【Aランク】フクヤ建設で家を建てる!FP兼宅建士の評価と107人の評判・坪単価

住宅メーカー

高知県で注文住宅を検討されている方にとって、地元密着型の工務店選びは重要な決断ですね。

フクヤ建設は、自然素材を活かしたデザイン性の高い住まいで知られ、高知で長年にわたり住まいづくりに携わってきた工務店です。一方で、実際の施工品質や価格帯、そして本当に信頼できるのか気になるところでしょう。

  • 「自分たちに合った工務店なの?」
  • 「品質は大丈夫?」
  • 「住み心地はどうなの?」

など気になっている方も多いでしょう。

フクヤ建設にはどのような特徴があり、どんな方に向いているのでしょうか。この記事では、FP兼宅建士の視点から、坪単価の目安からメリット・デメリット、さらには実際の施工事例まで、家づくりを成功させるために知っておくべき情報を詳しく解説していきます。

ぜひ、最後までお読みください。

\家づくりで後悔しないための最初のステップ/

また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。

1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。

誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。

しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。

住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。

「とりあえず行ってみよう!」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。

しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか?

もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。

焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。

マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。

「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。

しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。

数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。

①SUUMO

不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。

②HOME4U家づくりのとびら

NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。

③LIFULL HOME’S

東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。

これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。

3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、

がおすすめです。

さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。

「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。

多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。

後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。

  • SUUMO…工務店のカタログ中心
  • 家づくりのとびら…ハウスメーカーのカタログ中心
  • LIFULL HOME’S…ローコスト住宅のカタログ中心


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それでは解説をしていきます。

  1. 高い?後悔する?フクヤ建設の口コミ・評判を徹底調査
  2. FP兼宅建士が教える失敗しない!フクヤ建設で家を建てる方法
    1. フクヤ建設の「地域密着ワンストップ」で土地と建物の予算配分を崩しにくい
    2. フクヤ建設の「自由設計提案」で動線と収納を暮らし方に合わせて作り込みやすい
    3. フクヤ建設の「標準仕様の組み立て方」でオプション増額をコントロールしやすい
    4. フクヤ建設の「耐震の考え方」でプラン自由度と安全性のバランスを取りやすい
    5. フクヤ建設の「アフター運用」で住んでからの小さな不満を残しにくい
  3. フクヤ建設の坪単価は約60万~120万円!
    1. 完全自由設計の注文住宅「BATON DESIGN WORKS」
    2. 規格住宅・注文住宅「compass」
    3. プロダクトハウス「BATON HOUSE works/02」
    4. フクヤ建設の価格が高めになる3つの理由
      1. 1.高断熱パネルの全棟採用
      2. 2.全棟で長期優良住宅・耐震等級3を採用
      3. 3.無垢材を使ったデザイン性の高い設計
    5. 価格に関する注意点
    6. フクヤ建設と有名ハウスメーカー坪単価比較表
  4. フクヤ建設のメリット・デメリット
    1. メリット
      1. 1.全国トップクラスの住宅性能
      2. 2.デザイナーと創る卓越したデザイン力
      3. 3.幅広い予算に対応する商品ラインナップ
      4. 4.地域密着のトータルサポートと信頼性
    2. デメリット
      1. 1.建築費用が高価格帯になりやすい
      2. 2.施工エリアの限定
      3. 3.価格情報の不透明性
      4. 4.打ち合わせの工数とレスポンスの課題
  5. フクヤ建設の商品ラインナップ
      1. 完全自由設計「BATON DESIGN WORKS」
      2. 規格型・注文住宅「compass」
      3. 共通する高い住宅性能
      4. 施工エリア
  6. フクヤ建設のQ&A
    1. Q. フクヤ建設の施工エリアはどこですか?
    2. Q. 展示場やモデルハウスは見学できますか?
    3. Q. 建売住宅や分譲住宅も扱っていますか?
    4. Q. リノベーションにも対応していますか?
    5. Q. フクヤ建設は上場していますか?
  7. まとめ

高い?後悔する?フクヤ建設の口コミ・評判を徹底調査

ネット上で見受けられる「フクヤ建設 高い」や「フクヤ建設 後悔」という評判は真実なのでしょうか。

家を建てる完全ガイドでは今回107人の評判を徹底的に調査してみました。

以前の家は冬の寒さが悩みでしたが、新居では1階のエアコン1台だけで家中がポカポカです。吹き抜けがあっても2階まで温度差がなく、冬場に子供たちが裸足で元気に走り回る姿を見て性能にこだわって本当に良かったと実感しています。無垢の床の温もりも心地よくて快適です。

漠然としたおしゃれな家に住みたいという夢があったのですが、BATON DESIGN WORKSの設計士さんが具体的に形にしてくれました。Pinterestで集めた好みの画像を一枚一枚丁寧に汲み取って提案してくださった時は、夫婦で感動してしまいました。特に内と外がつながる大開口の窓から差し込む光は、毎日カフェにいるような贅沢な気分にさせてくれます。打ち合わせのたびにワクワクが広がっていく感覚は、今でも忘れられない幸せな思い出です。

高知県産の杉や桧を使った家づくりに惹かれて依頼しました。玄関を開けた瞬間に広がる天然の木の香りに、仕事の疲れも毎日癒されています。無垢の床は夏でもサラッとしていて心地よく、漆喰の壁のおかげか室内の空気がいつも澄んでいるように感じます。

こだわって作った土間収納は、子供の荷物や趣味の道具がスッキリ収まるので、急な来客があっても慌てることがありません。暮らしやすさを第一に考えた機能的な設計のおかげで心にゆとりが生まれた気がします。

契約の決め手は、何よりもスタッフさんの温かい人柄でした。担当者の方はいつも私たちの目線で親身に相談に乗ってくれて、仕事で忙しい時もLINEを使って画像や進捗を迅速に共有してくれたので、不安を感じることなく家づくりを楽しめました。役所への調査や複雑な交渉ごともきめ細やかに対応してくださり、プロの強力なサポートがあったからこそ理想の家が完成したと思っています。

参考:Googleマップ

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FP兼宅建士が教える失敗しない!フクヤ建設で家を建てる方法

フクヤ建設で家づくりを検討している方へ、FP宅建士の視点から“失敗しない進め方”を解説します。

フクヤ建設は、地域密着の家づくりを軸に、注文住宅を中心として暮らしやすさと予算バランスを重視した提案を行う住宅会社です。

そのため「地域密着の対応力」「設計提案とコスト調整」に強みがある一方で、担当者や提案の進め方、標準仕様の範囲、追加工事による総額の動き方まで含めて整理しておくのがポイントです。まずは全体像と評価を押さえましょう。

FP宅建士の筆者によるフクヤ建設の全体評価はこちら!

項目 詳細
総合評価 Aランク
4.4
耐震性 4.4
断熱性・気密性 4.3
間取りの自由度 4.5
コストパフォーマンス 4.3
アフターサービス 4.1
会社の信頼度 4.2

「価格は抑えたいが、性能や暮らしやすさにも妥協したくない」という層に向けて、現実的な予算内でまとめる提案がしやすいのがフクヤ建設の魅力です。

そのため、標準の考え方に乗れるほど満足度は上がりやすい一方で、仕様の選び方次第では追加費用が出やすい点や、打ち合わせの密度は担当者との相性が鍵になります。

そこで、フクヤ建設での家づくりを成功させるために、押さえておきたい特徴を5つに整理しました。

フクヤ建設の「地域密着ワンストップ」で土地と建物の予算配分を崩しにくい

土地探し・資金計画・間取り検討を同じ流れで進めやすく、「この土地なら総額はいくらまでが安全か」を早い段階で固めやすいのが特徴です。住宅ローンだけでなく、外構や引っ越し費、将来の教育費まで含めて“家計の許容度”から逆算しやすくなります。

向いている人:土地から探す人/予算の上限を守って進めたい人/忙しくて手続きを一本化したい人

注意点+契約前の確認:土地費用に紐づく追加(造成・上下水・擁壁等)と、建物側の付帯工事の線引きを総額見積で書面確認してください。

フクヤ建設の「自由設計提案」で動線と収納を暮らし方に合わせて作り込みやすい

家事動線・収納量・家族の生活リズムに合わせて、間取りを最適化しやすいのが特徴です。回遊動線や“帰宅→手洗い→収納→リビング”などの流れを、敷地条件と採光計画を見ながら整えやすく、住み始めてからのストレスを減らしやすくなります。

向いている人:家事ラク動線を重視する人/収納不足で後悔したくない人/敷地条件に合わせてプランを調整したい人

注意点+契約前の確認:確定後の変更は費用と工期に影響しやすいので、最終図面・設備表・仕上表を「最新版」で揃えて書面固定しましょう。

フクヤ建設の「標準仕様の組み立て方」でオプション増額をコントロールしやすい

標準範囲と追加範囲を整理しながら、優先順位の高い部分(断熱、窓、設備、仕上げ)に予算を寄せる進め方がしやすいのが特徴です。最初に“上げるところ・下げるところ”を決めておくと、総額のブレを抑えやすくなります。

向いている人:予算内で満足度を最大化したい人/設備の取捨選択ができる人/見積の比較が得意な人

注意点+契約前の確認:標準仕様書と見積明細を突合し、別途になりやすい項目(外構・照明・カーテン・地盤等)を契約前に書面で洗い出してください。

フクヤ建設の「耐震の考え方」でプラン自由度と安全性のバランスを取りやすい

開放感を出す間取りは魅力ですが、耐力壁の配置や構造バランス次第で“揺れやすさ”が変わります。早い段階から構造の成立条件を織り込みながらプランを作ることで、デザインと安全性の両立を狙いやすくなります。

向いている人:LDKを広くしたい人/吹き抜けや大開口も検討したい人/構造の根拠も理解して決めたい人

注意点+契約前の確認:耐震等級の扱い(等級取得か相当か)と、根拠資料(計算範囲・図面への反映)を契約前に書面確認してください。

フクヤ建設の「アフター運用」で住んでからの小さな不満を残しにくい

住み始めてからの不具合は、初動の速さと窓口の明確さで満足度が大きく変わります。定期点検の流れを前提に、保証とメンテの考え方を最初から把握しておくことで、将来の修繕費も計画に入れやすくなります。

向いている人:長く住む前提で安心も重視したい人/引き渡し後の相談先を明確にしたい人/共働きで対応の手間を減らしたい人

注意点+契約前の確認:点検スケジュール、保証の対象外になりやすい項目、延長条件(有償メンテの要否)を契約書類で書面確認してください。

フクヤ建設の坪単価は約60万~120万円!

フクヤ建設は高知県で創業50年以上の実績を持つ地域密着型の工務店です。性能とデザインの両立を掲げていますが、公式サイトでは詳細な坪単価を公表していません。しかし、提供されている複数の商品ラインナップから、具体的な価格帯を推測することができます。

FP兼宅建士の視点から、フクヤ建設の坪単価と主要な商品ラインナップ、そして価格が高めになる理由について詳しく解説します。

完全自由設計の注文住宅「BATON DESIGN WORKS」

フクヤ建設の設計チームが手がける、こだわりをゼロから形にするフルオーダー住宅です。推計坪単価は約80万円から120万円となります。設計の自由度が高く、長期優良住宅や耐震等級3、HEAT20 G2グレードといった全国トップクラスの高性能を標準としているため、高価格帯に位置します。地方工務店の平均である約73万円を上回りますが、資産価値の高い住まいづくりが可能です。

規格住宅・注文住宅「compass」

ライフスタイルに合わせて選べる複数のシリーズを展開する商品です。推計坪単価は約60万円から90万円となります。構造計算を全棟で実施しつつ、シンプルな構造躯体を採用することでコスト効率を高めています。完全自由設計よりも坪単価で約20万円から40万円ほど抑えられる傾向にあります。

プロダクトハウス「BATON HOUSE works/02」

2025年現在、展示場の移築販売として特別価格で提供されている商品です。延床面積33.55坪で販売価格は2,500万円(税込)、坪単価に換算すると約74.5万円です。耐震等級3、断熱性能等級6といった高性能を備えながら、比較的手の届きやすい価格帯を実現しています。

フクヤ建設の価格が高めになる3つの理由

フクヤ建設の住まいが一般的な工務店と比べて高価格帯になるのには、明確な理由があります。

1.高断熱パネルの全棟採用

まず、業界トップクラスのFPパネルを全棟に採用している点です。

熱伝導率0.024の硬質ウレタンフォームを使用したFPパネルは、一般的なグラスウールなどの断熱材と比べて材料費が高くなります。しかし、このパネルにより冬でもエアコン1台で家中が暖かいといった快適性が実現できます。

2.全棟で長期優良住宅・耐震等級3を採用

次に、全棟で長期優良住宅や耐震等級3を標準仕様としている点です。これらの認定取得には構造計算や申請費用が必要となり、初期コストが上乗せされます。ただし、住宅ローン控除の優遇や地震保険の割引など、長期的にはメリットも大きくなります。

3.無垢材を使ったデザイン性の高い設計

さらに、無垢材をふんだんに使用したデザイン性の高い設計を行っている点も価格に反映されます。経年とともに味わいが増す素材選びと、社内に設計事務所を持つ体制により、質の高い提案が可能になっています。

価格に関する注意点

提示されている坪単価や本体価格はあくまで建物本体の費用です。実際には、解体費用、造成費用、地盤改良費用、外構工事、照明やカーテンなどの費用が別途発生します。総額では本体価格の1.2倍から1.3倍程度を見込んでおくことをおすすめします。

初期コストは決して安くありませんが、長期的な光熱費の削減や耐久性に加え、FPパネルの「無結露50年保証」なども踏まえると、コストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。価格だけでなく、住んでからのランニングコストや快適性も含めた総合的な判断が重要です。

フクヤ建設と有名ハウスメーカー坪単価比較表

それでは、フクヤ建設の価格帯は他のハウスメーカーと比較するとどの辺りに位置するのでしょうか。表にまとめましたので、参考にしてください。

住宅メーカー・商品名 坪単価 特徴
フクヤ建設 約60万~120万円 高知県地域密着型工務店。FPパネルによる高気密・高断熱住宅。全棟長期優良住宅・耐震等級3標準
積水ハウス 約100万~150万円 業界最大手。邸別自由設計と高い施工品質。充実したアフターサービス
一条工務店 約80万~120万円 業界トップクラスの断熱性能。自社工場での一貫生産体制。全館床暖房が人気
タマホーム 約40万~80万円 ローコスト住宅の代表格。適正価格で高品質を実現。若年層に人気
地方工務店平均 約73万円 地域密着型の柔軟な対応。設計自由度が高い

※坪単価は、選択するプラン、仕様、延床面積、時期などにより大きく変動するため、上記はあくまで目安です。

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フクヤ建設のメリット・デメリット

高知県で注文住宅を建てる際、フクヤ建設には他社にはない独自の強みがある一方で、いくつか注意すべき点も存在します。

ここでは、FP兼宅建士の視点から、フクヤ建設のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

メリット

フクヤ建設は創業50年以上の実績を持つ地域密着型の工務店として、高知県で多くの施主から支持を集めています。その理由となる主なメリットを見ていきましょう。

1.全国トップクラスの住宅性能

フクヤ建設の最大の強みは、標準仕様で極めて高い住宅性能を確保している点です。断熱性能では、国の基準を大きく上回るUA値0.46以下(HEAT20 G2グレード)を標準としています。また、高断熱・高気密の「FPの家」仕様を採用しており、相当隙間面積(C値)の実測平均値は0.50平方センチメートル毎平方メートル以下を実現しています。

耐震性においても、全棟で科学的な構造計算(許容応力度計算)を実施し、最高等級である耐震等級3を標準化しています。これにより、数百年に一度発生する地震の1.5倍の力に対しても倒壊しないレベルの安全性を確保しています。

2.デザイナーと創る卓越したデザイン力

社内の設計チーム「BATON DESIGN WORKS」による完全自由設計は、施主の漠然としたイメージを具体化する高い提案力を持っています。Pinterestなどで共有したイメージを完璧に形にしてくれたという施主の声もあり、吹き抜けや大開口といった開放的な空間と性能を両立させる設計を得意としています。

シンプルでベーシックなデザインを基調としながらも、無垢材をふんだんに使用することで、経年とともに味わいが深まる住まいを実現できます。モノトーンやナチュラルな色彩を基調とした落ち着きのある空間づくりが特徴です。

3.幅広い予算に対応する商品ラインナップ

予算やライフスタイルに合わせて選べる多彩な選択肢が用意されています。完全自由設計の「BATON DESIGN WORKS」では、ゼロから創り上げる注文住宅を実現できます。

「compass(コンパス)」は、暮らしをパッケージ化した16種類のシリーズから選べる規格・注文住宅です。さらに「ときの家」シリーズでは、「小さく建てて豊かに暮らす」をコンセプトとしたプロダクト住宅を提供しており、平屋タイプは本体価格1,993万円(税別)、2階タイプは本体価格1,793万円(税別)、SOWは本体価格1,409万円(税別)となっています。

4.地域密着のトータルサポートと信頼性

1971年の創業から50年以上の実績があり、高知県の気候風土を熟知しています。土地探しから設計、施工、アフターメンテナンスまで一貫したワンストップサービスを提供しており、地域に根ざした細やかな対応が可能です。

2024年11月には東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場するなど、企業としての信頼性も高まっています。施主専用のアフターケア窓口も用意されており、長期的な安心感を得られる体制が整っています。

デメリット

多くのメリットがある一方で、フクヤ建設にはいくつか注意すべき点も存在します。家づくりを検討する際には、これらのデメリットも理解しておくことが重要です。

1.建築費用が高価格帯になりやすい

高性能かつ自由設計であるため、建築費用は一般的な工務店よりも高くなる傾向があります。地方工務店の木造住宅の平均坪単価が約73万円であるのに対し、自由設計の「BATON DESIGN WORKS」は約80万円から120万円程度、規格住宅の「compass」でも約60万円から90万円程度と推測されており、コストを最優先する方には不向きな場合があります。

ただし、長期的な光熱費の削減効果や耐久性、無結露50年保証などを考慮すると、初期投資以上の価値を得られる可能性は高いといえます。

2.施工エリアの限定

主な施工エリアは高知県内に限定されています。香川県高松市にもオフィスを構えていますが、現時点では高知県外での建築を希望する方には対応が難しいケースがあります。将来的には中四国地方への展開も計画されているようですが、現段階では地域が限られている点に注意が必要です。

3.価格情報の不透明性

プロダクトハウスを除き、注文住宅や「compass」の具体的な坪単価が公式サイトで明示されていないため、初期段階で予算計画を立てにくいという課題があります。正確な費用を知るためには、直接問い合わせて詳細な資金計画書を作成してもらう必要があります。

他社との比較検討を行う際にも、事前に十分な情報を得にくい点はデメリットといえるかもしれません。資料請求や展示場訪問を通じて、早めに具体的な見積もりを取得することをおすすめします。

4.打ち合わせの工数とレスポンスの課題

こだわりを形にする自由設計ゆえに、打ち合わせの回数が多くなる傾向があります。また、口コミの中には「スタッフが忙しそうで連絡のレスポンスが遅れることがあった」「社内での情報共有に時間がかかっているように感じた」といった、進行の効率性に関する指摘も見られます。

スムーズな家づくりを進めるためには、施主側も積極的にコミュニケーションを取り、疑問点や要望を明確に伝える姿勢が求められます。

フクヤ建設の商品ラインナップ

フクヤ建設は高知県を拠点とする創業50年以上の工務店で、予算やライフスタイルに合わせた多彩な商品ラインナップを展開しています。完全自由設計から規格住宅まで、幅広い選択肢を提供しており、それぞれに特徴があります。

完全自由設計「BATON DESIGN WORKS」

社内の設計チーム「BATON DESIGN WORKS」が手がける、施主のこだわりをゼロから形にするフルオーダーの注文住宅です。柔軟な発想力、培ってきた技術力、そしてデザインの力を活かした家づくりが特徴となっています。

特定のプランを持たず、設計士と対話を重ねて理想の間取りを創り上げるスタイルです。長期優良住宅の認定基準に標準対応し、UA値0.46以下のHEAT20 G2グレードという全国トップクラスの断熱性能を誇ります。自然素材で建てられた木の家をテーマとし、気温や湿度の変化にあわせて快適な住空間を作り出します。

規格型・注文住宅「compass」

「羅針盤」という意味を持つcompassは、施主にとって最適な家づくりができるよう導いていくという思いから名付けられました。ライフスタイルに合わせて選べる、暮らしをパッケージ化した高性能デザイン住宅です。

全16種類の豊富なシリーズ展開があり、耐久性・耐震性・断熱性・防犯性・省エネ性・デザイン性に優れた住まいを実現します。全棟で許容応力度計算(構造計算)を実施し、最高グレードの耐震等級3を標準化しています。

人気のシリーズには「T-BOX」「断熱の家」「シンプルな平屋」などがあります。中でも「T-BOX」は個性的なキューブ状の外観に、快適に暮らすアイデアをたくさん詰め込んだデザインで、飽きの来ない仕上がりとなっています。将来間取りが自由に変えられる構造躯体を採用しており、家族の成長に合わせて可変性を持たせている点も特徴です。

その他のラインナップには「耐久の家」「狭小の家」「ビルトインガレージの家」「ふたりの平屋」「中庭のある家」「北欧スタイルの家」「未来を創るZEHの家」「太陽光を活かす家」「自由な箱の家」「吹き抜けのある家」「自然素材の家」「wood maison」「tree box」があり、多様なニーズに対応しています。

共通する高い住宅性能

フクヤ建設の住まいは、どの商品ラインナップにおいても高い性能が標準仕様となっています。耐震性では、材料の一本一本を検証する高度な構造計算「許容応力度計算」を全棟で実施し、最高等級の耐震等級3を実現しています。

断熱性能では、国が目指す次世代基準のHEAT20の断熱性能を誇る魔法瓶のような住宅を提供しています。FPの家仕様(硬質ウレタンパネル)を採用し、実測平均C値(隙間相当面積)は0.50平方センチメートル毎平方メートル以下と非常に高い気密性を保持しています。

また、建物のあらゆる細部をCGパースでモデル化し、2次元図面を3次元で表現することができる次世代の最新設計手法「BIM設計」を導入しており、完成イメージを事前に確認できる体制を整えています。

保証面では、住宅瑕疵担保責任保険(10年)に加え、最長60年の長期保証制度、地盤保証(20年)、シロアリ保証(10年)などが用意されており、長期的な安心につながります。

施工エリア

主な施工エリアは高知県内となっています。高知県の気候風土を熟知した地域密着型の工務店として、地域特性に合わせた提案が可能です。

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フクヤ建設のQ&A

ここからはフクヤ建設に関するQ&Aを紹介していきます。

Q. フクヤ建設の施工エリアはどこですか?

A. 主な施工エリアは高知県内です。本社は高知市薊野西町にあり、香川県高松市にも「BATON DESIGN WORKS 高松OFFICE」を構えています。現時点では高知県外での施工は限定的ですが、将来的には中四国地方への展開も計画されています。

Q. 展示場やモデルハウスは見学できますか?

A. はい、複数の展示場を運営しています。「BATON DESIGN WORKS GALLERY Ⅱ」(高知市南久保)、リノベーション展示場「Reframe」(高知市北金田)、「ASOLIE」(高知市一宮東町)などがあり、予約不要で自由に見学できます(水曜日は自由見学のみの施設もあります)。営業時間は10:00〜17:00です。また、本社3階にはmiratapのショールームもあります。

Q. 建売住宅や分譲住宅も扱っていますか?

A. はい、分譲住宅も取り扱っています。フクヤ建設の分譲住宅は、注文住宅で培ってきたデザイン性や機能性を詰め込んだ住宅となっています。詳細については公式サイトの分譲住宅一覧ページをご確認いただくか、直接お問い合わせください。

Q. リノベーションにも対応していますか?

A. はい、「root renovation」という事業部でリフォーム・リノベーションに対応しています。性能もデザインも叶えるリノベーションを提供しており、中古不動産の買取再販事業「Architect Archive」も展開しています。築39年の住まいを再構成したリノベーション展示場「Reframe」で実際の仕上がりを確認できます。

Q. フクヤ建設は上場していますか?

A. はい、フクヤ建設は2024年11月に東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しています。証券コードは284Aです。上場により企業としての信頼性や透明性が向上し、より安定した経営基盤で家づくりをサポートしています。

まとめ

今回はFP兼宅建士の立場からフクヤ建設の評価を行いました。

高知県で創業50年以上の実績を持つフクヤ建設は、FPパネルによる高気密・高断熱性能と、全棟耐震等級3を標準とする高い住宅性能が大きな魅力です。坪単価は約60万円から120万円と一般的な工務店より高めですが、長期的な光熱費削減や耐久性を考えれば十分に価値のある投資といえるでしょう。BATON DESIGN WORKSによる洗練されたデザイン力も見逃せません。一方で、施工エリアが高知県内に限定されている点や、価格情報の不透明性には注意が必要です。

家づくりは一生に一度の大きな決断です。本記事が、あなたの理想の住まいを実現するための一助となれば幸いです。気になる方は、まず展示場見学や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。

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