【Aランク】いえとち本舗で家を建てる！FP兼宅建士の評価と131人の評判・坪単価

家づくりを考え始めたとき、誰もが不安に感じるのが「本当にこの会社で大丈夫だろうか」という疑問ではないでしょうか？

いえとち本舗は、土地探しから設計、施工まで一貫してサポートする地域密着型の住宅会社です。

「できるだけコストは抑えたい。でも性能や住み心地には妥協したくない」―そんな悩みを抱える方が、必ず一度は気になるのが“いえとち本舗”の注文住宅。しかし、

• 「実際の建築品質や価格は適正なのか」
• 「アフターサービスは充実しているのか」
• 「坪単価は安いけど住み心地はどうなのか」

など気になっている方も多いのではないでしょうか？

そこでこの記事では、FP兼宅建士の視点から、いえとち本舗の坪単価や間取りの自由度、断熱性能といった住宅性能を徹底的に分析します。さらに、実際に家を建てた方の声をもとに、メリットとデメリットを包み隠さず解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。

＼家づくりで後悔しないための最初のステップ／

また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。

1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。

誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。

しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。

住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。

「とりあえず行ってみよう！」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。

しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか？

もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。

焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。

マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。

「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。

しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。

数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。

①SUUMO 不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。 ②HOME4U家づくりのとびら NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。 ③LIFULL HOME’S 東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。

これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。

3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、

• 工務店を中心に探したい方は…SUUMO
• ハウスメーカーにこだわりたい方は…家づくりのとびら
• ローコスト住宅をメインで考えている方は…LIFULL HOME’S

がおすすめです。

さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。

「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。

多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。

後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。

• SUUMO…工務店のカタログ中心
• 家づくりのとびら…ハウスメーカーのカタログ中心
• LIFULL HOME’S…ローコスト住宅のカタログ中心

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それでは解説をしていきます。

最悪？後悔？いえとち本舗の口コミ・評判を徹底調査

ネット上で見受けられる「いえとち本舗　最悪」や「いえとち本舗　後悔」という評判は真実なのでしょうか。

家を建てる完全ガイドでは今回131人の評判を徹底的に調査してみました。

参考：Googleマップ

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FP兼宅建士が教える失敗しない！いえとち本舗で家を建てる方法

いえとち本舗で家づくりを検討している方へ、FP宅建士の視点から“失敗しない進め方”を解説します。

いえとち本舗は、土地探しから設計・施工までワンストップで進めやすく、ZEH仕様や太陽光発電の標準搭載を前提に「家賃並みの支払い」を狙える規格住宅を得意とする住宅会社です。

そのため「規格住宅イエテラスの明快な価格」「太陽光＋蓄電池など標準装備の充実」に強みがある一方で、本体価格に含まれない付帯工事の有無や、店舗・担当者による対応の違い、規格ゆえの設計範囲を見極めるのがポイントです。まずは全体像と評価を押さえましょう。

FP宅建士の筆者によるいえとち本舗の全体評価はこちら！

項目	詳細
総合評価	Aランク 4.3
耐震性	4.3
断熱性・気密性	4.2
間取りの自由度	3.9
コストパフォーマンス	4.6
アフターサービス	3.8
会社の信頼度	3.9

太陽光発電を標準にしたZEH仕様と、規格化による価格の分かりやすさで「予算の不安を抑えながら新生活を始めやすい」のが、いえとち本舗の魅力です。

そのため、標準の考え方に乗れるほど満足度が上がる一方で、付帯工事や諸費用の別途計上、店舗ごとの運用差、規格の範囲外で増額しやすい点は注意が必要です。

そこで、いえとち本舗での家づくりを成功させるために、押さえておきたい特徴を5つに整理しました。

規格住宅「イエテラス」×1,200通り以上の組み合わせで、迷いを減らしつつ最適化しやすい

自由設計のようにゼロから決めるのではなく、間取り・外観・内装などをルール化した上で選択肢を広く用意しているのが特徴です。選ぶプロセスが整理されているため、忙しい共働き世帯でも打ち合わせが迷走しにくく、家事動線など“暮らしの型”を短期間で固めやすくなります。

向いている人：決めることを減らしてスムーズに進めたい人／家事動線を重視したい人／予算の上限を守りながら満足度を上げたい人

注意点＋契約前の確認：選べる範囲と選べない範囲（窓位置・外形・水回り移動など）を、プラン確定前に書面で明確化してください。

太陽光発電＋蓄電池の標準搭載とZEH基準で、住んでからの支出を設計しやすい

初期から省エネ仕様をパッケージに組み込み、光熱費を抑える前提で住居費を組み立てやすいのが強みです。真夏・真冬でもエアコン1台で過ごしやすい体感に繋がりやすく、家計面でもランニングコストの見通しを立てやすくなります。

向いている人：毎月の固定費（ローン＋光熱費）を抑えたい人／暑さ寒さのストレスを減らしたい人／省エネ性能を重視したい人

注意点＋契約前の確認：太陽光・蓄電池の容量、メーカーや保証条件、ZEH達成の前提条件（仕様・地域差）を見積と仕様書で確認してください。

「コミコミ価格」になりやすい標準装備で、総額ブレを抑えやすい

照明・カーテンレール・食洗機・オール電化設備など、暮らしに直結する装備を最初から織り込みやすい設計が特徴です。「後から足して高くなる」よりも、最初から必要なものを揃えて総額を掴みにいけるため、資金計画が立てやすくなります。

向いている人：追加費用の不安を減らしたい人／引っ越し後すぐに快適に暮らしたい人／住宅ローン計画を堅めに組みたい人

注意点＋契約前の確認：標準に含まれる範囲（照明・カーテン・エアコン・外構など）を項目別に見積明細で確認し、「別途」の内訳を先に洗い出してください。

土地探し〜ローン手続きまでワンストップで、初期段階のつまずきを減らしやすい

土地と建物を別々に進めて予算が崩れるのではなく、最初から一体で検討しやすいのが大きな特徴です。希望エリア・学区・予算の制約が強いときほど、土地条件と建物計画を同時に最適化できるため、検討の停滞を防ぎやすくなります。

向いている人：土地探しが不安な人／仕事が忙しく手続きを任せたい人／資金計画も含めて一括で整理したい人

注意点＋契約前の確認：土地費用に紐づく追加（造成・上下水引込・擁壁・仲介手数料など）と、建物側の付帯工事費の境界を、総額見積で書面確認してください。

耐震等級3相当＋省令準耐火構造で、保険と安心を標準で狙いやすい

地震への備えを“相当”の基準で標準化しつつ、火災に強い省令準耐火構造を前提にできるのが特徴です。火災保険料の優遇が見込めるため、家計の固定費を抑える観点でも相性が良く、ローコスト帯でも安全性能を取りこぼしにくい設計になっています。

向いている人：安全性もコスパも両立したい人／保険料も含めて住居費を下げたい人／標準仕様で安心を固めたい人

注意点＋契約前の確認：耐震等級3「相当」の根拠（構造計算の範囲）と、省令準耐火の適用範囲・証明書類の有無を契約前に書面で確認してください。

いえとち本舗の注文住宅の坪単価は約40万～75万円！

いえとち本舗は、規格住宅「イエテラス」を中心に、家賃並みの支払いで高品質な住まいを提供することをコンセプトとした全国展開の住宅ブランドです。建物本体価格は1,000万円台からとなっており、坪単価の目安は約40万～75万円とローコスト住宅の中でも比較的手の届きやすい価格帯に設定されています。

主力商品「イエテラス」の価格

太陽光発電システムを標準搭載し、ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）基準をクリアした主力商品「イエテラス」は、以下のような価格設定となっています。

2階建てプラン

• 25坪：1,398万円
• 28坪:1,448万円
• 32坪:1,548万円

坪単価で換算すると、約49万～60万円程度となります。太陽光発電・蓄電池システムを標準搭載した家が税込1,500万円以下で実現できるため、ローコスト住宅の中でも特に魅力的な価格帯といえるでしょう。

平屋プラン

• 21坪:1,398万円
• 24坪:1,448万円

平屋プランは総床面積がコンパクトなため、坪単価換算では2階建てよりやや高めに感じるかもしれません。しかし、太陽光発電システムと蓄電池まで標準装備したZEH住宅が1,000万円台で建てられることを考えれば、十分にリーズナブルな価格設定です。

店舗によって価格は異なる

いえとち本舗はフランチャイズ展開しているため、店舗や地域によって価格が若干異なる場合があります。たとえば、久喜店では坪単価約38.8万～55万円、山口店では坪単価約49万～75万円といった形で、地域の建築費相場や土地価格を反映した価格設定となっています。

坪単価に含まれないコストに注意

ここで注意したいのが、坪単価や建物本体価格には含まれない費用があることです。具体的には以下のような項目が別途必要になります。

• 付帯工事費: 外構工事（駐車場・庭など）、地盤改良費、上下水道の引き込み工事など
• 諸経費: 登記費用、ローン手数料、火災保険料など
• 土地取得費用: 土地代は別途必要

たとえば延床30坪前後の住宅で建物本体価格が約1,500万～1,950万円の場合、付帯工事や諸費用を含めた総額目安は約2,000万～2,650万円となるケースもあります。このため、予算を立てる際には坪単価だけでなく、総額でどのくらいかかるのかをしっかり確認することが重要です。

コストパフォーマンスの高さが魅力

いえとち本舗の住まいは、規格化による合理化でコストダウンを実現しつつ、耐震等級3相当の強固な構造躯体や太陽光発電システムの標準搭載など、基本性能をしっかり確保している点が大きな魅力です。照明器具、カーテンレール、食洗機、オール電化設備などが含まれた「コミコミ価格」であることも多く、後から予算オーバーする心配が少ないのも安心材料といえるでしょう。

いえとち本舗の家づくりは、必要な設備が最初から揃ったパッケージのようなもの。一から全てを決める手間を省き、予算の不安を抑えながら、スマートな新生活をスムーズにスタートさせることができます。

いえとち本舗と有名ハウスメーカー坪単価比較表

それでは、いえとち本舗の価格帯は他のハウスメーカーと比較するとどの辺りに位置するのでしょうか。表にまとめましたので、参考にしてください。

ハウスメーカー名	坪単価目安（税込）	特徴・備考
いえとち本舗	約40万〜75万円	太陽光発電標準装備。規格型でコスパ重視。土地探しサポートあり
タマホーム	約40万〜80万円	大手ローコストメーカー。国産材使用
アイダ設計	約35万〜65万円	ローコストに特化。正直価格が特徴
桧家住宅	約50万〜70万円	全館空調「Z空調」が特徴
アイフルホーム	約40万〜75万円	LIXIL傘下。フランチャイズ展開
一条工務店	約65万〜90万円	高気密・高断熱性能がトップクラス
ヤマダホームズ	約50万〜80万円	家電量販店系。設備グレード選択肢が豊富
住友林業	約70万〜100万円	木造軸組工法。木の質感を活かした設計
積水ハウス	約80万〜120万円	大手ハウスメーカー。鉄骨造・木造両対応
ダイワハウス	約80万〜120万円	鉄骨造中心。商品ラインナップ豊富

※坪単価は、選択するプラン、仕様、延床面積、時期などにより大きく変動するため、上記はあくまで目安です。

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いえとち本舗のメリット・デメリット

いえとち本舗は、土地探しから建物建築、資金計画まで一貫してサポートする規格住宅ブランドです。太陽光発電システムを標準搭載し、家賃並みの支払いで高品質な住まいを提供することをコンセプトとしています。

ここでは、いえとち本舗で家を建てる際のメリットとデメリットを、詳しく見ていきましょう。

メリット

いえとち本舗には、ローコスト住宅でありながら高い住宅性能を備えている点や、土地探しから任せられる安心感など、多くの魅力的なポイントがあります。

特に、初めての家づくりで不安を感じている方や、予算を抑えつつ性能にもこだわりたい方にとって、検討する価値のあるメーカーといえるでしょう。

1．圧倒的なコストパフォーマンスと明快な価格設定

いえとち本舗最大のメリットは、建物本体価格を大幅に抑えている点です。

主力商品の「イエテラス」は、25坪の2階建てで本体価格1,398万円から、太陽光発電を搭載しない超ローコストモデル「シンプリエ」にいたっては798万円からという価格設定を実現しています。これにより、地方住宅ローンなどを活用することで月々3万円台という、現在の家賃と変わらない負担でのマイホーム取得を可能にしています。価格が明確に公開されている明朗会計な点も、予算計画を立てやすく安心材料となります。

2．太陽光発電システムと高水準の省エネ性能が標準

「イエテラス」シリーズでは、太陽光発電システムを標準搭載したプランが用意されており、ZEH基準に対応した住まいの提案を行っています。これにより、月々の光熱費削減効果が見込めるほか、売電収入によるローン負担の軽減も期待できます。

さらに大容量のパネルを搭載して収益性を高めた「はたらく平屋」（最大23.94kW搭載可能）などの特化型商品も存在し、エネルギーコストを大幅に抑えながら、環境にも優しい暮らしを実現できます。

3．土地・建物・資金計画のワンストップサービス

いえとち本舗は、エリア最大級の不動産情報を保有しており、土地探しから建物建築、住宅ローンの相談まで一つの窓口で完結します。土地と建物の予算バランスを最初から考慮できるため、予算オーバーのリスクを減らし、効率的に家づくりを進めることが可能です。

特に土地探しに不安を感じている方や、初めての家づくりで何から始めればよいかわからない方にとって、この一貫したサポート体制は大きな安心材料となります。

4．規格住宅ながら豊富な選択肢と充実の標準装備

効率化のために規格化されていますが、間取りやデザインのパターンは豊富で、約1,200通り以上の組み合わせからカスタマイズ可能です。

また、照明器具、カーテンレール、食洗機、オール電化設備などが「コミコミ価格」に含まれている点も、追加費用を抑えたいお客様にとって大きな利点です。規格住宅でありながら、自分たちのライフスタイルに合わせた住まいを実現できる柔軟性があります。

5．耐震性能と省令準耐火構造による安心感

いえとち本舗の住宅は、耐震等級3相当の強固な構造躯体を備えており、地震大国である日本で安心して暮らせる住まいを提供しています。

また、全棟が省令準耐火構造となっているため、火災保険料の優遇を受けられるというメリットもあります。ローコスト住宅でありながら、基本的な安全性能をしっかり確保している点は評価できるポイントです。

デメリット

いえとち本舗には多くのメリットがある一方で、規格住宅ならではの制約や、フランチャイズ展開による課題も存在します。家づくりを成功させるためには、こうしたデメリットもしっかり理解した上で、自分たちの希望に合っているかどうかを見極めることが重要です。

1．自由設計と比較して制約がある

いえとち本舗の住宅は「規格住宅」であるため、完全自由設計に比べると間取りやデザインに制限があります。中庭、天窓、ロフトといった特殊な要望や複雑な形状の建物は実現が難しく、こだわりの強い方には物足りなさを感じる可能性があります。約1,200通りの組み合わせがあるとはいえ、あらかじめ用意されたパターンの中から選ぶ形式となるため、細部までこだわりたい方は事前に確認が必要です。

2．フランチャイズ制による品質・対応のバラつき

全国にフランチャイズ展開しているため、実際に施工を担当する加盟店や担当者によって、施工品質やアフターフォローの質に差が生じることがあります。口コミでも「スタッフが親身だった」という高評価がある一方で、「説明不足」や「連絡の遅れ」を指摘する声も見受けられます。同じいえとち本舗でも、店舗によって対応が異なる可能性があるため、実際に相談する際は担当者との相性や対応の丁寧さをしっかり見極めることが大切です。

3．本体価格以外にかかる費用の把握が必要

798万円からなどの表記はあくまで「建物本体価格」であり、実際には外構工事、地盤改良、各種諸経費などが別途必要です。これらの付帯費用は本体価格の20～30%程度（およそ500万～700万円）加算されることが一般的であり、総額ベースでの慎重な資金計画が求められます。坪単価や本体価格だけで判断せず、最終的にいくらかかるのかを明確にしてから契約することが重要です。

4．性能表示が「相当」に留まる場合がある

耐震性能については「耐震等級3相当」とされていますが、これは設計上の数値であり、公的な「認定」を正式に取得するには別途費用や申請期間が必要になる場合があります。また、気密性を示すC値などの具体的な数値が非公開である場合も多いため、性能に強いこだわりがある場合は事前の確認が不可欠です。断熱性能についても、ZEH基準はクリアしているものの、より高い性能を求める場合はオプションでのグレードアップが必要となるケースがあります。

5．値引き交渉が難しい

いえとち本舗は、最初から価格を抑えた設定で提示しているローコスト住宅メーカーであるため、値引き交渉は難しいと考えるのが妥当です。ただし、交渉のやり方やタイミング次第では、金額の値引き自体は難しくとも、オプションや造作のサービスなどを引き出せる可能性はあるかもしれません。大幅な値引きを期待するよりも、標準仕様でどこまで満足できるかを見極めることが賢明です。

いえとち本舗の商品ラインナップ

いえとち本舗は、家賃並みの支払いで叶う高品質な住まいをコンセプトに、徹底した規格化によるコストダウンと、太陽光発電システムを標準搭載したZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）基準の家づくりを特徴としています。

現在の主力商品は「イエテラス」シリーズで、2階建て、平屋、はたらく平屋の3タイプが展開されています。

イエテラスシリーズの特徴

イエテラスは、未来の豊かな暮らしから逆算した、住む人にちょうどいい規格住宅です。

つくりたいのはただの家ではなく、建てた後の豊かなライフスタイル。標準仕様でZEH基準に対応した住宅の提案を行っており、環境に優しく健康的な暮らしを目指せます。

2階建ての家

3LDKから4LDKまで、家族の人数に合わせて大きさを選べるファミリー向け商品です。太陽光発電システムを標準搭載しており、光熱費0円の暮らしを目指せます。建物価格の目安は、25坪で1,398万円、28坪で1,448万円、32坪で1,548万円となっています。規格住宅でありながら、間取り、屋根、外観、内装デザインなどの組み合わせは約1,200通り以上という豊富な選択肢から選ぶことが可能です。

平屋の家

ワンフロアーのユニバーサルデザインで、単身からファミリーまで対応可能な贅沢な暮らしを実現します。こちらも太陽光発電システムを標準搭載しており、建物価格の目安は21坪で1,398万円となっています。平屋は生活動線が集約されているため、家事効率が高く、家族のコミュニケーションが自然と深まる間取りが特徴です。

はたらく平屋

家計を助けてくれる大容量の太陽光発電システムを搭載し、毎日をさらに豊かに暮らす平屋です。屋根いっぱいに大容量のソーラーパネルを搭載することで、売電収入を最大化させることに特化しています。住宅ローンの返済を売電収入で軽減する「家が稼ぐ」というコンセプトを実現した商品です。

充実の標準装備

イエテラスシリーズでは、以下のような設備が標準装備として含まれています。

• 太陽光発電システム
• 耐震等級3相当の構造
• 人造大理石カウンター
• IHコンロ
• 浄水器内蔵ハンドシャワー水栓
• 三面鏡洗面化粧台
• 高性能ハイブリッドサッシ
• Low-E複層ガラス
• 保温浴槽
• 節水・温水洗浄便座

これらの設備が最初から含まれているため、追加費用を抑えながら快適な暮らしを始められます。

高い住宅性能

イエテラスシリーズは、すべての商品で以下のような高い住宅性能を確保しています。

構造・耐震性能: 日本伝統の在来工法（木造軸組工法）に金物工法や剛床工法を組み合わせ、全棟で構造計算を実施しています。消防署等の防災拠点と同レベルの耐震等級3相当を標準としており、震度6強から7程度の大地震にも耐えられる強固な構造です。

断熱・省エネ性能: ZEH基準をクリアする断熱性能を保持しており、高性能グラスウールや遮熱性に優れたアルミ遮熱透湿防水シート、Low-Eペアガラスを標準装備しています。夏は涼しく冬は暖かい住環境を提供し、冷暖房効率にも優れています。一部の地域では全棟G2グレードを標準仕様としており、室内の温度差が少なく快適に暮らせます。

耐火性能: 火災保険料が割安になる省令準耐火構造を標準採用しています。外部からの延焼防止措置、各室防火措置、他室への延焼遅延措置といった火災に強い構造となっており、万が一の際にも安心です。

いえとち本舗の家づくりは、最新の省エネ設備をフル装備した合理的なオールインワンパッケージです。一からすべてをオーダーする手間を省き、プロが厳選した高コスパな選択肢から選ぶことで、家賃並みの支払いで賢くマイホームを手に入れることが可能になります。

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いえとち本舗のQ&A

ここからはいえとち本舗に関するQ&Aを紹介していきます。

まとめ

今回はFP兼宅建士の立場からいえとち本舗の評価を行いました。

いえとち本舗は、坪単価約40万～75万円というローコスト価格帯でありながら、耐震等級3相当の構造や太陽光発電システム標準搭載、ZEH基準をクリアした省エネ性能など、基本性能をしっかり確保している点が評価できます。特に、土地探しから建物建築、資金計画まで一貫してサポートする体制は、初めての家づくりで不安を感じている方にとって大きな安心材料となるでしょう。一方で、規格住宅ならではの制約や、フランチャイズ展開による店舗間の品質差には注意が必要です。

家づくりを成功させるためには、複数の店舗を比較検討し、担当者との相性をしっかり見極めることが重要です。予算を抑えつつ性能にもこだわりたい方は、ぜひ一度モデルハウスを訪れてみてはいかがでしょうか。