【A+ランク】日興ホームで家を建てる!FP兼宅建士の評価と176人の評判・坪単価

住宅メーカー

広島で注文住宅を検討されている方にとって、地域に根ざした住宅メーカー選びは重要な決断です。

日興ホームは広島を中心に、長年にわたって地元の気候や風土を熟知した家づくりを続けてきました。地域密着型ならではの土地提案力と、暮らしやすさを重視した住まいづくりが特徴の住宅メーカーです。しかし、

  • 「実際の坪単価はどれくらいなのか」
  • 「本当に信頼できるメーカーなのか」
  • 「他社と比べてどんな強みがあるのか」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、FP兼宅建士の視点から日興ホームの注文住宅を徹底的に分析し、価格帯やメリット、そして見逃せないデメリットまで解説します。家づくりは一生に一度の大きな買い物。後悔しない選択のために、日興ホームの真の姿をお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

\家づくりで後悔しないための最初のステップ/

また、本題に入る前に家づくりにおいて1番重要なことをお伝えします。

1度建てたら30年、40年と生活するマイホーム。

誰もが夢見る理想の住まいを実現するためにも、絶対に失敗は避けたいですよね。

しかし、多くの人が家づくりで後悔する原因の一つに、情報収集不足が挙げられます。

住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、まずはしっかりと情報収集を行うことが重要です。

「とりあえず行ってみよう!」と軽い気持ちで住宅展示場に行ってしまうと、素敵なモデルハウスに心を奪われ、営業マンの巧みな話術に流されてしまうことも…。

しかし、その場での勢いで契約を決めてしまうと、本当に自分の理想に合った家づくりを実現できるのでしょうか?

もしかしたら、もっと予算を抑えられたり、条件に合った、さらに高品質な住宅メーカーがあったかもしれません。

焦って契約を急いでしまうことで、数百万円、場合によっては1,000万円以上の損失につながる可能性もあるのです。

マイホームは人生で最も高価な買い物の一つ。だからこそ、時間をかけて情報収集を行い、後悔のない住宅メーカー選びをしなければなりません。

「情報収集しすぎ」と感じるくらいが、ちょうど良いのです。

しかし、いざ情報収集を始めようと思っても、膨大な数の住宅メーカーの中から、自分に合った会社を見つけるのは至難の業。そこでおすすめなのが、複数の住宅メーカーに一括で資料請求ができる「一括カタログサイト」です。

数ある一括カタログサイトの中でも、特におすすめなのが、大手企業が運営する以下の3つのサイトです。

①SUUMO

不動産情報サイトの大手であるSUUMOが運営するサイト。全国各地の工務店の情報が充実しており、高品質ながらも低価格な家づくりを得意とする工務店を見つけることができます。

②HOME4U家づくりのとびら

NTTデータグループが運営する、信頼性の高いサイトです。全国から厳選された優良ハウスメーカーのカタログを請求できます。家づくりプランを無料で作成してくれるサービスも魅力です。

③LIFULL HOME’S

東証プライム上場企業であるLIFULLが運営。厳しい審査を通過した優良な住宅メーカーのみが掲載されているため、安心して利用できます。ローコスト住宅に強みを持つメーカーが多く、予算を抑えたい方におすすめです。

これらのサイトは、大手企業による運営であるため、掲載されている住宅メーカーの審査基準が厳しく、悪質な業者に当たるリスクを最小限に抑えられます。また、資料請求をした後も、しつこい営業電話がかかってくる心配もありません。

3つのサイトの中から、どれか一つを選ぶとすれば、

がおすすめです。

さらに、より慎重に、絶対に失敗したくないという方は、工務店、ハウスメーカーと決めつけずに、複数のサイトから資料を取り寄せてみることをおすすめします。

「ハウスメーカーで考えていたけれど、工務店のほうが理想の家づくりに近かった」「工務店で考えていたけれど、ハウスメーカーでも予算内で建てられることがわかった」というケースは少なくありません。

多くの会社から資料を取り寄せることで、それぞれのメーカーの強みや特徴を比較検討することができます。また、複数の会社に見積もりを依頼することで、価格競争が生まれ、全く同じ品質の家でも400万円、500万円と価格差が出ることもあります。

後悔のない家づくりのためには、面倒くさがらずに、まずは情報収集から始めましょう。一社でも多くの会社からカタログを取り寄せて、じっくりと比較検討してみてください。

  • SUUMO…工務店のカタログ中心
  • 家づくりのとびら…ハウスメーカーのカタログ中心
  • LIFULL HOME’S…ローコスト住宅のカタログ中心


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それでは解説をしていきます。

  1. 評判悪い?高い?日興ホームの口コミ・評判を徹底調査
  2. FP兼宅建士が教える失敗しない!日興ホームで家を建てる方法
    1. パナソニック「テクノストラクチャー工法」+全棟構造計算で耐震等級3を標準化
    2. 不動産部門併設&土地開発実績で「土地探しからの提案力」が強い
    3. 完全自由設計「NICOLAX」と規格系「KigiTO,(木々と、)/BinO/casa carina」で選び分けできる
    4. 坪単価40〜95万円のレンジと「自社施工+標準仕様充実」でコスパを作る設計
    5. 最大50年保証+緊急駆け付けサービス(10年間付帯)と施工エリアの近さでアフター重視
  3. 日興ホームの坪単価は約40万~95万円!
    1. 商品別の坪単価目安
    2. 価格を左右する要素
    3. 日興ホームと有名ハウスメーカー坪単価比較表
  4. 日興ホームのメリット・デメリット
    1. メリット
      1. 1.卓越した耐震性能と大空間の両立
      2. 2.多彩な商品ラインナップと自由設計
      3. 3.土地探しからのワンストップサービス
      4. 4.充実したアフターサポート
    2. デメリット
      1. 1.価格帯の高さによる予算制約
      2. 2.標準仕様の断熱性能における懸念
      3. 3.サービス品質のばらつき
  5. 日興ホームの商品ラインナップ
    1. 注文住宅「NICOLAX(ニコラクス)」
    2. コンセプト住宅「KigiTO,(木々と、)」
      1. Simple Story House(シンプルストーリーハウス)
    3. BinO(ビーノ)
    4. 性能とアフターサポートの充実
    5. 土地探しからのトータルサポート
  6. 日興ホームのQ&A
    1. Q. 日興ホームのテクノストラクチャー工法とは何ですか?
    2. Q. 日興ホームのモデルハウスや展示場はどこにありますか?
    3. Q. 日興ホームの施工エリアはどこまでですか?
    4. Q. 日興ホームで平屋は建てられますか?価格はどのくらいですか?
    5. Q. 日興ホームは土地探しも得意ですか?
  7. まとめ

評判悪い?高い?日興ホームの口コミ・評判を徹底調査

ネット上で見受けられる「日興ホーム 評判悪い」や「日興ホーム 高い」という評判は真実なのでしょうか。

家を建てる完全ガイドでは今回176人の評判を徹底的に調査してみました。

地震が多い昨今、何よりも「強さ」を優先して日興ホームさんを選びました。パナソニックのテクノストラクチャー工法は、木と鉄の強さを兼ね備えているので、万が一の時も家族を守ってくれるという絶対的な安心感があります。全棟で緻密な構造計算を行っていると聞き、科学的な根拠があるのも心強かったです。

土地探しから難航していましたが、日興ホームの圧倒的な土地情報量には本当に驚かされました。地域密着で50年以上の歴史があるからこそ的確なアドバイスをいただけて、安心して決めることができました。担当の方もアットホームで、私たちの暴走しがちな希望をプロの視点で優しく止めてくれたのも良い思い出です。地元を愛するスタッフさんたちに出会えて本当に良かったです。

木造なのにこれほどの大空間がつくれるなんて驚きでした。週末にこの広々としたリビングでゆったり過ごす時間は、何物にも代えがたい贅沢です。友人たちを招くと、みんな口を揃えて「おしゃれで広い!」と驚いてくれるのが、ひそかな自慢です。

カフェのようなお家に憧れてcasa carinaを選びました。真っ白なスイス漆喰の壁と無垢材の風合いが本当に可愛らしくて、毎日家に帰るのが楽しみです。デザイン性だけでなく、断熱性もバッチリ。夏も涼しく以前の家より光熱費が抑えられているのもうれしい誤算でした。

大手ハウスメーカーも回りましたが、日興ホームは同じ予算でもグレードの高い設備や性能が選べると感じました。予算オーバーを一番心配していた私たちにとって救いの神でした(笑)。コストパフォーマンスの高さに、夫婦共々心から納得して家づくりを楽しむことができました。

参考:Googleマップ

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FP兼宅建士が教える失敗しない!日興ホームで家を建てる方法

日興ホームで家づくりを検討している方へ、FP宅建士の視点から“失敗しない進め方”を解説します。

日興ホームは、広島を中心にテクノストラクチャー工法の強さと地域密着の土地提案力を活かし、自由設計から規格住宅まで幅広く選べる住宅メーカーです。

そのため「耐震等級3を標準にできる強さ」「土地探しからの一貫サポート」に強みがある一方、(標準断熱の感じ方・オプション範囲・担当者や現場対応のばらつき)を見極めるのがコツ。まずは全体像と評価を押さえましょう。

FP宅建士の筆者による日興ホームの全体評価はこちら!

項目 詳細
総合評価 A+ランク
4.6
耐震性 4.9
断熱性・気密性 4.0
間取りの自由度 4.6
コストパフォーマンス 4.4
アフターサービス 4.5
会社の信頼度 4.3

テクノストラクチャー工法による「強さ」と、広島エリアに根ざした土地提案・暮らしやすさ重視の家づくりが魅力です。

そのため安心感は得やすい一方で、標準断熱のグレード感やオプションで増える範囲、担当者対応のムラは事前に線引きしておく必要があります。

そこで、日興ホームでの家づくりを成功させるために、押さえておきたい特徴を5つに整理しました。

パナソニック「テクノストラクチャー工法」+全棟構造計算で耐震等級3を標準化

木と鉄を組み合わせた「テクノビーム」を軸に、全棟で緻密な構造計算を行うことで、耐震等級3を標準としやすいのが大きな強みです。柱や壁の制約を抑えやすく、最大約10mの間口や天井高3.8m級の大空間提案とも相性が良い設計思想です。

向いている人:地震への安心を最優先にしつつ、LDKの開放感や大空間も両立したい人。

注意点+契約前の確認:耐震等級3が「標準」で入る範囲(プラン条件・開口計画・仕様)と、構造計算書の提出範囲を書面で確認。

不動産部門併設&土地開発実績で「土地探しからの提案力」が強い

土地情報量が多く、分譲地・条件付き土地を含めて敷地条件から逆算したプラン提案が得意です。土地と建物をセットで最適化しやすく、初動の迷いを減らせるのが地域密着型のメリットになります。

向いている人:広島で土地探しが難航しそうな人、駅距離・日当たり・周辺環境まで含めてまとめて相談したい人。

注意点+契約前の確認:土地の「条件(建築条件の解除可否、造成・上下水・擁壁、法規制、追加工事)」を資金計画に反映し、見積の前提を書面で固定。

完全自由設計「NICOLAX」と規格系「KigiTO,(木々と、)/BinO/casa carina」で選び分けできる

フルオーダーでこだわる商品と、セミオーダー・規格で決めやすい商品が共存しており、価格と手間と自由度のバランスを取りやすい構成です。スキップフロアの遊び心、南欧風デザイン、平屋系など、テイストの幅があるのも特徴です。

向いている人:間取り・デザインのこだわりが強い人から、迷いを減らしてテンポ良く決めたい人まで幅広く合いやすい。

注意点+契約前の確認:商品ごとの「標準仕様(設備・断熱・サッシ等)」「選べる範囲」「変更単価」を契約前に一覧で書面確認。

坪単価40〜95万円のレンジと「自社施工+標準仕様充実」でコスパを作る設計

ボリュームは50〜70万円帯になりやすく、ローコスト最優先ではない一方、設備や性能を標準に寄せて総額の納得感を作りやすいタイプです。自社で直接施工し中間マージンを抑える考え方なので、同予算で設備グレードを上げたい層と相性が出ます。

向いている人:大手寄りの安心・仕様を求めつつ、予算内で設備や性能を賢く整えたい人。

注意点+契約前の確認:本体以外(付帯・外構・地盤・諸費用・オプション)を含めた「総額見積」と、増額になりやすい項目の上限目安を事前に書面化。

最大50年保証+緊急駆け付けサービス(10年間付帯)と施工エリアの近さでアフター重視

長期保証の仕組みと、緊急時に連絡できる窓口があることで「住んでから」の不安を減らせます。施工エリアを拠点から概ね1時間圏内にする運用は、点検や不具合対応の機動力を確保しやすい考え方です。

向いている人:引き渡し後の点検・トラブル対応まで重視し、地元で長く付き合える体制を求める人。

注意点+契約前の確認:無料点検の回数・時期、保証延長の条件(点検・有償メンテ要否)、窓口と現場対応の分担を契約書面・保証書で確認。

日興ホームの坪単価は約40万~95万円!

日興ホームの坪単価は、住宅のグレードや設計の自由度によって幅があり、おおむね約40万円~95万円の範囲に設定されています。FP兼宅建士の視点から見ると、地域密着型の工務店としては中~高価格帯に位置する価格設定といえるでしょう。

ボリュームゾーンとしては、50万円~70万円程度が中心となっています。これは大手ハウスメーカー(坪単価80万円~120万円程度)と比較すると抑えられた価格ですが、一般的な地域工務店(40万円~55万円程度)よりはやや高めです。この価格差は、パナソニックの「テクノストラクチャー工法」の採用や、標準仕様の充実度によるものです。

具体的な建物総額の目安としては、30坪~40坪の一般的な住宅で約1,500万円~3,500万円程度の建築費用が必要になります。坪単価の事例として、2階建てが約90万円、平屋が約95万円という例も見られます。

商品別の坪単価目安

日興ホームでは、完全自由設計の注文住宅から規格型のコンセプト住宅まで、幅広いラインナップを展開しています。

注文住宅「NICOLAX(ニコラクス)」では、坪単価が60万円~90万円程度となっています。パナソニックの「テクノストラクチャー工法」を採用した完全自由設計の住宅で、木と鉄の複合梁「テクノビーム」を用いることで、最大10mの間口や天井高3.8mといった大空間リビングを実現できます。全棟で構造計算を実施し、耐震等級3を標準としている点が特徴です。

一方、コンセプト住宅「KigiTO,(木々と、)」は、45万円~65万円程度の坪単価となっています。「家づくりを難しいものにしない」というコンセプトのもと、規格住宅の手軽さと注文住宅のこだわりを両立したセミオーダーシステムを採用しています。

このシリーズには、セミオーダーで個人の好みをカスタマイズできる「Simple Story House」や、スキップフロア構造が特徴の遊び心あふれる「BinO(ビーノ)」などが含まれます。平屋専門のプランもあり、ライフスタイルに合わせた選択が可能です。

価格を左右する要素

日興ホームの価格構成には、いくつかの重要な要素が影響しています。

まず、自社で直接施工を行うため中間マージンをカットしており、広告宣伝費の削減と合わせて「適正価格」での提供を可能にしています。これは地域密着型工務店ならではの強みといえるでしょう。

ただし、パナソニック製のキッチンやバスなどの高機能設備が標準採用されていることや、テクノストラクチャー工法による「テクノビーム」の使用、全棟での構造計算実施などが、一般的な木造軸組工法よりもコストアップの要因となっています。

FP兼宅建士として評価すると、日興ホームは大手ハウスメーカー並みの高性能・高品質な住まいを、自社施工の強みを活かして大手よりも手頃な価格で提供していると判断できます。特に「地震への強さ(耐震性)」と「自由な空間設計(デザイン)」を適正なコストで両立させたいとお考えの方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。

日興ホームと有名ハウスメーカー坪単価比較表

それでは、日興ホームの価格帯は他のハウスメーカーと比較するとどの辺りに位置するのでしょうか。表にまとめましたので、参考にしてください。

ハウスメーカー・工務店名 坪単価(万円) 特徴
日興ホーム 40~95 広島・東広島に特化。テクノストラクチャー工法採用
積水ハウス 80~150 業界最大手。高い耐震性能と充実のアフターサービス
一条工務店 50~60 高気密高断熱住宅に強み。省エネ性能が高い
タマホーム 40~60 ローコスト住宅の大手。適正価格での家づくり
ヤマダホームズ 50~70 ヤマダグループ。高断熱・高気密の快適住宅
アイダ設計 29~78 自由設計のローコスト住宅。自社プレカット工場保有
一般的な地元工務店 40~55 地域密着型。低コストだが仕様は標準的
大手ハウスメーカー平均 80~120 全国展開。ブランド力があるが広告費等で高額

※坪単価は、選択するプラン、仕様、延床面積、時期などにより大きく変動するため、上記はあくまで目安です。

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日興ホームのメリット・デメリット

日興ホームは広島県東広島市・広島市を中心に約50年の実績を持つ地域密着型のハウスビルダーです。宅建士の視点から見ると、パナソニックのテクノストラクチャー工法を採用した高い耐震性能が最大の特徴ですが、一方で価格帯や仕様面での注意点も存在します。

ここでは、実際の数字や商品名を交えながら、日興ホームで家を建てる際のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

メリット

日興ホームの強みは、パナソニックの耐震住宅工法「テクノストラクチャー」による構造の強さと、地域密着型ならではのきめ細かなサービスにあります。大手ハウスメーカーに匹敵する性能を、地元工務店の柔軟な対応で実現できる点が大きな魅力といえるでしょう。

1.卓越した耐震性能と大空間の両立

日興ホームの最大の特徴は、木と鉄を組み合わせた複合梁「テクノビーム」を採用したテクノストラクチャー工法です。この工法により、木造住宅でありながら鉄骨造並みの強度を実現しています。全棟で388項目に及ぶ緻密な構造計算を実施しており、建築基準法の耐震基準の1.5倍の地震力に耐える耐震等級3を標準としています。

この高い構造強度により、従来の木造では難しかった最大約10mの間口や最大3.8mの天井高といった大空間リビングの設計が可能になります。柱の本数を抑えられるため、開放的で自由度の高い空間設計ができる点は、宅建士としても高く評価できるポイントです。

2.多彩な商品ラインナップと自由設計

日興ホームでは、ライフスタイルや予算に応じて選べる多彩な商品ラインナップを用意しています。2024年に開始された完全自由設計ブランド「NICOLAX(ニコラクス)」では、建築家との打ち合わせにより世界に一つだけの理想の住まいづくりが可能です。坪単価は60万円~90万円程度で、大空間や高い天井など自由な設計を実現できます。

予算を抑えたい方には、規格住宅シリーズ「KigiTO,(木々と、)」がおすすめです。セミオーダーシステムを採用しており、基本プランに個人の好みをカスタマイズできるため、坪単価45万円~65万円程度で満足度の高い家づくりができます。また、スキップフロア構造が特徴の「BinO(ビーノ)」や平屋専門の「FREEQ HOMES」、南欧風デザインの「casa carina」など、遊び心のあるコンセプト住宅も充実しています。

3.土地探しからのワンストップサービス

日興ホームは創業以来500区画以上の土地開発実績があり、不動産部門を併設しているため、広島エリアの豊富な土地情報を活用した土地探しからのサポートが可能です。実際に施主の約9割が土地探しから依頼しているというデータもあり、地域密着型ならではの強みといえます。

土地探しから設計、施工、アフターメンテナンスまで一貫してサポートしてもらえるため、初めての家づくりでも安心して進められます。地域の気候や風土を熟知しているため、その土地に合った機能性を持つ安全で快適な住まいの提案が受けられる点も大きなメリットです。

4.充実したアフターサポート

日興ホームでは、引き渡し後も安心して暮らせるよう、最長50年の長期保証システムを提供しています。構造躯体や雨水侵入防止部分について長期にわたる保証があるため、将来的なメンテナンスも安心です。

また、24時間365日対応の相談窓口を利用でき、緊急時のトラブルにも迅速に対応する体制が整っています。引き渡しから10年間は、緊急トラブルやメンテナンス対応、日常の困りごと解決サービスなど、手厚いサポートが受けられます。地域密着型の工務店だからこそ、建てた後も長く付き合える関係性を築けるのは大きな安心材料です。

デメリット

日興ホームは性能や安心感が高い反面、コストや特定の仕様に関しては注意すべき点も存在します。家づくりで後悔しないためには、これらのデメリットもしっかりと理解した上で検討することが重要です。

1.価格帯の高さによる予算制約

日興ホームは直接施工で中間マージンをカットしているものの、ローコストメーカーではなく、性能と価格のバランスを重視した中~高価格帯に位置します。坪単価は約40万円~95万円で、平均的には55万円~70万円程度が相場です。

30坪~40坪の一般的な住宅の場合、建物価格のみで約2,000万円~3,500万円程度の予算が必要になることが多く、一般的な地域工務店(坪単価40万円~55万円程度)と比較すると10万円~15万円ほど高めの設定です。テクノストラクチャー工法の採用やパナソニック製の高機能設備が標準装備されていることが価格を押し上げる要因となっているため、低価格を最優先する方には不向きな場合があります。

2.標準仕様の断熱性能における懸念

日興ホームの標準仕様は断熱等性能等級4(省エネ基準相当)をクリアしており、一定の断熱性能は確保されています。しかし、宅建士の視点から見ると、競合他社と比較して圧倒的な優位性があるわけではありません。

実際の口コミでは「住んでみてから少し寒さを感じた」という声も一部で見られます。広島の気候は比較的温暖ですが、冬場の寒さ対策をより重視したい場合や、最高水準の断熱・気密性能を求める場合は、オプションでのグレードアップを検討する必要があります。ただし、その分追加費用がかかるため、予算計画に含めておくことが重要です。

3.サービス品質のばらつき

日興ホームは地域密着型の工務店として、スタッフの対応が親切でアットホームな雰囲気という高評価が多く見られます。しかし一方で、担当者によって「対応が遅い」「連絡が来ない」「約束した点検や補修に来なかった」といった品質のばらつきを指摘する声も一部で見られます。

施工現場の管理についても、「現場の整理整頓がなっていない」「近隣への配慮が足りない」という意見もあるため、担当者との相性や信頼関係をしっかり見極めることが大切です。

こうした問題はどのハウスメーカーでも起こり得るので、モデルハウスの見学や打ち合わせの際に、担当者の対応を注意深く観察し、不安な点があれば早めに相談することをおすすめします。

日興ホームの商品ラインナップ

日興ホームは広島県東広島市・広島市を中心に1971年の創業以来、約50年以上の実績を持つ地域密着型のハウスビルダーです。パナソニックの耐震住宅工法「テクノストラクチャー」を核とした高い耐震性と、自由度の高い空間設計が最大の特徴となっています。

ライフスタイルや予算に応じて選べる多彩な商品を展開しており、完全自由設計から規格型住宅まで幅広いニーズに対応しています。

注文住宅「NICOLAX(ニコラクス)」

2024年から展開されている完全自由設計の注文住宅ブランドです。「笑顔の響き(ニコ)」と「リラックス」を組み合わせた造語で、人生に喜びと寛ぎをもたらす理想の暮らしをオーダーメイドで実現します。

坪単価の目安は約60万円~90万円程度となっており、日興ホームの商品の中では高価格帯に位置します。木と鉄の複合梁「テクノビーム」を採用し、全棟で388項目に及ぶ緻密な構造計算を実施することで、最高等級の耐震等級3を標準としています。この強固な構造により、一般的な木造住宅では困難な最大約10mの間口や、最大約3.8mの天井高といった柱のない大空間リビングが実現可能です。

住まいの専門家たちとつくる自由設計により、美しく心地よい、そして丈夫な家づくりができます。プロのインテリアコーディネートサービス「KAGLOG」の正規ディーラーでもあり、全国で活躍するインテリアデザイナーが理想空間を設えてくれる点も魅力です。

コンセプト住宅「KigiTO,(木々と、)」

「家づくりを難しいものにしない」ために開発された、コンセプトに基づいた規格住宅ブランドです。坪単価の目安は約45万円~65万円程度で、注文住宅よりも手頃な価格設定となっています。

Simple Story House(シンプルストーリーハウス)

規格住宅の手軽さと注文住宅のこだわりを融合させたセミオーダーシステムです。基本プランに自分の好みやライフスタイルに合わせたカスタマイズを加えることで、個性や価値観を表現できる特別な空間を作り上げます。

外観は3つのスタイルから選択でき、間取りやデザインを自由に組み合わせていきます。家族構成や趣味に応じた間取りや収納スペース、キッチンやバスルームのデザイン、壁紙や床材の種類など、さまざまなパターンで反映させることが可能です。設計をゼロからスタートする注文住宅よりも決める項目が少ないため、打ち合わせがスムーズに進みやすいというメリットもあります。

BinO(ビーノ)

「自遊に、くらす。」をテーマにした、スキップフロア構造による立体的な空間設計が特徴の規格住宅です。フロアが1階・2階で区切られた普通の家と違い、各フロアが斜めにずらされ、短い階段で緩やかにつながるスキップフロアにより、開放感のある空間を楽しめます。

アウトドアを楽しむ方や遊び心のあるライフスタイルを求める方に人気があり、無垢の床に黒いアイアン、構造材が剥き出しになった無骨なデザインも魅力です。リビングルームを1階、2階、最上階と好きな場所に設置できる自由度の高さも特徴となっています。

性能とアフターサポートの充実

日興ホームの住まいは、建てた後の安心も数値で裏付けられています。構造躯体や雨水の侵入防止部分について、点検と補修により最長50年までのサポートが可能な長期保証システムを提供しています。

定期点検は引き渡し後、3ヶ月、1年、2年、5年、10年目に無料で実施されます。また、24時間365日対応の相談窓口により、住まいのトラブルにいつでも対応できる体制が整っています。

土地探しからのトータルサポート

日興ホームは、広島エリアで土地探しから依頼する施主が約9割にのぼり、これまで500区画以上の土地開発実績を持つなど、地域の不動産情報にも強いという特徴があります。不動産部門を併設しているため、土地探しから設計、施工、アフターメンテナンスまでワンストップでサポートを受けられます。

地域密着型ならではの豊富な土地情報を活用し、利便性や陽当たりなどの条件はもちろん、施主の要望に応じた最適な土地探しに自信を持っています。初めての家づくりでも安心して進められる体制が整っています。

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日興ホームのQ&A

ここからは日興ホームに関するQ&Aを紹介していきます。

Q. 日興ホームのテクノストラクチャー工法とは何ですか?

A. テクノストラクチャー工法とは、パナソニックが開発した木と鉄の複合梁「テクノビーム」を採用する工法です。木造住宅でありながら鉄骨造並みの強度を実現し、全棟で388項目に及ぶ構造計算を実施することで耐震等級3を標準としています。この工法により、最大約10mの間口や最大約3.8mの天井高といった大空間リビングが可能になり、柱のない開放的な空間設計ができます。

Q. 日興ホームのモデルハウスや展示場はどこにありますか?

A. 日興ホームのモデルハウスは、東広島市の「寺家駅前展示場」、広島市東区の「アスタ住宅展示場」、広島市西区の「井口明神モデルハウス」、廿日市市の「大野モデルハウス」、広島市安佐南区の「緑井モデルハウス」などがあります。各展示場では実際の住まいを体感できるため、家づくりを検討されている方はぜひ見学してみることをおすすめします。

Q. 日興ホームの施工エリアはどこまでですか?

A. 日興ホームは広島市・東広島市を中心とした地域密着型のハウスビルダーです。地域密着でアフターケアも大切に考えているため、広島・東広島の各拠点から車で約1時間圏内を施工の目安としています。該当外のエリアについては、各拠点にお問い合わせください。なお、施工エリアは広島県全域および岩国市まで対応しています。

Q. 日興ホームで平屋は建てられますか?価格はどのくらいですか?

A. はい、日興ホームでは平屋の建築も可能です。規格住宅の「BinO」シリーズには平屋プランもあり、「FREEQ HOMES」では平屋専門のプランを展開しています。また、完全自由設計の「NICOLAX」でも平屋を建てることができます。坪単価は平屋の方が2階建てよりもやや高くなる傾向があり、約95万円程度が目安です。延床面積24.5坪程度の平屋であれば、建物価格で2,000万円台から建築可能です。

Q. 日興ホームは土地探しも得意ですか?

A. はい。東広島(寺家・西条・八本松など)を中心に土地情報が豊富で、分譲地・条件付き土地の提案力は強みのひとつです。土地+建物をセットで考えたい方には相性が良い会社です。

まとめ

今回はFP兼宅建士の立場から日興ホームの評価を行いました。

パナソニックのテクノストラクチャー工法による高い耐震性能と、大空間を実現できる設計の自由度は、専門家として高く評価できるポイントです。坪単価は40万円~95万円と中~高価格帯ですが、耐震等級3を標準とし、最長50年の長期保証システムを備えている点を考慮すれば、適正な価格設定といえるでしょう。地域密着型ならではの土地探しからのワンストップサービスも大きな強みです。一方で、標準仕様の断熱性能やスタッフ対応のばらつきには注意が必要です。

広島エリアで、性能と価格のバランスを重視し、地震に強く開放的な住まいをお求めの方にとって、日興ホームは有力な選択肢となるでしょう。まずはモデルハウスを見学し、担当者との相性を確認することをおすすめします。

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