【A+ランク】近藤建設で家を建てる!FP兼宅建士の評価と152人の評判・坪単価

住宅メーカー

埼玉で注文住宅を検討している方にとって、地域密着型の工務店選びは重要な決断です。

近藤建設は埼玉を拠点に、長年にわたり地域の気候や風土を熟知した家づくりを行ってきました。“設計力の幅広さ”と“堅実な施工品質”によって、人気の住宅メーカーです。

しかし

  • 「実際の坪単価はどのくらいなのか」
  • 「大手ハウスメーカーと比べて何が違うのか」
  • 「性能や品質はどうなのか」

といった具体的な情報は、なかなか見つけにくいものです。

そこでこの記事では一級建築士の視点から、近藤建設の技術力、価格設定、そして実際に建てた方の声をもとに、メリットとデメリットを包み隠さず解説します。理想の住まいを実現するために、本当に信頼できるパートナーかどうかを一緒に見極めていきましょう。

\家づくりで後悔しないための最初のステップ/

また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。

1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。

誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。

しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。

住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。

「とりあえず行ってみよう!」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。

しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか?

もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。

焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。

マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。

「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。

しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。

数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。

①SUUMO

不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。

②HOME4U家づくりのとびら

NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。

③LIFULL HOME’S

東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。

これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。

3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、

がおすすめです。

さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。

「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。

多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。

後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。

  • SUUMO…工務店のカタログ中心
  • 家づくりのとびら…ハウスメーカーのカタログ中心
  • LIFULL HOME’S…ローコスト住宅のカタログ中心


【工務店中心】SUUMOの無料カタログはこちら⇒


【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒

【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒

それでは解説をしていきます。

  1. 価格は高い?後悔?近藤建設の口コミ・評判を徹底調査
  2. FP宅建士が教える失敗しない!近藤建設で家を建てる方法
    1. 全棟構造計算+耐震等級3標準の「地震に強い家」
    2. マシュマロ断熱×高性能サッシの「高断熱・高気密仕様」
    3. 建築士&コーディネーターが支える「完全自由設計」
    4. 自社育成の名匠大工による「安定した施工品質」
    5. 地域密着×24時間窓口の「アフターサポート」
  3. 近藤建設の坪単価は約55万~95万円!
    1. 標準仕様の充実度が価格を支える
    2. こだわりによって変動する価格
    3. 実際の建築費用の目安
    4. 近藤建設と有名ハウスメーカー坪単価比較表
  4. 埼玉の注文住宅メーカー 坪単価比較表
  5. 近藤建設のメリット・デメリット
    1. メリット
      1. 1.全棟で最高等級の耐震性能を実現
      2. 2.高断熱・高気密による快適な住空間
      3. 3.施主の要望を形にする高い設計自由度
      4. 4.地域密着型の迅速なアフターサポート
    2. デメリット
      1. 1.オプション追加による予算オーバーのリスク
      2. 2.デザイン性の物足りなさと体感温度のギャップ
      3. 3.現場管理のばらつきと設計上の注意点
  6. 近藤建設の商品ラインナップ
    1. LIFE FIT DESIGN(ライフフィットデザイン)
      1. デザインスタイル(計16種類)
      2. ライフスタイルコンセプト(計16種類)
    2. 標準仕様「近藤スタンダード」
      1. 構造と耐震性能
      2. 断熱性能と快適性
    3. ZEH対応シリーズ
    4. 設備機器とオプション
  7. 近藤建設のQ&A
    1. Q. 近藤建設の施工エリアはどこですか?
    2. Q. 近藤建設の展示場やモデルハウスはどこにありますか?
    3. Q. 近藤建設はZEH住宅に対応していますか?
    4. Q. 建売住宅もある?注文住宅とどちらが良い?
  8. まとめ

価格は高い?後悔?近藤建設の口コミ・評判を徹底調査

ネット上で見受けられる「近藤建設 価格」や「近藤建設 後悔」という評判は真実なのでしょうか。

家を建てる完全ガイドでは今回152人の評判を徹底的に調査してみました。

近藤建設で建ててから、暮らしの質が劇的に向上しました。以前は道路の騒音が気になっていましたが、新しい家は信じられないほど静かで、夜はシーンとしてぐっすり眠れます。断熱も高く、冬も朝晩の冷え込みを感じにくく子どもたちが快適に過ごせています。さらに、全棟耐震等級3が標準仕様だという安心感は、子育て世代にとって何物にも代えがたいです。長く強く快適に住める家を建てたいという願いが叶い、この安心と快適性をを選んで本当に良かったと夫婦で感謝しています。

二世帯同居のための新築で、親世帯と子世帯の希望が異なり最初は不安でした。しかし住まいづくりプロデューサーの方が丁寧に双方の要望を聞き、根気強く調整してくださいました。特に、完全分離ではない程よい距離感を保ちたいという要望に対し、開放感のある中庭を作る提案で応えてくれたおかげで、家族の憩いの空間が実現しました。吹き抜けのあるLDKは予想以上に広々としていて本当に嬉しいです。皆が心から満足できる家ができて、近藤建設さんにお願いして心から感謝しています。

家づくりで一番心配だったのが、信頼できる担当者に出会えるかということでした。近藤建設の担当者さんは、他社批判を一切せず、自社の強みを丁寧に説明してくれて人として非常に好印象だったので、早い段階でこの会社に絞りました。また、長く定住したい街が見つからなかった私たちに、全く想像もしていなかった好条件の土地を紹介してくれて、見に行って一発で気に入って決めることができました。本当に感謝しています。

建築中、何度か建築現場を訪れましたが、いつも整理整頓されていて綺麗だったのがとても印象的でした。大工さん方も礼儀正しく、細かい部分まで丁寧に仕事をしてくれていたので仕上がりが本当に良かったです。引渡し後、壁紙の小さな隙間が見つかった時も、アフターサービスで数日後にすぐ対処してくれたので感動しました。

内装外装ともにオシャレで気分が上がる家にしたいというこだわりが強く、優秀なインテリアコーディネーターさんがマンツーマンでついてくれたのは最高の環境でした。具体的なイメージがない私たちにも、最高な提案をしてくださり、おかげで陽当たりの良い間取りと開放的な吹き抜けが実現しました。日中は照明いらずでとても明るく、間接照明などを採り入れた空間はモデルハウスのような優雅さです。家づくりのプロたちが、私たちの漠然とした理想を遥かに超える素晴らしい家にしてくれて、毎日を楽しく過ごせています。

参考:Googleマップ

【工務店中心】SUUMOの無料カタログはこちら⇒
【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒

【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒

FP宅建士が教える失敗しない!近藤建設で家を建てる方法

近藤建設で家づくりを検討している方へ、宅建士の視点から“失敗しない進め方”を解説します。

近藤建設は、埼玉に根ざして60年以上・累計1万5,000棟超の実績を持ち、全棟構造計算+耐震等級3を標準とした高性能住宅を、完全自由設計で提供する地域密着型の工務店です。

そのため「耐震・断熱などの性能」「設計の柔軟さ」に強みがある一方で、オプションの付け方次第で総額が膨らみやすい点や、現場管理・担当者との相性を見極めることが重要。まずは全体像と評価を押さえておきましょう。

宅建士の筆者による近藤建設の全体評価はこちら!

項目 詳細
総合評価 A+ランク

4.5

耐震性 4.8
断熱性・気密性 4.6
間取りの自由度 4.7
コストパフォーマンス 4.2
アフターサービス 4.3
会社の信頼度 4.4

耐震性と断熱性を重視した“中身のしっかりした家づくり”に定評のある、近藤建設。
全棟で構造計算を行い耐震等級3を標準化しつつ、マシュマロ断熱(フォームライトSL)や高性能サッシを採用した、高断熱・高気密仕様が大きな特徴です。

そのため、「地震に強い構造」「一年中の快適さ」「自由設計の幅広さ」に強みがあり、家族ごとのライフスタイルに合わせた“オーダーメイドな間取り”を実現しやすいのが魅力と言えるでしょう。


そんな近藤建設での家づくりを成功させるためには、まずその特徴をしっかりと理解することが重要です。近藤建設の特徴を5つにまとめました。

全棟構造計算+耐震等級3標準の「地震に強い家」

全棟で構造計算を実施し、耐震等級3(最高等級)を標準採用。フルSL工法やダブル耐力壁など、接合部と壁量を強化した構造で、一般的な在来工法よりワンランク上の耐震性を確保。制震装置(MER/GTシステム)の追加で、さらなる安心も選択できます。

マシュマロ断熱×高性能サッシの「高断熱・高気密仕様」

現場発泡ウレタン「フォームライトSL」(マシュマロ断熱)をたっぷり充填し、高性能樹脂サッシ+Low-E複層ガラスを標準採用。断熱等性能等級4以上・ZEH水準にも対応し、吹き抜け空間でも温度ムラが少ない快適な室内環境を実現します。

建築士&コーディネーターが支える「完全自由設計」

10名以上の専属建築士が在籍し、初回打ち合わせから建築士が同席してプラン提案。二世帯・ビルトインガレージ・大空間LDKなど、こだわりの多いプランにも柔軟対応できます。内装は専任インテリアコーディネーターがサポートし、テイストやライフスタイルに合わせた提案が受けられます。

自社育成の名匠大工による「安定した施工品質」

施工は長年付き合いのある専属大工が担当し、現場の整理整頓や仕上がりの丁寧さに定評があります。構造・断熱といった“見えない部分”に手をかける社風のため、長期的な住み心地を重視したい方に向いた体制と言えるでしょう。

地域密着×24時間窓口の「アフターサポート」

施工エリアを「各拠点から車で1時間圏内」に絞ることで、トラブル時の素早い対応が可能。1年・2年・5年・10年の無料定期点検に加え、24時間365日対応の相談窓口を設置。構造・防水は最長20年保証(条件付き)で、入居後の安心感を高めています。

予算内で「性能も自由度も」両立させたい方にとって、近藤建設は有力候補の一つです。

契約前は、標準仕様とオプションの境界、断熱・気密の目標値、制震装置や天井高アップなどの追加費用、保証延長の条件(10年以降の有償メンテ費)、そして現場管理・引き渡し検査の流れを書面で確認し、期待値を丁寧にすり合わせておくと、満足度の高い家づくりにつながります。

近藤建設の坪単価は約55万~95万円!

近藤建設の注文住宅における坪単価は、55万円から95万円の範囲で設定されています。

この価格帯は、埼玉県内の地域工務店の中では中堅からやや上位に位置しており、充実した標準仕様と高い設計自由度を背景とした価格水準となっています。

標準仕様の充実度が価格を支える

近藤建設の坪単価の基盤となっているのが、充実した標準仕様です。すべての住宅で構造計算を行い、耐震等級3を標準仕様としています。耐震等級3は建築基準法で定められた基準の1.5倍の耐震性能を持つ最高等級であり、家族の安全を守る重要な性能です。

長期優良住宅の認定基準を満たしやすい性能を標準とし、ZEH基準を満たす、もしくは上回る高断熱仕様にも対応しています。また断熱材には吹付断熱が採用されており、断熱等級7という最高等級の断熱性能を実現したモデルハウスも展開しています。

こだわりによって変動する価格

近藤建設では特定の規格商品を持たず、お客様の要望に応じて一棟一棟設計プランを作成します。そのため、選択する仕様やオプションによって坪単価は大きく変動します。

例えば、制震装置を追加したり、断熱性能をさらに強化したりすることで坪単価は上昇します。逆に、シンプルな間取りを採用することで坪単価を抑えることも可能です。高性能な設備や外壁材を選択すれば、坪単価は95万円に近づいていくでしょう。

実際の建築費用の目安

坪単価から実際の建築費用を算出してみましょう。日本の平均的な住宅の広さである40坪程度で考えると、坪単価60万円の場合で約2,400万円、坪単価70万円の場合で約2,800万円となります。ただし、これはあくまで建物本体価格の目安であり、実際には外構工事や地盤改良、諸経費などが別途必要となります。

近藤建設では、建物本体価格だけでなく、付帯工事費用や諸経費を含めた総額での資金計画を重視しています。そのため、初期の見積もり段階で標準仕様とオプションの内訳を明確にし、総額での予算管理を行うことが大切です。

10人以上の専属建築士が在籍しており、初回から直接相談できる体制が整っているため、予算に応じた最適なプランを提案してもらえます。創業60年の実績を持つ地域密着型の工務店として、埼玉エリアの特性を熟知した家づくりを行っています。

近藤建設と有名ハウスメーカー坪単価比較表

それでは、近藤建設の価格帯は他のハウスメーカーと比較するとどの辺りに位置するのでしょうか。表にまとめましたので、参考にしてください。

埼玉の注文住宅メーカー 坪単価比較表

ハウスメーカー名 坪単価の目安(万円/坪) 企業カテゴリ/特徴
近藤建設 55万円〜95万円 創業60年以上の埼玉県密着型地域工務店。全棟で耐震等級3(最高等級)と長期優良住宅基準相当の性能を標準装備。マシュマロ断熱(フォームライトSL)を採用し、高気密・高断熱を実現。10人以上の専属建築士による設計対応と自社育成の名匠大工による施工が特徴。
高砂建設 55万円〜70万円 埼玉エリアで展開する地域密着型ハウスメーカー。地域の気候特性を考慮した家づくりを行う。
ヤマダホームズ 50万円〜65万円 家電量販店最大手ヤマダ電機グループのハウスメーカー。設備機器との連携やトータルコーディネートが可能。
ウィザースホーム 40万円〜65万円 関東圏を中心に展開するハウスメーカー。2×6工法による高耐震・高断熱住宅を提供。
広島建設セナリオハウス 45万円〜65万円 埼玉エリアで展開する地域密着型の注文住宅メーカー。自由設計とコストバランスを重視。
藤島建設 70万円〜100万円 埼玉エリアで高品質な注文住宅を提供する工務店。デザイン性と住宅性能の高さが特徴。
コタエルハウス 55万円〜80万円 埼玉エリアで展開する注文住宅メーカー。施主の多様なニーズに応える柔軟な提案力が強み。
タマホーム 30万円〜80万円 全国展開する大手ハウスメーカー。ローコスト住宅「大安心の家」シリーズから上位グレードまで幅広い商品ラインナップを展開。コストパフォーマンスの高さが特徴。
アイダ設計 35万円〜65万円 関東圏を中心に展開するローコスト住宅メーカー。自由設計でありながら価格を抑えた家づくりを実現。正直価格をコンセプトに掲げる。
一条工務店 50万円〜90万円 全国展開する大手ハウスメーカー。自社グループ工場での開発・生産により高性能とコストを両立。業界トップクラスの断熱性能と全館床暖房を標準装備。
パナソニックホームズ 平均84.7万円 パナソニックグループの大手ハウスメーカー。鉄骨造を主力とし、独自の耐震技術と最新設備機器の統合により快適性を追求。
住友林業 平均90.3万円 木造住宅のトップブランド。独自のビッグフレーム構法による大空間・大開口を実現。木の質感を活かしたデザイン性の高さが特徴。
【工務店中心】SUUMOの無料カタログはこちら⇒
【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒

【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒

近藤建設のメリット・デメリット

埼玉県で創業60年以上の歴史を持つ近藤建設は、累計1万5000棟以上の施工実績を誇る地域密着型の工務店です。高い住宅性能と自由設計を両立させた家づくりが特徴ですが、その一方で注意すべき点も存在します。

ここでは、実際の建築事例や施主の声をもとに、近藤建設で家を建てる際のメリットとデメリットを具体的に解説していきます。

メリット

近藤建設の注文住宅は、構造の強さ、快適な居住空間、そして施主に寄り添う体制によって高い評価を得ています。特に住宅性能の高さと地域密着型のサポート体制は、長く安心して暮らせる家を求める方にとって大きな魅力となっています。

1.全棟で最高等級の耐震性能を実現

近藤建設では、すべての住宅で耐震等級3(最高等級)を標準仕様としています。これは建築基準法の1.5倍の耐震性能を持ち、消防署や警察署などの防災拠点と同等のレベルです。在来工法をベースに、接合部に特殊金物を使用した独自の「フルSL工法」を採用することで、一般的な在来工法の2倍の強度を実現しています。

さらに建物を面で支える構造用合板「ハイベストウッド」を全面に使用し、壁の両面に耐力壁を設ける「ダブル耐力壁」を採用することで、より強固な構造を実現しています。オプションとして、地震の揺れを最大48%削減する制震装置「MERシステム」または「GTシステム」を追加することも可能です。全棟が長期優良住宅の認定基準に標準で対応しているため、長期的な資産価値の維持と税制優遇を受けられるメリットもあります。

2.高断熱・高気密による快適な住空間

近藤建設では断熱等性能等級4以上を標準とし、快適な温熱環境を実現しています。断熱材には現場発泡ウレタンフォーム断熱材「フォームライトSL」(通称マシュマロ断熱)を採用しており、一般的な断熱施工と比較して約30%多い量の断熱材を使用することで、高い断熱効果を実現しています。

開放的な吹き抜け空間でも温度ムラを抑える「吹き抜け断熱工法」を採用しているほか、窓には従来のアルミサッシと比較して熱貫流率を約70%低減できる高性能樹脂サッシとLow-E複層ガラスが標準採用されています。これらの性能により、年間冷暖房費を従来住宅と比較して約40%削減できる性能を実現しており、光熱費の節約にもつながります。

3.施主の要望を形にする高い設計自由度

近藤建設では、初回から営業担当者と建築士が同席する体制を取っているため、施主の要望が専門家にダイレクトに伝わり、スムーズな設計が可能です。10人以上の専属建築士が在籍しており、施主に最適な担当者を選定してくれます。

他社で困難とされた2台分のビルトインガレージなど、複雑な要望や特殊な間取りにも柔軟に対応した実績があります。内装や設備選びにおいては、全員が女性のインテリアコーディネーターがマンツーマンでサポートし、具体的なイメージがなくても最適な提案を受けられます。設計から施工まで、長年培った技術とノウハウを受け継いだ自社育成の専属大工が携わるため、品質のばらつきが抑えられる点も安心です。

4.地域密着型の迅速なアフターサポート

施工エリアを各拠点から車で1時間以内に限定することで、24時間365日対応のサポート窓口や、災害時の迅速な対応を可能にしています。これは地域密着型の工務店ならではの強みといえるでしょう。

法定の10年保証に加え、有料メンテナンス工事を行うことで最長20年まで保証期間を延長できます。無料定期点検も1年目、2年目、5年目、10年目に実施されるため、長期的に安心して暮らすことができます。引き渡し後の住まいの情報はカスタマーサポートで一元管理されており、困ったときにすぐに相談できる体制が整っています。

デメリット

高い住宅性能と充実したサポート体制を持つ近藤建設ですが、主に費用面と現場管理の点で注意すべき課題が指摘されています。家づくりを成功させるためには、これらのデメリットを事前に理解し、対策を講じることが重要です。

1.オプション追加による予算オーバーのリスク

近藤建設の基本坪単価は55万円からが目安とされていますが、施主のこだわりやオプション追加により、実際の建築実例では70万円以上になるケースも多く、予算オーバーしやすい傾向があります。

オプション追加による費用の増加は明確です。例えば、制震装置「GTシステム」の追加で約100万円増、天井高を標準の2.5mから2.7mへ変更すると全体で約50万円から80万円増となります。システムキッチンを標準の「クリナップ・ラクエラ」から「TOTO・クラッソ」へグレードアップすると約50万円増、外壁材を高級グレードの「ニチハ・Fu-ge」にすると坪1.5万円増となります。これらのオプション費用が積み重なるため、初期の見積もり段階で標準仕様とオプションの区分けを明確にしておかないと、総額が大きく膨らむリスクがあります。

2.デザイン性の物足りなさと体感温度のギャップ

構造性能を重視する社風から、デザイン面ではシンプルで無難といった印象を持たれることがあります。実際に「建売住宅のように見える」あるいは「お洒落な個所がない」といった、デザインの物足りなさを指摘する口コミも見られます。

照明やカーテンについて選べる種類が少ないと感じた施主もいます。また、高性能・高断熱を期待していたにもかかわらず、冬場に寒さを感じるという体感温度のギャップを指摘する声もあります。特に24時間換気システムを稼働させている際に寒さを感じやすいという具体的な指摘もあるため、モデルハウスでの体感や、実際の生活スタイルに合わせた設備選びが重要になります。

3.現場管理のばらつきと設計上の注意点

一部の口コミでは、現場管理の質に個人差があることが示唆されています。現場が整理されていて職人の対応も良かったという評価も多い中、「現場監督がいい加減だった」「現場が汚かった」「作業員の喫煙が気になった」といったネガティブな意見も見られるため、担当者との密なコミュニケーションや定期的な現場確認が必要です。

設計段階では気づきにくい点として、ウォークインクローゼットにデッドスペースが多く使い勝手が悪い、あるいはバルコニーが狭いなど、実際の生活動線や寸法に関する不満が出た事例もあります。図面だけでは分かりにくい部分については、モデルハウスや完成見学会で実際のサイズ感を確認することをおすすめします。

近藤建設の商品ラインナップ

近藤建設の注文住宅は、特定のパッケージ商品に依存せず、お客様の要望に合わせて一棟ごとに設計する完全自由設計を基本理念としています。この自由設計を支えるのが、長期にわたり強く快適に住める家を目指した高性能な標準仕様であり、これが近藤建設の注文住宅における商品の核となります。

LIFE FIT DESIGN(ライフフィットデザイン)

近藤建設では「LIFE FIT DESIGN」を家づくりのコンセプトに掲げ、施主のライフスタイルや好みに合ったプランを提案しています。特定の固定商品名を持たない代わりに、お客様が理想とする住まいのイメージを明確にするためのデザインとライフスタイルコンセプトを用意しています。

デザインスタイル(計16種類)

近藤建設では、施主のイメージに合うプランを選択できるよう、16種類のデザインスタイルを用意しています。

Innovation Design 6は、近年のトレンドを取り入れたモダンなデザインスタイル6種類です。例えば「Industrial Life(インダストリアルライフ)」や「SMART MODERN LIFE(スマートモダンライフ)」などがあり、都会的で洗練された印象の住まいを実現します。

Traditional Design 10は、流行に左右されない普遍的なデザイン10種類です。「Natural Modern Life(ナチュラルモダンライフ)」や「Japanese Modern Life(ジャパニーズモダンライフ)」などがあり、木の温もりを感じる内装から純和風なものまで、幅広いデザインに対応しています。

ライフスタイルコンセプト(計16種類)

お客様のライフスタイルに合わせた16個の具体的な提案コンセプトがあります。子育て、共働き、収納充実、趣味、二世帯住宅、ペットなど、それぞれの暮らし方に最適化された間取りや設備を提案します。こうしたライフシーンから好みのものを選択し、そこから施主の希望に合った提案プランを具体化していく流れとなります。

標準仕様「近藤スタンダード」

近藤建設の家づくりは、家族の安全を守る高い構造性能と快適性を標準としています。

構造と耐震性能

耐震等級3(最高等級)が全棟標準で採用されており、これは建築基準法の1.5倍の耐震性能に相当します。フルSL工法により、土台から小屋裏までの接合部すべてに特殊な金物補強を施し、一般的な在来工法の約2倍の強度を実現しています。

構造用合板「ハイベストウッド」を使用し、建物を面で支えるモノコック構造を採用しています。さらに壁の外側と内側の両面に耐力壁を配置する「ダブル耐力壁」により、一般的な耐力壁よりも強度が約1.5倍の壁構造となっています。

オプションとして、制震装置「MERシステム」や「GTシステム」を採用可能で、地震の揺れを最大48%削減する効果があります。

断熱性能と快適性

断熱性能等級4以上を標準とし、ZEH基準にも対応可能な省エネ性能を保持しています。断熱材には現場で発泡させる硬質ウレタンフォーム系の断熱材「フォームライトSL」(通称マシュマロ断熱)を採用しており、一般的な断熱施工より約30%多い量を使用することで高い断熱効果を実現しています。

窓には高性能樹脂サッシとLow-E複層ガラスを標準採用しており、従来のアルミサッシより熱貫流率を約70%低減します。換気システムには第一種熱交換型換気システムを採用しており、換気による熱損失を約80%削減できます。高性能フィルターによりPM2.5や花粉の侵入も防ぎます。

ZEH対応シリーズ

近藤建設はZEHビルダーとして登録済みで、ZEH住宅の普及に積極的に取り組んでいます。高気密高断熱住宅によるエネルギー低減効果に加えて、太陽光発電による創エネルギーをHEMSなどを利用することで上手に活用し、地球と家計に優しい家づくりを実現します。

ZEH基準の家を建てる場合、太陽光発電システムや蓄電池などの導入をサポートしており、停電時のバックアップ電源としても活用できるため、家族の安全を守ります。ZEH普及への取り組みが評価され、ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2023において優秀賞を受賞しています。

設備機器とオプション

標準仕様の設備は充実していますが、施主のこだわりに応じてオプションでグレードアップが可能です。キッチンは標準仕様として広くて収納たっぷりのシステムキッチンが採用されていますが、標準の「クリナップ・ラクエラ」から「TOTO・クラッソ」へ変更するなどの選択肢があります。

外壁材のグレードアップとして高級外壁材「ニチハ・Fu-ge」を選択することも可能です。建材は全てホルムアルデヒドの発散速度が低いF☆☆☆☆(エフ・フォースター)のものを使用しており、健やかな暮らしをサポートします。

近藤建設の完全自由設計は、これらの高性能な標準仕様をベースに、お客様一人ひとりの理想の暮らしを実現するための柔軟なカスタマイズが可能な商品体系となっています。

【工務店中心】SUUMOの無料カタログはこちら⇒
【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒

【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒

近藤建設のQ&A

ここからは近藤建設に関するQ&Aを紹介していきます。

Q. 近藤建設の施工エリアはどこですか?

A. 近藤建設は埼玉県を中心に施工を行っています。地域密着型の工務店として、各拠点から車で1時間以内のエリアに施工範囲を限定することで、迅速なアフターサポートや災害時の対応を可能にしています。具体的な施工可能エリアについては、最寄りの展示場または本社にお問い合わせください。

Q. 近藤建設の展示場やモデルハウスはどこにありますか?

A. 近藤建設は埼玉県内に複数の展示場を展開しています。主な展示場は、浦和住宅展示場Miraizu、所沢ハウジングステージ、新座・朝霞ハウジングステージ、鶴ヶ島住宅公園、東松山展示場などがあります。また、坂戸市関間には実際の生活サイズを体感できる「Kon Kon Home 関間」というリアルサイズのモデルハウスもあります。

Q. 近藤建設はZEH住宅に対応していますか?

A. はい、近藤建設はZEHビルダーとして登録されており、ZEH住宅の建築に対応しています。標準仕様で断熱等性能等級4以上を実現しており、太陽光発電システムなどの創エネ設備を追加することでZEH基準を満たすことができます。ZEH普及への取り組みが評価され、ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2023において優秀賞を受賞しています。

Q. 建売住宅もある?注文住宅とどちらが良い?

A. 近藤建設は分譲・建売も取り扱いがあります。建売は「価格を抑えたい」「入居を急ぎたい」方に向いており、注文住宅は間取り・性能にこだわりたい方向け。

まとめ

今回はFP宅建士の立場から近藤建設の評価を行いました。

創業60年以上・累計1万5,000棟超の実績を持つ近藤建設は、坪単価55万〜95万円というレンジの中で、全棟構造計算+耐震等級3標準、マシュマロ断熱(フォームライトSL)や高性能サッシによる高断熱・高気密、10名以上の専属建築士による完全自由設計、自社育成の専属大工による施工など、「中身の性能」と「設計の柔軟さ」に強みを持つ地域密着型の工務店です。

家づくりは人生でもっとも大きな投資の一つです。本記事を参考に、複数のハウスメーカー・工務店と比較しながら、「構造性能」と「自由設計」を両立させたい方にとって、近藤建設が納得できるパートナーかどうか、じっくり見極めてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました