【A+ランク】イムラで家を建てる!FP兼宅建士の評価と157人の評判・坪単価

住宅メーカー

大阪で注文住宅を検討されている方にとって、地域密着型の工務店選びは非常に重要です。

イムラは奈良に創業し、大阪・奈良を中心に、長年にわたり多くの施主の夢を形にしてきた実績があります。しかし検討している方の中には、

  • 「イムラって実際どうなの?」
  • 「坪単価や性能は価格に見合っている?」
  • 「他社と比べて何が優れているの?」

と気になっている方も多いはずです。

そこでこの記事では、FP兼宅建士の視点から、イムラの注文住宅を徹底的に分析します。デザイン性、施工品質、価格のバランス、そして実際に建てた方の声まで、家づくりを成功させるために知っておくべき情報を詳しくお伝えします。

ぜひ、最後までお読みいただけると幸いです。

\家づくりで後悔しないための最初のステップ/

また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。

1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。

誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。

しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。

住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。

「とりあえず行ってみよう!」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。

しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか?

もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。

焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。

マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。

「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。

しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。

数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。

①SUUMO

不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。

②HOME4U家づくりのとびら

NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。

③LIFULL HOME’S

東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。

これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。

3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、

がおすすめです。

さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。

「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。

多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。

後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。

  • SUUMO…工務店のカタログ中心
  • 家づくりのとびら…ハウスメーカーのカタログ中心
  • LIFULL HOME’S…ローコスト住宅のカタログ中心


【工務店中心】SUUMOの無料カタログはこちら⇒


【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒

【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒

それでは解説をしていきます。

  1. 評判悪い?イムラの口コミ・評判を徹底調査
  2. FP兼宅建士が教える失敗しない!イムラで家を建てる方法
    1. 吉野杉の産地直送と「五感にこだわる家づくり」
    2. 全棟標準「耐震等級3+制震装置MIRAIE(ミライエ)」
    3. 断熱はHEAT20 G2標準+セルローズファイバー採用
    4. 「香りの家」standard style/VIKYU styleと、43坪条件の価格設計
    5. 専属大工の施工体制+7回立会検査+Web進捗確認と定期点検
  3. イムラの坪単価は約55万~80万円!
    1. 具体的な商品ラインナップと価格
    2. 実際の建築事例から見る価格帯
    3. イムラと有名ハウスメーカー坪単価比較表
  4. イムラのメリット・デメリット
    1. メリット
      1. 1.圧倒的な自然素材の品質と健康・快適性
      2. 2.災害に強い最高水準の住宅性能
      3. 3.安心の体制とサービス
    2. デメリット
      1. 1.坪単価が高額になる傾向
      2. 2.無垢材特有の現象と対応
      3. 3.施主が感じた後悔点(設計・設備)
  5. イムラの商品について
    1. 完全自由設計による家づくり
    2. 使用される素材と標準仕様
    3. 住宅性能の標準仕様
    4. オリジナル建具とデザイン性
  6. イムラのQ&A
    1. Q. イムラの対応エリアはどこですか?
    2. Q. 展示場やモデルハウスはどこにありますか?
    3. Q. 吉野杉と一般的な杉との違いは何ですか?
    4. Q. イムラは土地探しも手伝ってくれますか?
    5. Q. リフォームやリノベーションも対応していますか?
    6. Q. 「イムラ」ってどの会社?井村屋や封筒会社と同じ?
  7. まとめ

評判悪い?イムラの口コミ・評判を徹底調査

ネット上で見受けられるイムラの様々な評判は真実なのでしょうか。

家を建てる完全ガイドでは今回157人の評判を徹底的に調査してみました。

家づくりは初めてで不安だらけでしたが、担当してくれた営業さん、設計士さんとの相性が抜群で、最初から最後まで本当に楽しかったです。特に土地探しの段階から親身になって動いてくださり、素人では判断が難しい細かな点についても、プロとして的確なアドバイスをいただけたのが大きな決め手でした。私たちの理想を真摯に受け止めつつ、時には予算とのバランスを考えて提案してくれる細やかさが、イムラさんの魅力だと感じて安心して任せられました。

建築中、子どもと一緒に現場に足を運ぶのが日課でしたが、いつ見ても現場はきれいに整理整頓されていて驚きました。大工さんも気さくで優しく、進捗を丁寧に説明してくれたので出来上がりがより一層待ち遠しく感じられました。引き渡し後、近所の方々から「工事の人がいつも気持ちよく挨拶してくれて、とても印象が良かった」と聞いて、本当に嬉しかったです。永住する家だからこそ、工事中の気配りがこの先の安心感につながっています。

長梅雨の時期も快適に過ごせました。無垢の床が湿度を吸ってくれてサラサラしているおかげで、子どもたちが裸足で気持ち良さそうに走り回っています。以前の家は夏暑く冬寒かったのですが、良質な木材と珪藻土の調湿効果でこんなにも違うものかと感動しました。

私たちが選んだ土地は決して広くはなかったのですが、リビングの天井高を高くし、視線が奥に抜けるように工夫してくださったおかげで、狭い床面積にいるとは思えないほどの開放感です。大きな窓から光がたっぷり差し込み、まるでカフェのようなおしゃれな仕上がりになり、友人を招くたびに羨ましがられます。

イムラさんの最大の特徴である吉野杉を、こんなにも贅沢に使えるとは思っていませんでした。最高級銘木だから高額だろうと覚悟していましたが、産地直送の流通システムのおかげか「吉野杉は安かった」と感じるほど、価格に満足しています。

参考:Googleマップ

【工務店中心】SUUMOの無料カタログはこちら⇒
【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒

【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒

FP兼宅建士が教える失敗しない!イムラで家を建てる方法

イムラで家づくりを検討している方へ、FP宅建士の視点から“失敗しない進め方”を解説します。

イムラは、大阪・奈良を中心に、吉野杉をふんだんに使った完全自由設計の木の家を得意とし、耐震等級3やHEAT20 G2など高性能を標準化している地域密着型の工務店です。

そのため「吉野杉×自然素材の心地よさ」「性能の標準レベルの高さ」に強みがある一方、(面積条件による価格の出方・無垢材の経年変化・要望の入れ方による予算差)を見極めるのがコツ。まずは全体像と評価を押さえましょう。

FP宅建士の筆者によるイムラの全体評価はこちら!

項目 詳細
総合評価 A+ランク
4.6
耐震性 4.8
断熱性・気密性 4.6
間取りの自由度 4.7
コストパフォーマンス 4.1
アフターサービス 4.5
会社の信頼度 4.6

吉野杉の質感と香り、珪藻土などの自然素材、そして耐震等級3やHEAT20 G2を標準で揃える“本物志向の木の家”が魅力です。

そのため心地よさと性能を両立しやすい一方で、面積条件による単価の出方、無垢材の隙や反りなど自然素材特有の変化、自由設計ゆえの追加要望で総額が伸びやすい点は事前に整理が必要です。

そこで、イムラでの家づくりを成功させるために、押さえておきたい特徴を5つに整理しました。

吉野杉の産地直送と「五感にこだわる家づくり」

イムラは、最高級銘木の吉野杉を構造材から内装まで贅沢に使い、床の無垢材と珪藻土の壁で調湿性・肌触り・香りまで含めて住まいの心地よさを設計に落とし込むのが持ち味です。木材量が多い設計思想になりやすく、「自然素材の快適さ」を性能と同じくらい重視したい方に刺さります。

向いている人:木の香りや質感を暮らしの中心に置きたい人、梅雨や結露の不快感を減らしたい人、自然素材の家でも見た目をおしゃれに仕上げたい人。

注意点+契約前の確認:無垢材は季節で伸縮しやすいので、隙・反り・メンテの扱いを保証範囲(書面)で確認し、どこまでを無償対応とするか線引きを決めておきましょう。

全棟標準「耐震等級3+制震装置MIRAIE(ミライエ)」

全棟で耐震等級3を標準化し、制震装置MIRAIE(ミライエ)まで標準搭載としているのは安心材料です。地震対策を“オプションで足す”のではなく、最初から基本性能として組み込む考え方なので、長く住む前提の資産価値・保険料・将来の修繕計画とも相性が良いです。

向いている人:耐震の説明を数値と根拠で受けたい人、揺れへの体感不安を減らしたい人、長期優良住宅レベルの安心感を標準で取りにいきたい人。

注意点+契約前の確認:耐震等級3の根拠(構造計算の範囲)と、制震装置の型式・設置条件・メンテ要否を仕様書で確認してください。

断熱はHEAT20 G2標準+セルローズファイバー採用

断熱はHEAT20 G2グレードを標準とし、断熱材にセルローズファイバーを採用することで、夏冬の温熱環境の底上げを狙う設計です。冷暖房に頼り過ぎない暮らしは、光熱費の見通しだけでなく、家族の体調管理や在宅時間の長い家庭の満足度にも直結します。

向いている人:暑さ寒さが苦手な人、光熱費のブレを小さくしたい人、結露・カビ対策も重視して素材と性能を同時に整えたい人。

注意点+契約前の確認:G2達成の前提(窓仕様・換気方式・気密の取り扱い)を確認し、計算値だけでなく現場での施工基準も書面で押さえましょう。

「香りの家」standard style/VIKYU styleと、43坪条件の価格設計

坪単価は概ね55万〜80万円が目安で、仕様の入口として「香りの家」のstandard style(珪藻土など)とVIKYU style(漆喰・設備グレードなど)が用意され、好みと予算で方向性を決めやすいのが特徴です。一方で、施工面積43坪以上の目安価格が前提になっているため、面積が小さい計画や狭小地では単価が上がりやすく、総額の組み立てが重要になります。

向いている人:自然素材と性能をベースにしつつ、内装や設備グレードの優先順位を自分で決めたい人、自由設計でも仕様の起点がほしい人。

注意点+契約前の確認:本体価格に含まれる範囲(付帯工事・外構・照明・空調・諸費用)と、面積条件による割増ルールを見積内訳(書面)で固定しておきましょう。

専属大工の施工体制+7回立会検査+Web進捗確認と定期点検

材木商としての歴史を背景に、木材の扱いに慣れた体制で施工品質を作り込みやすい点が強みです。建築中は立会検査を複数回行い、Webで進捗を確認できるなど透明性が高めで、引き渡し後も定期点検(1年・3年・5年・10年など)や24時間365日の相談窓口が用意され、暮らし始めてからの不安を減らしやすい設計になっています。

向いている人:現場の整理整頓や職人対応など“施工中の安心感”を重視する人、住んでからも相談できる窓口が欲しい人、自然素材の経年変化も含めて長く付き合いたい人。

注意点+契約前の確認:点検の実施主体・無償範囲・緊急時対応の条件を確認し、無垢材の補修対応が「点検の対象に含まれるか」を書面に落とし込みましょう。

イムラの坪単価は約55万~80万円!

奈良を拠点とする木の家イムラは、最高級銘木である吉野杉をふんだんに使用した「五感にこだわる家づくり」を提供しています。完全自由設計でありながら、全棟標準で耐震等級3、長期優良住宅、HEAT20 G2グレードの断熱性能を備えているため、坪単価は一般的な工務店と比較してやや高めの設定となっています。

イムラの坪単価は、おおむね55万円から80万円程度が目安です。ただし、公式サイトには画一的な坪単価は掲載されていません。これは、施主の要望に応じてプランや仕様が大きく異なる完全自由設計を採用しているためです。

具体的な商品ラインナップと価格

イムラが提供する「香りの家」には、仕様の違いにより2つのスタイルが用意されています。いずれも施工面積が43坪以上の場合の目安価格として公表されており、それ以下の面積では割増しになる可能性があります。

standard styleは、坪単価55万円からのプランです。内壁には調湿性に優れた珪藻土が採用されており、吉野杉の無垢床など自然素材を活かした健康住宅が特徴となっています。

一方、VIKYU styleは、より上質な仕様となるスタイルで、坪単価は65万円からが目安です。内壁材が漆喰となるほか、内装、建具、キッチン、浴室などの設備仕様がstandard styleとは異なり、よりグレードの高い仕上がりとなります。

実際の建築事例から見る価格帯

坪単価は、延床面積や間取りの複雑さ、選択する建材・設備グレード、オプションの有無によって大きく変動します。実際の事例を見ると、30坪から35坪程度の住宅を建物本体価格2,500万円以上で建築したケースがあり、坪単価に換算すると約71万円から83万円の範囲に収まっています。

また、特殊な例として、狭小住宅(延床面積20.97坪)を建築した事例では、土地の条件や特殊な設計により坪単価が142万円に達したケースもあります。これは極めて特殊な事例ですが、敷地条件によって価格が大きく変動することを示しています。

イムラの坪単価がやや高めに設定されている理由は、最高級銘木である吉野杉を構造材や内装に多用している点、そして耐震性(最高等級3)や断熱性能(HEAT20 G1/G2レベル)の高さにあります。単純な坪単価の数字だけでなく、長期優良住宅としての税制優遇、耐久性、快適な住環境といった付加価値を総合的に判断することが重要です。

イムラと有名ハウスメーカー坪単価比較表

それでは、イムラの価格帯は他のハウスメーカーと比較するとどの辺りに位置するのでしょうか。表にまとめましたので、参考にしてください。

ハウスメーカー名/商品名 坪単価の目安(本体価格換算) 延床面積(参考) 主な特徴
イムラ(木の家イムラ) 55万円〜80万円程度/坪 完全自由設計、吉野杉使用、耐震等級3、HEAT20 G2標準
ジャパンホーム(J-style) 45.2万円/坪 35.0坪 コストパフォーマンスに優れた自由設計住宅
コラボハウス一級建築士事務所 53万円~70.7万円/坪 28.3坪 建築家との協働による個性的なデザイン住宅
タカノホーム(平屋/ZEH) 58.7万円/坪 37.8坪 環境配慮型の省エネ住宅、平屋プランに強み
菊池建設 65.5万円~81.8万円/坪 30.5坪 地域密着型の工務店、丁寧な施工が特徴
カツマタ<一級建築士事務所> 76.2万円~91.4万円/坪 32.8坪 無垢材を活かした自然素材の家づくり
コージーベース(愛媛県) 94.4万円~113.2万円/坪 26.5坪 狭小地や変形地に対応した設計力が強み

※坪単価は、選択するプラン、仕様、延床面積、時期などにより大きく変動するため、上記はあくまで目安です。

【工務店中心】SUUMOの無料カタログはこちら⇒
【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒

【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒

イムラのメリット・デメリット

奈良を拠点に吉野杉を使った家づくりを手掛けるイムラには、自然素材へのこだわりと高い住宅性能という大きな魅力がある一方で、価格面や自然素材特有の注意点も存在します。

ここでは、実際の数値やお客様の声をもとに、イムラで家を建てる際のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

メリット

イムラの注文住宅は、自然素材への徹底したこだわりと、国が定める最高水準の性能を全棟標準で備えている点に大きなメリットがあります。健康面、快適性、安全性のすべてにおいて高いレベルを実現しています。

1.圧倒的な自然素材の品質と健康・快適性

イムラの家は「五感にこだわる、吉野杉の家」をコンセプトとしており、構造材だけでなく、床や天井などの内装にも緻密な年輪を持つ最高級銘木である吉野杉を贅沢に使用しています。同社は、吉野杉の成分「LPS」や香り成分に着目した情報発信も行っており、素材の特徴として紹介されています。また、木の香りを心地よいと感じる人も多く、暮らしの快適性(落ち着きやすさ)につながるという説明も見られます。

内壁には調湿性に優れた珪藻土を標準採用しており、珪藻土や木材の特性(調湿性など)を活かし、室内の湿度変化を緩やかにすることを狙った仕様として紹介されています。実際に住まわれている方からは「長梅雨の時期も一度もエアコンを使わなかった」、「夏は外と10度ほどの差を感じるほどひんやりしている」など、高い快適性が評価されています。

デザイン面でも高い評価を受けており、独自の流通システムや内装建具「GENPEI」がグッドデザイン賞を受賞しているほか、キッズデザイン賞も受賞するなど、デザイン性と安全性が両立しています。

2.災害に強い最高水準の住宅性能

イムラの住宅は、全棟標準で高い性能を確保しており、長期的な安心を提供します。耐震性能では、全棟が国が定める最高等級である耐震等級3を実現しています。さらに、制震装置「MIRAIE(ミライエ)」を標準搭載し、実大実験では震度7相当の加振に対して揺れ幅を最大95%低減できる結果が紹介されています。

断熱性能においても、断熱材にセルローズファイバーを採用し、HEAT20 G2グレードの高い断熱性能を標準としています。これは南北海道地域に相当する断熱性能であり、高い省エネ性と快適性を実現しています。また、全棟が長期優良住宅の認定基準を満たしているため、税制優遇などのメリットも受けられます。

3.安心の体制とサービス

1926年4月に材木商として創業した歴史があり、木材への深い知識と技術を持つ専属大工が施工にあたります。建築中は合計7回の立会検査を実施し、Webでも現場状況を確認可能であるなど、高い透明性を確保しています。

建物引き渡し後も、1年、3年、5年、10年などの定期点検を専任担当者が実施し、無垢材の経年変化にも対応します。また、住宅設備の修理受付などを24時間365日で受け付ける窓口が案内されており、暮らし始めてからの不安を減らしやすい体制です。

デメリット

イムラの住宅は高品質である一方、完全自由設計と素材へのこだわりから、主にコスト面と自然素材特有の現象について留意すべき点があります。家づくりを進める際には、これらのポイントを理解しておくことが大切です。

1.坪単価が高額になる傾向

最高級銘木である吉野杉の使用と高性能を標準とすることから、坪単価は他の工務店と比較して高めになります。一般的な坪単価は55万円から80万円程度とされており、「香りの家」の基本プランは「standard style」が坪55万円から、「VIKYU style」が坪65万円からと設定されています。ただし、この価格は施工面積が43坪以上の場合の目安であり、それ以下の場合は割増しとなる可能性があります。

完全自由設計のため、要望を詰め込みすぎると予算超過が発生しやすい点にも注意が必要です。狭小地や特殊条件の土地では、設計・施工の難易度によって坪単価が大きく上がる例もあるため、面積条件と総額の組み立ては早い段階で確認しておくのがポイントです。

2.無垢材特有の現象と対応

内装に無垢の吉野杉を使用するため、自然素材特有の物理的変化が起こり得ます。湿度の変化などにより木が縮み、「あちらこちらに隙間ができる」といった声が見られることもあります。補修対応の範囲や判断基準は、契約前に書面で整理しておくと安心です。

無垢材は多少の反りや変形が発生する可能性があります。無垢材の特性を理解した上で選択することが重要です。

3.施主が感じた後悔点(設計・設備)

実際に建てた方の体験談から、設計段階で検討しておけばよかったとされる点もあります。採光や通風のために窓を多く設置した結果、急な雨の際に一つずつ閉める作業が大変になり、「奮発して自動開閉の窓にしてもよかった」という後悔の声があります。

また、窓がなく納戸扱いとなっている部屋について、押入れの上部に窓を設ける概念がなかったが、後から「窓ができていたら納戸扱いにもならず、さらに居心地の良い空間になったのではないか」と感じた施主もいらっしゃいます。

これらは設計段階での綿密な打ち合わせで回避できる可能性があります。どんな家でも後悔がひとつもない住まいづくりは極めて困難ですが、出来る限り事前に確認を行うことで多くは回避することができます。

イムラの商品について

奈良を拠点とするイムラは、1927年に材木商として創業した約100年の歴史を持つ工務店です。「五感にこだわる、吉野杉の家」をコンセプトとし、最高級銘木である吉野杉を構造材から内装材まで贅沢に使用した完全自由設計の注文住宅を提供しています。

完全自由設計による家づくり

イムラの大きな特徴は、規格化された商品プランではなく、施主一人ひとりの要望に合わせた完全自由設計を採用している点です。

これまで2,000棟を超える住宅を手掛けてきた実績があり、「木の温もりを日常の中で感じることができて心地よい」「伝統や技術を重んじながらもデザイン性の高い住まいをつくることができた」「標準仕様の幅が広いかつ個別の要望への対応力が魅力」と多くのお客様から評価されています。

使用される素材と標準仕様

イムラの住宅は、一般的な木造住宅と比較して5倍以上の木材量を使用しており、その木材のほとんどが最高級ブランドの吉野杉です。日本三大美林の一つとされる奈良県川上村産の吉野杉は、節が少なく年輪の幅が一定で密なため強度が高く、構造材として最適な素材となっています。

内装材においても、天井や床、建具や収納などに吉野杉をふんだんに使用しています。さらに、内装の壁は調湿性能に優れた珪藻土塗りが標準仕様となっており、人体に影響を及ぼすホルムアルデヒドなどの化学物質を吸着する機能も備えています。イムラで使用している珪藻土はJIS規格に適合する調湿建材で、国産品のためアスベストは含まれていません。

住宅性能の標準仕様

イムラの注文住宅は、高い住宅性能が全棟標準で提供されている点も大きな特徴です。構造は日本で主流な木造軸組工法を採用し、主要構造材には吉野檜の一等材の4寸角(12cm角)や吉野杉の一等材の4寸角を使用しています。

耐震性能では、全棟が国が定める最高等級である耐震等級3を実現し、長期優良住宅の認定基準を満たしています。さらに、高減衰ゴム製ダンパーである制震装置「ミライエ(MIRAIE)」を標準搭載しており、震度7レベルの地震の揺れを最大95%抑える性能を持っています。

断熱性能においては、断熱材にセルローズファイバーを採用し、全棟がHEAT20 G2グレード以上の高い断熱性能を標準としています。これは南北海道地域に相当する断熱性能であり、冷暖房に頼りすぎない快適な室内環境を提供します。また、全棟ZEH仕様(Nearly ZEH対応)となっており、省エネルギー性にも優れています。

オリジナル建具とデザイン性

イムラでは、吉野杉の赤白のコントラストをデザインに活かした室内建具シリーズ「GENPEI」を展開しており、これは2016年度グッドデザイン賞を受賞しています。内装建具はすべて吉野杉・檜を使ったオリジナル建具となっており、住宅全体としてもグッドデザイン賞を3年連続で受賞し、さらにキッズデザイン賞も受賞するなど、機能性だけでなくデザイン性の高さも高く評価されています。

川上村と連携した独自の流通システムにより、最高級の吉野杉をリーズナブルな価格で提供できることも、イムラの大きな強みとなっています。この流通改革は、林業再生事業システムとして2015年にグッドデザイン賞を受賞しています。

【工務店中心】SUUMOの無料カタログはこちら⇒
【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒

【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒

イムラのQ&A

ここからはイムラに関するQ&Aを紹介していきます。

Q. イムラの対応エリアはどこですか?

イムラは大阪府と奈良県を中心に対応しています。大阪府では大阪市、堺市、豊中市、箕面市、茨木市、高槻市など、奈良県では奈良市、生駒市、橿原市などで施工実績があります。詳しい対応エリアについては、直接お問い合わせください。

Q. 展示場やモデルハウスはどこにありますか?

奈良県には本社・平城山パルク展示場(奈良市)、登美ヶ丘展示場、橿原 吉野杉の家ショールームの3拠点があります。大阪府には箕面モデルハウス、豊中展示場の2拠点があります。実際に吉野杉の香りや質感を体感できますので、ぜひ一度ご来場ください。

Q. 吉野杉と一般的な杉との違いは何ですか?

吉野杉は、室町時代から長い年月をかけて密植・枝打ちという伝統的な育成方法で育てられており、節が少なく年輪の幅が一定で密なため、一般的な杉と比較して約1.4倍の強度があります。また、美しい木目と芳香が特徴で、最高級のブランド木材として知られています。

Q. イムラは土地探しも手伝ってくれますか?

はい、土地探しのサポートも行っています。検討中の土地がある場合は、解体工事や造成工事などの整備費用も含めて試算し、見積もりや資金計画を提示してくれます。また、土地探しツール「ランディ」を活用した土地情報の提供も行っています。

Q. リフォームやリノベーションも対応していますか?

イムラでは、新築だけでなく戸建てのリフォーム・リノベーション、マンションリノベーションにも対応しています。吉野杉を使った温もりのある空間づくりや、古民家再生工事なども手掛けています。

Q. 「イムラ」ってどの会社?井村屋や封筒会社と同じ?

この記事で取り上げた「イムラ」は、大阪・奈良で“吉野杉を使った木の家”を提案する工務店(株式会社イムラ)のことです。食品の「井村屋」や、封筒・印刷系の「株式会社イムラ」とは別物なので、公式サイトのドメイン(imura-k.com など)で見分けるのが確実です。

まとめ

今回はFP兼宅建士の立場からイムラの評価を行いました。

最高級銘木である吉野杉をふんだんに使用し、珪藻土の壁を標準仕様とするイムラの家づくりは、素材へのこだわりと高い住宅性能を両立させた本物志向の注文住宅といえます。坪単価は55万円から80万円程度とやや高めですが、耐震等級3、制震装置、HEAT20 G2グレードの断熱性能が全棟標準である点を考慮すれば、長期的な価値として納得できる価格設定です。完全自由設計により施主の想いを形にできる一方で、無垢材特有の変化への理解も必要です。

大阪・奈良で自然素材と高性能を兼ね備えた住まいをお考えの方は、ぜひ展示場で吉野杉の心地よさを体感してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました