【A+ランク】ファーストホームで家を建てる!FP兼宅建士の評価と134人の評判・坪単価

住宅メーカー

山口県で注文住宅を検討している方にとって、「地元密着で信頼できる会社か」「価格と性能のバランスはどうか」は大きな判断材料です。

ファーストホームは、山口県を中心に実績を重ねてきた地域密着型の住宅メーカーで、比較的抑えた坪単価と、暮らしやすさを重視した家づくりが特徴です。地元山口で長年培ってきた確かな施工技術と、お客様一人ひとりの暮らしに寄り添った家づくりで評価を集めているファーストホーム。しかし、

  • 「実際の坪単価はどのくらいなのか」
  • 「本当に信頼できる工務店なのか」
  • 「アフターフォローはどうなのか」

など、気になる点も多いのではないでしょうか。

この記事では、FP兼宅建士の視点から、ファーストホームの特徴や強み、そして気をつけるべきポイントまで、客観的に分析していきます。家づくりで後悔しないために、ぜひ最後までお読みください。

\家づくりで後悔しないための最初のステップ/

また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。

1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。

誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。

しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。

住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。

「とりあえず行ってみよう!」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。

しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか?

もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。

焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。

マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。

「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。

しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。

数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。

①SUUMO

不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。

②HOME4U家づくりのとびら

NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。

③LIFULL HOME’S

東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。

これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。

3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、

がおすすめです。

さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。

「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。

多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。

後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。

  • SUUMO…工務店のカタログ中心
  • 家づくりのとびら…ハウスメーカーのカタログ中心
  • LIFULL HOME’S…ローコスト住宅のカタログ中心


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それでは解説をしていきます。

  1. 欠陥?後悔?ファーストホームの口コミ・評判を徹底調査
  2. FP兼宅建士が教える失敗しない!ファーストホームで家を建てる方法
    1. 「フル装備の家」で標準仕様の選択肢が多く、追加オプションを抑えやすい
    2. 坪単価約45万〜76万円帯でも、平屋や趣味空間まで作り込みやすい設計対応
    3. 耐震等級3相当+制震装置「マモリー」標準で、繰り返しの揺れに備えやすい
    4. ZEH基準クリアを前提に、太陽光を載せてZEH化しやすい省エネ設計
    5. 「グラントホーム」「キ・ワーク」「スクエア」で価格の出し方を選べる
  3. ファーストホームの坪単価は約45万~76万円!
    1. 基本商品「フル装備の家」の価格帯
    2. 規格型・セミオーダー商品の価格展開
    3. 建築実例から見る具体的な坪単価
    4. 価格を抑えられる理由
    5. ファーストホームと有名ハウスメーカー坪単価比較表
  4. ファーストホームのメリット・デメリット
    1. メリット
      1. 1.優れたコストパフォーマンスと多様な商品ラインナップ
      2. 2.高水準の耐震性と独自の制震技術
      3. 3.ZEH基準対応の断熱性能と長期保証体制
      4. 4.地域密着による土地探しサポートと実績
    2. デメリット
      1. 1.住宅性能の数値的根拠の限定性
      2. 2.宣伝方法と標準仕様に関する懸念
      3. 3.契約後の対応やアフターサービスのばらつき
  5. ファーストホームの商品ラインナップ
    1. 注文住宅(完全自由設計)
    2. キ・ワーク(定額制・セミオーダー型規格住宅)
    3. グラントホーム(規格型住宅)
    4. スクエア(ミニマルな家づくり)
    5. 標準仕様に含まれる主要な性能
  6. ファーストホームのQ&A
    1. Q. 対応エリアはどこですか?
    2. Q. 展示場はありますか?
    3. Q. 長期優良住宅に対応していますか?
    4. Q. 土地探しもサポートしてもらえますか?
    5. Q. 建売住宅も取り扱っていますか?
  7. まとめ

欠陥?後悔?ファーストホームの口コミ・評判を徹底調査

ネット上で見受けられる「ファーストホーム 欠陥」や「ファーストホーム 後悔」という評判は真実なのでしょうか。

家を建てる完全ガイドでは今回134人の評判を徹底的に調査してみました。

予算内で理想以上の家が建つなんて、夢にも思いませんでした! いくつものメーカーを回りましたが、ファーストホームさんはコストパフォーマンスが本当に優れています。当初は設備のグレードを諦めかけていましたが、フル装備の家という言葉通り、標準仕様でも大手メーカーと同じ床材や建具をたくさん選べたことに感激しました。結果的にワンランク上の設備が採用できてうれしいです。

担当者の方が、私たちの収入に合わせた無理のない資金計画を親身になって考えてくれました。特に決め手となったのは、地元ならではの豊富な土地情報です。私たちの希望エリアで、予算にぴったりの土地を粘り強く探し出してくれたおかげで、結婚と同時に理想の家を建てるという大きな夢が叶いました。

老後を見据えて、コンパクトで開放的な平屋を希望していました。ファーストホームは平屋の施工実績が多く、設計バリエーションが豊富だと感じました。特に、廊下などのデッドスペースを極力省き、その分を収納と広々とした共有スペースに充てた設計力は素晴らしかったです。コンパクトな土地でもゆったりと暮らせる平屋が実現し、毎日がとても充実しています。ありがとうございました。

特にこだわったのは、ゆったりとしたガレージと趣味のコレクションを飾るためのギャラリースペースです。完全自由設計だからこそ、私たちの個性が100%反映された、唯一無二の住まいが完成しました。打ち合わせも非常に楽しく、プロならではの的確なアドバイスと確かな技術力で、夢が具現化していく過程に感動しっぱなしでした。

ランニングコストを考えて高性能な省エネ住宅を建てたいと思っていました。ファーストホームさんは標準装備でZEH基準をクリアする高い断熱性能を実現しているため、太陽光発電システムを搭載するだけでZEH住宅にすることができ、非常に効率的でした。高性能断熱材のおかげで、夏も冬もエアコンの効きが格段に良く、光熱費の明細を見るたびに節約効果を実感しています。

参考:Googleマップ

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FP兼宅建士が教える失敗しない!ファーストホームで家を建てる方法

ファーストホームで家づくりを検討している方へ、FP宅建士の視点から“失敗しない進め方”を解説します。

ファーストホームは、山口県を中心に地域密着で実績を重ね、「フル装備の家」を軸に比較的抑えた坪単価帯(約45万〜76万円目安)でも暮らしやすさと省エネ性を両立させる住宅メーカーです。

そのため「標準仕様の充実とコストパフォーマンス」「土地探しを含めた地元対応力」に強みがある一方、(断熱性能の数値根拠の出し方・標準範囲とオプション境界・契約後の担当やアフター運用)を見極めるのがコツ。まずは全体像と評価を押さえましょう。

FP宅建士の筆者によるファーストホームの全体評価はこちら!

項目 詳細
総合評価 A+ランク
4.5
耐震性 4.6
断熱性・気密性 4.1
間取りの自由度 4.4
コストパフォーマンス 4.6
アフターサービス 4.0
会社の信頼度 4.3

「フル装備の家」を基本に、設備・耐震・省エネの“必要分”を最初からまとめて、総額の見通しを立てやすいのがファーストホームの魅力です。

そのため、標準で入る範囲と設備グレードアップの増額ポイント、太陽光の載せ方、点検・保証の運用条件は早い段階で揃えるほど後悔を減らせます。

そこで、ファーストホームでの家づくりを成功させるために、押さえておきたい特徴を5つに整理しました。

「フル装備の家」で標準仕様の選択肢が多く、追加オプションを抑えやすい

後から足していく発想より、最初から必要な装備をまとめて提案するスタイルが中心です。床材や建具なども選べる幅があり、予算内で“ワンランク上に見える”仕上がりを狙いやすいのが強みになります。

向いている人:見積が膨らむのが不安な方、標準で満足できる範囲を広く取りたい方、設備のバランスを重視する方。

注意点+契約前の確認:標準に含まれるメーカー・グレードと、差額が出る条件(扉色・面材・水栓・食洗機など)を明細で書面確認しましょう。

坪単価約45万〜76万円帯でも、平屋や趣味空間まで作り込みやすい設計対応

コンパクトな平屋でデッドスペースを削って収納と共有空間に振る設計や、ガレージ・ギャラリーのような趣味空間の作り込みまで、暮らし方に寄せた提案がしやすいのが特徴です。完全自由設計の強みが“住み始めてからの使いやすさ”に直結します。

向いている人:平屋を中心に検討している方、家事動線や収納量を優先したい方、趣味スペースを間取りに取り込みたい方。

注意点+契約前の確認:平屋は坪単価が上がりやすいので、屋根・基礎・外構の増減要因を含めて総額で比較できるようにしましょう。

耐震等級3相当+制震装置「マモリー」標準で、繰り返しの揺れに備えやすい

耐震だけでなく、揺れを吸収する仕組みを組み合わせて“地震のダメージを溜めにくくする”考え方が魅力です。加えて、面材の採用などで耐久面も押さえやすく、長く安心して住む前提を作りやすくなります。

向いている人:地震が心配なエリアで備えを厚くしたい方、耐震だけでなく制震も含めて検討したい方。

注意点+契約前の確認:等級の根拠(相当なのか取得なのか)と、制震の対象範囲・メンテ要否を契約図書で確認しましょう。

ZEH基準クリアを前提に、太陽光を載せてZEH化しやすい省エネ設計

標準装備で省エネ性能を押さえ、太陽光を組み合わせてZEH化する流れが組み立てやすいのが特徴です。冷暖房の効きや光熱費の体感につながりやすく、ランニングコストを重視する層には相性が良い方向性です。

向いている人:光熱費のブレを抑えたい方、将来のエネルギー価格上昇に備えたい方、太陽光を前提に資金計画を立てたい方。

注意点+契約前の確認:断熱性能の根拠(UA値など)と、太陽光の容量・売電前提・保証条件をセットで書面確認しましょう。

「グラントホーム」「キ・ワーク」「スクエア」で価格の出し方を選べる

家具家電や太陽光まで含めて総額を読みやすくする発想、枠数で価格が決まるセミオーダー、ミニマルに最適化した規格プランなど、予算と暮らし方に合わせて“選び方そのもの”を変えられるのが強みです。打ち合わせの時間と予算管理の両方をコントロールしやすくなります。

向いている人:総額を先に固めたい方、仕様決めで迷いすぎたくない方、コスパ重視で規格・セミオーダーも前向きな方。

注意点+契約前の確認:商品ごとに標準仕様と保証・点検条件が違う可能性があるため、仕様表と見積条件を同時に受け取り比較しましょう。

ファーストホームの坪単価は約45万~76万円!

ファーストホームの坪単価は、本体価格1600万円から、坪単価45万円からが目安となっています。ただし、間取りや延床面積、選択する仕様によって価格帯は変動し、実際の建築事例を見ると約45万円から76万円程度の幅があります。

基本商品「フル装備の家」の価格帯

ファーストホームが提供する注文住宅は、グレードの高い住宅設備、耐震等級3、快適な断熱性、充実の保証などが含まれる「フル装備の家」が基本となっています。この「フル装備の家」という考え方は、後から高額なオプションを追加する必要が少ないため、総額を抑えやすいという大きなメリットがあります。

標準仕様で長期優良住宅に対応しており、通常であればオプション扱いとなる設備が最初から含まれているため、予算管理がしやすい点が特徴です。

規格型・セミオーダー商品の価格展開

ファーストホームでは、注文住宅で培ったノウハウを活かし、よりコストを重視する方向けに規格型やセミオーダーの商品も展開しています。

グラントホームは、建物価格に家具や家電、さらに太陽光発電まで標準装備された、コストパフォーマンスに優れた商品として人気を集めています。

キ・ワークは、正方形の枠を基本に、縦横の枠数によって価格が決まるセミオーダー住宅で、1000万円台での実現例もあります。

スクエアは、ミニマルな暮らしを志向する方に向けたコンパクトな住宅プランとして展開されています。

建築実例から見る具体的な坪単価

実際の建築実例を見ると、坪単価は間取りや延床面積、仕様によって次のような幅があります。

30坪クラスの住宅では、本体価格約1,900万円で坪単価は約63万円程度となる事例があります。一方、34.4坪の平屋では本体価格2,620万円で坪単価76.1万円となるなど、平屋や特別な仕様を採用した場合は坪単価が上昇する傾向が見られます。

逆に延床面積が大きくなると、スケールメリットにより坪単価は抑えられる傾向にあります。例えば、50坪を超える大きめの住宅では坪単価50万円台後半に収まるケースも多く、ファーストホームのコストパフォーマンスの良さを実感できます。

価格を抑えられる理由

ファーストホームがこのような手頃な価格を実現できる背景には、年間200棟を超える着工数による資材や設備の一括仕入れ、同グループ会社が電気工事を担当することによる余計な経費の削減、豪華なカタログや総合展示場への出展を控えることなどの徹底したコスト削減の取り組みがあります。

山口県に根ざした地域密着型の工務店として、地元の不動産業者や建築業者との強固なネットワークを活かし、優秀な大工や業者の確保、好条件な土地の確保も容易に行える点も、コストパフォーマンスの高さにつながっています。

ファーストホームと有名ハウスメーカー坪単価比較表

それでは、ファーストホームの価格帯は他のハウスメーカーと比較するとどの辺りに位置するのでしょうか。表にまとめましたので、参考にしてください。

ハウスメーカー名 坪単価の目安 特徴
ファーストホーム 45万円~76万円 山口県地域密着型。フル装備の家が基本で標準仕様が充実。規格住宅やセミオーダー商品も展開
タマホーム 40万円~80万円 全国展開のローコストハウスメーカー。大安心の家などコストパフォーマンスに優れた商品が人気
一条工務店 80万円~107万円 高気密・高断熱住宅で光熱費削減。全館床暖房や太陽光発電が標準装備で省エネ性能が高い
積水ハウス 80万円~150万円 業界最大手。独自の構法や外壁材を採用し、耐震性・耐久性に優れる。充実したアフターサービス
ダイワハウス 70万円~150万円 大手ハウスメーカー。鉄骨造・木造ともに対応。高い設計力と提案力が特徴
住友林業 70万円~100万円 木造住宅に特化。ビッグフレーム構法による大空間・大開口が可能。木の質感を活かした住まい
アイ工務店 60万円~80万円 全国展開の中堅ハウスメーカー。設計自由度が高く、断熱・気密性能に優れコストバランスが良い

※坪単価は、選択するプラン、仕様、延床面積、時期などにより大きく変動するため、上記はあくまで目安です。

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ファーストホームのメリット・デメリット

山口県で地域密着型のローコスト住宅メーカーとして展開しているファーストホームには、コストパフォーマンスの高さや地域での実績といった強みがある一方で、性能表示や標準仕様に関する懸念点も指摘されています。

ここでは、ファーストホームのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

メリット

ファーストホームの最大の魅力は、手の届きやすい価格帯でありながら、充実した標準仕様と地域に根ざしたサポート体制を提供している点です。山口県での豊富な実績と、徹底したコスト削減努力により、高いコストパフォーマンスを実現しています。

1.優れたコストパフォーマンスと多様な商品ラインナップ

ファーストホームはローコスト住宅として位置づけられており、一般的な参考価格帯は45万円から76万円/坪となっています。主力商品の「フル装備の家」は、本体価格の目安が1600万円から、坪単価の目安は45万円からと設定されており、後から高額なオプションを追加する必要が少ない点が魅力です。

価格を重視する方向けには、規格型住宅の「グラントホーム」やセミオーダー住宅の「キ・ワーク」といったラインナップも用意されています。特に注目すべきは、コンパクトハウス「ピース」で、土地代金や諸経費を含めて月々返済5万円台で3LDKの新築一戸建てが手に入るパック型プランとして人気を集めています。

このような低価格を実現できる背景には、山口県内で年間200棟以上の着工数を誇る実績があり、資材や設備の一括仕入れによるコスト削減、広告宣伝費や間接経費の削減といった徹底した企業努力があります。

2.高水準の耐震性と独自の制震技術

ファーストホームは山口県の気候や風土に適した家づくりを追求しており、安全性能が充実している点も大きな強みです。特に注目すべきは、住友ゴム工業社製の制震装置「マモリー」を全棟に標準搭載していることです。

この制震装置は、地震の揺れを特殊な「高減衰ゴム」が吸収する仕組みで、度重なる揺れから家を守ることができます。さらに、国の定める最高等級である耐震等級3相当の家づくりを標準としており、地震に強い構造を確保しています。

建物の外周部には、耐火性が高くシロアリにも強い「ダイライト」を採用しており、火災や腐食への対策も講じられています。このように、ローコスト住宅でありながら、安全性能には妥協していない姿勢が伺えます。

3.ZEH基準対応の断熱性能と長期保証体制

省エネ性能と安心できる長期的な保証体制が整っている点も、ファーストホームの魅力の一つです。公式サイトではHEAT20G1レベルをクリアし、UA値0.56以下(※地域区分6地域)と案内されています。太陽光発電システムの搭載により、ZEH住宅化も検討しやすい構成です。

保証体制も充実しており、建物初期保証は20年、長期優良住宅であれば最長60年まで有償延長が可能です。また、地盤保証は10年、シロアリ保証は10年(JOTOシロアリ保証1000)が提供されます。

引き渡し後も、1年目、2年目、10年目に無償の定期点検を実施しており、長く安心して住み続けられるサポート体制が整っています。

4.地域密着による土地探しサポートと実績

山口県内での豊富な実績とネットワークも、ファーストホームの大きな強みです。公式情報では「在来木造販売棟数10年連続 山口県第1位(住宅産業研究所調べ)」と案内されており、県内での実績の大きさがうかがえます。

特筆すべきは、施主や取引先からの紹介での依頼も多いとされており、地域で選ばれている背景の一つになっています。また、地元に根差した不動産業者として豊富な土地情報を持っており、土地探しからサポートしてもらえる点も心強い要素です。

デメリット

一方で、ファーストホームにはいくつかの懸念点も指摘されています。特に住宅性能の数値的根拠や、標準仕様に対する評価、アフターサービスの質にばらつきがあるという声が聞かれます。

1.住宅性能の数値的根拠の限定性

ファーストホームは高い性能を謳っているものの、客観的な数値の公開が限定的である点が課題として挙げられます。特に、公式サイトではHEAT20G1レベルをクリアし、UA値0.56以下(※地域区分6地域)と案内されています。

実際の入居者からは、標準仕様のまま建てた場合「いまどきの家にしては夏暑くて冬は寒い」と感じる声があり、標準仕様の断熱性に物足りなさを感じることがあるようです。断熱性を高めるには、オプションで現場発泡系の「アクアフォーム」などを検討する必要があるかもしれません。客観的な数値が公表されていれば、他社との比較もしやすく、より納得して選択できるでしょう。

2.宣伝方法と標準仕様に関する懸念

ローコスト戦略ゆえに、一部のお客様は価格設定や標準装備に対してギャップを感じることがあるようです。特に「フル装備の家」という名称について、「他社でも当たり前の標準装備をフル装備と言っているだけ」であり、実際に見積もりを取ると「決して安い訳ではない」と感じたという意見があります。

また、ローコスト住宅であるため、品質が「価格相応」「安っぽい」と感じてしまう部分があるという指摘もあります。競合他社(例:タマホーム)と比較した際に、標準仕様のグレードが劣っていると感じられ、耐震性や断熱性を確保するためにオプションを追加すると、かえって割高になる可能性があるという意見も聞かれます。

標準仕様で何がどこまで含まれているのかを、契約前にしっかりと確認することが重要です。

3.契約後の対応やアフターサービスのばらつき

アフターフォローの体制には、担当者によってばらつきがあるという懸念点が報告されています。ある施主の体験談では、契約後に担当営業マンが変更された際、書類(名刺のみ)がポストに投函されるのみで説明がなかったことや、保証内容について十分な説明がなく、「説明文を後で読んでおいてください」という対応だったという報告があります。

また、現場管理は評価されているものの、引き渡し後にクロスのつなぎ目や小さな傷といった仕上がりの不具合が気になったという口コミもあります。このようなアフターサービスの質のばらつきは、担当者や時期によって異なる可能性があるため、契約前に保証内容やアフターサービスの詳細をしっかりと確認し、疑問点は納得いくまで質問することが大切です。

ファーストホームの商品ラインナップ

ファーストホームは、山口県で地域密着型の家づくりを展開する工務店として、お客様の多様なニーズに応える豊富な商品ラインナップを用意しています。完全自由設計の注文住宅から、コストを抑えた規格住宅まで、それぞれのライフスタイルや予算に合わせた選択が可能です。

ここでは、ファーストホームが提供する主な商品について詳しくご紹介します。

注文住宅(完全自由設計)

ファーストホームの注文住宅は、施主の個性や夢を100%反映する完全自由設計の家づくりを基本としています。日本古来の伝統技術と最新技術を合わせた木造軸組在来工法を採用しており、要望に応じてツーバイシックス工法などの取り扱いも可能です。

価格帯は敷地条件や仕様により変動しますが、一般的な参考価格帯は45万円から60万円/坪とされています。実際の建築事例では、延床面積192.93㎡(58.3坪)のZEH住宅(ビルトインガレージ2台付き)で3,410万円(坪単価58.5万円/坪)、延床面積113.86㎡(34.4坪)の平屋(4LDK、造作キッチン)で2,620万円(坪単価76.1万円/坪)といった実績があります。

自由設計であるため、中庭のある家やアイランドキッチンを採用した邸宅、屋上プライベート空間のある家、スキップフロアのある家など、施主の希望に応じた多様な設計が実現されています。山口県の気候に適した断熱性・耐震性・耐久性を兼ね備えつつ、充実した性能と設備を標準装備した「フル装備の家」として提供されています。

キ・ワーク(定額制・セミオーダー型規格住宅)

キ・ワークは、まるで注文住宅のような自由度を持ちながら、定額制でコストを抑えられるセミオーダー型規格住宅です。正方形の枠を基本として、縦横の枠数によって価格が決まる仕組みで、土地の形状や予算に合わせて16種類の枠サイズから選択できます。

2階建ては全10パターンの標準プランが用意されており、例えば8×7枠で3LDK・26.55坪(88.77㎡)、10×7枠で5LDK・33.56坪(110.96㎡)などがあります。平屋は全6パターンの標準プランがあり、11×9枠で4LDK・24.29坪(80.32㎡)、12×10枠で4LDK・29.30坪(96.88㎡)などが選択可能です。

屋根・外壁・玄関ドア・サッシを豊富なバリエーションの中から選べるほか、キッチン・洗面・ユニットバスなどの住宅設備は2社(タカラスタンダード、クリナップ)から選択できます。保証内容は注文住宅と同等で、建物保証20年、設備保証10年、白蟻保証20年、地盤保証20年に加え、制振装置も標準装備されています。

グラントホーム(規格型住宅)

グラントホームは、「自分らしく、わがままに。全部を叶える夢いっぱいの家づくり」をコンセプトにした規格型住宅です。建物価格に家具・家電を含み、さらに太陽光発電まで標準装備された、高いコストパフォーマンスが特徴の商品です。

注文住宅で培った技術とノウハウを注ぎ込み、コストを抑えたい方向けに開発された商品で、標準仕様の充実度が魅力となっています。家族の暮らし方に合わせてプランを選択でき、価格を明確にすることで安心して家づくりを進められます。

スクエア(ミニマルな家づくり)

スクエアは、「引き算でととのう、ミニマルな家づくり」をコンセプトにした、ファーストホーム最安値を実現した規格住宅です。FP兼宅建士が監修した間取りで、累計契約棟数約2,600棟から得られたお客様の「これいいね!」を集め、住む人の暮らしやすさを想像しながら設計されています。

平屋は全11プラン、二階建ては全21プランが用意されており、家族用玄関、ファミリークローゼット、独立洗面台、脱衣室、パントリー、ランドリールームなど、トレンドを抑えた間取りが特徴です。無駄を徹底的にカットすることで価格を抑えながらも、安心保証は充実しています。建物保証20年、設備保証10年、白蟻保証20年、地盤保証10年に加え、制振装置も標準仕様となっており、1年・2年・10年・15年・20年のアフター点検も実施されます。

標準仕様に含まれる主要な性能

ファーストホームの家づくりは、どの商品ラインナップでも高性能かつ充実した設備が標準仕様に含まれることで、オプション追加費用を抑えることができます。

耐震・制震性能では、国が定める最高等級である耐震等級3相当の家づくりを基本としています。さらに、住友ゴム工業社製の制震装置「マモリー」を全棟に標準搭載しており、特殊な「高減衰ゴム」が地震の揺れを吸収し、繰り返しの揺れに強い家を実現しています。

断熱・省エネ性能では、標準装備で充分にZEH基準をクリアする高い断熱性能を実現しており、太陽光発電システムを搭載することで効率的にZEH住宅化が可能です。保証については、建物初期保証は20年ですが、有料メンテナンス工事を行うことで、長期優良住宅の場合は最長60年まで保証期間を延長することができます。また、地盤保証10年、シロアリ保証10年なども付帯しています。

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ファーストホームのQ&A

ここからはファーストホームに関するQ&Aを紹介していきます。

Q. 対応エリアはどこですか?

A. 山口県全域に対応しています。防府店、山口店・山口展示場、周南店、宇部スタジオ、岩国店の5つの拠点があり、防府市、山口市、萩市、宇部市、山陽小野田市、下関市、周南市、下松市、光市、岩国市、柳井市などでサービスを提供しています。

Q. 展示場はありますか?

A. はい、山口県内に複数のモデルハウスと展示場があります。防府市、山口市、萩市、周南市、下松市、宇部市、岩国市などに平屋モデルハウスや規格住宅のモデルハウスが設置されています。見学をご希望の場合は、来場予約をすることでQUOカードのプレゼントも受けられます。

Q. 長期優良住宅に対応していますか?

A. はい、標準仕様で長期優良住宅に対応可能です。長期優良住宅認定を取得すれば、税制優遇や住宅ローンの金利優遇などのメリットが受けられます。

Q. 土地探しもサポートしてもらえますか?

A. はい、地元に根差した不動産業者として豊富な土地情報を持っており、土地探しからサポートしています。公式情報では「在来木造販売棟数10年連続 山口県第1位(住宅産業研究所調べ)」と案内されており、地元ネットワークを活かした土地探しの相談もしやすい体制です。

Q. 建売住宅も取り扱っていますか?

A. はい、ファーストホームでは防府市、山口市、萩市、宇部市、周南市、下松市、光市、岩国市、柳井市など、山口県内の各エリアで建売住宅も取り扱っています。公式サイトの「土地・建売を探す」ページから、エリア別に物件情報を確認できます。

まとめ

今回はFP兼宅建士の立場からファーストホームの評価を行いました。

「在来木造販売棟数10年連続 山口県第1位(住宅産業研究所調べ)」と案内されているファーストホームは、は、45万円からという手の届きやすい坪単価でありながら、耐震等級3相当の構造や制震装置「マモリー」の全棟標準搭載など、安全性能にも妥協していない点が評価できます。注文住宅から規格住宅まで幅広い商品ラインナップを展開し、お客様のニーズに柔軟に対応している姿勢も好印象です。ただし、断熱性能の数値公表や標準仕様の内容については、契約前にしっかりと確認することをおすすめします。

地域密着型の工務店として、土地探しから長期保証まで一貫したサポート体制を整えているファーストホームは、山口県で家づくりを検討される方にとって、有力な選択肢の一つとなるでしょう。

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