九州で注文住宅を検討しているあなたは、コンフォートハウスという名前を耳にしたことがあるかもしれません。
コンフォートハウスは、熊本本社・長崎支店を拠点に展開する注文住宅メーカーで、デザイン性と住み心地を両立した家づくりを提案しています。特に平屋住宅を中心に展開しており、多様なライフスタイルに対応した住空間づくりに定評がある会社です。しかし、
- 「実際の価格はいくらなのか」
- 「本当に信頼できるハウスメーカーなのか」
- 「住み心地はどうなのか」
などと不安を感じている方もおおいかもしれません。
住宅は人生で最も大きな買い物の一つです。だからこそ、専門家の客観的な評価が知りたいところ。
この記事では、FP兼宅建士の視点から、コンフォートハウスの坪単価、性能、デザイン性まで徹底的に分析します。メリットだけでなくデメリットも包み隠さずお伝えしますので、あなたの住宅選びの判断材料としてお役立てください。
\家づくりで後悔しないための最初のステップ/
また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。
1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。
誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。
しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。
住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。
「とりあえず行ってみよう!」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。
しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか?

もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。
焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。
マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。
「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。
しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。
数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。
|
①SUUMO 不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。 ②HOME4U家づくりのとびら NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。 ③LIFULL HOME’S 東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。 |
これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。
3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、
- 工務店を中心に探したい方は…SUUMO
- ハウスメーカーにこだわりたい方は…家づくりのとびら
- ローコスト住宅をメインで考えている方は…LIFULL HOME’S
がおすすめです。
さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。
「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。
多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。

後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。
- SUUMO…工務店のカタログ中心
- 家づくりのとびら…ハウスメーカーのカタログ中心
- LIFULL HOME’S…ローコスト住宅のカタログ中心

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それでは解説をしていきます。
後悔する?値段が高い?コンフォートハウスの口コミ・評判を徹底調査
ネット上で見受けられる「コンフォートハウス 後悔」や「コンフォートハウス 高い」という評判は真実なのでしょうか。
家を建てる完全ガイドでは今回182人の評判を徹底的に調査してみました。

一冬住んでみて、コンフォートハウスさんの住み心地は最高でした!雪が降った寒い日もリビングのエアコン1台で家全体が暖かく、ヒートテックとトレーナーを着ていれば裸足で過ごせたことに感動しています。しかも、5人家族でオール電化、洗濯乾燥機も食洗機も毎日使っているのに、2月の電気代が1万円以下で収まったのはびっくりしました。太陽光発電と蓄電池が標準だったおかげで、快適な上に家計にも優しくて嬉しいです。


初めての家づくりで不安だらけでしたが、担当の営業さんが本当に素晴らしく、この方で良かったと心から思っています。予算を伝えていた範囲内で収まるように最大限考えてくださり、しかも設備やデザインに一切妥協がありませんでした。打ち合わせも急かされることなく、納得いくまで何度も図面を修正してくれたおかげで、この値段で本当にこんなに良い家が建てられるの!?と驚いています。


営業さんの対応の質が非常に良く、質問にはその日のうちに回答をくれる迅速さに助けられました。特に引き渡し後も、何か不具合があればすぐに連絡が届き、対応してくださるアフターサービスの万全さに安心しています。住んで一年半になりますが、外壁は綺麗なままで、この前の強い台風が来た時もびくともせず、建物の強さを実感しました。
参考:Googleマップ
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FP兼宅建士が教える失敗しない!コンフォートハウスで家を建てる方法
コンフォートハウスで家づくりを検討している方へ、FP宅建士の視点から“失敗しない進め方”を解説します。
コンフォートハウスは、熊本・長崎を中心に展開し、平屋提案と一棟一設計の自由度、そして充実した標準仕様で住み心地を両立する注文住宅メーカーです。
そのため「平屋の提案力」「標準仕様の充実」に強みがある一方、(ZEH化など性能や設備の追加費用・地域や時期による標準範囲の差・担当者対応のばらつき)を見極めるのがコツ。まずは全体像と評価を押さえましょう。
FP宅建士の筆者によるコンフォートハウスの全体評価はこちら!
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 総合評価 | A+ランク |
| 耐震性 | |
| 断熱性・気密性 | |
| 間取りの自由度 | |
| コストパフォーマンス | |
| アフターサービス | |
| 会社の信頼度 |
平屋中心の「FLAT STYLE」と、一棟一設計の自由度を軸に、中庭なども含めて“暮らしのストレスを減らす間取り”を作りやすいのがコンフォートハウスの魅力です。
そのため、坪単価(約40万〜60万円目安)だけで判断せず、コミコミ総額・標準範囲・ZEH化の追加費用を同じ条件で揃えることが重要になります。
そこで、コンフォートハウスでの家づくりを成功させるために、押さえておきたい特徴を5つに整理しました。
平屋住宅「FLAT STYLE」を軸に、平屋でも価格の伸びを抑えやすい提案
平屋を中心に、移動が楽で家族の気配がつながる暮らしを作り込みやすいのが特徴です。一般的に平屋はコストが上がりやすいところ、提案の組み立て方で現実的な予算に落とし込みやすく、家事中も子どもに目が届く間取りにしやすいのが強みになります。
向いている人:階段のない暮らしが理想の方、家事ストレスを減らしたい共働き世帯、将来の暮らしやすさも重視したい方。
注意点+契約前の確認:平屋は土地条件の影響が大きいので、希望間取りに必要な敷地条件と外構費を含めた総額を必ず書面で確認しましょう。
中庭・コの字/ロの字など「一棟一設計」でプライバシーと開放感を両立
外からの視線を避けながら採光を取り込む中庭提案や、カーテンを開けて過ごしやすい配置計画が得意です。プライバシーと開放感を同時に狙えるため、土地条件が難しいエリアでも“暮らしの質”を上げやすくなります。
向いている人:周囲の視線が気になる土地で検討している方、明るさとプライベート感を両立したい方、室内外のつながりを楽しみたい方。
注意点+契約前の確認:中庭や大開口は防犯・雨仕舞・メンテ負担が変わるため、窓まわり仕様と外部仕上げの維持費イメージを事前に書面で確認しましょう。
樹脂サッシ+トリプルガラス標準で、エアコン1台でも快適を狙いやすい
窓の断熱性能を強化し、冬の冷えや夏の熱の入りを抑えやすい仕様が特徴です。実例として「寒い日でもリビングのエアコン1台で家全体が暖かい」「電気代が抑えられた」といった体感に結びつきやすく、日々のランニングコストを意識した家づくりに向きます。
向いている人:冬の寒さや温度差が不安な方、光熱費を抑えつつ快適性を取りたい方、窓の性能を重視したい方。
注意点+契約前の確認:断熱・換気・空調計画はセットです。窓仕様だけでなく、換気方式と冷暖房の計画(台数・能力)を図面と一緒に書面で確認しましょう。
制震ダンパー「ミライエ」など、揺れ対策を標準で組み込みやすい
繰り返しの揺れに備える考え方を取り入れやすく、安心感を“仕様として”積み上げやすいのが特徴です。台風時の強風なども含め、住み始めてから「建物の強さ」を実感しやすい方向に設計を寄せられます。
向いている人:地震対策を厚めにしたい方、繰り返しの揺れによるダメージを抑えたい方、家族の安心を最優先したい方。
注意点+契約前の確認:制震の標準範囲が地域や商品で変わる場合があるため、採用有無と型番相当の仕様を契約前に書面で確認しましょう。
「NEO-BASIC Ⅳ工法トータル保証20年」+定期点検で、住んでからの不安を減らしやすい
引き渡し後の点検スケジュールが用意され、困ったときの窓口を確保しやすいのが強みです。家は建てて終わりではないので、点検と補修が回るほど、結果的に大きな修繕リスクを抑えやすくなります。
向いている人:住み始めてからも相談できる体制が欲しい方、メンテのタイミングを逃したくない方、長く安心して住みたい方。
注意点+契約前の確認:保証の対象外になりやすい項目と、点検での是正が無償か有償かの線引きを、保証書・約款で書面確認しましょう。
コンフォートハウスの坪単価は約40万~60万円!
長崎県および熊本県を中心に展開するコンフォートハウスの坪単価は、おおよそ40万円~60万円が一般的な目安となっています。この価格帯は、九州エリアの地域密着型ハウスメーカーとしては中価格帯に位置しており、高品質な標準仕様を備えながらも、大手ハウスメーカーと比較して手の届きやすい価格設定が魅力です。
実際の建築事例としては、2,000万円~3,500万円の価格帯での施工実績が多く確認されています。完全自由設計でありながら、優れた性能と設備を備えた品質の高い住宅をこの価格帯で実現できることから、コストパフォーマンスに優れた選択肢といえるでしょう。
延床面積別の建築総額の目安
具体的な建築総額は、延床面積や仕様によって変動します。以下は土地代を除いた建築費用の目安です。
30坪程度の住宅 本体価格と付帯工事を含めた総額で、おおよそ1,800万円~2,400万円が目安となります。坪単価に換算すると60万円~80万円程度です。
40坪程度の住宅 総額では約2,438万円~3,250万円程度が一般的な価格帯となります。仕様やオプションによっては、4,000万円台まで上がることもあります。
実際の施主の声では、建坪32坪の住宅で、付帯工事やオプション、外構、カーテンなどすべてを含めて2,500万円を少し下回る程度だったという報告もあり、トータルコストを抑えた家づくりが可能であることがわかります。
平屋も2階建ても同じ坪単価
コンフォートハウスの大きな特徴として、平屋でも2階建てと同じ坪単価で提供しているという点が挙げられます。通常、平屋は基礎面積や屋根面積が広くなるため、2階建てよりも坪単価が高くなる傾向にありますが、コンフォートハウスでは独自の流通システムにより資材コストを抑えることで、同一価格を実現しています。
公式サイトでも「平屋建てや2階建てでも同じ坪単価でご提案しております」と明記されており、平屋への憧れを持つ方にとって大きなメリットとなっています。実際、40坪の敷地に平屋を建てた実績もあり、比較的コンパクトな土地でも平屋の建築が可能です。
注意すべき追加費用
坪単価はあくまで建物本体の価格であり、実際の総額にはさまざまな費用が加算されます。
標準仕様からの追加費用 建物本体に給湯器、電気工事、オプションを含めると、坪単価は55万円~60万円程度になるケースがあります。さらに、土地代を除くカーテンや照明器具、諸費用をすべて含めた「コミコミ価格」では、坪70万円程度が目安となることもあります。
ZEH仕様にする場合 コンフォートハウスはZEH住宅の建築実績も豊富ですが、ZEH仕様にする際には追加費用が発生します。ZEH申請費用として20万円、ZEH仕様にするための設備や断熱性能の向上により、200万円以上の追加費用がかかる見積もりもあります。
地域による仕様の違い 長崎エリアでは制震ダンパー「ミライエ」がオプションとなっている可能性があるなど、地域によって標準仕様に含まれる設備に違いがある場合もあります。契約前には、何が標準で何がオプションなのかをしっかり確認することが大切です。
高品質な標準仕様でコストパフォーマンスを実現
コンフォートハウスが坪単価40万円~60万円という価格帯でありながら高い評価を得ている理由は、充実した標準仕様にあります。
構造材と耐震性能 構造材には、無垢材の約1.5倍の強度を誇る集成材を使用。さらに、住友ゴムが開発した制震ダンパー「ミライエ」を標準搭載しており、震度7の揺れを最大95%吸収する性能を備えています。
断熱性能と開口部 窓には高い断熱性能を持つ樹脂サッシとトリプルガラスが標準採用されており、冷暖房効率に優れた快適な住環境を実現します。
メンテナンス性に優れた外装材 屋根材にケイミュー、外壁材にニチハなど、長期保証に対応する外部建材を採用し、長期的なメンテナンス負担を抑えやすい構成にしています。
選べる住宅設備 キッチンやバス、洗面、トイレといった住宅設備は、Panasonic、LIXIL、TOTO、Takara Standardの4社から選択可能。国内トップメーカーの高品質な仕様が標準で提供されます。
このように、コンフォートハウスは標準仕様の充実度が高いため、オプションの追加を抑えれば、価格以上の価値を持つ家づくりが実現できます。特に平屋の「FLAT STYLE」に関心がある方には、坪単価の面でも魅力的な選択肢となるでしょう。
コンフォートハウスと有名ハウスメーカー坪単価比較表
それでは、コンフォートハウスの価格帯は他のハウスメーカーと比較するとどの辺りに位置するのでしょうか。表にまとめましたので、参考にしてください。
| ハウスメーカー名 | 坪単価目安(万円) | 価格帯の特徴 |
|---|---|---|
| コンフォートハウス | 40~60 | 完全自由設計で平屋に強み。高品質な標準設備とコストパフォーマンスを両立した中価格帯 |
| アイダ設計 | 35~65 | ローコストに強み。シンプルでコスト重視だが耐震等級3を標準採用 |
| アイフルホーム | 40~69 | LIXIL提携による高いデザイン性と安全性のバランスに優れる |
| シアーズホーム | 50~80 | 熊本の地域密着型。主にセミオーダー型の注文住宅を提供 |
| タマホーム | 40~70 | コストパフォーマンス重視で全国展開。自由設計が魅力 |
| 谷川建設 | 66~103 | 無垢材や自然素材を活かした住宅を提供 |
| 一条工務店 | 75~100 | 高気密・高断熱のパイオニア。全館床暖房など高性能に特化 |
| 積水ハウス | 120~140 | 大手トップメーカー。品質と保証が充実したハイグレード帯 |
| 住友林業 | 125~ | 高級木造住宅。デザイン性と耐久性に強みを持つ大手 |
※坪単価は、選択するプラン、仕様、延床面積、時期などにより大きく変動するため、上記はあくまで目安です。
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コンフォートハウスのメリット・デメリット
コンフォートハウスは、長崎・熊本エリアで地域密着型のハウスメーカーとして高い評価を得ています。完全自由設計と高品質な標準仕様を両立している点が特徴ですが、一方で注意すべき点もいくつか存在します。
ここでは、実際の施主の声や具体的なデータをもとに、コンフォートハウスで家を建てる際のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
メリット
コンフォートハウスには、他社と比較して優れた点が数多くあります。特に、コストパフォーマンスの高さと標準仕様の充実度は、多くの施主から高く評価されています。
1.平屋を2階建てと同じ坪単価で建てられる
コンフォートハウス最大の強みは、平屋住宅「FLAT STYLE」を2階建てと同じ坪単価で提供している点です。通常、平屋は基礎面積や屋根面積が広くなるため、2階建てよりも坪単価が高くなる傾向にあります。しかし、コンフォートハウスでは大手建材メーカーとの直接取引による独自の流通システムにより中間マージンをカットし、平屋でもコストを抑えた提案を実現しています。
坪単価は標準仕様で概ね40万円~65万円前後と、地域密着型メーカーの中では中価格帯に位置付けられており、高品質な住宅を比較的リーズナブルな価格で提供しています。過去には40坪の敷地に平屋を建てた実績もあり、比較的コンパクトな土地でも平屋の建築が可能です。
2.高性能な設備が標準仕様に含まれている
他社ではオプションとなりがちな高性能な設備が、コンフォートハウスでは標準仕様に含まれています。これにより、追加費用を抑えながら快適な住環境を実現できます。
断熱性能と窓
窓には断熱性の高い樹脂サッシとトリプルガラスを標準採用しており、高い断熱性能を実現しています。実際の施主からは、冬場にリビングのエアコン1台で家全体が暖かく快適に過ごせるという口コミが寄せられています。
優れた省エネ性能
ZEH住宅に積極的に取り組んでおり、2024年度の建築実績の95%がZEH仕様です。太陽光発電や蓄電池が標準仕様に含まれるケースもあり、5人家族でオール電化、乾燥機や食洗機を毎日使用しても、2月の電気代が1万円以下に収まったという実例が報告されています。
高い耐震性能
構造材にはJAS規格を満たし、無垢材の約1.5倍の強度を持つ集成材を使用しています。さらに、地震対策として住友ゴム開発の制震ダンパー「ミライエ」を標準搭載しており、震度7の揺れを最大95%吸収する性能を備えています。
メンテナンスコストを抑える外装材
屋根材にはケイミューの「遮熱コロニアルグラッサ」、外壁材には色あせに強いニチハの「プラチナコート30」を採用しており、長期的な美観と耐久性を維持できます。定期的な塗り替えが不要なため、メンテナンスコストの削減にもつながります。
選べる住宅設備
キッチンやバスルームなどの水回り設備は、Panasonic、LIXIL、TOTO、Takara Standardの国内トップメーカー4社から選択可能です。標準仕様でハイグレードな設備を選べる点は、大きな魅力といえるでしょう。
3.充実した保証とアフターサービス
引き渡し後も長期にわたり安心できるよう、手厚い保証体制が構築されています。
建物品質保証およびNEO-BASIC Ⅳ工法トータル保証は20年間提供されます。また、住宅設備延長保証は、メーカー保証を含めて10年間という長期保証です。さらに、「家守りセンター」を窓口として、半年、1年、2年、5年、10年の定期点検を実施しており、長く安心して住み続けることができます。
4.完全自由設計で理想の住まいを実現
規格住宅ではなく、自社内の「C&Fデザインラボ一級建築士事務所」が一棟一棟、白紙の状態からプランを設計する完全注文住宅です。
中庭やコの字型の間取りなど、施主のライフスタイルに合わせた柔軟なデザイン提案力が高く評価されています。自分たちらしい理想の住まいを実現したい方にとって、大きなメリットとなるでしょう。
デメリット
メリットが多いコンフォートハウスですが、注意すべき点もいくつか存在します。契約前にこれらのデメリットを理解しておくことで、後悔のない家づくりができるでしょう。
1.オプション追加で費用が高額になる可能性
標準仕様のグレードは高いものの、完全自由設計であるため、施主のこだわりや性能向上を追求すると、オプション費用がかさんで総額が跳ね上がる可能性があります。
特に、ZEH仕様へのグレードアップだけで200万円以上の追加費用が必要になったという見積もり例も報告されています。予算管理をしっかり行い、どこまでオプションを追加するのか、優先順位を明確にすることが重要です。
2.断熱・気密性能の数値的な裏付けが不足
断熱材としてコストと性能のバランスに優れるグラスウールが標準採用されていますが、性能重視の方からは不安の声も聞かれます。
発泡ウレタンなどの高性能断熱材を希望する場合は追加費用が発生します。また、気密測定(C値)を基本的に実施・公開していない点について、不安視する声も見られます。これにより、他社と性能を数値で比較しにくいという課題があります。性能にこだわりたい方は、契約前に詳細な説明を求めることをおすすめします。
3.担当者による対応の品質にばらつきがある
地域や担当者によって、アフターサービスや営業対応の品質にばらつきがあるという指摘が一部の口コミで見られます。
引き渡し後の半年点検で簡単な補修のみを行い、「後の補修は後日」と言われたまま連絡が途絶えたという不満の声も存在します。対応の印象は担当者によって変わることがある、という声も見られます。こうした問題は多くのハウスメーカーでも見られるケースですので、契約前に担当者とのコミュニケーションをしっかり取り、信頼関係を築くことが大切です。
4.平屋建築には広い土地が必要
平屋建築に強みを持つ一方で、平屋は2階建てに比べて広い土地面積を必要とするため、土地の確保が難しい都市部では実現が困難な場合があります。
資金に余裕がない場合は、希望の間取りが実現できなかったり、土地代を含めた総額が予算を大幅に超えたりする可能性があります。平屋を希望する場合は、土地探しの段階から慎重に検討する必要があるでしょう。
コンフォートハウスの商品ラインナップ
コンフォートハウスは、「家は、家族です」をコンセプトに、長崎・熊本エリアで地域の気候や生活に合った完全注文住宅を提供しています。規格化されたプランを持たず、施主の理想を白紙の状態から実現する「完全注文住宅(一棟一設計)」を基本としている点が大きな特徴です。
高いデザイン性と性能を兼ね備えながら、コストパフォーマンスを追求した家づくりには、数々の具体的な商品名と数値が標準仕様として組み込まれています。ここでは、コンフォートハウスの商品ラインナップと仕様について、詳しく解説していきます。
主力商品「FLAT STYLE(フラット スタイル)」
コンフォートハウスの家づくりの最大の強みは、平屋住宅「FLAT STYLE(フラット スタイル)」です。平屋の設計・施工実績が豊富で、全国でもトップクラスの平屋の割合を取り扱っていることが特徴となっています。
平屋は通常、屋根や基礎の面積が広くなるため2階建てより坪単価が高くなりがちですが、コンフォートハウスは独自の流通システムにより資材コストを抑えることで、2階建てと同じ坪単価で平屋を提供できる点が大きな魅力です。公式サイトでも「平屋でも2階建てと同じ坪単価でご提案しております」と明記されています。
FLAT STYLEでは、以下の要素によって快適性と利便性を追求しています。
シンプルな動線設計 階段がないシンプルな動線により、掃除やメンテナンスが容易になります。2階への上り下りがないため、足腰の負担が軽減され、老後も生活しやすい住まいを実現します。
立体的な空間活用 平屋でありながら、吹き抜け、ロフト、ルーフバルコニー、床下収納などを活用した立体的な空間設計が可能です。平屋なのに立体的な空間を楽しむことができます。
開放的なデザイン 大開口の窓に面した中庭や、リビングを中心としたコの字型やロの字型の間取りを採用することで、プライバシーを保ちながら開放的な空間を作り出します。部屋と部屋だけでなく、室内と外部も同じ一体感でつなぐことができるため、家族同士も同じ目線でつながる住まいとなっています。
構造・耐震性能
コンフォートハウスは、地震に強い安全な暮らしを叶えるため、見えない部分の構造に高いこだわりを持っています。
NEO-BASIC Ⅳ工法
独自の工法である「NEO-BASIC Ⅳ工法」を採用しており、家の骨組みとなる木材を腐れやシロアリから守ります。最先端の「乾式加圧処理装置」で処理することで、木材内部の80%まで薬剤が浸透し、高い耐久性を実現しています。
高強度の構造材
JAS規格の基準を満たした集成材を使用しており、無垢材の約1.5倍の強度と安定性を実現しています。構造材の使用木材量は一般住宅の1.3倍となり、接合部分にはテナントビーム金物を使用することで、接合強度を増強しています。
スーパーベタ基礎工法
基礎には「スーパーベタ基礎工法」を採用しています。地盤面から基礎上端まで(床下)が約450mmと高く、ベースの厚みを約150mm有し、強度をアップさせています。また、立ち上り部分の幅は一般的な120mmではなく150mm幅で施工しており、強度と安定感を兼ね備えています。
さらに、コーナー部分はハンチ形状とすることで強化し、外力をバランス良く分散させ、地盤に力を逃がす重要な役割を果たしています。
制震ダンパー「ミライエ」
地震対策として、住友ゴムが開発した制震ダンパー「ミライエ」を標準搭載しています。レース用タイヤの研究・開発で培った先進技術から誕生した高減衰ゴムで揺れを吸収し、震度7の揺れを最大95%吸収する性能を備えています。
この高減衰ゴムは90年間メンテナンス不要で、いつ起こるかわからない地震があっても、子世代、孫世代までずっと家を守り続けます。熊本地震の2度の震災級の揺れに対しても性能を発揮し、高い効果が確認されています。
高性能な標準設備と省エネ仕様
コンフォートハウスは、オプションを追加しなくても満足できるハイグレードな設備や仕様を標準採用することで、コストパフォーマンスを高めています。
ZEH住宅への積極的な取り組み
コンフォートハウスはZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅に積極的に取り組んでおり、2024年度に建築された新築注文住宅の95%がZEH仕様でした。この高い実績は、環境への配慮と省エネ性能の高さを示しています。
外装材とメンテナンス性
長期的なメンテナンスコストを削減するため、高耐久な外装材が標準仕様となっています。
屋根材には、ケイミューの「遮熱コロニアルグラッサ」を採用しています。グラッサコートの優れた耐候性は、超促進耐候性試験において30年相当でも色変化はほとんど目立たないという結果が出ています。赤外線を反射する特殊な顔料を配合することで太陽の熱を反射し、屋根材そのものの蓄積や居住空間への熱の伝達を抑えています。
外壁材には、ニチハの「プラチナコート30」を採用しています。従来の塗料をさらに進化させた超高耐候塗料で、色あせに強く、10年から15年ごとに必要であった再塗装工事の期間を大幅に延ばすことが可能です。
シーリング材には、高耐候性シール「SR H100」を採用しており、30年相当の繰り返される四季折々の厳しい環境に対応します。
断熱性能と窓
快適な室内環境のために、開口部の性能に注力しています。
窓には断熱性能の高い樹脂サッシとトリプルガラスを標準採用しており、一年を通して住まいの中で熱の出入りが最も多い「窓」の断熱性能を高めることで、四季を通して心地よく経済的な暮らしを実現しています。
断熱材にはグラスウールが採用されており、コストと性能のバランスに優れた仕様となっています。
高断熱性能により、実際の施主からは、リビングのエアコン1台で家全体を暖かく保つことができ、5人家族でオール電化、乾燥機や食洗機を毎日使用しても、2月の電気代が1万円以下に収まったという実例が報告されています。
住宅設備
施主の快適性に配慮し、ハイグレードな設備が採用されています。
キッチン、バス、洗面、トイレなどの水回り設備は、国内トップメーカーであるPanasonic、LIXIL、TOTO、Takara Standardの4社から選択できる自由度の高さがあります。毎日の使用頻度が高く、高性能が求められる住宅設備機器において、快適性はもちろん、お手入れのしやすさも一級品の設備を標準仕様で選ぶことができます。
長期保証とアフターサービス
建てた後も長く安心して暮らせるよう、長期保証とサポート体制が充実しています。
NEO-BASIC Ⅳ工法トータル保証は20年間提供されます。また、定期点検として、半年、1年、2年、5年、10年の点検を実施しており、「家守りセンター」を窓口として長期的なサポート体制を構築しています。
さらに、基礎や柱、防水など工事が進むにつれて見えなくなる部分についても、第三者機関である株式会社日本住宅保証検査機構(JIO)の検査員がチェックを行い、合格しないと次の工程に進めない仕組みになっています。
コンフォートハウスは、完全注文住宅でありながら、標準仕様の充実度が高いため、オプションの追加を抑えれば価格以上の価値を持つ家づくりが可能です。特に平屋を2階建てと同じ坪単価で提供できる点は、他社にはない大きな魅力といえるでしょう。
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コンフォートハウスのQ&A
ここからはコンフォートハウスに関するQ&Aを紹介していきます。
Q. 平屋は2階建てより高くなりますか?
A. 一般的に平屋は基礎や屋根の面積が広くなるため、2階建てより坪単価が高くなる傾向にあります。しかし、コンフォートハウスでは独自の流通システムにより資材コストを抑えることで、平屋でも2階建てと同じ坪単価で提供しています。これはコンフォートハウスの大きな強みの一つです。
Q. 2階建ても建てられますか?
A. はい、建てられます。コンフォートハウスは平屋を得意としていますが、2階建ての施工実績も数多くあります。公式サイトの施工実績にも2階建ての事例が掲載されていますので、ご確認ください。
Q. 値引きはできますか?
A. 値引き交渉が可能かどうかは、担当者や時期によって異なります。ただし、コンフォートハウスは独自の流通システムで中間マージンをカットし、すでにコストを抑えた価格設定をしているため、大幅な値引きは期待できない可能性があります。むしろ、標準仕様の範囲内で満足できる仕様を選ぶことで、オプション費用を抑える方が現実的でしょう。
Q. 施工エリアはどこですか?
A. コンフォートハウスは、熊本県全域(天草含む)と長崎県を施工エリアとしています。熊本本社は熊本市東区健軍本町にあり、長崎支店は長崎市城栄町にあります。福岡や大分など他のエリアについては、対応していない可能性が高いため、事前に確認が必要です。
Q. モデルハウスはどこにありますか?
A. コンフォートハウスは、熊本・長崎エリアに複数のモデルハウス(住宅展示場)を展開しています。代表的なモデルハウスとしては、合志市かすみヶ丘モデルハウス、大村幸町平屋モデルハウス、八代市竹原町平屋建売住宅、熊日八代住宅展平屋モデルハウスⅡ、アンビーハウジングパーク平屋モデルハウスⅡなどがあります。見学は事前予約制となっていますので、公式サイトから来場予約をすることをおすすめします。
Q. 土地探しも依頼できますか?
A. コンフォートハウスでは、土地情報も提供しています。公式サイトには熊本物件情報や長崎物件情報が掲載されており、分譲地の情報も確認できます。土地探しから家づくりまで相談できますので、まずは担当者に相談してみることをおすすめします。
まとめ
今回はFP兼宅建士の立場からコンフォートハウスの評価を行いました。
坪単価40万円~60万円という中価格帯でありながら、平屋を2階建てと同じ坪単価で提供できる点は、他社にはない大きな魅力です。樹脂サッシ+トリプルガラスや制震ダンパー「ミライエ」など、高性能な設備が標準仕様に含まれているため、コストパフォーマンスに優れています。一方で、気密性能の数値公開がない点や、担当者による対応品質のばらつきには注意が必要です。
長崎・熊本エリアで平屋を中心とした家づくりを検討している方にとって、コンフォートハウスは有力な選択肢の一つとなるでしょう。この記事が、あなたの理想の住まいを実現するための参考になれば幸いです。


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