【Aランク】野村工務店で家を建てる!FP宅建士の評価と114人の評判・坪単価

住宅メーカー

大阪で注文住宅を検討されている方にとって、地域密着型の工務店選びは重要な決断です。

野村工務店は大阪を拠点に、確かな技術力と細やかな対応で多くの施主から信頼を集めている工務店です。デザイン性と住み心地の両立を強みとしつつ、坪単価や標準仕様にも特徴があります。

しかし、

  • 「実際の坪単価はどれくらいなのか」
  • 「他社と比べてどんな強みがあるのか」
  • 「住み心地はどうなのか」

など、気になる点も多いのではないでしょうか。本記事では、FP宅建士の視点から野村工務店の特徴を徹底分析。施工品質や価格設定、アフターサービスまで、家づくりを成功させるために知っておくべきポイントを詳しく解説します。

理想の住まいを実現するための判断材料として、ぜひ参考にしてください。

\家づくりで後悔しないための最初のステップ/

また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。

1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。

誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。

しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。

住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。

「とりあえず行ってみよう!」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。

しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか?

もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。

焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。

マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。

「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。

しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。

数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。

①SUUMO

不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。

②HOME4U家づくりのとびら

NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。

③LIFULL HOME’S

東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。

これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。

3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、

がおすすめです。

さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。

「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。

多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。

後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。

  • SUUMO…工務店のカタログ中心
  • 家づくりのとびら…ハウスメーカーのカタログ中心
  • LIFULL HOME’S…ローコスト住宅のカタログ中心


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それでは解説をしていきます。

  1. 評判悪い?施工不良?野村工務店の口コミ・評判を徹底調査
  2. FP宅建士が教える失敗しない!野村工務店で家を建てる方法
    1. 天然素材×設計力で叶える「オンリーワンの住まい」
    2. 「耐震+制振+軽量屋根」で地震に強い構造
    3. 高気密・高断熱+通風設計で一年中快適
    4. 「注文住宅×規格住宅」で予算に合わせやすい
    5. アフター+メンテ講習で「自分で直せる家」に
  3. 野村工務店の坪単価は約50万~100万円超!
    1. 規格住宅なら明確な価格設定で安心
    2. 注文住宅の坪単価は50万円台~100万円超
    3. 実際の施主の声から見る坪単価
    4. 価格を左右する要素とは
    5. 野村工務店と有名ハウスメーカー坪単価比較表
  4. 野村工務店のメリット・デメリット
    1. メリット
      1. 1.天然素材100%の漆喰壁を標準仕様
      2. 2.高い構造性能と充実した標準仕様
      3. 3.規格住宅と注文住宅の幅広い選択肢
      4. 4.充実したアフターフォローとメンテナンス講習
      5. 5.暮らしを豊かにする多角的な事業展開
    2. デメリット
      1. 1.従業員の体制と対応の遅さ
      2. 2.打ち合わせ期間の長期化
      3. 3.価格帯の高さと金銭面への懸念
      4. 4.過去の労働環境に関する指摘
  5. 野村工務店の商品ラインナップ
    1. 注文住宅(Custom home)
    2. 規格住宅(standard home)
    3. 分譲住宅(Built home)
    4. 野村工務店の住まいづくりの特徴
      1. 天然素材100%の漆喰壁「北イタリア漆喰マルモ」
      2. 高性能な構造と建材
      3. 制震ダンパーMIRAIE
    5. 関連事業によるライフスタイル提案
  6. 野村工務店のQ&A
    1. Q. 野村工務店の施工エリアはどこですか?
    2. Q. 野村工務店のモデルハウスや完成見学会はありますか?
    3. Q. 土地がない場合でも相談できますか?
  7. まとめ

評判悪い?施工不良?野村工務店の口コミ・評判を徹底調査

ネット上で見受けられる「野村工務店 評判悪い」や「野村工務店 後悔」という評判は真実なのでしょうか。

家を建てる完全ガイドでは今回114人の評判を徹底的に調査してみました。

小さな子どもがいる我が家にとって、野村工務店が標準仕様としている天然素材100%のしっくい壁は最高の選択でした。子どもがうっかり壁に落書きをしてしまっても軽く紙やすりでこすればきれいに消えるので、全くストレスを感じません。また、しっくいのおかげなのか家の中はホコリが少なく、常に空気が気持ちよく澄んでいるように感じます。子どもたちを自然素材に囲まれた安全な環境で育てられて嬉しいです。

初めてモデルハウスで見た勾配天井と吹抜けのある2階LDKに一目惚れしました。実際に住んでみるとその開放感は想像以上で、大きな窓から自然の光がたっぷりと差し込むので気持ちが良いです。特に、リビングとダイニングが緩やかに分かれつつも行き来しやすい動線が良く、家族みんなでほぼ一日を2階で心地よく過ごせています。友人が遊びに来て、階段を上がった先のデッキテラスを見た瞬間に「わあ!」と驚く姿を見るのが、私たちの密かな自慢です(笑)

特に感動したのは、こちらの要望を伝えるだけで設計士さんがゼロベースで最良のプランを提案してくれた点です。工事中は現場に頻繁に通いましたが、職人さんの腕も確かで、好みに合わせてしっくい壁の表面を仕上げてくれるなど細部にまでこだわっていただき感謝しています!

広めに設計したシューズクロークには、ベビーカーからアウトドア用品、ゴミ箱まで全てがスッキリ収まり、玄関が常にきれいに片付くようになりました。1階と2階の間にある大型の小屋裏収納や階段下収納も、季節家電などを入れるのに重宝しています。必要なモノがサッと取り出せるよう、ちょっとした使い勝手が細かく計算されている点にプロの設計力を感じて、日々感謝しています。

野村工務店が重視する通風・採光の設計のおかげで、一年を通して快適に過ごせています。夏場でも風が部屋の中を通り抜け、クーラーを使うのは本当に暑い日だけ。窓を開けているだけで、風の通りがバッチリで気持ちいいです木のぬくもりに溢れたLDKは、まるで山小屋のような穏やかな雰囲気で家族が自然と集まる空間になりました!

参考:Googleマップ

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FP宅建士が教える失敗しない!野村工務店で家を建てる方法

野村工務店で家づくりを検討している方へ、宅建士の視点から“失敗しない進め方”を解説します。

野村工務店は、大阪の京阪エリアを中心に、天然素材100%の漆喰壁と設計力の高さで「オンリーワンの住まい」を提案する地域密着型の工務店です。

そのため「自然素材へのこだわり」「設計提案力の高さ」に強みがある一方、価格帯はやや高めで、対応スピードや担当者による差もあるのが実情。まずは全体像と評価を押さえておくことが大切です。

宅建士の筆者による野村工務店の全体評価はこちら!

項目 詳細
総合評価 Aランク
4.2
耐震性 4.5
断熱性・気密性 4.3
間取りの自由度 4.7
コストパフォーマンス 4.0
アフターサービス 3.8
会社の信頼度 4.1

自然素材と設計力に定評のある、野村工務店。
北イタリア漆喰マルモを使った天然素材100%のしっくい壁や、厚さ28mmの床合板・制震ダンパーなど、構造性能と居心地の良さを両立した家づくりが特徴です。

一方で、坪単価は50万〜100万円超と幅広く、自然素材や性能にこだわる分、ローコスト系と比べると総額は高くなりがちです。その分「オンリーワン設計」「素材の安心感」に価値を感じる方には、検討する価値の高い工務店と言えるでしょう。

そんな野村工務店での家づくりを成功させるためには、まずその特徴をしっかりと理解することが重要です。野村工務店の特徴を5つにまとめました。

天然素材×設計力で叶える「オンリーワンの住まい」

北イタリア漆喰マルモを用いた天然素材100%のしっくい壁を標準仕様とし、「こどもたちに残せる家づくり」をコンセプトにプランニング。落書きや穴あきも自分で補修しやすく、経年変化も楽しめる“素材から選ぶ家づくり”が魅力。設計士とインテリアコーディネーターがゼロベースでプラン提案してくれるため、「ありきたりではない家」にしたい人向き。

「耐震+制振+軽量屋根」で地震に強い構造

一般的な住宅より厚い28mmの床合板や、制振ダンパー(MIRAIEなど)の採用、高耐久の構造金物で、地震エネルギーをしっかり受け止める構造を重視。瓦より約40%軽いエアルーフなど軽量屋根材を使うことで、揺れによる負担を軽減し、耐震+制振の両面から家族の安全を守る設計になっています。

高気密・高断熱+通風設計で一年中快適

ZEH・Nearly ZEHにも対応できる高気密・高断熱仕様に加え、通風・採光計画を重視したプランニングが持ち味。夏は風が抜けるよう窓配置と軒・庇を工夫し、冬は日射取得と断熱性能で暖かさを確保。性能値だけでなく「体感としての快適さ」を重視した住み心地を目指しているのが特徴です。

「注文住宅×規格住宅」で予算に合わせやすい

自由設計の注文住宅に加え、価格と仕様をパッケージ化した規格住宅(例:TSUIKA0、Ni-Plus)も用意。
「こだわる部分だけ注文住宅」「基本は規格でコストを抑える」といった選び方ができ、坪単価50万〜100万円超の中で予算と要望のバランスを取りやすいのがポイントです。

アフター+メンテ講習で「自分で直せる家」に

新築後10年の瑕疵保証と1年目の定期点検に加え、プロの左官職人から漆喰補修を学べる「メンテナンス講習」を実施。ちょっとした傷や汚れなら自分たちで直せるため、長期的な維持費を抑えやすい点は大きなメリット。一方で、スタッフ数の関係から「連絡・返信がやや遅い」という声もあるため、スケジュールには余裕を見て進めるのがおすすめです。
予算よりも「素材の安心感」や「設計の自由度」「住み心地の良さ」を重視したい方にとって、野村工務店は有力候補となる工務店です。
契約前には、総額の目安(本体+諸費用)と坪単価標準仕様の範囲とオプション総額断熱・気密の目標水準、そしてアフターサービスの内容(定期点検・保証範囲・有償メンテ費)を必ず書面で確認し、期待値を丁寧にすり合わせておくことで、満足度の高い家づくりにつながります。

野村工務店の坪単価は約50万~100万円超!

野村工務店は、創業50年以上の歴史を持ち、大阪の京阪エリアを中心に「オンリーワン」の住まいを提案している工務店です。その坪単価は、選択する住宅のタイプや仕様によって大きく幅があり、予算に応じた幅広い選択肢が用意されています。

規格住宅なら明確な価格設定で安心

野村工務店では、価格を明確にしたパッケージ型の規格住宅を提供しています。注文住宅は自由度が高い反面、最終的な金額が見えにくいという不安がありますが、規格住宅なら複数の外観・プランから選ぶだけで、予算内での家づくりが可能です。細かい部材をひとつひとつ選ぶ手間を省きたい方や、コストを明確にしたい方に適した選択肢となっています。

注文住宅の坪単価は50万円台~100万円超

自由設計による「オンリーワンの注文住宅」では、採用する設計や設備によって坪単価が大きく変動します。建築実例を見ると、50万円台から100万円を超えるケースまで幅広く確認できます。

大阪府高槻市で建てられた延床面積約38坪の平屋感覚で暮らせるバリアフリーの家では、本体価格が2,000万円台前半で、坪単価は50万円台となっています。実家の土地を受け継いで建て替えたこの住まいは、長く健康的に暮らせるように配慮された設計が特徴です。

一方、大阪府交野市で施工された延床面積約33坪のピアノ教室を兼ねた住まいでは、本体価格が2,600万円台で、坪単価は80万円台に達しています。防音性能や特殊な用途に対応した設備を導入すると、坪単価は上昇する傾向にあります。

実際の施主の声から見る坪単価

実際に野村工務店で家を建てた施主の体験談によると、大阪府内で延床面積約32坪(4LDK)の注文住宅を建てた際の建物費用は約2,300万円で、坪単価は約70万円であったと報告されています。この施主は、天然素材100%の漆喰壁に魅力を感じて野村工務店を選んだとのことです。漆喰は子どもが落書きをしても紙やすりで軽くこするだけで消せるため、メンテナンス性の高さも決め手となりました。

価格を左右する要素とは

野村工務店は、耐震・免震・制震構造や高気密・高断熱、そして天然素材100%のしっくい壁を標準仕様とするなど、素材や性能にこだわった家づくりを行っています。このような高品質な標準仕様に加えて、敷地条件、間取りの複雑さ、工法、使用建材のグレード、設備仕様などが最終的な価格を決定する要素となります。特に、変形地や狭小地など敷地条件が厳しい場合は、設計の工夫が必要となるため、坪単価が上昇することもあります。

なお、ここで示されている本体価格や坪単価は、外構工事や地盤工事、屋外給排水工事、照明器具、カーテンなどの費用を含まない一般的な表記です。実際の総費用は、これらの諸経費を加えた金額となるため、具体的な見積もりは個別に相談することが重要です。

野村工務店と有名ハウスメーカー坪単価比較表

それでは、野村工務店の価格帯は他のハウスメーカーと比較するとどの辺りに位置するのでしょうか。表にまとめましたので、参考にしてください。

ハウスメーカー・工務店名 坪単価(万円) 特徴
野村工務店 50〜100超 天然素材100%の漆喰壁を標準仕様とし、京阪エリアを中心にオンリーワンの注文住宅を提供
積水ハウス 100〜150 累積建築戸数250万戸超の実績を持ち、独自構法や外壁で高い品質と耐震性を実現
住友林業 85〜110 木の家づくりに特化し、ビッグフレーム構法による大空間と高いデザイン性が魅力
一条工務店 80〜105 高気密・高断熱・全館床暖房を標準装備し、省エネ性能と快適性に優れたコスパの高い住宅
タマホーム 40〜70 良質低価格をコンセプトに、長期優良住宅対応の高性能住宅を手頃な価格で提供
パナソニックホームズ 85〜100 パナソニック製設備を標準採用し、光触媒タイル外壁と全館空調で快適な住環境を実現

※坪単価は土地や仕様によって変わりますので、あくまで目安として参考にしてください。

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野村工務店のメリット・デメリット

野村工務店は1969年の創業以来、50年以上にわたり大阪の京阪エリアを中心に累積4,000棟を超える実績を持つ地域密着型の工務店です。「こどもたちに残せる家づくり」をコンセプトに、自然素材へのこだわりと設計力を強みとしています。

ここでは、実際の施主や社員の声をもとに、野村工務店のメリットとデメリットを具体的に解説します。

メリット

野村工務店の最大の強みは、自然素材への徹底したこだわりと、施主の理想をゼロベースで具現化する高い設計力にあります。また、規格住宅から注文住宅まで幅広い価格帯に対応できる柔軟性も魅力です。

1.天然素材100%の漆喰壁を標準仕様

野村工務店では、健康で快適な暮らしのために「本物」の自然素材を用いることにこだわっています。世界中から建築素材を試した結果採用された「北イタリア漆喰マルモ」を用いた天然素材100%のしっくい壁が標準仕様です。このしっくい壁は、年月を経て二酸化炭素を吸収しながら元の「大理石」へ変化するという特徴を持ち、環境にも優しい素材です。

実際に野村工務店で家を建てた施主からは、子どもが壁に落書きをしても紙やすりで軽くこすれば消せるなど、メンテナンスの容易さが決め手になったという声があります。また、穴を開けてしまっても漆喰を塗って乾かせば自然と元に戻るため、小さな子どもがいる家庭でも安心して暮らせる点が好評です。

2.高い構造性能と充実した標準仕様

野村工務店は構造的な強さを追求しており、床板には一般的な床板よりも厚い28mmの床合板を採用することで、高い水平強度を確保し、地震や強風から住宅を守ります。耐震・免震・制震構造に対応しているほか、高気密・高断熱、通風・採光を重視した設計が特徴です。

また、屋根材として、通常の瓦より40%も軽い「エアルーフ」を採用する事例もあり、地震時の住宅への負担軽減に貢献しています。これらの高性能な仕様が標準で含まれているため、追加費用を抑えながら安全性の高い住まいを実現できます。

3.規格住宅と注文住宅の幅広い選択肢

野村工務店は、ゼロベースでの自由設計に加えて、価格が明確な規格住宅を提供することで、幅広い予算に対応しています。コストを抑えたい方向けには、3種類の異なる外観・プランから選べるパッケージ型の規格住宅(standard home)が用意されており、建物と消費税を含めて1,892万円という明確な価格設定がされています。

注文住宅では、設計や仕様によって価格が変動しますが、過去の実例を見ると、延床面積37.6坪の事例で坪単価53.4万円から、特殊な設計の延床面積26.8坪の事例で坪単価114.6万円まで、幅広い価格帯での建築実績が確認されています。予算に応じて柔軟に対応できる点が大きな魅力です。

4.充実したアフターフォローとメンテナンス講習

野村工務店では、家づくりにおける安心感を高めるサポート体制が整っています。新築住宅には10年間の瑕疵保証がついており、引き渡し後1年目には専門部署による無料定期点検が実施されます。

特にユニークなのが、プロの左官屋を招いた「メンテナンス講習」です。施主はこの講習に参加することで、小さな傷や汚れの補修技術を学べるため、将来的な補修コストを抑えることができます。漆喰壁ならではのメリットを最大限に活かせる仕組みです。

5.暮らしを豊かにする多角的な事業展開

野村工務店は住まいづくりだけでなく、暮らし全体を豊かにする関連事業を展開しています。自然力栽培をモットーとした農業事業(野村ファーム)や、厳選した無垢一枚板を使用する家具事業(木の物語工房)を通じて、食やインテリアの面からも自然と調和した豊かな暮らしを提案しています。これらの事業は、野村工務店の「自然との調和」という理念を体現したものです。

デメリット

野村工務店には多くの魅力がある一方で、施主や元社員の口コミからは、組織体制や価格、過去の労働環境に関して留意すべき点が挙げられています。家づくりを検討する際には、これらの点も考慮することが重要です。

1.従業員の体制と対応の遅さ

施主からの口コミでは、スタッフの対応に関する課題が指摘されています。「対応は良いものの、従業員が足りていないのか返信や連絡が遅い」という意見が寄せられており、問い合わせへの返答や打ち合わせの調整に時間がかかるケースがあるようです。

また、設計へのこだわりが営業担当者まで十分に伝わっていないと感じた施主の声もあり、部門間の連携に課題を感じる場合があります。社員数90人という規模に対して、顧客サービスの体制強化が期待される点です。

2.打ち合わせ期間の長期化

野村工務店は施主のこだわりを丁寧に形にする姿勢を大切にしていますが、それが工期に影響を与える場合があります。施主のこだわりが強い場合、通常の打ち合わせ期間(約3ヶ月)よりも長く半年かかることもあり、家づくり全体に時間がかかる可能性があります。急いで入居したい方には、スケジュール調整が重要になるでしょう。

3.価格帯の高さと金銭面への懸念

野村工務店は一般的に「価格は高い工務店になる」と認識されています。天然素材や高性能な仕様を標準としているため、ローコスト住宅と比較すると坪単価は高めです。また、ある施主からは、ソーラー設置や住宅ローン控除を含めた「月の支払い額に若干悪意を感じた」という、金銭的な説明に関する懸念点が挙げられています。見積もりの内訳や支払い計画については、納得できるまで確認することが大切です。

4.過去の労働環境に関する指摘

社員・元社員による会社評価では、ワークライフバランスや社風に関して厳しい評価が見られます。ワークライフバランスの総合評価が2.3と低い点が目立ち、過去(10年〜15年前)の口コミでは、サービス残業やサービス出勤が常態化しており、残業代が途中からカットされたという報告があります。

また、社風について「とにかくパワハラがすごい。社長のワンマン体制で押し通し」という強い意見や、「自転車操業の為、売れない物件がある時の会社のピリピリ感がすごい」、「10年ぐらい前からほとんど成長しておらず、将来性はあまりよくない」という見解が示されています。ただし、これらは過去の口コミであり、現在の状況とは異なる可能性がある点には留意が必要です。

野村工務店の商品ラインナップ

野村工務店は、1969年の創業以来50年以上にわたり大阪の京阪エリアを中心に事業を展開し、「こどもたちに残せる家づくり」をメインコンセプトに掲げています。

施主の予算や要望に応じて、注文住宅、規格住宅、分譲住宅という3つの主要な住宅タイプを提供しており、住宅購入後の暮らしを豊かにする多角的な事業展開も特徴としています。

注文住宅(Custom home)

野村工務店の注文住宅は、敷地や住み手の個性を活かし、自社設計士とインテリアコーディネーターがタッグを組んでゼロベースから「オンリーワン」の住まいを設計します。眺めや通風・採光など、自然と共に心地よく暮らせることを重視し、敷地条件が厳しいほど、ユニークなプランが生まれるのが特徴です。

価格は設計内容や仕様により大きく変動しますが、過去の建築実例を見ると、延床面積37.6坪で本体価格2,010万円(坪単価53.4万円)という事例から、延床面積26.8坪で本体価格3,070万円(坪単価114.6万円)に達する事例まで、幅広い価格帯での実績が確認できます。各施主専任の設計士1名とインテリアコーディネーター1名が、プランづくりから家が建つまでをしっかりとサポートする体制が整っています。

規格住宅(standard home)

野村工務店では、注文住宅に憧れるものの、細かい部材をひとつひとつ選ぶのが大変、またはコスト面で最終的にいくらになるのか心配という方のために、価格を明確にしたパッケージ型の規格住宅を提供しています。間取りや設備等、住まいに必要なことをパッケージ化して選びやすく、価格も明確で安心です。

現在、野村工務店では2つの規格住宅シリーズを展開しています。

「TSUIKA0(ツイカ ゼロ)」は建物価格1,892万円(税込)から提供され、良い家をわかりやすく提供したいという想いのもと、すぐに生活を始めていただくために必要な内容を精査し、自社内工場での工程を見直すことで高品質でリーズナブルな住宅を実現しています。

もう一つの「Ni-Plus(ニプラス)」は建物価格1,780万円(税込)からとなっており、「暮らしに、プラスを」という想いを元に生まれた「可変する住まい」です。ボタン一つで自動格納できる中央の階段をキーアイテムに、平屋のようでありながら2階建てにもなる設計が特徴で、高い断熱性と計算された設計で家全体の室温を快適に保ちます。

分譲住宅(Built home)

関西エリアで展開されている分譲住宅では、自由設計が可能な区画や、デザイン・間取りにこだわったモデルハウスなどが提供されています。野村工務店は土地から開発する自社分譲地を手がけ、一つひとつの家づくりはもちろん、街づくりにもポリシーを持ち向き合ってきました。

野村工務店の住まいづくりの特徴

野村工務店では、自然素材をはじめとした特徴的な住まいづくりを行っています。

天然素材100%の漆喰壁「北イタリア漆喰マルモ」

野村工務店の住宅は、暮らす人の健康と住まいの安全を重視した高品質な素材や工法を標準仕様としています。その代表格が、世界中から試した結果採用された「北イタリア漆喰マルモ」を用いた天然素材100%のしっくい壁です。

「マルモ」はイタリア語で大理石を意味し、松ヤニが使われた天然素材100%のしっくい壁で、年月が経つと二酸化炭素を吸収しながら元の大理石へ変化する特徴を持っています。この素材は、落書きを紙やすりで軽くこするだけで消せるなど、メンテナンスの容易さも施主に評価されています。この天然素材だけで造られたエコで安全なしっくい壁は、野村工務店だけの標準仕様となっています。

高性能な構造と建材

野村工務店は構造的に強く住宅寿命の長い家を実現するため、床板には通常より厚い28mmの床合板を採用し、高い水平強度を確保しています。住宅性能として、耐震・免震・制震構造に対応可能なほか、高気密・高断熱、ZEH・Nearly ZEH対応など、多様なスペックに対応しています。

屋根材には、通常の瓦よりも40%も軽い「エアルーフ」を採用する事例もあり、地震時の住宅負担を軽減します。屋根の下葺材には、四季の気候や温度変化に強い「ライナールーフィング」というブランドの建材を採用しています。壁内結露を抑え老朽化を防止するBSW(通気)工法を採用し、窓には夏の日差しを約60%カットし、冬の結露を防ぐ特殊なガラスが採用されています。木造住宅の騒音対策として、ゴム製の防震材で振動を吸収する防震吊木を使用しています。

制震ダンパーMIRAIE

野村工務店では「耐震」だけでなく「制振」という地震対策をプラスしています。優れたエネルギー吸収性を持つ「高減衰ゴム」を使った制振ユニットにより、大地震から家と家族を守ります。

関連事業によるライフスタイル提案

野村工務店は、住まいだけでなく、食やインテリアを通じて自然と調和した暮らしを提案するため、複数の関連事業を展開しています。

家具事業「木の物語工房」では、「一生モノと暮らす」をテーマに、全国を飛び回って厳選した無垢の一枚板を使ったダイニングテーブルなどを製造・販売しています。農業事業「野村ファーム」では、「自然力栽培」をモットーに、シイタケやニンジンなど10種類以上の野菜・果物を自社で育てています。

飲食事業では、野村ファームで収穫された野菜や厳選食材を使った無添加のベトナム料理を提供しています。宿泊事業では、囲炉裏や岩盤浴、カラオケ・シアタールームなどを備えた一棟貸しの宿泊施設を提供しており、野村工務店が目指す「自然との調和」という理念を体現した多角的な事業展開となっています。

これらの関連事業は、「住まい」だけでなく「食」や「遊び」にも「自然」を取り入れ、人にも環境にもやさしい取り組みとして継続されています。

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野村工務店のQ&A

ここからは野村工務店に関するQ&Aを紹介していきます。

Q. 野村工務店の施工エリアはどこですか?

A. 野村工務店は大阪府を中心に、京都府、奈良県、兵庫県で事業を展開しています。

具体的には、大阪府では交野市、枚方市、寝屋川市、四條畷市、大東市、守口市、門真市、大阪市、豊中市、吹田市、茨木市、高槻市など、京都府では宇治市、京田辺市、八幡市、城陽市など、奈良県では生駒市、兵庫県では尼崎市、伊丹市、西宮市、宝塚市などが対象エリアとなっています。詳細なエリアについては公式サイトでご確認ください。

Q. 野村工務店のモデルハウスや完成見学会はありますか?

A. 野村工務店では、大阪府内にタイプの違うモデルハウスが複数あり、実際に見学することができます。また、定期的に完成見学会やイベントも開催しています。来場は現在「完全予約制」となっていますので、必ず事前に予約をしてから訪問してください。公式サイトのイベントページから最新情報を確認できます。

Q. 土地がない場合でも相談できますか?

A. はい、可能です。野村工務店には土地を専門に扱う「用地部」があり、土地探しから設計、施工まで一括で自社で担っているため、しっかりとサポートが可能です。設計と連携しながら立地やご予算に合わせ、ご要望のプランが実現可能な土地を探します。また、建て替えの場合は古家の解体も含めて相談に乗ってもらえます。

まとめ

今回はFP宅建士の立場から野村工務店の評価を行いました。

野村工務店は、天然素材100%の漆喰壁を標準仕様とし、坪単価50万円台から100万円超まで幅広い価格帯に対応できる地域密着型の工務店です。50年以上の実績と累積4,000棟を超える施工経験を持ち、自由設計の注文住宅から明確な価格設定の規格住宅まで、施主のニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。高い構造性能と自然素材へのこだわりは大きな魅力ですが、価格帯はやや高めであり、対応の遅さを指摘する声もあります。

家づくりを検討される際は、複数の工務店やハウスメーカーと比較検討し、実際にモデルハウスを見学して、ご自身の理想とする住まいに最も適した選択をされることをおすすめします。

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