、坪単価の目安は約80万円からとなっています。

CUBE SELECT(キューブセレクト)
厳選されたプランから選んでつくる企画住宅です。全180タイプもの間取りバリエーションから選択でき、効率的な設計によりコストが抑えられているため、坪単価は約75万円からが目安です。注文住宅よりも手頃な価格で、コンクリート住宅を実現できる選択肢となっています。

HIRAYA CUBE ONE(ヒラヤキューブワン)
暮らしやすさを追求した平屋住宅です。安心感のある「とじる」空間と、開放感のある「ひらく」空間を組み合わせた設計が可能で、坪単価は約80万円からが目安となります。

賃貸住宅や賃貸併用住宅向けの商品については、坪単価が90万円以上となる傾向があります。

延床面積ごとの建物価格の目安

平均坪単価83.3万円を基準にすると、延床面積ごとの建物価格の概算は以下のようになります。

30坪(約100平米)の場合、建物本体価格は約2,500万円程度です。40坪(約132平米)では約3,330万円、50坪(約165平米)では約4,165万円が目安となります。ただし、これはあくまで本体価格の目安であり、実際には付帯工事費や諸経費が別途必要になります。

価格に影響を与える要素

レスコハウスで家を建てる際、坪単価以外にも考慮すべき費用がいくつかあります。

まず、地盤改良工事費です。鉄筋コンクリート造は建物自体の重量が非常に重いため、多くのケースで地盤改良が必要になります。地盤の状態によって費用は変動しますが、約200万円程度の費用を見込んでおく必要があるでしょう。

また、ヒノキヤグループ共通の全館空調システム「Z空調」を導入する場合、約110万円程度の追加費用で採用可能です。他メーカーの全館空調システムと比較すると手頃な価格で導入できる点が魅力といえます。

一方で、レスコハウスのコンクリート住宅には長期的なメリットもあります。鉄筋コンクリート造は法定耐用年数が47年と、木造の22年より大幅に長く設定されています。さらに、レスコハウスのコンクリートパネルは「推定耐用年数183年」の認定を受けており、将来的な資産価値を保ちやすいという特徴があります。

レスコハウスは、木造では得られない災害への強さや遮音性の高さを備えたコンクリート住宅を、鉄筋コンクリート造としては手が届きやすい価格帯で提供しているハウスメーカーといえます。初期費用は高めですが、長期的な視点で見れば、メンテナンスコストの低減や資産価値の維持といった面で優れたコストパフォーマンスを発揮する住宅です。

レスコハウスと有名ハウスメーカー坪単価比較表

それでは、レスコハウスの価格帯は他のハウスメーカーと比較するとどの辺りに位置するのでしょうか。表にまとめましたので、参考にしてください。

ハウスメーカー名 平均坪単価 特徴
レスコハウス 約83.3万円 災害に強いWPC工法のコンクリート住宅
積水ハウス 約80〜110万円 業界最大手、高い耐震性とデザイン性
ヘーベルハウス 約65〜90万円 ALCパネルによる高い耐久性と耐震性
パナソニック ホームズ 約91.3万円 パナソニック製設備と高い制震性能
一条工務店 約65〜80万円 高気密・高断熱を標準仕様化した性能重視
住友不動産 約77.7万円 デザイン力と充実した住宅設備
セキスイハイム 約94.8万円 工場生産による安定した品質管理
ダイワハウス 約103.3万円 大手総合力と幅広い商品ラインナップ
タマホーム 約45〜65万円 ローコストで高品質な住宅を提供
アイダ設計 約29万円〜 コストパフォーマンス重視のローコスト住宅

※坪単価は、選択するプラン、仕様、延床面積、時期などにより大きく変動するため、上記はあくまで目安です。

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レスコハウスのメリット・デメリット

レスコハウスは、工場で製造した高品質なコンクリートパネルを現場で組み立てるWPC(ウォール・プレキャスト・コンクリート)工法を特徴とするハウスメーカーです。一般的な木造住宅とは異なる特性を持つため、メリットとデメリットの両面を正しく理解したうえで検討することが重要です。

ここでは、レスコハウスの特徴を詳しく解説していきます。

メリット

レスコハウスには、鉄筋コンクリート造ならではの優れた性能が数多くあります。特に災害への強さや長期的な耐久性は、木造住宅では得られない大きな魅力といえるでしょう。

1.圧倒的な災害耐性と安全性能

レスコハウスは「災害レス・コンクリート住宅」を掲げ、WPC工法のPCパネルを用いた構造を特徴としています。公式サイトでは、PCパネルの強度について「現場打ちコンクリートの約1.8倍」と紹介されており、地震時の変形を抑える考え方が示されています。

また公式サイトの事例紹介では、阪神・淡路大震災時のWPC工法住宅で「損壊なし」とする記載や、熊本地震で対象となった建物について「損壊・倒壊ゼロ」といった説明が掲載されています。耐火・風水害についても、公式サイト内で「1000℃超でも強度低下を起こさない」「瞬間最大風速60m/秒で揺れ幅0.2cm」などの説明が紹介されています。

2.優れた遮音性と屋上活用

コンクリート特有の質量の高さにより、高い遮音性能が期待できます。公式サイトでは、二重壁四層構造の遮音性について「90dB相当の騒音が40dB程度まで低下した」とする調査結果が紹介されており、道路沿いの立地や楽器演奏を想定する方にも検討材料になります。

屋上については「青空リビング」として活用できる点も大きな魅力です。コンクリート構造は重量に強く、積載荷重は600キログラム毎平方メートルまで可能です。これにより、木造では難しい本格的な屋上庭園や露天風呂、バーベキュー空間の設置ができます。

3.高い耐久性と資産価値

法定耐用年数が木造の22年の2倍以上である47年と定められており、長期的な資産価値を保ちやすいのが特徴です。レスコハウスのPCパネルは推定耐用年数183年の認定を受けており、何世代にもわたって住み継ぐことができます。

「心配レス60年保証プログラム」を用意しており、長期保証の仕組みを重視したい方にとって安心材料になります。

4.快適な住環境と商品展開

ヒノキヤグループ共通の全館空調システム「Z空調」を約110万円の追加費用で導入でき、家中を一年中快適な温度に保てます。商品ラインナップも充実しており、完全自由設計のCUBE FIT(キューブフィット)は坪単価約80万円から、180種類のプランから選ぶ規格住宅CUBE SELECT(キューブセレクト)は坪単価約75万円からと、ニーズに合わせた選択が可能です。

デメリット

一方で、レスコハウスには鉄筋コンクリート造ならではの注意点もあります。建ててから後悔しないためにも、デメリットを事前にしっかり把握しておくことが大切です。

1.リフォームや間取り変更の難しさ

WPC工法は壁全体で建物を支える「壁式構造」であるため、将来的に大規模な間取り変更や壁を取り払うリフォームが困難です。

また、コンクリート壁に後からエアコンの穴を開けたり、コンセントを増やしたりする作業も多大な手間と費用がかかります。ライフスタイルの変化に合わせて間取りを変えたいと考えている方は、この点を慎重に検討する必要があるでしょう。

2.地盤改良工事の高額化

建物自体が木造などに比べて非常に重いため、軟弱な地盤では大がかりな地盤改良が必要になります。地盤補強が必要な場合、200万円程度の費用を見込んでおく必要があるとの指摘もあります。土地の購入前に地盤調査を行い、追加費用の可能性を把握しておくことが重要です。

3.通信環境と乾燥の問題

コンクリートが電波を遮断・反射しやすい性質を持つため、Wi-Fiの電波が各部屋に届きにくいことがあり、中継器などの対策が必要になる場合があります。また、高い気密性とZ空調の組み合わせにより、冬場は室内が非常に乾燥しやすく、強力な加湿器が必須となるオーナーの声が多く見られます。

4.価格とデザインの制約

平均坪単価は約83.3万円であり、木造のローコスト住宅と比較すると高額です。鉄筋コンクリート造としては割安な部類ですが、初期費用は高くなりやすい傾向にあります。

また、規格化されたパネルを組み立てる性質上、外観デザインが四角い箱型に限定されやすく、複雑な形状やかわいいデザインを実現するのは難しい側面があります。

5.塩害への懸念

コンクリート住宅は耐久性が高い一方で、海岸近くのエリアでは潮風による鉄筋の腐食(塩害)に注意が必要です。定期的な高圧洗浄などのメンテナンスを怠ると、ひび割れや耐久性低下につながるリスクがあります。海に近い土地で建築を検討している方は、メンテナンス計画もあわせて考えておくことをおすすめします。

レスコハウスの商品ラインナップ

レスコハウスは、ライフスタイルや予算に合わせて選べる商品を展開しており、それぞれに明確な特徴と価格帯があります。

ここでは、各商品の詳細について解説していきます。

自由設計注文住宅「CUBE FIT(キューブフィット)」

レスコハウスの標準的なモデルであり、最も多くの方に選ばれているのが完全自由設計のCUBE FITです。

坪単価の目安は約80万円から90万円前後となっています。コンクリートの質感を活かしたスタイリッシュな箱型の外観が特徴で、家族のこだわりをゼロからカタチにできます。安心と快適をハイレベルで満たすオールインクルーシブな機能性と、さまざまな暮らしにフィットする柔軟な設計力を兼ね備えています。

プラン展開も豊富で、吹き抜けを活かしたコミュニケーションプラン、プライバシーを尊重した二世帯住宅プラン、1階を駐車場や収納にするビルトインガレージプランなど、多様なニーズに対応可能です。時間をかけて理想の住まいを実現したい方に最適な商品といえるでしょう。

企画住宅「CUBE SELECT(キューブセレクト)」

あらかじめ用意されたプランから選んでつくる、コストパフォーマンスに優れた企画型住宅です。

坪単価の目安は約75万円から85万円前後となっており、CUBE FITと比較して手頃な価格設定となっています。プロのノウハウが凝縮された全180種類の間取りから、ライフスタイルや敷地条件に合わせて最適なものを選べます。コンクリート住宅ならではの強さとスタイリッシュなデザインを兼ね備えた外観に、Z空調をはじめとする最新の設備を標準搭載しています。

自由設計に比べて打ち合わせの手間や建築コストを抑えられる一方で、内装や設備のカラー選択、屋上リビングの追加といったカスタマイズも可能です。決められた間取りの中から選ぶスタイルなので、最初から価格も分かりやすく、予算管理がしやすいのも魅力となっています。

平屋住宅「CUBE ONE(キューブワン)」

ワンフロアの利便性と、コンクリート造の堅牢さを兼ね備えた平屋専用の商品です。

坪単価の目安は約80万円からとなっています。安心感のあるとじる空間と、開放感のあるひらく空間を組み合わせ、お客様の暮らし方にあわせた平屋ならではの最適なプランを用意しています。階段のないバリアフリー設計で、家族間のコミュニケーションが取りやすいのが魅力です。

2階建てに比べて部屋を広く活用でき、将来のライフステージの変化にも対応しやすい終の棲家として提案されています。平屋ながらコンクリート造の強度を活かして屋上空間も活用できるため、限られた敷地を最大限に生かせる設計となっています。

防災特化住宅「Shelter Package(シェルターパッケージ)」

災害時でも自宅が避難所になることを目指し、防災機能を強化したパッケージ商品です。

建物自体の耐震性や耐火性に加え、太陽光発電システム、蓄電池、貯水タンクを標準搭載しています。あらゆる災害に強いコンクリート住宅の性能をベースに、在宅避難をより安心、より安全にする設備を備えた商品です。災害時のライフラインが途絶えた状況でも、一定期間自宅で生活を続けられる備えを整えることができます。

商品共通の魅力的なオプションと性能

どの商品ラインナップにおいても、以下の特徴が共通して評価されています。

全館空調Z空調は、ダイキン工業および協立エアテックとの共同開発によるシステムで、約110万円の追加費用で導入可能です。一年を通じて家全体の温度ムラを減らし、快適性と省エネ性の両立を狙う全館空調として紹介されています。

屋上青空リビングは、コンクリート構造の強さを活かし、積載荷重600キログラム毎平方メートルまで耐えられる設計により、屋上を第2のリビングや本格的な庭園として活用できます。木造住宅では実現が難しい、特別な空間利用が可能です。

コンクリートパネルは推定耐用年数183年の認定を受けており、適切なメンテナンスによって100年以上住み継ぐことが可能です。長期保証制度として心配レス60年保証プログラムも用意されており、安心して暮らし続けられる体制が整っています。

レスコハウスは、平均坪単価約83.3万円という大手メーカーの木造住宅と同程度の価格帯でありながら、圧倒的な災害耐性を持つコンクリート住宅を提供しています。ライフスタイルや予算に合わせて最適な商品を選べる点も、大きな魅力といえるでしょう。

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レスコハウスのQ&A

ここからはレスコハウスに関するQ&Aを紹介していきます。

Q. 値引きは可能ですか?

A. レスコハウスでは値引き交渉が可能なケースがあります。実際に建築された方の口コミでも、価格交渉によって値引きを受けられたという報告が見られます。ただし、値引き額は時期や条件によって異なるため、複数のハウスメーカーと比較しながら交渉を進めることをおすすめします。

Q. メンテナンス費用はどのくらいかかりますか?

A. レスコハウスは鉄筋コンクリート造のため、木造住宅と比較してメンテナンス頻度は少なくなります。推定耐用年数183年の認定を受けたコンクリートパネルを使用しており、適切な管理を行えば長期間にわたって維持できます。ただし、海岸近くでは潮風による塩害対策として定期的な高圧洗浄が必要になる場合があります。

Q. 展示場はどこにありますか?

A. レスコハウスは駒沢展示場・横浜展示場・立川展示場のほか、賃貸モデルルームの案内もあります。具体的なことが何も決まっていない段階でも気軽に来場でき、様々な質問や相談に応じてもらえます。実際にコンクリート住宅の質感や空間のつくり方を体感できるため、検討中の方は一度訪れてみることをおすすめします。

Q. レスコハウスと百年住宅の違いは何ですか?

A. レスコハウスと百年住宅は、どちらも鉄筋コンクリート造の住宅を提供していますが、別の会社です。レスコハウスはヒノキヤグループの一員で、WPC工法を採用しています。推定耐用年数183年の認定を受けたコンクリートパネルを使用し、関東圏を中心に展開しています。それぞれ工法や特徴が異なるため、両社を比較検討することをおすすめします。

Q. 雨漏りしやすいという噂は本当ですか?

A. 構造的に雨漏りしやすいわけではありません。ただし、陸屋根(屋上)や防水層のメンテナンスを怠るとリスクは高まるため、定期点検と防水更新が重要です。

まとめ

今回はFP兼宅建士の立場からレスコハウスの注文住宅の評価を行いました。

レスコハウスは、WPC工法による鉄筋コンクリート造という独自の強みを持ち、災害に強く長期的な資産価値を保てる住宅を提供しています。坪単価は約68万円から95万円と決して安くはありませんが、推定耐用年数183年という耐久性や圧倒的な遮音性、屋上活用など、木造住宅では得られない魅力が数多くあります。一方で、間取り変更の難しさや地盤改良費用の高さなど、コンクリート住宅ならではのデメリットも存在します。

家づくりは一生に一度の大きな買い物です。本記事で紹介した情報を参考に、ご自身のライフスタイルや予算と照らし合わせながら、後悔のない選択をしていただければ幸いです。

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