【A+ランク】エコ・ビレッジで家を建てる!FP兼宅建士の評価と198人の評判・坪単価

住宅メーカー

エコ・ビレッジの注文住宅をご検討中の方にとって、最も気になるのは「本当に信頼できるハウスメーカーなのか」という点ではないでしょうか。

「坪単価は適正なのか」
「住み心地は良いのか」
「アフターサービスは充実しているのか」

家づくりは人生で最も大きな買い物だからこそ、慎重に判断したいものです。

今回の記事でご紹介するエコ・ビレッジは、そうした想いに丁寧に寄り添う“環境×性能”が強みの住宅メーカーです。ここでは、皆さんの様々な疑問にお答えすべく、宅建士の専門的な視点から、エコ・ビレッジの注文住宅を徹底的に分析します。

実際の価格帯、他社との違い、そして本当のメリットとデメリットまで、家づくりを成功させるために知っておくべき情報を分かりやすくお伝えします。ぜひ参考にしてください。

\家づくりで後悔しないための最初のステップ/

また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。

1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。

誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。

しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。

住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。

「とりあえず行ってみよう!」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。

しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか?

もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。

焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。

マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。

「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。

しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。

数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。

①SUUMO

不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。

②HOME4U家づくりのとびら

NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。

③LIFULL HOME’S

東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。

これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。

3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、

がおすすめです。

さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。

「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。

多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。

後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。

  • SUUMO…工務店のカタログ中心
  • 家づくりのとびら…ハウスメーカーのカタログ中心
  • LIFULL HOME’S…ローコスト住宅のカタログ中心


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それでは解説をしていきます。

  1.  評判悪い?どれくらい省エネ?エコ・ビレッジの口コミ・評判を徹底調査
  2. FP宅建士が教える失敗しない!エコ・ビレッジで家を建てる方法
    1. 高断熱・高気密×自然素材で「健康×省エネ」を両立
    2. 耐震等級3相当+制震装置「Mamori」で地震に強い構造
    3. 完全自由設計で「暮らし方ベース」の間取り提案が可能
    4. 長期優良住宅・ZEH標準+最長60年保証で資産性も意識
    5. 地域密着工務店としてのきめ細かさと、価格の“天井”を見極める
  3. エコ・ビレッジの坪単価は約65万~80万円!
    1. 坪単価の目安
      1. 地域による価格差
      2. 性能強化による追加費用
    2. 坪単価に含まれるものと含まれないもの
    3. エコ・ビレッジと有名ハウスメーカー坪単価比較表
  4. エコ・ビレッジのメリット・デメリット
    1. メリット
      1. 1.優れた耐震・制震性能の標準装備
      2. 2.高気密・高断熱による快適性と経済性
      3. 3.完全自由設計と長期的な安心
    2. デメリット
      1. 1.初期コストの高さと価格情報の不透明さ
      2. 2.打ち合わせの負担とコミュニケーションの難しさ
      3. 3.自然素材特有のメンテナンスへの意識
  5. エコ・ビレッジの商品ラインナップ
    1. Class-A Plus(クラスA プラス)
      1. 構造・耐震性能
      2. 制震性能
      3. 断熱・気密性能
      4. 窓・サッシ
      5. 対応規格
    2. 性能と長期保証へのこだわり
  6. エコ・ビレッジのQ&A
    1. Q. エコ・ビレッジはどこにある会社ですか?
    2. Q. エコ・ビレッジのモデルハウスはどこで見学できますか?
    3. Q. エコ・ビレッジの施工エリアはどこですか?
    4. Q. エコ・ビレッジは長期優良住宅に対応していますか?
    5. Q. エコ・ビレッジの施工事例・写真はどこで見られる?
  7. まとめ

 評判悪い?どれくらい省エネ?エコ・ビレッジの口コミ・評判を徹底調査

ネット上で見受けられる「エコ・ビレッジ 省エネ」や「エコ・ビレッジ 評判悪い」という評判は真実なのでしょうか。

家を建てる完全ガイドでは今回198人の評判を徹底的に調査してみました。

高気密・高断熱のおかげで、一年中エアコンに頼りすぎず快適に過ごせています。以前は子供のアトピーが心配でしたが、羊毛断熱材「サーモウール」の調湿効果で空気がいつも清らかで、症状が落ち着いたことに感動しています。化学物質を極力使わない家づくりを選んで本当に良かった。

家中に広がる上質な木の香りで、毎日が満たされています。無垢材の床は、裸足で歩くと本当に気持ち良くてまるで森林浴をしているよう。細部まで丁寧に仕上げられたデザインは飽きが来ず、年を重ねるごとに木の味わいが深まっていくのが今から楽しみでなりません。毎日帰宅するのが待ち遠しい、心癒される空間です。

打ち合わせの回数は多かったですが、それこそが理想の家を実現する鍵でした。担当者さんは、素人の漠然とした要望をプロの視点から丁寧に具体化してくれました。特に、安全上の理由で譲れない点についてはっきりアドバイスしてくれた誠実さに信頼感が増しました。大変なプロセスでしたが、その分、素材や構造への理解が深まり、完成後の満足度とわが家への愛着はひとしおです。

私たちの細かすぎる生活動線や収納の要望にも、設計士さんが真摯に向き合ってくださりました。特に、キッチンから洗面所への最短ルートの実現や必要な場所に集約された収納のおかげで、家事の時間が劇的に短縮されました。プロの提案力のおかげで、機能性とデザインが完璧に両立しました。

確かに初期の坪単価は平均より高めでしたが、長期的な視点で考えるとこの家は「資産」だと確信しました。高気密・高断熱のおかげで、以前の住まいと比べて冷暖房費が年間で大幅に削減できており、この高性能が標準装備で含まれていることに価値を感じています。

参考:Googleマップ

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FP宅建士が教える失敗しない!エコ・ビレッジで家を建てる方法

エコ・ビレッジで家づくりを検討している方へ、宅建士の視点から“失敗しない進め方”を解説します。

エコ・ビレッジは、福島・宮城エリアで「高気密・高断熱×自然素材×耐震+制震」を追求する、完全自由設計の地域密着型ハウスメーカーです。

そのため「省エネ性能と健康配慮」「構造の安心感」「丁寧な自由設計」に大きな強みがある一方、坪単価は中〜やや高めで、打ち合わせ回数も多くなりがち。コスパと納得度のバランスをどう取るかが、成功のカギになります。

宅建士の筆者によるエコ・ビレッジの全体評価はこちら!

項目 詳細
総合評価 A+ランク

4.5

耐震性 4.7
断熱性・気密性 4.8
間取りの自由度 4.7
コストパフォーマンス 4.3
アフターサービス 4.1
会社の信頼度 4.1

自然素材と高性能を両立した家づくりに定評のある、エコ・ビレッジ。
羊毛断熱材「サーモウール」や制震装置「Mamori」、耐震等級3対応の構造など、他社ではオプションになりやすい高性能仕様を標準で備えた、完全自由設計の注文住宅ブランドです。

そのため、「健康と省エネを両立した住み心地」「地震に強い構造」「暮らし方に合わせた設計の柔軟さ」に強みがあり、長く安心して住める“性能重視の木の家”を建てたいご家庭に向いていると言えるでしょう。そんなエコ・ビレッジでの家づくりを成功させるためには、メリットだけでなく、初期コストや打ち合わせ負担などの「現実面」も含めて理解しておくことが重要です。エコ・ビレッジの特徴を5つにまとめました。

高断熱・高気密×自然素材で「健康×省エネ」を両立

標準で羊毛断熱材「サーモウール」を採用し、HEAT20 G2グレード相当の断熱性能とC値0.5以下の高気密を追求。調湿・消臭効果も期待でき、結露やカビを抑えた室内環境づくりがしやすいです。冷暖房費を抑えつつ、化学物質をおさえた“空気のきれいな家”を目指したい方に向いています。

耐震等級3相当+制震装置「Mamori」で地震に強い構造

国産4寸柱と耐圧ベタ基礎をベースに、耐震等級3対応の構造設計を採用。さらに、地震の揺れを最大70%低減するとされる制震装置「Mamori」が標準装備されているのが大きな特徴です。多くのメーカーでオプション扱いになる制震を“込み”で検討できるため、地震への安心感を重視するご家庭には大きなアドバンテージとなります。

完全自由設計で「暮らし方ベース」の間取り提案が可能

規格プランではなく、完全自由設計が基本。二世帯住宅や中庭のある家、家事動線にこだわったプランなど、生活スタイルに合わせたオーダーがしやすいです。一方で、打ち合わせ回数は10〜15回以上になることも多く、「しっかり話し合って納得したい方」向き。忙しい共働き世帯は、事前に要望の優先順位やイメージ資料を整理してから打ち合わせに臨むとスムーズです。

長期優良住宅・ZEH標準+最長60年保証で資産性も意識

長期優良住宅・ZEH(断熱等級5)への対応を標準水準とし、希望に応じて断熱等級7クラスまで引き上げ可能。構造・防水については最長60年保証のスキームが用意されており、定期点検を前提に長期的な住まいのケアがしやすい体制です。初期コストは坪単価65〜80万円と中〜やや高めですが、「性能と保証込みで長く安心して住みたい」方には、トータルで見たときのコスパは悪くありません。

地域密着工務店としてのきめ細かさと、価格の“天井”を見極める

福島・宮城エリアに特化した地域密着型のメーカーなので、地場気候を踏まえた提案力や、顔が見える距離感のアフター対応が魅力です。一方で、完全自由設計+自然素材ゆえに、こだわりを盛り込み過ぎると総額が一気に膨らむリスクも。契約前に「総予算の上限」「標準仕様でどこまで含まれるか」「性能アップの追加費用」をしっかり確認し、見積書を使って“やること・やらないこと”の線引きをすることが、失敗しないポイントになります。

予算の許す範囲で「性能も住み心地も、とことんこだわりたい」方にとって、エコ・ビレッジは有力候補です。

契約前には、断熱・気密の目標値(UA値・C値)とオプション総額、長期保証の条件(何年目に、どの程度の有償メンテが必要か)を書面で確認し、担当者と期待値を丁寧にすり合わせておくと、納得度の高い家づくりにつながります。

エコ・ビレッジの坪単価は約65万~80万円!

エコ・ビレッジで注文住宅を建てる際に最も気になるのが、やはり坪単価でしょう。福島県いわき市を拠点とするエコ・ビレッジは、木材会社をルーツに持つ住宅メーカーとして、自然素材と高性能を重視した家づくりを提供しています。

エコ・ビレッジの坪単価は、完全自由設計を基本としているため、延床面積やデザイン、設備の複雑さによって価格は変動しますが、おおよそ65万円から80万円が目安となります。業界平均と比較すると中価格帯からやや高めの水準に位置しています。

坪単価の目安

エコ・ビレッジの主力商品である「Class-A Plus(クラスA プラス)」シリーズは、坪単価65万円から80万円が目安です。

このシリーズは耐震・制震性能を重視しており、国産材の4寸角柱、耐震等級3に対応可能な強固な構造、そして制震装置「Mamori(マモリー)」が標準で搭載されています。断熱材には調湿効果のある羊毛断熱材「サーモウール」を採用しており、基本性能が充実したタイプといえるでしょう。

完全自由設計を基本としているため、お客様の要望に応じて仕様やグレードを選択することで、価格帯に幅が生まれます。上質な無垢材フローリングやオーダーキッチンなど、デザイン性と高級感を追求した仕様を選択する場合は、坪単価が75万円から90万円程度になることもあります。

地域による価格差

エコ・ビレッジが展開する福島県と宮城県では、地域や立地条件によっても坪単価が変動します。いわき市街地の場合、65万円から75万円が目安です。一方、仙台市街地では若干高めとなり、70万円から80万円程度となっています。

性能強化による追加費用

標準仕様以上の性能強化を希望する場合には、追加費用が発生します。たとえば断熱・気密性能を強化する場合、省エネ基準HEAT20 G2グレードへの強化で約50万円から80万円、さらに高性能なG3グレードへの強化で約120万円から150万円程度の追加費用が見込まれます。

ZEH仕様(断熱等級5)を標準とし、最大で断熱等級7にも対応可能なエコ・ビレッジでは、お客様の予算と希望に応じて柔軟な性能設定が可能です。

坪単価に含まれるものと含まれないもの

一般的に坪単価には建物本体の工事費が含まれますが、外構工事や地盤改良工事、給排水工事などの付帯工事費は含まれていません。また、登記費用や住宅ローン手数料などの諸費用も別途必要となります。エコ・ビレッジで家を建てる際の総予算を考える場合は、坪単価に加えてこれらの費用も考慮する必要があるでしょう。

エコ・ビレッジの坪単価は決して安くはありませんが、長期優良住宅対応、制震装置標準装備、高い断熱・気密性能など、充実した標準仕様を考えると妥当な価格設定といえます。初期投資は高めでも、光熱費の削減やメンテナンスコストの低減により、長期的には経済的なメリットが期待できる住宅です。

エコ・ビレッジと有名ハウスメーカー坪単価比較表

それでは、エコ・ビレッジの価格帯は他のハウスメーカーと比較するとどの辺りに位置するのでしょうか。表にまとめましたので、参考にしてください。

ハウスメーカー・工務店名 坪単価目安 主な特徴
エコ・ビレッジ 65万円〜80万円 制震装置「Mamori」標準装備、羊毛断熱材「サーモウール」、耐震等級3対応、ZEH仕様標準、完全自由設計
積水ハウス 80万円〜100万円 大手ハウスメーカー、充実のアフターサービス、独自の制震システム
一条工務店 65万円〜80万円 高気密・高断熱性能、全館床暖房、太陽光発電標準搭載
住友林業 80万円〜100万円 木造住宅の大手、ビッグフレーム構法、木の質感を活かした設計
タマホーム 40万円〜60万円 ローコスト住宅、標準仕様はシンプル、オプションで価格変動
アイフルホーム 50万円〜70万円 フランチャイズ展開、地域密着型、バランスの良い性能
R+house 60万円〜80万円 建築家とのコラボ、高性能デザイン住宅、いわき市にも展開
地域工務店(平均的) 50万円〜70万円 地域密着、自由設計、広告費が少なくコストパフォーマンス良好
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エコ・ビレッジのメリット・デメリット

福島県いわき市を拠点とするエコ・ビレッジは、木材会社をルーツに持ち、「しっかり作って、ながく大切に住む家」をコンセプトに掲げる住宅メーカーで、高品質な自然素材と高い基本性能を追求した注文住宅を提供しています。

ここでは、FP兼宅建士の視点から、エコ・ビレッジで家を建てる際のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

メリット

エコ・ビレッジの家づくりは、初期コストを上回る長期的な価値と安全性が最大の強みとなっています。特に構造と性能面において、他社ではオプション扱いとなる高性能な要素が標準仕様として含まれている点が大きな魅力です。

1.優れた耐震・制震性能の標準装備

地震大国である日本において、エコ・ビレッジは高いレベルの安全性を標準仕様としている点が特筆されます。

最も注目すべきは、制震装置「Mamori(マモリー)」が標準搭載されていることです。この装置は地震の揺れを吸収・軽減する機能を持ち、建物の揺れを最大70パーセント低減するとされています。通常、制震装置は30万円から50万円程度のオプション費用がかかることが一般的ですが、エコ・ビレッジでは実質約プラス0円で提供されています。

構造体についても妥協がありません。国の定める最高等級である耐震等級3相当の強度を確保しており、柱には一般的な住宅よりも太い国産材の4寸角柱(約12センチメートル角)を標準採用しています。さらに基礎には、住宅保証機構基準を上回る「耐圧ベタ基礎」を標準採用することで、地盤沈下や地震時の揺れに対する強さを実現しています。

2.高気密・高断熱による快適性と経済性

エコ・ビレッジでは、健康と省エネを両立する高性能が標準仕様に含まれています。これにより、快適な居住環境と経済性の両方を実現できます。

断熱材には、調湿効果のある羊毛断熱材「サーモウール」を標準採用しています。この自然素材は、室内の湿度を理想的な範囲(45から65パーセント)に自然調整する調湿性により、結露やカビ、ダニの発生を抑制します。また、ホルムアルデヒドなどの有害化学物質を吸着・分解する効果も期待できるため、シックハウス症候群のリスクを軽減できます。

高性能な断熱・気密設計により、高気密(C値0.5以下)と高断熱(HEAT20 G2グレード相当)を実現している点も見逃せません。その結果、一般的な住宅と比較して冷暖房費を年間30から40パーセント削減できるとされており、30年間で約240万円の光熱費削減効果が見込まれます。毎月の光熱費負担が軽減されることで、長期的な家計への貢献が期待できます。

3.完全自由設計と長期的な安心

エコ・ビレッジでは、お客様のこだわりを形にする自由度と、長期にわたる保証が提供されます。

完全自由設計(フルオーダー)を基本としており、お客様の要望に合わせた間取りやデザイン、設備の選択が可能です。生活動線や収納計画まで細部にこだわった家づくりが可能で、規格住宅では実現できない理想の住まいを追求できます。

さらに、構造体と防水性能に対して、一般的なハウスメーカーの2倍にあたる最長60年の長期保証システムを導入しています。定期的な点検とメンテナンスを行うことで、長期にわたって安心して暮らせる体制が整っています。

デメリット

エコ・ビレッジのデメリットは、主に初期コストと家づくりのプロセスに集中しています。高品質な住宅を実現するために、お客様側にも一定の負担や心構えが求められる点を理解しておく必要があります。

1.初期コストの高さと価格情報の不透明さ

エコ・ビレッジでは高品質な素材と性能を標準としているため、初期コストは一般的なハウスメーカーと比較して高くなります。

坪単価の目安は65万円から80万円で、仕様やグレードによっては90万円程度になることもあります。これは一般的なハウスメーカーの坪単価(50万円から60万円程度)より15から30パーセント程度高い水準です。長期的には光熱費削減やメンテナンスコストの低減により回収できる可能性がありますが、住宅ローンの借入額が増えることで月々の返済負担が大きくなる点は考慮が必要です。

また、完全自由設計を採用しているため、公式サイトやカタログで具体的な坪単価や価格帯が明示されていません。このため、初期の予算計画を立てる際に不透明さを感じる可能性があります。具体的な見積もりを得るまで総額が把握しにくいという点は、家づくりを進める上での不安要素となるでしょう。

2.打ち合わせの負担とコミュニケーションの難しさ

完全自由設計というメリットの裏返しとして、打ち合わせに要する時間と労力が大きくなります。

エコ・ビレッジでは、お客様の希望を細かく反映する過程で打ち合わせの頻度が多く、10回から15回以上になることも珍しくありません。これは、仕事や育児で忙しい共働き世帯にとっては時間的な負担が大きくなる可能性があります。スケジュール調整が難しい方にとっては、家づくりのプロセスがストレスになることもあるでしょう。

さらに、お客様の漠然とした要望を具体的なプランに落とし込む際の提案力に、一部で物足りなさを感じたという口コミも見られます。担当者によって提案力に差がある可能性があるため、お客様側が写真や雑誌の切り抜きなどを活用し、具体的なイメージを可視化して共有する努力が求められます。

3.自然素材特有のメンテナンスへの意識

エコ・ビレッジでは自然素材を積極的に採用していますが、それに伴うメンテナンスの手間を理解しておく必要があります。

無垢材(天然木材)の床などは素足で歩く心地よさや調湿効果をもたらす一方で、経年変化や小さな傷・汚れが発生しやすい特性があります。定期的なメンテナンスが必要となり、手間がかかると感じる方もいます。新建材のように均一で変化しない素材を好む方には、自然素材の経年変化は「劣化」と感じられるかもしれません。

しかし、これを「劣化」ではなく「味わい」として捉え、日常的なお手入れを楽しむ心構えがあれば、自然素材ならではの魅力を長く楽しむことができます。自然素材との付き合い方を理解し、受け入れられるかどうかが、エコ・ビレッジでの家づくりを成功させる鍵となるでしょう。

エコ・ビレッジの商品ラインナップ

福島県いわき市を拠点とするエコ・ビレッジは、元々木材会社として創業したルーツを持ち、「しっかり作って、ながく大切に住む家」をコンセプトに掲げています。自然素材の温もりと極めて高い住宅性能を両立した注文住宅を提供しており、お客様のライフスタイルに合わせて一から設計を組み上げる完全自由設計(フルオーダー)が基本です。

Class-A Plus(クラスA プラス)

エコ・ビレッジの主力商品である「Class-A Plus」は、木の家の基本性能と安全性を最大限に高めることに注力したモデルです。普遍的で飽きのこないデザインが特徴であり、家族の理想の住まいを追求しています。

FTVハウジングプラザいわき展示場では、中庭が繋ぐ二世帯住宅をコンセプトとしたモデルハウスを見学することができます。親と子がそれぞれの想いで中庭を眺めて暮らす設計となっており、ほどよい生活の距離感を演出する間取りが実現されています。

坪単価は65万円から80万円が目安となっており、この価格帯には充実した標準仕様が含まれています。

構造・耐震性能

Class-A Plusでは、国産材の4寸角柱を標準採用した強固な骨組みを持ち、耐震等級3相当の強度を確保しています。また、地盤沈下を防ぐため、住宅保証機構基準を上回る「耐圧ベタ基礎」を標準装備しており、長期的な安全性が担保されています。

制震性能

地震の揺れを吸収・軽減する制震装置「Mamori(マモリー)」が標準搭載されています。この装置により、地震の揺れを最大70パーセント低減する効果があるとされており、多くのハウスメーカーではオプション扱いとなる制震装置が、エコ・ビレッジでは追加費用なしで提供されています。

断熱・気密性能

断熱材には調湿効果のある羊毛断熱材「サーモウール」を標準使用し、高い断熱性能(HEAT20 G2グレード相当)と調湿性(室内湿度45から65パーセントに調整)を両立しています。気密性能はC値0.5以下という高水準を実現しており、冷暖房効率の向上に貢献しています。

さらに、ZEH仕様(断熱等級5)を標準とし、最大で断熱等級7にも対応可能です。お客様の希望に応じて、より高い断熱性能を選択することもできます。

窓・サッシ

開口部からの熱損失を抑えるため、高断熱複層ガラスであるハイパフォーマンスガラスを標準採用しています。アルゴンガスを封じ込めることで、1枚ガラスの4倍の断熱性能を実現しており、快適な室内環境の維持に寄与しています。

対応規格

ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)や長期優良住宅の認定基準をクリアする性能を備えています。これにより、省エネ性能が高く、将来にわたって資産価値を維持できる住宅として評価されます。

性能と長期保証へのこだわり

エコ・ビレッジの住宅は、初期の建築費が一般的なハウスメーカー(坪単価50万円から60万円程度)より15から30パーセント程度高い水準にありますが、その分、ランニングコストの削減と長期的な安心が確保されています。

高気密・高断熱性能により、一般的な住宅と比較して冷暖房費を年間で30から40パーセント削減できるとされており、30年間で約240万円の光熱費削減効果が見込まれます。毎月の光熱費負担が軽減されることで、長期的な家計への貢献が期待できるでしょう。

また、構造体と防水性能に対して、一般的なハウスメーカーを上回る最長60年の長期保証システムが導入されています。定期的な点検とメンテナンスを行うことで、長期にわたって安心して暮らせる体制が整っているのも大きな特徴です。

エコ・ビレッジでは完全自由設計を基本としているため、お客様の要望に応じた間取りやデザイン、設備の選択が可能です。木の美しさと機能性を両立させながら、世代を超えて住み継げる住まいづくりを提案しています。

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エコ・ビレッジのQ&A

ここからはエコ・ビレッジに関するQ&Aを紹介していきます。

Q. エコ・ビレッジはどこにある会社ですか?

A. 株式会社エコ・ビレッジは、福島県いわき市中央台飯野4-2-4 いわきニュータウンセンタービル2階に本社を構える地域密着型の住宅メーカーです。いわき市を中心に、福島県内および宮城県で注文住宅の設計・施工を行っています。

Q. エコ・ビレッジのモデルハウスはどこで見学できますか?

A. FTVハウジングプラザいわき展示場(いわき市鹿島町飯田字八合25-1)にて、「Class-A Plus」のモデルハウスを見学できます。営業時間は10時から18時まで、定休日は毎週水曜日です。見学の際は事前予約がおすすめです。

Q. エコ・ビレッジの施工エリアはどこですか?

A. エコ・ビレッジは、福島県(いわき市を中心とした県内各地)と宮城県(仙台市を中心としたエリア)で施工を行っています。詳しい対応エリアについては、直接お問い合わせいただくことをおすすめします。

Q. エコ・ビレッジは長期優良住宅に対応していますか?

A. はい、エコ・ビレッジの住宅は長期優良住宅の認定基準をクリアする性能を備えています。長期優良住宅の認定を受けることで、住宅ローン控除の優遇や固定資産税の軽減措置などのメリットが受けられます。また、最長60年の長期保証システムも導入されており、長期にわたって安心して暮らせる体制が整っています。

Q. エコ・ビレッジの施工事例・写真はどこで見られる?

A. 公式サイトまたはSNSで施工事例が公開されています。木を活かしたナチュラルデザインの家や、断熱性能に配慮した設計の住宅が多く、実例からデザイン傾向を確認できます。

まとめ

今回はFP宅建士の立場からエコ・ビレッジの評価を行いました。福島県いわき市を拠点とするエコ・ビレッジは、木材会社をルーツに持つ地域密着型の住宅メーカーとして、自然素材と高性能を両立した家づくりを提供しています。

坪単価は65万円から80万円とやや高めですが、制震装置「Mamori」や羊毛断熱材「サーモウール」が標準装備されており、長期的な光熱費削減や快適性を考えると十分に価値のある投資といえるでしょう。完全自由設計による理想の住まいづくりと、最長60年の長期保証が安心感を与えてくれます。

初期コストや打ち合わせの負担といったデメリットもありますが、自然素材に囲まれた心地よい暮らしを実現したい方には、エコ・ビレッジは有力な選択肢となるはずです。

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