【A+ランク】遠鉄ホームで家を建てる！FP兼宅建士の評価と128人の評判・坪単価

浜松で注文住宅をお考えの方にとって、地域密着型の遠鉄ホームは気になる選択肢のひとつ、という方は多いのではないでしょうか。

遠鉄グループならではの経営基盤と地域密着の姿勢が魅力の会社ですが、一方で、

「実際の坪単価はどのくらいなのか」

「他社と比べて本当に満足できる家が建つのか」

「大手ハウスメーカーと比べて性能はどう？」

と不安を感じていませんか。

FP兼宅建士の視点から見ると、遠鉄ホームには地元企業ならではの強みがある一方で、注意すべきポイントも存在します。この記事では、専門家の目線で遠鉄ホームの特徴を徹底分析し、坪単価の実態からメリット・デメリットまで、家づくりで後悔しないための情報をわかりやすくお伝えします。

浜松エリアで本当に選ぶ価値がある住宅会社なのか気になっている方は、ぜひ最後までお読みください。

＼家づくりで後悔しないための最初のステップ／

また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。

1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。

誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。

しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。

住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。

「とりあえず行ってみよう！」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。

しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか？

もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。

焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。

マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。

「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。

しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。

数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。

①SUUMO 不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。 ②HOME4U家づくりのとびら NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。 ③LIFULL HOME’S 東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。

これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。

3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、

• 工務店を中心に探したい方は…SUUMO
• ハウスメーカーにこだわりたい方は…家づくりのとびら
• ローコスト住宅をメインで考えている方は…LIFULL HOME’S

がおすすめです。

さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。

「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。

多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。

後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。

• SUUMO…工務店のカタログ中心
• 家づくりのとびら…ハウスメーカーのカタログ中心
• LIFULL HOME’S…ローコスト住宅のカタログ中心

【工務店中心】SUUMOの無料カタログはこちら⇒


【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒

【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒

それでは解説をしていきます。

高い？評判悪い？遠鉄ホームの口コミ・評判を徹底調査

ネット上で見受けられる「遠鉄ホーム　高い」や「遠鉄ホーム　評判悪い」という評判は真実なのでしょうか。

家を建てる完全ガイドでは今回128人の評判を徹底的に調査してみました。

参考：Googleマップ

【工務店中心】SUUMOの無料カタログはこちら⇒
【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒

【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒

FP兼宅建士が教える失敗しない！遠鉄ホームで家を建てる方法

遠鉄ホームで家づくりを検討している方へ、FP宅建士の視点から“失敗しない進め方”を解説します。

遠鉄ホームは、静岡県西部を中心に地域密着で展開し、耐震等級3・長期優良住宅・ZEH水準を標準にしつつ、セミオーダーから自由設計・平屋まで選べる住宅タイプが特徴の住宅会社です。

そのため「標準仕様の性能が厚い」「土地探しや資金計画まで一体で進めやすい」に強みがある一方で、商品タイプ（規格・セミオーダー・自由設計）による変更範囲の違いや、オプションによる総額の動き、担当者との相性も含めて進め方を整理するのがコツです。まずは全体像と評価を押さえましょう。

FP宅建士の筆者による遠鉄ホームの全体評価はこちら！

項目	詳細
総合評価	A+ランク 4.6
耐震性	4.7
断熱性・気密性	4.4
間取りの自由度	4.3
コストパフォーマンス	4.5
アフターサービス	4.4
会社の信頼度	4.5

耐震等級3・長期優良住宅・ZEH水準を“最初から標準”に寄せつつ、商品選択でコストと手間を調整できる点が魅力です。

そのため、プラン形態（自由設計／セミオーダー／規格）による変更範囲と、追加になりやすい費目（外構・付帯・仕様アップ）を先に線引きするのが成功の分かれ目になります。

そこで、遠鉄ホームでの家づくりを成功させるために、押さえておきたい特徴を5つに整理しました。

全棟「耐震等級3」＋許容応力度計算＋eストロング工法で、構造の根拠を積み上げる

最高等級の耐震等級3を前提に、構造計算まで踏み込んで安全性を固める思想が強めです。大きな地震を“1回耐える”ではなく、繰り返しの揺れまで見据えた設計に寄せやすく、安心を標準で取りにいけます。

向いている人：地震への備えを最優先にし、数字と根拠がある設計で家族を守りたい人。

注意点＋契約前の確認：吹き抜け・大開口・間取り変更で条件が変わるため、耐震等級3の前提条件とプラン変更時の扱いを設計図書で書面確認。

ZEH水準（断熱等級5）＋UA値0.6目安の標準仕様で、冬の底冷えを抑えやすい

断熱・省エネを標準側に寄せており、足元の冷えや家事動線上の寒さストレスを減らす方向性です。朝の支度が楽になるような家事動線提案とも相性が良く、「あたたかい家を当たり前にする」設計になりやすいのが特徴です。

向いている人：冬の寒さが苦手で、体感の快適さと光熱費バランスを両立したい人。

注意点＋契約前の確認：窓仕様と日射遮蔽（庇・ガラス選定）で体感が変わるため、窓のグレードと南面計画を仕様書で書面確認。

「ブライト」「ブライト-S」「ブライト80」で、自由度と予算管理を商品で切り替えられる

完全自由設計でとことん詰める選択肢がある一方、プランから選ぶ設計で“迷いの時間”とコストを抑える入口も用意されています。打ち合わせ回数や意思決定の負担を減らしながら、必要な性能は確保しやすい設計になっています。

向いている人：こだわりはあるが、決めることの多さで疲れたくない人。予算と仕様を一定の枠内でまとめたい人。

注意点＋契約前の確認：セミオーダー・規格は「変えられる範囲」が鍵なので、間取り変更・設備変更の可否と追加費用の算定ルールを見積明細で書面確認。

「ブライト-S」の太陽光“初期費用0円”など、省エネ投資の入れ方が分かりやすい

太陽光を導入したいが初期費用がネック、という層に向けて導入障壁を下げる仕組みが特徴です。光熱費の削減を狙う場合、建物性能とセットで考えやすく、家計管理の見通しが立てやすくなります。

向いている人：月々の支出を安定させたい人。電気代上昇リスクに備えつつ、設備導入の負担は抑えたい人。

注意点＋契約前の確認：契約形態（所有・利用条件）、メンテ負担、売電・自家消費の前提を整理し、シミュレーションの条件を資料で書面確認。

検査17回＋自主点検40回以上と、地域限定の現場管理で“品質の再現性”を高める

着工から竣工までのチェック回数を多く設計し、施工品質を仕組みで担保する方向性です。地域密着の施工範囲に絞ることで、現場管理と引き渡し後対応を厚くしやすいのも、住んでからの安心につながります。

向いている人：現場品質と検査体制を重視し、建てた後の相談先が近いほうが安心な人。

注意点＋契約前の確認：検査の内容（誰が・いつ・何を見るか）と是正の流れ、引き渡し後の点検・保証の条件を契約書類で書面確認。

遠鉄ホームの坪単価は約50万～80万円！

注文住宅を検討する際、最も気になる指標のひとつが坪単価ではないでしょうか。

静岡県西部を中心に展開し、年間約200棟の施工実績を誇る遠鉄ホームは、コストと性能のバランスに優れていることで知られています。ここでは、坪単価の実態と費用面での特徴を詳しく解説します。

遠鉄ホームの坪単価の全体像

遠鉄ホームの坪単価は、仕様やカスタマイズの度合いによって前後しますが、おおよそ50万円から80万円という幅広い価格帯に設定されています。第三者機関の情報によると、実際の施工実例では商品ラインナップによって坪単価が変動し、予算や希望に応じた柔軟な選択が可能です。

たとえば、規格型やセミオーダー型の商品では坪単価50万円台から、完全自由設計の商品では60万円台以上という価格帯となっています。30坪の住宅を建てる場合、建物本体価格はおおよそ1,500万円から2,400万円程度が目安となります。

標準仕様の充実度が価格に影響

遠鉄ホームの坪単価を評価する上で最も重要なポイントは、追加費用なしで最初から含まれている標準仕様の充実度です。他社では追加オプション扱いとなることの多い高性能仕様が、遠鉄ホームでは標準装備として含まれています。

具体的には、全商品で耐震等級3（最高ランク）、長期優良住宅認定、ZEH基準クリアの断熱・省エネ性能が標準仕様です。また、許容応力度計算による構造計算を全棟で実施し、建物完成までに社内・社外・第三者機関の検査を17回、自主点検を40回以上実施するという徹底した品質管理も標準で含まれています。

これらの高性能が標準仕様となっているため、見かけの坪単価だけで他社と比較するのではなく、標準仕様の内容まで含めて総合的に判断する必要があります。実際には、他社で追加費用が必要となる項目が最初から含まれているため、最終的な総額では割安になるケースも少なくありません。

太陽光発電システムの初期費用負担を軽減

セミオーダー型の「ブライト-S」では、太陽光発電システムを初期費用0円で設置可能な仕組みを導入しています。通常、太陽光発電システムの導入には数百万円の初期費用がかかりますが、この負担を軽減できる点は大きなメリットです。ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）を手軽に実現できるため、長期的な光熱費削減効果も期待できます。

予算計画で注意すべきポイント

坪単価や建物本体価格を確認する際には、以下の費用が別途必要となることを理解しておく必要があります。

本体価格に含まれない主な費用

提示される坪単価や本体価格には、外構工事費（庭や駐車場の整備）、付帯工事費（ガス・水道の引き込み工事など）、諸費用（登記費用、火災保険料、融資手数料など）は含まれていないのが一般的です。これらを合計すると、建物本体価格の20～30％程度が追加で必要になることもあります。

また、敷地条件によっては地盤改良工事や擁壁工事などが必要となる場合もあり、これらの費用は敷地によって大きく変動します。

最終的な総予算の把握が重要

遠鉄ホームでは、FP（ファイナンシャルプランナー）による無料相談を提供しており、ライフプランに合わせた無理のない資金計画をサポートしています。建物本体だけでなく、土地取得費用、諸費用、引っ越し費用、家具家電の購入費用なども含めた総予算を事前にしっかりと把握することが大切です。

FPには守秘義務がありますので、安心して家計の状況を相談でき、毎月のローン返済額が家計を圧迫しない現実的なプランを立てることができます。

遠鉄グループならではの安心感も価値の一部

遠鉄ホームは遠州鉄道グループの住宅部門として、創業以来80年以上の歴史を持つ地域密着企業です。この強固な経営基盤を背景にした長期保証やアフターサービス、そして累計5,000棟以上の施工実績による信頼性も、坪単価に含まれた「見えない価値」として評価すべきでしょう。

建物完成後も安心して長く住み続けられる保証体制が整っているため、初期費用だけでなく、長期的な視点でのトータルコストを考えることが重要です。高性能な標準装備が最初からフルセットされているため、オプションを次々と追加する必要がなく、契約後に予算が大幅に膨らむリスクも抑えられます。

遠鉄ホームの坪単価50万円から80万円という価格帯は、標準仕様の充実度、品質管理体制、アフターサービスまで含めて考えると、静岡県西部で高品質な注文住宅を建てたい方にとって、十分に検討に値する選択肢といえるでしょう。

遠鉄ホームと有名ハウスメーカー坪単価比較表

それでは、遠鉄ホームの価格帯は他のハウスメーカーと比較するとどの辺りに位置するのでしょうか。表にまとめましたので、参考にしてください。

ハウスメーカー・工務店名	坪単価目安	参考本体価格（35坪の場合）	主な特徴
遠鉄ホーム	50万～80万円	1,750万～2,800万円	地域密着の信頼、耐震等級3・ZEH基準が標準
木の花ホーム	50万～85万円	1,750万～2,975万円	静岡県西部の地域密着型工務店
ふくふくほーむ	47万～80万円	1,638万～2,800万円	地域密着型工務店
田中建設	46万～59万円	1,610万～2,065万円	ローコスト寄りの価格設定
タナカホームズ	46万～59万円	1,610万～2,065万円	坪単価を抑えた規格・セミオーダー型
積水ハウス	80万～120万円	2,800万～4,200万円	大手ハウスメーカー、高品質・高性能
一条工務店	65万～90万円	2,275万～3,150万円	高気密高断熱に強み
タマホーム	40万～60万円	1,400万～2,100万円	ローコスト住宅の代表格

※坪単価は、選択するプラン、仕様、延床面積、時期などにより大きく変動するため、上記はあくまで目安です。

【工務店中心】SUUMOの無料カタログはこちら⇒
【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒

【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒

遠鉄ホームのメリット・デメリット

遠鉄ホームで注文住宅を建てる際には、地域密着型ならではの強みがある一方で、いくつかの注意点も存在します。

ここでは、静岡県西部で家づくりを検討している方が知っておくべき、遠鉄ホームのメリットとデメリットを詳しく解説します。

メリット

遠鉄ホームには、遠州鉄道グループの総合力を背景にした独自の強みが数多くあります。特に標準仕様の充実度や地域密着のサポート体制は、他社にはない大きな魅力といえるでしょう。

1．標準仕様での高い住宅性能

遠鉄ホームの最大の強みは、すべての注文住宅において耐震等級3、長期優良住宅認定、ZEH基準クリアの断熱・省エネ性能を標準仕様としている点です。

具体的には、断熱性能を示すUa値0.6を標準で実現しており、次世代の省エネスタンダードを最初からクリア。さらに、全棟で許容応力度計算による構造計算を実施し、建物完成までに社内・社外・第三者機関の検査を17回、自主点検を40回以上実施するという徹底した品質管理体制が整っています。

これらの高性能が標準仕様に含まれているため、見積もりの内訳まで含めて比較すると、コストパフォーマンスの良さを感じる人もいます。

2．コスパに優れた多彩な商品ラインナップ

予算やライフスタイルに合わせて選べる豊富な商品ラインナップが用意されている点も大きな魅力です。

規格型平屋は、パーツを組み合わせる方式により設計費用を抑制し、一般的に高くなりがちな平屋を手の届きやすい価格で実現しています。セミオーダー住宅のブライト-Sは、100種類以上の厳選されたプランから組み合わせる方式で、太陽光発電システムを初期費用0円で設置可能な点が大きな魅力。完全自由設計のブライトは、デザインや設備を自由に選べるフラッグシップモデルで、こだわりに応じて価格は上昇しますが、高性能が標準のため他社と比較して実質的な割安感があると評価されています。

さらに、無垢材や漆喰などの自然素材を多用したicoraなど、健康と快適性を重視したモデルも展開しており、幅広いニーズに対応できる体制が整っています。

3．強固な経営基盤と土地情報力

遠州鉄道グループという創業以来80年以上の歴史を持つ揺るぎない経営基盤は、長期的なメンテナンスにおいて大きな安心感をもたらします。住宅は建てて終わりではなく、その後何十年も住み続けるものですから、会社の継続性は非常に重要な要素です。

また、グループ内の遠鉄の不動産部門との連携により、静岡県西部における豊富な土地情報を有しており、土地探しからワンストップで相談できる点も大きなメリットです。自社で所有している土地の紹介はもちろん、まだ未公開の自社物件情報を得られることもあり、希望の立地条件にぴったりの物件を早期に見つけ出すことも可能です。

建築条件付分譲地ではインフラ整備済で仲介手数料が不要なため、土地と建物を合わせたトータルコストを抑えられる可能性があります。

4．独自の将来保証制度とアフターサービス

転勤などで家を離れる際、遠鉄グループが借主を探し賃貸管理まで行う「家守りかせるストック制度」を用意しており、将来の資産活用まで見据えたサポートが受けられます。この制度は、一般社団法人移住・住みかえ支援機構（JTI）が定めている一定以上の性能があることが前提条件となっており、遠鉄ホームの住宅が高い資産価値を持つことの証明にもなっています。

また、オーナー様専用サイトや24時間受付の相談室を設置し、引き渡し後も施主の住まいと暮らしをサポートする体制が万全です。リフォーム部門も充実しているため、将来にわたって安心・安全に暮らすことができます。

5．地域密着の安心感

スタッフの9割が静岡県西部出身で、地元をよく知り、地元を愛するスタッフが家づくりをサポートします。施工エリアを静岡県西部に限定することで、現場の施工管理を徹底し、きめ細かいアフターサービスを実現しています。地元企業として長年培ってきた不動産ネットワークを活かし、土地探しから丁寧にサポートしてくれる点も、地域密着ならではの強みです。

デメリット

メリットが多い遠鉄ホームですが、いくつかの注意点も存在します。特に値引き交渉や施工エリアの制限については、事前に理解しておく必要があるでしょう。

1．定価販売制による値引き交渉の限界

遠鉄ホームでは価格の透明性を高めるために定価販売制を採用しています。これは契約後の想定外の追加費用を防ぐメリットがある反面、他社でよく見られるような大幅な値引き交渉は一切期待できないという側面があります。

大手ハウスメーカーでは、最初に高めの見積もりを提示して交渉の中で値引きをするケースが多いですが、遠鉄ホームではそのような値引きは基本的に行われません。価格交渉を前提とした家づくりを考えている方には、この点が不満に感じられる可能性があるでしょう。

ただし、定価販売制は価格が明確で追加費用が発生しにくいというメリットもあるため、一概にデメリットとは言い切れません。

2．施工エリアの地域限定

施工対応エリアは、浜松市、磐田市、袋井市、掛川市、菊川市、湖西市、森町といった静岡県西部地区に限定されています。そのため、隣接する愛知県や静岡県中部など、エリア外での建築を希望する方には対応できません。

この地域限定は、施工管理の徹底やアフターサービスの充実を実現するための方針ですが、エリア外で土地を検討している方にとっては大きな制約となります。転勤の可能性がある方や、将来的に別のエリアへの移住を考えている方は、この点を考慮して検討する必要があるでしょう。

3．カスタマイズの制限とオプション費用

特にセミオーダー型のブライト-Sや規格型のプランでは、間取りや仕様の変更に一定の制限があります。あらかじめ用意されたプランから選ぶ方式のため、完全自由設計のブライトと比較すると、細かなこだわりを実現するには制約があります。

こだわりを詰め込もうとすると、オプション費用が重なり、最終的な価格が予想以上に上昇してしまう可能性があるため注意が必要です。特に、標準仕様から大きく変更したい場合や、特殊な設備を導入したい場合は、事前に詳細な見積もりを取得し、予算内に収まるかどうかを慎重に確認することが重要です。

4．施工品質のばらつきに関する指摘

一部の口コミでは、下請け業者が担当する細部の仕上げにおいて品質にばらつきがあるとの指摘が見られます。遠鉄ホームは年間約200棟を建築しており、複数の協力業者と連携して施工を行っていますが、担当する職人によって仕上がりの品質に差が出ることがあるようです。

また、補修対応のスピードについて「時間がかかった」という声が見られることもあります。ただし、これは遠鉄ホームに限った問題ではなく、多くの住宅会社で起こりうる課題です。建築中はできるだけ現場に足を運び、気になる点があれば早めに担当者に相談することが大切です。

遠鉄ホームでの家づくりをたとえるなら、地元の有力企業が提供する高性能な標準装備が揃ったフルパッケージ・プランを選ぶようなものです。地域に根ざした安心感と高い基本性能を重視する方には最適ですが、エリア外での建築や、型破りな自由設計、大幅な値引きを求める方には不向きといえるでしょう。

遠鉄ホームの商品ラインナップ

遠鉄ホームは、静岡県西部エリアで80年以上にわたり地域の暮らしを支えてきた遠州鉄道グループの住宅事業部であり、累計5,000棟以上の施工実績を誇ります。

予算やこだわり、ライフスタイルに合わせて、自由設計から規格型まで多様な商品を展開しており、すべての注文住宅において耐震等級3、長期優良住宅認定、ZEH基準の断熱・省エネ性能が標準仕様となっています。

完全自由設計「ブライト」

ブライトは遠鉄ホームのフラッグシップモデルであり、完全自由設計の注文住宅です。

デザイン、間取り、設備に制約がなく、施主の理想をゼロから形にすることができます。インテリアコーディネーターと設計士が理想の空間づくりをサポートし、カリフォルニアスタイルやカントリー調、和モダン、ブルックリンスタイルなど、多彩なデザインが実現できます。

外観もナチュラルモダン、オーセンティック、キュービック、シンプルモダンなど、さまざまなスタイルに対応可能です。完全自由設計のためこだわりに応じて価格は上昇しますが、高性能が標準仕様であるため、他社で同等の性能を実現する場合と比較して割安感があると評されています。

セミオーダー住宅「ブライト-S」

ブライト-Sは、価格と自由度のバランスが取れた非常に人気のあるセミオーダー型住宅です。

5,000棟以上の実績とオーナー様の声から生まれた100種類以上の厳選されたプランから間取りを選択し、インテリアを組み合わせていく方式で、基本プランを選択するセミオーダー型のため、打ち合わせの回数も少なく時短で家づくりが可能です。

最大の魅力は、太陽光発電システムを初期費用0円で設置可能な点にあります。ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）を目指しやすく、室内環境の質を保ちながら省エネを進めたうえで、年間の一次エネルギー消費量の収支を概ねゼロ以下にする考え方の住まいです。

外観は寄棟、切妻、切妻（軒無し）、キュービック、片流れ、棟違いの6種類から選択でき、スタイリッシュでメンテナンス負担が軽いバルコニーなしプランも用意されています。

ブライト-Sの1階完結型プラン

ブライト-Sには1階完結型プランも登場しています。2階建てでありながら、1階で日常生活が完結する、まるで平屋のような住み心地を実現します。主寝室を1階に設けることで階段の昇降がなくなり、老後も安心です。ランドリールームや1階ファミリークローゼット、シューズクロークなど、家事動線に配慮した設計が特徴で、人気の勾配天井や吹き抜けリビングも選択可能です。

ブライト-Sの電力自給自足プラン

オプションで電力自給自足プランを選択可能です。太陽光発電システムと蓄電池による電力自給自足の生活で、昼間は太陽光発電で自給自足し、余った電気を蓄電池に充電、夜間は蓄電池に蓄えた電気を利用します。近年の電気料金上昇に対応し、長期間の安定した電力自給自足を実現できます。

規格型注文住宅「ブライト80」

ブライト80は、遠鉄ホーム80周年を記念して登場した新しい規格型注文住宅です。スムーズな家づくりを追求した商品で、5,000棟以上の施工実績から厳選した200以上の多彩なプランの中から、ライフスタイルに合ったプランを選ぶだけで、家づくりをスムーズに進めることができます。

家事らくとウェルネスをテーマに、衣類乾燥機や除菌機能付き深型食洗機、浴室床ワイパー洗浄など家事の負担を軽減する設備や、美容・健康面で注目されているファインバブルシャワーなどを標準搭載しています。さらに、玄関電子キーや高耐候外壁などの人気設備も標準で採用されています。

コストを抑えつつ遠鉄ホームの他の注文住宅と同等の高品質・高性能を実現しており、長期優良住宅やZEH水準の断熱性能など、これからの住宅のスタンダードを満たしています。全棟で構造計算を実施し、耐震等級3を取得している点も特徴です。

自由設計型「ブライト 平屋」

自由設計型の平屋商品で、平屋ならではの開放感と自由な設計を両立させた住まいです。完全自由設計のブライトの平屋版として、こだわりの平屋を実現したい方におすすめです。

規格型平屋

規格型平屋は、平屋の魅力をリーズナブルに提供する商品で、パズル感覚でユニットを組み合わせる設計方式を採用しています。一般的に割高になりやすい平屋において、規格化により設計コストを抑制し、手の届きやすい価格で開放的な暮らしを提供しています。

自然素材の家「icora（イコラ）」

icoraは自然素材の家として、健康と心地よさを重視したモデルです。化学物質を極力排除し、内装に無垢材や漆喰を多用することで、調湿効果や安らぎのある空間を実現します。

内装デザインにもこだわっており、5つのスタイルをインテリアコーディネーターが提案します。白やくすみカラーをメインに、素材の感じられる天然素材を多く取り入れたスタイルや、ベージュやアイボリー、ホワイトを中心とした明るく落ち着いた色使いのスタイルなど、自然を感じるアースカラーをアクセントにシンプルラインでまとめ、機能性と美しさを両立しています。

共通の住宅性能と具体的な数値

遠鉄ホームの商品には、以下の高性能基準が共通して備わっています。

耐震性能

全棟で住宅性能表示制度に基づく耐震等級3を標準取得しており、許容応力度計算による構造計算を全棟で実施しています。震度7クラスの揺れにも繰り返し耐えるeストロング工法を採用しています。

断熱性能

ZEH基準（断熱等級5）を標準でクリアしています。具体的なUa値は、標準で0.6 W/m²・Kとなっており、次世代の省エネスタンダードを実現しています。

検査体制

着工から竣工までに社内・役所・第三者機関による検査を計17回、さらに独自の自主検査を40回以上実施し、品質を管理しています。

遠鉄ホームは、予算やライフスタイルに合わせた幅広い商品ラインナップで、静岡県西部エリアにおいて確かな安心と快適さを提供しています。

【工務店中心】SUUMOの無料カタログはこちら⇒
【ハウスメーカー中心】家づくりのとびらの無料カタログはこちら⇒

【ローコスト住宅中心】LIFULL HOME’Sの無料カタログはこちら⇒

遠鉄ホームのQ&A

ここからは遠鉄ホームに関するQ&Aを紹介していきます。

まとめ

今回はFP兼宅建士の立場から遠鉄ホームの評価を行いました。

静岡県西部で80年以上の歴史を持つ遠州鉄道グループの住宅事業部として、地域密着の強みを活かした家づくりが最大の特徴です。坪単価50万円から80万円という価格帯で、耐震等級3、長期優良住宅認定、ZEH基準クリアの高性能が標準仕様となっている点は、専門家の目から見ても高く評価できます。完全自由設計のブライトからセミオーダー型のブライト-S、規格型平屋まで、予算やライフスタイルに合わせた幅広い商品ラインナップも魅力です。

浜松市周辺で注文住宅を検討している方は、まずモデルハウス見学や住宅プラザでの相談を通じて、遠鉄ホームの家づくりを体感してみてはいかがでしょうか。